Q
大学2年生
男性
新聞社への就職が「やめとけ」と言われるのはなぜですか?
文学部に通う大学2年生です。将来はジャーナリストか記者になりたいと考えているため、新聞社への就職を検討しています。
ただ、SNSやインターネットなどで新聞社の就職事情に関しては、「やめといたほうが良い」などネガティブな意見を多く目にします。
激務、低賃金、業界の将来性のなさ、古い体質など、さまざまなことが理由として取り上げられていますが、実際のところはどうなのかまでわからないので不安です。
本当に新聞社への就職は「やめとけ」と言われるような世界なのでしょうか? もしそうであれば、どのような点がデメリットとして挙げられるのか実情を教えていただきたいです。
また、新聞記者として働くことのやりがいや、就職する場合に気を付けるべき点についても知りたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
残業の多さや給料の低さなどが「やめとけ」の理由である
新聞社への就職が「やめとけ」といわれる背景には、業務の過酷さや待遇面といった現実的な理由があります。
取材や記事執筆、締め切り対応などで業務量が非常に多く、残業や休日出勤が続くことも少なくありません。また、給与の伸びが緩やかで、激務に見合わないと感じる人もいるため、ネガティブな意見が目立ちやすいのです。
やりがいも大きな仕事! 自分の軸で判断することが大切
一方で、新聞記者には大きなやりがいもあります。社会の動きをいち早く知り、情報を正確に伝える責任感や達成感は、ほかの仕事では得難い魅力です。
読者の反応や社会への影響を直接感じられる点も、この仕事ならではの醍醐味と言えるでしょう。
就職を検討するときは、こうした現実を理解したうえで、自分が「社会に情報を届けたい」という強いモチベーションを持てるかどうかを考えることが大切です。
可能であればインターンシップなどで現場を体験し、理想と現実を照らし合わせてから挑戦することをおすすめします。
働き方や賃金への不安が理由! リアルな声を聞いて判断しよう
激務や低賃金、業界の将来性への不安などが、「新聞社への就職はやめとけ」と言われる理由かもしれません。しかし、実際に働く人と話して、自分の尺度で実態を評価することが大切です。
インターネットメディアの台頭により、新聞業界全体が変革を迫られ、さまざまな意見が出ています。従来の上下関係の厳しさや、古い体質を指摘する声もありますが、その情報がいつの時代のものかは簡単にはわかりません。
これらは企業や部署によって異なるため、すべての新聞社が同じ状況とは限らないでしょう。
新聞社だからこそのやりがいもある! 納得できる選択を
一方で、新聞社の仕事には多くのやりがいもあります。記者として社会に影響を与える記事を作り、多くの人に情報を届けられるのは大きな魅力です。自分が取材した情報がニュースとして形になり、世の中に貢献できる喜びは何事にも代えがたいものだと思います。
大切なのは、現場で働く人たちの生の声を直接聞くことです。
OB・OG訪問やインターンを活用して、現場の雰囲気や実際の業務内容、労働環境を確認しましょう。そうすることで、自分が最も納得できる情報を得られます。
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