この記事のまとめ
- 11個のコツを押さえるだけで自分らしく生きられる
- 自分らしく働くことができれば人生の充実度が上がる
- 自分らしく生きるために今すぐ8つのことをやめよう
- 自己分析ツール
たった3分で面接で使える"あなたの強み"がわかる!
この記事を読んでいる人におすすめ
「自分のやりたいことができていない……」「ついつい他人に流されてしまう……」などと、自分らしく生きられなくて悩んでいる人は多いでしょう。
自分らしく生きることができないと、常にモヤモヤとした感情が沸いてしまうので、生きづらいと感じてしまいます。しかし、本記事で紹介している簡単なコツを実践して、あることを辞めるだけで自分らしく生きることが可能になります。
この記事では、キャリアアドバイザーの遠藤さん、上原さん、鈴木さんのアドバイスを交えつつ、自分らしく生きるコツについて解説します。生きづらさを感じている人は、ぜひ本記事を読み進めてくださいね。
「生きづらい」と感じる人必見! コツを押さえれば自分らしく生きることができる
自分らしく生きられていない人は、周囲の期待に応えようと自分を犠牲にしてしまったり、他人の評価を気にしすぎてしまったりと、日頃から生きづらさを抱えているのではないでしょうか。しかし、その生きづらさは、ちょっとしたコツを押さえるだけで解消することができますよ。
この記事では、まずはじめに自分らしく生きるメリットを解説します。自分らしく生きるメリットを知れば、「今の自分を変えたい」と行動を起こすきっかけになります。
次に、自分らしく生きるためのコツを解説します。現在自分らしく生きられていない人は、こちらで解説するコツを押さえていきましょう。
最後に、自分らしく生きるためにやめるべきことを解説します。自分らしく生きるコツだけでなく、こちらも併せて参考にしてみてくださいね。
あなたの弱みや性格から受けない方がいい職業がわかります!
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が低い職業を診断できます。
弱みや性格を理解し、自分がどんな仕事に適性があるのかまずは診断してみてください
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
そもそも自分らしく生きるとは?
自分らしく生きるとは、周りの目を気にせずにやりたいことや楽しいと思えることを選択して、自分の気持ちに正直に生きることです。
自分らしく生きることを言い換えると、自分軸で生きるということになります。
自分軸で生きるとは?
「〇〇をしていると心から楽しい」「〇〇が好きだから△△を選んだ」「〇〇になりたいから△△の勉強をしている」などと自分の意思で人生を歩むことを指す。
自分らしく生きるためには、自分軸で生きることに加えて、他人軸で生きることを辞める必要があります。
他人軸で生きるとは?
世間や周りが言う「〇〇すべき」「〇〇をした方が良い」というような他人の定めた方針に従って生きることを指す。
「自分らしく生きる」とは、誰かが決めた道ではなく、自分で決めた道を生きるということだと思います。
人生のいろいろな選択肢の中で、「これが良い」と自分で決めて進んでいくことで、人任せではない納得のいく人生になるのではないでしょうか。
自分らしく生きることの3つのメリット
自分らしく生きることの3つのメリット
- やりたいことや目標が明確になる
- 周りに振り回されないので悩みやストレスが減る
- 自己肯定感が高まって自分に自信が持てるようになる
この記事を読んでいる人の中には、「自分らしく生きられていない……」「自分らしく生きられている人がうらやましい……」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
これから、自分らしく生きることの3つのメリットを解説します。自分らしく生きることで得られるメリットを知ることで、「今の自分を変えたい」と行動を起こすきっかけになりますよ。
①やりたいことや目標が明確になる
自分らしく生きている人は、自分の気持ちに正直です。また、「周りにどう思われるか不安」という気持ちが少なく、やりたいことや目標が自分の中に明確にあります。
やりたいことや目標がわからない人は、他人の目を気にしすぎてしまったり、自分の正直な気持ちに蓋をしている可能性が高いです。
周りの目を気にせずに自分の気持ちに正直になれれば、心からやりたいことや目標が段々と見えてきます。
やりたいことや目標を明確にしておくことで、周囲の意見を「ただの一つの意見」として捉えることができるようになります。
また、やりたいことや目標を明確にすることによって、他人と自分の考え方の間に境界線を引くことができ、自分自身とより向き合えるようになれます。
②周りに振り回されないので悩みやストレスが減る
自分らしく生きられていない人の中には、周りの目が気になってしまう人も多いのではないでしょうか。
自分らしく生きることができれば、他人の評価を気にしないので、悩みやストレスが少なくなります。
余計な悩みやストレスが減ることで、さらに心に余裕が生まれるので、ますます自分らしく生きることができるようになります。
③自己肯定感が高まって自分に自信が持てるようになる
自分らしく生きることができれば、自己肯定感が高まって、ありのままの自分に自信が持てるようになります。
また、自己肯定感が高まれば、「自分ならできる」「きっと上手くいく」というような自己効力感も高まるので、新しいことにどんどん挑戦できるようになります。
自己肯定感と自己効力感の違い
- 自己肯定感:能力に関係なく無条件に「自分には価値がある」と認めること。
- 自己効力感:物事に対して「自分ならできる」と自分の可能性を信じること。
- そもそも自己肯定感を高めるためにはどうすれば良いでしょうか?
自分の良いところをたくさん探してみよう
自己肯定感とは、ありのままの自分を認め、今の自分が良いと思える気持ちです。この気持ちを高めるためには、まずは自分の良いところを探しましょう。
誰かと比べて「できる/できない」とか「優れている/劣っている」という比較の見方ではなく、「自分はこういうところがあって、それは良いところだから、このままでありだな」と思える点をたくさん挙げてみてください。
一人で見つけるのが難しかったら、周りの人に「私の良いところを教えて」と頼んでみるのも良いですね。
自分らしく生きている人の3つの特徴
自分らしく生きている人の3つの特徴
- 自己肯定感が高い
- 自分の意見を持っていて主張できる
- 仕事もプライベートも楽しんでいる
それでは、自分らしく生きている人はどのような特徴があるのでしょうか。これから、自分らしく生きている人の3つの特徴を解説します。
現時点で「自分らしく生きられていない……」という自覚がある人は、自分らしく生きている人を参考にしてみることでヒントが見つかりますよ。
①自己肯定感が高い
自分らしく生きている人は、ありのままの自分を受け止めているため、自己肯定感が高い傾向にあります。
また、自己肯定感が高いと、批判されても必要以上に傷つくことも少なく、ポジティブな思考で物事を考えることができます。
自己肯定感が高い人は、仮に失敗をしたとしても、原因をしっかりと分析して前向きに改善していくことができるのです。
「自己肯定感」とは、自分自身を肯定する感覚のことです。
自分自身の考え方やあり方にしっかりとした思いがあるので、他人と比較することなく自分自身を信じ、他者の目や評価に振り回されることがありません。
②自分の意見を持っていて主張できる
自分らしく生きている人は、自分の意見を持っているだけでなく、「周りにどう思われるかな……」と気にしすぎないので、自分の意見を臆することなく主張できます。
自分の意見を主張できれば、周りから自分のことを認めてもらえたり、自分の理想が実現しやすくなったりします。
③仕事もプライベートも楽しんでいる
自分らしく生きている人は、「周りからどう思われるか」と悩むことに時間を使わずに、仕事やプライベートを楽しむために時間を使おうとします。
仕事もプライベートも楽しみたいというポジティブな気持ちを持っているため、オンとオフがハッキリとしていて、切り替えが上手いという特徴もあります。
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見る自分らしく生きている人は人とのかかわりを楽にとらえている
自分らしく生きている人の生き方は、人によって千差万別です。しかし、個々人を見ると、「人とのかかわりを楽にとらえて人生を過ごしている」人が多いように感じます。
自分らしく生きている人は、自分の中にしっかりとした考え方の芯があるので、他人と自分の区別がはっきりできているのです。
また、自分らしく生きている人は、「別の意見があって当たり前である」ということが前提にあるため、意見の違いを認めることができます。
そして、「他人との意見をどのように調整すれば、ものごとを上手く進めることができるか」「課題を解決することができるか」という視点でとらえることが容易にできるのです。
そのため、人間関係に悩むこと自体が少なく、一見飄々として生きているように見えるのです。
「自分と他人は違う」ということを認めれば悩みは少なくなる
現在は、多様性が当たり前の時代です。さらにグローバル化も進んできています。
そのため、自分らしく生きるためには、いかに自分と他人に違いがあることを認めたうえで、「自分の意見を相手の立場に立って伝えることができるか」ということが重要になります。
自分らしく生きられていない人の3つの特徴
自分らしく生きられていない人の3つの特徴
- 自己肯定感が低い
- 自分よりも他人を優先しすぎてしまう
- 辛いと感じることを無理して続けている
ここまで、自分らしく生きている人の特徴を解説しました。では、自分らしく生きられていない人はどのような特徴があるのでしょうか。
これから、自分らしく生きられていない人の3つの特徴を解説します。まずは、自分がこれらの特徴に当てはまっていないかチェックしてみてください。そうすることで、あなたが自分らしく生きられない原因を特定することができますよ。
自己分析をするなら自己分析ツールが一番おすすめ!
自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「それ、強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。
そんな時は「自己分析ツール」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。
無料で使えるので、自分の強みを確かめたい人は今すぐ診断しましょう。
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人
①自己肯定感が低い
自己肯定感が低い人は、自分らしく生きることが難しいと感じるのではないでしょうか。
特に、過去に大きな挫折を味わったことがある人や、自分の存在を否定されるような出来事があった人は、自己肯定感が低い傾向にあります。
「どうせ挑戦してもまた失敗するだろう……」「自分はダメな存在なんだ……」という気持ちが邪魔をしてしまい、自分らしく生きるための一歩を踏み出すことができないのです。
自己肯定感が低い人の中には、特に幼少期に親の影響下に置かれて、そのままの環境を変えずに過ごした人が多いです。
親の影響は成長の過程である程度薄まっていきますが、自分の意志で決定することができないまま現在に至っている人も多いのではないかと思います。
②自分よりも他人を優先しすぎてしまう
人に喜んでもらったり、感謝してもらうことが好きな人は、ついつい自分よりも他人のことを優先しがちになっていませんか。
また、このような人は「他人からどう見られているか」を気にしすぎてしまう傾向にあるため、自分らしく生きることが難しいケースが多くあります。
「周りから良い人に見られたい」という意識から、頼まれごとを断れなくなったり、引き受けすぎてしまうなど、自分よりも他人のことを優先しすぎてしまうのです。
自分よりも他人を優先すると、いつの間にかストレスが溜まってしまいます。
自分がやりたいことを後回しにして、あとでできなかったという実績が積み重なってしまうと、初めから自分の考えを大切にすることをあきらめてしまうことにもつながります。
③辛いと感じることを無理して続けている
仕事でも、勉強でも、プライベートでも、耐え難い感情を抱えながら、無理をしている人も多いのではないでしょうか。
たしかに、成長するためには多少は辛いことに耐えなければいけない場合もあります。
しかし、自分に合っていないことを無理して長期間続けていると、徐々に「どうせ自分は何をやっても上手くいかないダメな人間なんだ」と自信を失っていってしまいます。その結果、自分らしく生きることが難しくなってしまうのです。
自分らしく生きられない状態が続くとどうなるのか?
自分らしく生きられない状態が続くとどうなるのか?
- 何をしていても心から楽しいと思えなくなる
- 自分らしく生きている人に対して嫉妬心が芽生える
- 心を病んでしまう
ここまでで、自分らしく生きることができれば、人生が充実することがわかったと思います。では、自分らしく生きられない状態が長く続くとどうなってしまうのでしょうか。
これから、自分らしく生きられない状態が続くとどうなるかを解説します。現時点で自分らしく生きられていない人は、必ずチェックしてくださいね。
①何をしていても心から楽しいと思えなくなる
現状に不満を感じていたり、変化のない毎日を送っていたり、自分らしく生きられていない状態が続くと、段々と無気力になっていきます。
無気力な状態が続くと、あらゆる物事に対して興味関心や好奇心を抱けなくなってしまうので、何をしていても心から楽しいと感じられなくなってしまいます。
以下の記事で、無気力な状態から抜け出すための対処法を解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「何もしたくない……」無気力でも納得の道を見つける方法
②自分らしく生きている人に対して嫉妬心が芽生える
「本当は誰にも縛られず自由に生きたい」「周りの目を気にせずやりたいことに挑戦したい」といった理想がある人は、現時点で自分らしく生きられていない状態にあると考えられます。
理想の自分と現実の自分との間にギャップがあるので、自分らしく生きている人に対して、「うらやましいな」と嫉妬心が芽生えてしまうのです。
常に他人と自分を比較してしまって、落ち込んだり憂鬱な気分になってしまいます。
- SNSが発達して自分と他人を比較しやすい世の中になったと思います。自分と他人を比較して落ち込んだり、嫉妬しないためにはどうすれば良いでしょうか……?
しばらくSNSと距離を置いてみよう
一番効き目があるのがSNS断ちです。SNSを見ていてもやもやする気持ちが高まってしまうのなら、初めから見ないようにしましょう。
それでもSNSを見てしまうとしたら、「キラキラしているように見える人も実際はそうでないこともあるはずだ」と考えましょう。
それなのに羨ましく思える部分を見せ続けられるとしたら、「サービス精神が旺盛な人だな」「見せ方が上手だな」と感心してみると、もやもやした気持ちがふっと軽くなりますよ。
③心を病んでしまう
自分らしく生きられない時期は誰にだってあります。他人の求める姿になろうと努力したり、自分に向いていない環境に居続けたら、自分らしく生きられないと感じてしまうでしょう。
しかし、自分らしく生きられない時期が長引いてしまうと、本来の自分らしさを見失ってしまい、心を病んでしまう可能性があります。
現在自分らしく生きられていないと感じる人は、長引くと心が危険な状態になってしまうことを自覚しましょう。
「自分らしく生きる」とは、どういうことだかわかりにくいですよね。そもそも、自分自身なんてよくわからないものです。「自分らしさ」自体が他人に影響を受けた自分の抱く理想形かもしれません。
まず「そこそこな毎日」が続いていること自体が、結構良いことだと思ってみましょう。「そこそこな毎日」は、なかなか実現できないものです。そういう気持ちで居続けると、自分らしく生きられると思います。
あなたが受けない方がいい職業を確認して下さい
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
自分らしく生きることが難しい3つの理由
自分らしく生きることが難しい3つの理由
- やりたいことや目標が明確にないため
- 〇〇すべきという思い込みに縛られているため
- 他人の目や評価を気にしすぎているため
ここまでで、自分らしく生きることができれば、人生においてさまざまなメリットがあることがわかりました。
しかし、多くの人が自分らしく生きることができないでいます。それではなぜ、自分らしく生きることが難しいのでしょうか。
これから、自分らしく生きることが難しい3つの理由を解説します。現時点で自分らしく生きられていない人は、当てはまる部分がないか確認してみてください。
①やりたいことや目標が明確にないため
「やりたいことが特にない」「熱中できるものもない」という人は、日々を無気力に過ごしてしまって、自分らしく生きているという実感が湧きにくくなっていませんか。
また、やりたいことや目標が明確にないと、これからの人生の目標や進むべき方向性が定まらないので、どのように行動すれば良いかわからなくなってしまうのです。
- 将来やりたいことや目標がありません……。どのようにして見つけたら良いのでしょうか?
「自分が抱えている課題をどうすれば解決できるか」を目標に設定してみよう
将来やりたいことや目標がないということは、往々にしてあり得ることです。私も学生のときは部活に所属しており部活動での目標はありましたが、将来についての目標は立てられていませんでした。
将来やりたいことや目標がない人は、身近にある変えたいことや、変えなければ自分の成長につながらないことを課題としてとらえ、「どのようにすれば解決できるか」「将来ではどうありたいか」を目標として設定してみるのはどうでしょうか。
②〇〇すべきという思い込みに縛られているため
幼いころから「〇〇すべき」「〇〇した方が良い」といった思い込みが刷り込まれている人は、自らの行動に制約をかけてしまうので、自分らしく生きることが難しくなってしまいます。
たとえば、以下のような思い込みに縛られていませんか。思い込みをすぐに解いて生きることは難しいと思いますが、まずはすでにある思い込みを疑ってみましょう。
〇〇すべきという思い込みの例
- 辛いことでも3年は耐えるべき
- 非正規は不安定だから正社員として働くべき
- 安定した会社で働いた方が幸せになれる
③他人の目や評価を気にしすぎているため
他人の目や評価を気にしすぎてしまうと、自分らしく生きることが難しくなってしまいます。
たとえば、「新卒で入った会社でリーダーになれたけど、30になる前にワーキングホリデーに行きたい」という本音があるとします。
しかし、「これまでせっかく積み上げてきたものを手放すのは惜しい」「世間体もあるから辞めたら周りからどう思われるか怖い」などといった他人の目や評価を気にしてしまい、行動できなくなってしまうのです。
周りを気にしすぎる人に伝えたいのは、「周りはそんなにあなたを見ていない」ということです。
たとえば、何かに挑戦して上手くいかなかった時、周りは「頑張ったね」「残念だったね」と言うだけです。結果を受け止めるのは自分なので、自分の気持ちを大切に行動してみる方が後悔せずにすみますよ。
人生が充実する! 自分らしく生きるための11個のコツ
自分らしく生きるための11個のコツ
- 自分のことを理解する
- 自分のことを大切にする
- ありのままの自分を受け入れる
- 評価や価値観の基準を他人ではなく自分にする
- 理想の自分を思い描いてみる
- できないことや苦手なことは他人に頼る
- 今までやりたかったことに挑戦してみる
- 未経験のことでもとりあえずやってみる
- ワクワクや楽しいという気持ちに従ってみる
- 自分らしく生きている人を参考にしてみる
- 自分らしく働ける仕事に就く
自分らしく生きることができれば、人生の充実度を上げることができます。では、自分らしく生きるためにはどうすれば良いのでしょうか。
これから、自分らしく生きるための11個のコツを解説します。どれもすぐに実践できるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①自分のことを理解する
自分らしく生きられていない人は、案外自分のことを理解していないケースが多くあります。まずは自分がどんなことが好きで嫌いで、得意で楽しいと感じるのか自己分析してみましょう。
自己分析を通して好きなことや得意なことがわかれば、「自分が楽しいと思えること」や「自分が活躍できること」がわかるので、自分らしく生きるために何をすれば良いかが見えてきます。
好きなことを仕事にして、仕事もプライベートも充実させたい人は以下の記事を参考にしましょう。注意点やコツを解説しています。
好きなことを仕事にするのはあり? 効果的な選び方をプロが解説
自己分析の基本的なやり方は、以下の記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてくださいね。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説
また、他者に自分のことを分析してもらう他己分析もおすすめです。他己分析のやり方は、以下の記事で解説しているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
他己分析の質問例20選|やり方から選考への活かし方まで徹底解説
「自己分析をじっくりする時間がない……」という人は、手軽にできる自己分析ツールを使ってみることをおすすめします。
おすすめの自己分析ツール
②自分のことを大切にする
やりたくないことやできないことを無理して引き受けてしまったり、他人の苦労まで背負い込みすぎていませんか。
他人のために無理をしすぎると、自分のことをないがしろにしてしまいます。他人のことを優先しすぎてしまう人は、まずは自分の気持ちや意思を大切にしてあげてください。
自分らしく生きるうえで大切なことは、他人と比較しないことです。しかし、難しくてなかなかできることではありません。
他人と自分はすべてが違うので、比較しようがないと思えるかどうかです。他人と比較するのではなく、自分自身を大切に思う気持ちが重要です。
③ありのままの自分を受け入れる
自分のことが嫌いだと、自分らしく生きることができません。できない自分やコンプレックスなど、ありのままの自分を受け入れることができれば、自分らしく生きることができるようになります。
ありのままの自分を受け入れるためには、セルフコンパッションがおすすめです。
セルフコンパッションとは?
自分に対して友達にかけるような優しい言葉をかけて、ありのままの自分を受け止めること。
セルフコンパッションを実践するなら、ジャーナリングが有効です。ジャーナリングとは、頭の中に浮かんだことをあるがまま書き続ける方法です。不安や悩み、ストレスを書き出すことで、ありのままの自分を受け入れることにつながります。
④評価や価値観の基準を他人ではなく自分にする
評価や価値観の基準を他人にゆだねていると、自分らしく生きることが難しくなります。
また、他人からの評価で自分の価値を決めてしまうと、自分自身のアイデンティティや自己肯定感が損なわれてしまう恐れがあります。
他人からの評価や他人の価値観はあくまでも参考程度に留めて、最終的に自分自身の評価や価値観に従いましょう。
- 他人からの評価を気にしすぎないようにしたいです……。何か良い方法はありますか?
自分のできないことを明確にしよう
他人からの評価を気にしすぎないようにしたいのであれば、現状自分ができることとできないことを明確にし、そのことを認める必要があります。
最初から何でもできる人はいません。自分ができないことのうち、「全部ができないのか」それとも「一部ができずにできないという結果につながっているのか」を明確にすることで、課題がわかり、他人からの評価を気にすることが減っていきます。
⑤理想の自分を思い描いてみる
理想の自分を思い描いてみることで、自分らしく生きるためのヒントが見つかるかもしれません。
理想の自分がすぐに思い浮かばない人は、まず憧れている人を何人か思い浮かべてみて、それぞれの人に共通する部分を探してみましょう。また、家族や友人など親しい人に理想の自分について質問してみるのも一つの手です。
理想の自分は、「3年後、5年後どうなっていたいか」などと、数年単位で区切って思い描いてみると、自分らしい生き方の道筋が見えてくるでしょう。
3年後の理想の自分の例
- 年収400万以上
- 仕事でリーダーになる
- 一生できる趣味を見つける
- フルマラソンに出ている
5年後の理想の自分の例
- 年収600万以上
- 仕事で管理職になる
- 保護犬を迎え入れる
- 海外のフルマラソンに出る
⑥できないことや苦手なことは他人に頼る
苦手なことを無理に克服しようとしていませんか。自分らしく生きるためには、得意なことを活かした方が、結果的に自分らしさを発揮することにつながります。
そのため、自分ができないことや苦手なことに出くわしたら、素直に他人を頼るのも一つの手です。
仮に社会人になってもできないことがある場合、天才でもない限り当たり前のことだと考えてください。
社会ではできることよりも、できないことの方が多くあります。できないことに出くわしたら、誰かに相談して頼ることも実は非常に重要なポイントになります。
⑦今までやりたかったことに挑戦してみる
今までやりたかったことに挑戦してみることで、自分らしい生き方が見つかる可能性があります。
まずは、紙とペンを用意してやりたいことリストを書き出してみましょう。やりたいことは、直近でやりたいことでも、いつかやってみたいことでもどちらでも構いません。
やりたいことリストの例
- 1週間に1冊でも本を読む
- オンライン英会話を受ける
- 30歳までにワーキングホリデーに行く
- 仕事終わりにホットヨガに通う
- 新規プロジェクトへの参加を希望する
やりたいことを書き出すことができたら、まずはすぐに実現できそうなものから挑戦してみましょう。
⑧未経験のことでもとりあえずやってみる
新しいことに挑戦したくても、「どうせできない……」「やっても上手くいくことはない」などと失敗が怖くてなかなか踏み出せないこともありますよね。
しかし、やってみたら意外と自分に向いていたり、適性があったりする場合もあります。やってみないとそれに気付くことはできないので、未経験のことでもまずはとりあえずやってみることが大切です。
未経験のことをやってみるのには勇気がいります。「失敗したらどうしよう」「上手くできなかったらどうしたら良いだろう」などと不安が頭をよぎりますよね。
しかし、新しいことはすべて未経験から始まります。未経験のことで、「面白そうだ」とか「やってみよう」などと少しでも思えたら、まずはやってみましょう。そうすることで、自分の新たな一面に気づくことができます。
⑨ワクワクや楽しいという気持ちに従ってみる
自分らしく生きることができていない人は、自分に制約をかけている人が多いのではないでしょうか。
自分が心からワクワクすることや楽しいと感じる気持ちに従ってみると、自分らしい生き方を見つけることができます。
毎日がワクワクすることや楽しいことで満たされれば、人生の充実度が上がりますよ。
私自身、会社員から専業主婦、フリーランスと、状況に合わせて「自分がワクワクできる」と思える選択をしてきました。
最近では、新しい仕事の依頼をもらったときに「経験はないけれど面白そうだ、やってみよう」と思い、試行錯誤して取り組んでみた結果、新しいジャンルを開拓できたことがあります。
⑩自分らしく生きている人を参考にしてみる
「自分らしく生きたい!」と思っても、そもそもどのような生き方が自分らしい生き方なのかわからない人も多いのではないでしょうか。
自分らしく生きるために、身近な人でも著名人でも、理想の人の生き方を参考にしてみるのも手です。
理想の人の生き方の例
- 旅をしながらPC一つで働いている
- 年収が高くて豊かな暮らしをしている
- 仕事を通して社会課題を解決している
- たくさんの動物に囲まれて暮らしている
⑪自分らしく働ける仕事に就く
仕事は人生の大部分を占めるため、自分らしく働くことができれば、人生の充実度が上がります。
自分らしく働ける仕事に就きたい人は、本記事後半の自分らしく働ける仕事や職場を見つける3つのコツで詳しく解説しているのでチェックしてみてくださいね。
以下の記事では、自分に合った仕事を探す具体的な方法を解説しています。やりたい仕事が明確でない人は、こちらを参考に考えてみましょう。
自分に合った仕事を簡単4ステップで発見! 後悔しない方法を解説
アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る「ありのままで良い」と思えることができれば自分らしく生きられる
自分に自信がないと感じている人は、「こうあるべき」という「べき思考」によって自分自身を苦しめているのではないでしょうか。自分より優れた人を見て落ち込み、自信を失ってしまうことはよくあります。
他人の評価や周囲の目が気になって不安に感じているときは、自分自身を他人の目という基準で見ているのではないでしょうか。「自分はダメだ」「自分には何も良いところがない」と自分で殻を閉じてしまっているのかもしれません。
「ありのままで良い」「このままで良い」と思えることが自分らしく生きる第一歩につながります。
「そこそこな毎日」の中に自分らしさがある
人と比べて劣等感を抱き、自信を失うことにメリットはありません。自分がどうしようとも、羨ましい誰かには決してなれません。いや、なる必要などないのです。
他人の目による判断をやめて、「自分がどうしたいのか」「何を大切にしたいのか」「本当にこれが自分の自然な気持ちなのか」をよく考えてみることが大切です。
自分らしさは、人に評価されるものではありません。自分らしさは無理に出そうとするものでもなければ、探すものでもありません。「そこそこな毎日」が続いていること自体が素晴らしいことなのです。「そこそこな毎日」「自然な毎日」の中に自分らしさがあるように思います。
まずは自己分析ツールで自分の強み・弱みを確認しよう!
・自己PRや志望動機に使える長所を知りたい人
・自分にあった仕事を知りたい人
そもそも自分らしく働くとは?
そもそも自分らしく働くとは?
- 仕事に対して納得感を持っている
- 仕事に対して「辛い」よりも「楽しい」という感情が沸く
- 仕事で自分の強みや得意な部分を活かせている
仕事は人生の中でも多くの時間を占めるため、自分らしく働くことができれば人生の充実度を上げることができます。
まずはじめに、そもそも自分らしく働くとはどのようなことなのかを解説します。
①仕事に対して納得感を持っている
自分らしく働くためには、仕事をイヤイヤやるのではなく、「なぜこの仕事をするのか」という納得感を持つことが重要です。
仕事の目的がわかれば、やりがいを感じることができるので、自分らしく生きることにつながります。
逆に、仕事に対して納得感を持てないと、仕事の目的を見失ってしまい、ストレスや不安を感じて精神的に病んでしまう恐れも出てきます。
②仕事に対して「辛い」よりも「楽しい」という感情が沸く
仕事に対して「楽しい」という感情よりも「辛い」という感情が出てくるなら、自分らしく働けている状態とは言えないでしょう。
もちろん、仕事は楽しいことばかりではありません。高いノルマがあったり、重い責任がのしかかることもあるでしょう。それでも、仕事にやりがいを感じて「楽しい」という感情が沸くなら、自分らしく働けていると言えるでしょう。
私が仕事で楽しいと感じる瞬間は、目の前の人の表情がぱっと明るく変わった瞬間や、誰かに頼られて誰かに必要とされているとわかった瞬間です。
また、誰かのためになれると実感できた瞬間や、社会に貢献できていると自覚できた瞬間にも仕事が楽しいと感じます。
③仕事で自分の強みや得意な部分を活かせている
仕事に対して自分の強みや得意な部分を活かすことができれば、「周りから必要とされている」「誰かの役に立っている」という実感を感じやすくなり、イキイキと自分らしく働くことができるようになります。
もしも、仕事が苦手で苦痛と感じる場合は、その仕事に適性がない可能性が高くなります。
自分らしく働きたい人は、自分の強みや得意な部分を活かせそうかどうかという基準で仕事を選ぶと良いですよ。
「そもそも自分の強みがわからない……」という人は、以下の記事で強みを見つける方法を解説しているのでチェックしてみてくださいね。
強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法
私が自分の強みを活かせていると感じるときは、たとえばキャリアカウンセリングの場面です。
求職者から「本当はこう思うんです」というような本音をじっくりと聞けたときに、私の「柔らかく相手の懐に飛び込む」という強みが役に立っていると感じます。
自分らしく働くことができると人生が充実する理由
自分らしく働くことができると人生が充実する理由
- 仕事は生活の中で多くの時間を占めるため
- 仕事にやりがいを感じて毎日がイキイキとするため
「自分らしく働くことができると人生が充実する」と前述しましたが、なぜなのでしょうか。
ここでは、自分らしく働くことができると人生が充実する理由を解説します。自分らしく働くメリットを知ることで、「仕事を充実させよう」と前向きな気持ちになれますよ。
仕事は生活の中で多くの時間を占めるため
完全週休二日制の企業の正社員であれば、平日は1日8時間、1週間で40時間働くことになります。残業をする日があれば、40時間よりもさらに働くことになりますね。
また、在宅勤務ではなく出社をする場合、通勤時間を含めると、平日のほとんどの時間を仕事に費やすことになります。
仕事は生活の中で多くの時間を占めるため、自分らしく働くことができれば人生を充実させることができるのです。
仕事にやりがいを感じて毎日がイキイキとするため
仕事にやりがいを持てないと、「何のために働いているんだろう……」「今の仕事って誰のために役に立っているんだろう……」などとネガティブな感情に支配されたり、余計なことで悩んでしまうようになります。
そうならないためには、仕事にやりがいを持つことが大切です。自分の仕事にやりがいを持てれば、余計なことで悩まずに納得感を持って働くことができます。
イヤイヤ働くのではなく、イキイキと働くためには、モチベーションとなりそうなものを考えておくことをおすすめします。
モチベーションになりそうなものの例
- 昇給や昇進
- 成長できる
- 成果を上げる
- 能力を発揮できる
- 社会貢献している実感
- 人の役に立っている実感
- やりがいを感じない職場に配属されてしまった場合は、どうすれば良いでしょうか……?
仕事の面白さは取り組んでみないとわからない
配属された段階では、まだまだ仕事に打ち込めていない状態でしょう。何でもそうですが、全力で仕事に取り組んでみないと仕事の面白さはわからないのではないでしょうか。
あなたはどんなことを仕事で実現できると、やりがいを感じるようになるのでしょうか。決めつけないで、「今何が自分に必要なのか」「何をしたいのか」をよく考えてみることです。
どうしても自分自身でよくわからなければ、他人に相談してみましょう。
自分らしく働ける仕事や職場を見つける3つのコツ
自分らしく働ける仕事や職場を見つける3つのコツ
- 理想のキャリアビジョンやライフプランを考えてみる
- これまで自分らしく生きられたコミュニティを思い出す
- 「〇〇したい」という自分の素直な欲求をもとに仕事を探す
それでは、自分らしく働ける仕事や職場を見つけるにはどうすれば良いのでしょうか。
これから、自分らしく働ける仕事や職場を見つける3つのコツを解説します。現在自分らしく働けていなくて悩んでいる人はチェックしてみてくださいね。
また、以下の記事でも仕事探しのコツを解説しています。就活を始めたての人は、以下の記事も併せてチェックしてみてくださいね。
就職先の決め方決定版|学生が見落としがちな視点と注意点を徹底解説
①理想のキャリアビジョンやライフプランを考えてみる
理想のキャリアビジョンやライフプランを考えることで、自分らしく働ける仕事や職場を見つけるヒントになります。
キャリアビジョンとは?
自分が将来どのような姿でありたいかという理想像を指す。
ライフプランとは?
人生の希望や計画を時系列で具体的に描いたものを指す。
たとえば、キャリアビジョンが「年収1000万になりたい」だとしたら、「20代で営業スキルやマーケティングスキルを身に付ける→30代でマネジメントスキルを身に付ける→40代で起業する」などといったキャリアプランがぼんやりと見えてくると思います。
すると、自分にとっては、成長できる環境がある企業や、キャリアビジョンを叶えるために必要なスキルが身に付く企業に進むべきだとわかりますよね。
また、あなたのライフプランが「趣味も仕事と同じくらい充実させたい」というものだとしたら、残業が少なく、柔軟に有給が取れるようなワークライフバランスが整っている企業や、在宅でできる仕事が合っていそうだとわかります。
以下の記事でも、理想のキャリアを考えるための方法を解説しています。「理想のキャリアがわからない……」という人は、ぜひこちらもチェックしてみてくださいね。
キャリア形成とは? 4ステップでこの時代を生き抜く方法を考えよう
就活時にキャリアビジョンやライフプランを考えておけば、現時点で自分が考える将来像を客観的に捉えることができるので、就職活動で業界や企業選びをする際の軸作りに役立ちますよ。
②これまで幸福でいられたコミュニティを思い出す
これまでの人生を振り返って、自分らしく生きられたコミュニティを思い出すことで、自分らしく働ける仕事や職場を考えるうえでのヒントになります。
これまでの人生を振り返る方法は、ライフラインチャートがおすすめです。
ライフラインチャートとは?
縦軸に満足度、幸福度、横軸に時間を設定して、幸せを感じた瞬間や反対に落ち込んだことをグラフに書き出す自己分析法。
ライフラインチャートを用いることで、自分がどんなときに幸せを感じるのかが可視化されるので、自分らしく働ける仕事や職場環境を探すヒントになります。
これまでの人生で幸福だった時期やコミュニティを振り返って、それぞれの共通点を見出してみると、自分らしく働ける職場環境が見えてきますよ。
幸福度が高い経験の共通点を見出す例
- 高校時代に所属していた吹奏学部では、パートリーダーを務め、メンバーから慕われていたのが嬉しかった
- 大学時代に保護犬にかかわるボランティアでは、自分の活動が命を救うことにつながっていることに、嬉しさを感じていた
→誰かのために役に立ったり、自分が必要とされることが嬉しいので、「誰かの役に立つ実感を得られるか」を軸に職場を探すのが良さそう
③「〇〇したい」という自分の素直な欲求をもとに仕事を探す
「〇〇したい」という自分の素直な欲求に従うことも大切です。自分らしく生きるためのヒントを見つけるためにも、自分の理想の仕事や職場環境を一度書き出してみることをおすすめします。この時、世間体は一旦置いておきましょう。
自分の理想の仕事や職場環境を書き出す方法は、自分の考えを可視化できるマインドマップがおすすめです。
マインドマップとは?
頭の中で考えていることを脳内に近い形に描き出す自己分析法。
マインドマップのやり方は、以下の画像のように中心にテーマを置き、それに関連する自分の考えを放射線状に広げて書いていきます。
マインドマップの具体的なやり方は以下の記事で詳しく解説しているので、チェックしてみてくださいね。
マインドマップで自己分析を極めよう! 活用方法や注意点を徹底解説
自分の理想の仕事や職場環境がぼんやりと出せて、実際に仕事を探すフェーズになったら、就職エージェントを頼りましょう。あなたの理想の仕事や企業を実際に紹介してくれます。就職エージェントは、キャリアパーク就職エージェントがおすすめです。
無理は禁物! 自分らしく生きるためにやめるべきこと
無理は禁物! 自分らしく生きるためにやめるべきこと
- 他人と自分を比較すること
- 失敗を恐れすぎること
- やりたいことを先延ばしにすること
- 自分の本音を押し殺すこと
- 傷つけてくる人と深くかかわること
- 辛いと感じる環境に居続けてしまうこと
- 全員から好かれようとすること
- 世間の常識に縛られること
自分らしく生きるためには、日頃の習慣になっている考え方や行動を改める必要があります。
これから、自分らしく生きるためにやめるべきことを解説します。前述した自分らしく生きるためのコツと併せてチェックしてみてくださいね。
①他人と自分を比較すること
「あの人は自分よりも就活が上手くいっている」「あの人は自分よりも私生活が充実している」などと、他人と自分を比較して落ち込んでいませんか。
他人と自分を比較すると、自分の欠点に目がいきがちになってしまい、自分らしく生きることが難しくなります。
「周囲と比較してしまって就活がつらい……」という人は、以下の記事を読んでみてくださいね。心が軽くなる対処方法を解説しています。
就活がつらい人必見! 心が軽くなる対処法を原因別に解説
どんなに完璧に見える人にでも欠点は必ずあります。どんなに幸せそうに見える人でも、陰では計り知れない苦労をしているかもしれません。他人もあなたと同じように、自分と周りを比較して悩んでいるかもしれませんよ。
また、あなたにはあなたにしかない良さがあります。他人と自分を比較することは辞めて、自分を大切にしましょう。
②失敗を恐れすぎること
失敗するのが怖くて、行動できない人も多いのではないでしょうか。ただ、失敗を恐れすぎてしまうとやりたいと思っていたことにも挑戦できず、自分らしい生き方ができなくなってしまいます。
仮に、現在あなたが仕事が合っていなくて精神的に辛い状況で、「転職や部署異動をしても、また失敗したらどうしよう……」という気持ちでいるとします。
しかし、失敗を恐れて行動を起こさなければ、現状は好転しません。現状を好転させるためには、失敗を恐れすぎずに一歩行動を起こすことも必要になります。
失敗を恐れすぎて行動できないことは大きなデメリットです。
なぜなら、社会では失敗することの方が多く、先輩たちは失敗の許容範囲内での仕事を与えてくれることの方が多いからです。打席に多く立った方が、経験値を積むことができますよ。
③やりたいことを先延ばしにすること
本当にやりたいことがあっても、「今は忙しいからまた今度で良いや」と先延ばしにしている人は多いのではないでしょうか。
人生は、いつ何が起きるかわかりません。自分や大切な人の身に何かが起こってしまったら、やりたいと思っていたこともできなくなってしまいます。
「いつかやりたい」とぼんやりと考えているものがあれば、今すぐ始めましょう。時間は有限です。そう思うだけで、限られた時間でやりたいことをしようと行動を起こすことができますよ。
④自分の本音を押し殺すこと
ついつい周囲に合わせすぎてしまって、自分の本音を押し殺していませんか。
たとえば、「毎週先輩から飲みに誘われるけど、本当は帰ってゆっくりしたい……」という本音を押し殺して、「せっかく声をかけてくれた先輩に悪いし、嫌われたくない……」という思いから無理して誘いに乗ってしまう人もいるのではないでしょうか。
人間関係を円滑にするために、他人に合わせることも時には大切です。しかし、自分の心をすり減らさないためにも、たまには「今日は都合が悪いので行けません」と自分の本音を正直に伝えることも大切です。
⑤傷つけてくる人と深くかかわること
無意識のうちに、相手に言われたことを思い出して、自分を否定してしまっていませんか。自分を否定し続けると、自分らしく生きることが難しくなります。
嫌なことを言ってきたり、傷つけてくる人と深くかかわっている人は、最低限のコミュニケーションを取るだけで、自分からは深くかかわらないようにしましょう。
そうすることで、自然と周りには自分を傷つけてこない穏やかな人だけが集まるようになります。
- 就職後、職場に自分を傷つけてくるような人が現れた場合、どのように対処すれば良いでしょうか? 仕事を頑張りたいので、人間関係に悩みたくありません……。
他人に相談をしても解決しない場合は強制的に環境を変えることも必要
自分自身で抱え込まずに、ぜひ他の人に相談してください。他の人の考えや経験を参考にすることも大切です。
仕事と人間関係は切っても切れないものです。残念ながら人間関係の問題は、どこの職場にでも起こり得る避けては通ることのできない問題です。
どうにも解決の手段がないのであれば、強制的に自らが環境を変えることも必要になってくるかもしれません。自分を守るために自ら環境を変えてみることは、決して負けではありません。
⑥辛いと感じる環境に居続けてしまうこと
日頃から我慢するのが癖になっている人は、辛い環境に居続けてしまっても何も感じなくなっていく恐れがあります。
「辛い」という感情は「楽しい」という感情と対局なので、自分らしく生きられている実感を得ることが難しくなります。
たしかに、時には辛いことに耐えなければいけない場合もあります。しかし、精神を病んでしまうほど辛い環境にいる人は、逃げることも大切です。自分の心が壊れてしまうまで我慢する必要はありません。
⑦全員から好かれようとすること
嫌われることが怖くて、全員から好かれようと八方美人になっていませんか。全員から好かれようとすると、自分の素の姿を隠して偽りの自分を演じることになります。
自分の本音を押し殺すことにつながるので、自分らしく生きることができなくなります。
八方美人を辞めれば、本来の自分として生きることができるようになります。
働くようになってからも八方美人でいると、仕事をする中で、「誰かの言い分を聞くと他の人や部署にとって不都合が起こる」というようなことが出てきます。
誰にでも良い顔の八方美人をしていると、いつか調整しきれない事態が発生し、周りに迷惑をかけてしまいます。仕事と人格は別と割り切って考えてくださいね。
⑧世間の常識に縛られること
「周りと違う行動をすることが怖い」と感じる人は多いと思います。しかし、自分らしく生きている人は、良い意味で「普通はこうあるべきだ」という世間の常識に縛られずに生きています。
もちろん、法にかかわるものなど、守らなければいけない常識もあります。しかし、古くからある常識には疑った方が良いものも多くあります。自分らしく生きるためには、世間の常識に縛られすぎないようにすることも大切です。
疑うべき常識の例
- 新卒ならとりあえず3年働くべき
- 上司よりも先に帰ってはいけない
- 上司に気に入られなければ出世できない
- 飲み会に参加しないと仲良くなれない
アドバイザーコメント
上原 正光
プロフィールを見る他人と比べて落ち込んだりするのはやめよう
やめるべきとわかってはいてもやめられないのが、他人と比較して落ち込むことです。自分の周りに「すばらしい」「羨ましい」と思える人が沢山いても、「自分にも良いところがある」と気づくことが必要です。
また、他人からの評価や意見を気にしすぎることもやめましょう。誰からも好かれることは不可能です。そもそも、自分らしく生きるために自分で決めたこと自体が、「自分の意思だけで決めていたのか」というとそうでないことが多いものです。
他人からの評価を気にせずに自分の素直な気持ちに従おう
これまで「自分らしさ」と思い込んでいたことは、本当に自分の意思に基づいたものだったのか振り返ってみましょう。「他人に期待されているから」「見栄えが良いから」ではなく、「自分がそうしたいから」という気持ちを何よりも大切にしてください。
「あれはしたくない」「こうはなりたくない」と思う気持ちが、「ああしたい」「こうしたい」という「自分らしさ」につながると思います。
自分らしく生きられる方法を模索して充実した人生を送ろう!
自分らしく生きることができれば、やりたいことや目標が明確になって、充実した人生を送ることができます。
現在、「自分らしく生きられていない……」と感じる人は、本記事で紹介している自分らしく生きるためのコツや、今すぐやめるべきことをぜひ実践してみてくださいね。
アドバイザーコメント
遠藤 美穂子
プロフィールを見る自分の気持ちに嘘をついて無理しすぎると行き詰ってしまう
今、何となく生きづらいと感じていたり、行き詰まった感覚を持っていたりするあなたは、これまで長いこと頑張って何かを我慢してきたのかもしれませんね。
自分の気持ちに反する無理を重ねていると、ストレスがたまって心身に不調をきたすこともあります。そうなってしまう前に、つらさを解消したいものです。
「環境を変える」「会う人を変える」「考え方やものの見方を変える」といったことで状況は変わってきます。どのように変えたら良いかを考える時の一つのポイントに「自分らしさ」があります。
自分の幸せは自分の価値観で決めて良い
人生に正解はなく、自分の幸せは自分で決めて良いのです。「親が勧めたから……」「周りにやっている人がいないから……」などと、他人の価値観を評価基準にせず、「楽しそうだ」「心地よさそうだ」「やってみたい」という自分の価値観で判断して物事に取り組んでみてください。
自分らしさを大切にして生きることは、単なるわがままや自己中心主義とは違います。自分のことも周りのこともよく考え、そのうえで自分が決断したことに自信を持ってください。もやもやする気持ちが軽くなり、明るく前を向いて進んでいけると良いですね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士
Masamitsu Uehara〇会社員時代は人事部として3000人以上の学生と面談を実施。大学でも多くの学生のキャリア支援をおこなう。独立後は、就活生からシニア層までさまざまなキャリア相談に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役
Junichi Suzuki〇1982年宮城県⽣まれ。⼤学卒業後、上場企業の営業・管理部⾨を経験し、家業を継ぐ。2017年にブルーバードを設⽴し、企業の経営支援などを展開する
プロフィール詳細