Q
若者だけど残業したくないです。
20代半ばの社会人です。先日、職場の上司から「若いのに残業しないんだね」と言われました。
早く帰って休みたいというのもありますが、それだけではなく、効率を上げて時間内にきっちり仕事を終わらせたいという気持ちで、日々業務に取り組んでいました。
成長が期待されている若者であっても、残業したくないと思うのは普通だと思っています。
しかし、その考えが理解されず、残業してでも働く姿勢を見せるべきだと言われているような気がして、モヤモヤしています。
なるべく残業しないために、効率よく仕事を進めたいという私の考え方が間違っているのか教えていただきたいです。もしくは、効率を重視する働き方を評価してくれる会社に転職したほうが良いのでしょうか?
今の会社でどうやって自分の考えを伝えれば良いか、また転職するにしてもどんな会社を選べば良いのか、アドバイスをいただきたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「残業したくない」はOK! 将来のキャリア資産も意識しよう
残業を避けつつ効率よく働きたいという考えは、決して間違いではありません。人は集中力や生産性に限界があるため、長時間労働が必ずしも成果につながるわけではないことがわかっています。
ただし、効率重視だけに偏ると、キャリア資本やキャリア資産の蓄積がおろそかになり、将来的な選択肢が狭まるリスクもあるでしょう。
キャリア資本とは、スキルや知識、経験、人脈、評価など、将来のキャリアで使える“資産”のことを指します。
時間内に仕事を終わらせつつ、どの経験が自分の市場価値や成長につながるかを意識することが大切です。
自分の価値観に合う会社で、長期的な成長を目指そう!
具体的には、プロジェクトで成果を出すだけでなく、その過程で新しい知識やスキルを学び、社内外の人脈を広げることもキャリア資産になります。
また、業務の効率化や成果を可視化して上司に伝えることで、短時間でも評価される可能性が高いです。
それでも現職で理解されにくい場合は、フレックスタイム制や裁量労働制を導入している企業、効率重視の成果主義を採用している企業への転職も選択肢の一つです。
自分の価値観と会社の文化が合う環境で働くことが、長期的な成長と選択肢の拡大につながると覚えておきましょう。
古い価値観は気にしない! 時間内に仕事を終えよう
「若いのに残業しないのはおかし」という考えは古い価値観なので、気にする必要はありません。
やるべき仕事を勤務時間内に終えていれば、何も問題はないのです。
命令なら拒否は困難……効率化を意識しよう!
ただし、残業は就業規則などにもとづいて企業が命じるものであり、正当な理由なく拒否することは難しいといえます。
少しでも残業をしたくないのであれば、時間内に仕事を終えるための工夫を凝らすことが重要です。
タスクの優先順位を明確にし、無駄な作業を減らすことで生産性を高めましょう。限られた時間のなかで成果を出せる人こそ、真の「できる人」といえます。
こちらの記事では、残業が少ない仕事を紹介しています。ワークライフバランスを重視したい人は参考にしてみてください。
次のQ&Aでは、正社員で7時間勤務の仕事についてキャリアのプロが回答しています。興味がある人は、ぜひチェックしてみてください。
なぜ残業は発生するのか? という問いへの回答は、次のQ&Aで確認しておきましょう。
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