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就活で口コミサイトを見ると不安になります…
就職活動中の大学3年生です。
志望企業について調べるときに口コミサイトをよく見るのですが、読むたびに不安になってしまいます。
「残業が多い」「人間関係が悪い」「入社後のギャップが大きい」といったネガティブな情報ばかり目について、せっかく志望度が高まっても気持ちが一気に冷めてしまいます。
口コミサイトの内容はどこまで本当なのでしょうか? それとも、悪いことを書く人だけが目立っているのでしょうか?
口コミに振り回されずに企業を見極めるには、どんな方法が有効でしょうか。また、不安な気持ちとどう向き合って企業選びをすれば良いかも知りたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
口コミは鵜呑みにしない! 直近の投稿を複数見て取捨選択しよう
企業の口コミサイトを閲覧するときは、その情報が偏っている可能性を常に意識しておくことが大切です。
口コミは、特定の部署や時期の状況を反映したものであったり、投稿者の主観が強く入っていたりする場合が多いためです。
口コミを参考にする際のコツは、まず投稿日を確認し、直近2年ほどの情報を重視することです。また、自身が応募する職種や拠点と合致する口コミを抽出し、複数の投稿で指摘されている共通点がないかを探しましょう。良い点と悪い点の両方を記録し、バランスよく情報を集める視点が重要です。
複数の情報源を活用! 優先したい条件に合わせて判断しよう
口コミサイトの情報だけで判断せず、OB・OG訪問や面接での逆質問、現場見学の機会などを活用して、情報の裏付けを取りましょう。企業の決算情報や有価証券報告書といった、一次情報にあたることも有効です。
最後は、自身が仕事に求める譲れない条件(残業時間、評価制度、給与、裁量権など)を明確にし、集めた客観的な事実と照合して、自身の意思で判断します。
不安は情報の不足から生まれるので、多角的に情報を集めていきましょう。
就活の口コミはネガティブな意見が多い! あくまで参考程度に見よう
口コミサイトは、不満を持つ人ほど投稿しやすい傾向があります。
「この怒りをどこかにぶつけたい」という思いで書く人も多いため、投稿される意見にはある程度の偏りがあると考えたほうが良いでしょう。
書かれていることが全て事実というわけでも、全てが嘘というわけでもありません。
たとえば「残業が多い」という書き込みがあっても、それは特定の部署や繁忙期に限った話かもしれませんし、上司が違えば環境もまったく違うということはよくあります。
そのため、あくまで参考材料の一つとしてとらえましょう。
情報の正確性を見極める! あらゆる情報源を使って確かめよう
口コミサイトをる見るときは、複数の人が同じ内容を投稿しているか、いつ頃書かれた情報なのかを確認することが大切です。
特に5年も前の情報だと、働き方が大きく変わっている可能性もあります。また、ネガティブな意見だけでなく「大変だけど成長できる」といったポジティブな意見にも目を向けましょう。
最も重要なのは、口コミだけに頼らず、OB・OG訪問や企業説明会、インターンシップ(インターン)などを通じて、自分の目で確かめることです。
不安になる気持ちはわかりますが、いろいろな情報を集め、自分なりの判断基準を持って企業を見ることが重要です。
こちらの記事では、企業研究ノートの作り方について詳しく解説しています。企業研究ノートに不可欠な項目とまとめ方の手順を説明しているので、これから企業研究を開始する人は参考にしてみてください。
次のQ&Aは、「会社の口コミサイトは信用できますか? 」の疑問にキャリアコンサルタントが回答しています。口コミが気になる人は、ぜひ参考にしてみてください。
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