Q
大学4年生
女性
履歴書の資格欄にMOSの資格を書くのは恥ずかしいですか?
私は就職活動中の学生で、現在履歴書を作成しています。
WordとExcelのスキルを証明するために、大学3年生の春にMOSの資格を取得したのですが、先日友人が「すごい資格を持っている就活生はいっぱいいるだろうから履歴書にMOSの資格を書くのは恥ずかしいよね」と言っていました。
たしかに、最近の人ならパソコン操作にも馴染みがあるし、MOSはそれほどすごい資格ではないので、その言葉を聞いて妙に納得してしまい、同時に不安にもなってきました。
MOSは就活ではあまり評価されない資格なのでしょうか? せっかく取得しましたが、書かないほうが良いのか悩んでいます。
MOSは履歴書に書くべきではないのか、もし書くとしたら履歴書でどうアピールすれば良いのか、何かアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
まったく恥ずかしくない! PCの基礎力を示すことができる
MOSの資格を履歴書に書くことは、まったく恥ずかしいことではありません。MOSは、WordやExcelといったビジネスソフトの実務的な基礎力を、公的に証明する資格だからです。
履歴書に記載する際は、「マイクロソフト オフィス スペシャリスト Excel 2019 Expert」というように、正式名称と科目、バージョンまで正確に明記しましょう。これにより、どのレベルのスキルを持っているのかが、採用担当者に正確に伝わります。
「行動」と「成果」に落とし込んで効果的にアピールしよう!
資格の評価をさらに高めるには、自己PR欄などで、そのスキルをどのように活かせるのかを具体的に記述することが大切です。
たとえば、「Excelの関数やピボットテーブルを活用し、集計作業の時間を〇%短縮した経験があります」というように、「行動と成果」に落とし込んで説明すると、より効果的なアピールになります。
さらに、ITパスポートなどの上位資格や、データ分析の学習などを並行しておこなえば、単なる「PC操作ができる」というレベルにとどまらない、専門性の高い人材であることを示すことができるでしょう。
MOSは基本の事務処理スキルを示せる素晴らしい資格である
履歴書の資格欄にMOSの資格を書くことが恥ずかしい、と感じる必要はまったくありませんよ。MOSは、WordやExcelといった、ほとんどの企業で日常的に使われる基本的な事務処理スキルを客観的に証明できる、立派な資格です。
特に事務職や営業事務など、パソコンスキルが必須とされる職種を志望される場合には、基礎的なスキルを持っていることの証明となり、企業側に安心感を与えることができます。
確かに、取得難易度が特別高いわけではないため、「すごい資格を持っている」という専門性の高さをアピールするものではありません。
しかし、「誰でも取れる」「珍しくない」といったイメージだけで記載をためらうのはもったいないです。もしほかに記載できる資格が少ないのであれば、資格欄を空欄にするよりも、MOSを記載するほうがあなたのスキルを示すうえで有効でしょう。
MOSを役立てた経験を具体的に語って説得力を持たせよう
さらに効果的なアピールにするためには、単に「MOSを取得しました」と書くだけでなく、そのスキルを実際にどのように活用してきたかを伝えましょう。
たとえば、ゼミの発表資料作成やサークル活動でのデータ集計などで、どのように役立てたかという具体的なエピソードを添えて語れると、より説得力が増します。
もちろん、技術職や研究職といった、より高度な専門資格が重視される職種を志望し、かつほかに強力なアピールポイントがあるのであれば、必ずしもMOSを記載する必要はないかもしれません。自身の状況や志望する職種に合わせて、記載するかどうかを判断すると良いでしょう。
次の記事では、履歴書の免許・資格欄の書き方を解説しています。採用担当者が見ているポイントや基本の書き方、ルール、注意点などを詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。
こちらの記事では、エントリーシー(ES))の資格欄に書くべきものや記載時のマナーを解説しています。MOSについても説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
以下のQ&Aでは、就活でMOSは有利になるか? の質問にキャリアコンサルタントが回答しています。MOS取得を検討している人は、ぜひチェックしておきましょう。
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