文系からSEを目指す人必見! 理解必須の実態と就活を成功させるコツ

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/NC Harmony代表

    Eriko Arima〇大手人材紹介会社で約5年、転職者や若者、女性のキャリア支援を担当した。その後はIT企業の採用責任者を務め、現在は幅広い世代を対象にキャリアや就職活動の支援もおこなっている

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表

    Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う

    プロフィール詳細
  • キャリアコンサルタント/2級キャリアコンサルティング技能士

    Mihoko Endo〇メガバンクで法人営業や新人研修講師、採用面接に携わる。現在は「その人らしさを引き出すカウンセリング」をモットーに、大学での就活支援、社会人向けキャリア開発研修をおこなう

    プロフィール詳細

「SE(システムエンジニア)になりたいけど、スキルがないからなれるか不安」と感じている文系学生は多くいます。「そもそも文系でもSEとして活躍できるの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。

実は、SEに必要なスキルはプログラミングスキルだけではありません。そのため、文系出身者がSEを目指す際は、ほかの求められるスキルを理解することが重要となります。

この記事ではキャリアアドバイザーの有馬さん、野村さん、遠藤さんとともに、文系がSEを目指す注意点や就活を成功させる方法について解説します。「文系だけどSEになりたい」という人はぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。

【完全無料】
大学3年生(26卒)におすすめ!
就活準備で必ず使ってほしい厳選ツール

1位:適職診断
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください

2位:面接力診断
39点以下は要注意!あなたの面接力を今のうちに診断しましょう

3位:自己分析ツール
選考で使えるあなたの強み・弱みがわかります

4位:WEBテスト対策問題集
SPI、玉手箱、TG-WEBなどの頻出問題をこれ1つで効率的に対策できます

5位:内定者ES100選
大手内定者のESが見放題!100種類の事例から受かるESの作り方がわかります

【併せて活用したい!】
選考前に必ず使ってほしい厳選ツール

自己PR作成ツール
自己PRがまとまらない人は、ツールを活用して自己PRを完成させよう

志望動機作成ツール
5つの質問に答えるだけで、受かる志望動機を自動で作成します

目次

文系からSEを目指す場合は求められるスキルを正しく理解することが必須

SEに理系のイメージを抱き、文系出身だと目指すのは難しいのではないかと考えている人も多いかもしれません。実際のところ、必ずしも最初からプログラミングスキルを身に付けている必要はないため、文系の人でも十分目指すことが可能です。

SEの仕事にはプログラミングスキル以外にも求められる能力がいくつかあります。文系出身者がSEとしての就職を目指す際は、これらのスキルを正しく理解して選考でアピールすることが大切です。

記事ではまず、企業がSEを募集する際に理系以外の人材も求める理由について解説します。SEで求められるスキルも解説するので、企業の意図と求められる人物像を明確にして基礎知識を固めていきましょう。

次にSEとして働く際の実態について紹介します。イメージだけで就活を進めずに実情を理解し、就職前にギャップを減らして後悔のない決断ができるようにしましょう。

記事後半では、SEを目指す文系出身者が就活を成功させるコツを解説します。プログラミングの基礎を身に付けるおすすめの方法も最後に紹介するので、周りから一歩リードした対策で、志望企業の選考突破を目指してくださいね。

そもそもエンジニアについてよくわかっていないという人は、こちらの記事でエンジニアへの理解を深めましょう。エンジニアに関する基礎知識と職種を詳しく解説しています。

エンジニアとは
エンジニアとは|12の職種の仕事内容から目指し方まで徹底解説

エンジニアの職種
ITエンジニア20選! 必要なスキルと業務内容をわかりやすく解説

まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認してみよう

自分に合う職業・合わない職業を知ることは、就活において非常に重要です。しかし、見つけるのが難しいという人も多いでしょう。

そんな人におすすめしたいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、自分の強みや性格に合った職業がわかります。

今すぐ診断を受けて、自分に合う職業・合わない職業をチェックしてみましょう。

文系出身のSEは意外と多い! 企業が理系以外も募集する理由

文系出身のSEは意外と多い! 企業が理系以外も募集する理由

  • IT人材が不足しているから
  • さまざまなスキル・能力を持った人材を求めているから
  • 人柄や価値観・適性を見ているから
新卒からITエンジニアとして
就職した人の文理の内訳

SEは理系の人が多いというイメージを抱いている人もいるかもしれませんが、実は文系出身の人も多くいます。

ヒューマンリソシアが文部科学省の学校基本調査をもとに集計し、2024年に発表したITエンジニアへの就職動向レポートによると、2023年のITエンジニアの新卒就職者のうち、理系出身者は38.2%と少数派で、61.8%が理系以外の出身者でした。文系の人が過半数を占めていることがわかります。

もともとは理系職であるSEで、なぜ企業は文系人材も積極的に採用しているのでしょうか。ここではSE職として企業が理系以外の人も募集する理由について解説します。まずは企業の意図を押さえて前提を理解していきましょう。

有馬 恵里子

プロフィール

SEとしてのスキルは現場に出てから身に付くので、理系か文系かは大きな差ではありません。

またシステム開発はチームで進めることが多いため、コミュニケーションスキルなどのプログラミングスキル以外の能力も求められるのです。

IT人材が不足しているから

経済産業省が2016年に公表したIT人材需給に関する調査のIT分野についてによると、IT人材の不足は2030年までに約79万人までに膨らむと予測されています。

SEに限らず、IT人材のニーズは増加傾向にあるのにもかかわらず、人材は不足しているため人手が足りていないのです

SEはプログラミングをおもな仕事とするため、もともとはプログラミングに詳しいような理系出身者がSEの多くを占めていました。

しかし人材不足が拡大していることで、理系出身者だけでは人員が足らず、企業は理系以外の文系出身者の採用を増やしたことが背景にあると考えられます。

人手不足だということは、誰にでも内定を出しているということなのでしょうか?

野村 芳克

プロフィール

人手不足でも自社に合った人材を求めていることには変わりない

人手不足だからといって、誰にでも内定を出しているわけではありません。

企業は、適性やスキル・人柄を重視して採用活動をおこなっています。「働いてくれるのであれば誰でも良い」のではなく、人材不足のなかでも「自社で活躍してくれる人材」を採用としたいと思っているのです。

そして企業は多様な背景を持つ人材を求めているため、理系だけでなく、文系出身者も採用したいと考えている企業が多くあります。

多様な背景を持つ人材に期待する能力としては、プログラミングスキル以外のコミュニケーション能力、問題解決能力、チームワーク力などが挙げられます。

文系の人はこれらの強みを活かしつつ基礎的なITスキルを身に付けることで、採用の可能性が十分に高まるでしょう。

SEに必要な問題解決能力、チームワーク力をアピールしたい人は、以下の記事がおすすめです。自己PRのコツを例文付きで解説しています。

問題解決能力
自己PR例文付き|問題解決能力を鍛えるコツと就活でのアピール方法

チームワーク力
例文8選|自己PRでチームワーク力の高さを効果的に伝える方法

さまざまなスキル・能力を持った人材を求めているから

これまでも触れたように、SEは、プログラミングスキル以外にも業務で求められることが多くあります。こういったスキルは理系・文系を問わないため、文理に関係なく採用活動をおこなっている企業が多いのです。

たとえば、プログラミングを長く学んできた理系出身者のほうがプログラミング知識があったとしても、多様なバックグラウンドを持った文系出身者のほうが、柔軟な視点で課題解決に向けてアプローチできることがあります

このように、企業は一つのスキルに特化した人だけでなく、多角的に業務にアプローチできる人材も求めているため、理系以外の人も募集しているのです。

有馬 恵里子

プロフィール

たとえばコミュニケーションスキルや語学力は、理系の人よりも文系の人の方が高いかもしれません。

文系出身者はディスカッションやプレゼンテーションで相手に的確に伝える力が身に付いている人が多く、特に語学力が高い人は多国籍のメンバーがいる開発現場で重宝されます。

人柄や価値観・適性を見ているから

SEの仕事は一人で進めるのではなく、ほかのエンジニアや部門・顧客と連携してプロジェクトを進めていくことがほとんどです。

周囲と連携しながら円滑に業務を進めてプロジェクトを成功させるためには、社員の人柄や価値観・適性が企業とマッチしている必要があります。そのため、自社とマッチしている人材を採用するために、理系以外の人も募集しているのです。

「それでもプログラミング能力はなくても問題ないのか」と心配している人もいるかもしれませんが、新卒採用の場合はポテンシャル採用が多いため、それほど心配する必要はありません。

入社後は3カ月程度の研修を受け、その後に配属、そして仕事を通して実践力や応用力を身に付けていくことが一般的で、定期的に集合研修やWeb研修を設けたりする会社もあります。

このように、新卒採用の場合はプログラミング能力よりも、自社とマッチしているかどうかを測る価値観や適性を重視している企業が多いのです。

遠藤 美穂子

プロフィール

企業が新卒の新入社員に期待しているのは、「自社の社員としての自覚を持って働き、成果を出してほしい」ということです。

中途採用者に求められるような即戦力としてのスキルや能力はいずれ身に付けてもらうとして、仲間として入社後に頑張れるかどうかを見ているため、自社とのマッチ度を重視しているのです。

IT業界についてさらに理解を深めたい人は、以下の記事がおすすめです。トレンドや選考対策のポイント、人気企業などをまとめています。

将来性やトレンド
IT業界を徹底解剖! 押さえておきたい将来性やトレンドまで解説

今後の動向や選考対策
IT業界を徹底研究! 今後の動向から選考対策まで完全網羅

企業ランキング
IT業界の企業ランキングを徹底解剖! 内定を勝ち取るコツも紹介

あなたが受けないほうがいい職業を診断しましょう

今すぐ診断する(無料)

就活を進めていると、自分に合う職業がわからず悩んでしまうことも多いでしょう。

そんな時は「適職診断」がおすすめです。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格、価値観を分析して適職や適さない職業を特定してくれます

自分の適職や適さない職業を理解して、自信を持って就活を進めましょう。

プログラミング能力だけじゃない! SEで求められる6つのスキル

SEはプログラマーと違い、プログラミングに限らずさまざまな業務も担当するため、プログラミング能力以外にも求められるスキルがいくつかあります。SEはシステムを動かすためのプログラムを作成するだけでなく、システム開発全般にかかわる業務をするのです。

システム開発全般に関連する多岐にわたる業務では、それぞれ異なるスキルが必要とされるため、SEを目指す際はこれらのスキルをしっかりと理解しておく必要があります。選考でのアピール材料にもなるため、一つずつチェックしていきましょう。

「SEとプログラマーの違いがよくわからない」「プログラマーになりたい」という人は、まずこちらの記事をチェックしてみてください。プログラマーの仕事について詳しく解説しています。

関連記事

プログラマー志望は最初に読みたい! 仕事内容から適性まで完全網羅

この記事では、そもそもプログラマーとは何かの解説から種類や働き方、適性までをキャリアコンサルタントが解説。プログラマーについての知識がまったくなくても、この記事を読めば自分に向いているかどうかがわかります。

記事を読む

プログラマー志望は最初に読みたい! 仕事内容から適性まで完全網羅

①論理的思考力

SEの業務のうち、これから作成するシステムの仕様や機能・構造を決定する「システム設計」というものがあります。この業務では円滑にシステム開発に取り組めるようにするために、物事を順序立てて考えるような論理的な思考力が必要となります

また、システム開発を依頼する顧客に対して説得力のある説明をする際にも、論理的思考力が求められます。顧客の希望に沿えない場合、具体的で論理的な理由でなければ顧客は納得できず、スムーズに業務に取り組めなくなる可能性があるからです。

このように、SEの仕事においてはさまざまな場面で論理的思考力が求められるのです。

論理的思考力に自信がないのですが、今からでも鍛えられますか?

有馬 恵里子

プロフィール

物事に対して「なぜ?」と考え続けることを習慣化しよう

たとえばヒット商品があったときに、なぜその商品がヒットしているのか考えます。

「若者に人気があるから」と思うなら、なぜ若者に人気があるのかを考えるというように、「なぜ?」を繰り返して掘り下げていきましょう。

また、考えるだけでも論理的思考力は鍛えられますが、それをアウトプットするとさらに力が身に付きます。

論理的な考え方をしている先輩や先生に対して自分の考えを伝えてみて、話の筋が通っているかを判断してもらいましょう。

フィードバックをもらうことで、考え方の漏れや論理の飛躍に気付くことができます。

②分析力

SEは、システムの設計や開発・運用において多くの場面でさまざまな課題に直面することがあります。これらの問題を解決するためには、現状を正確に分析して原因を特定する能力が必要となります。

分析力は課題解決だけでなく、顧客の要望やニーズを正確に理解するためにも必要です。システムが具体的に何を達成するべきか、どのように動作するべきかを明確にする基準を設けるシステム要件では、求められている要求を詳細に分析して技術に落とし込まなければならないからです

またシステム開発にはさまざまなリスクがともなうため、事前に潜在的なリスクを分析して、対策を講じる必要もあります。

問題解決や顧客のニーズへの対応、リスクへの対策など、多くの場面で分析力が求められるのです。

③わかりやすく説明ができるコミュニケーション能力

SEは、一人で黙々とPCに向かって作業をするイメージを持っている人もいるかもしれませんが、実際にはデスクワークだけでなく、顧客先に出向いてすり合わせをしたりチームメンバーと打ち合わせをしたりと、コミュニケーションを取る場面が多くあります。

社外の人と接する際は、顧客の要望を聞き出しながらもどのように実現していくのかを具体的に説明する必要があります。

社内のメンバーと会話をする際はどのような開発をしていくのか、どういった業務をしていくのか、どんな課題があるのかのかなどをわかりやすく説明していくことが求められるため、社内外問わずわかりやすく説明ができるコミュニケーション能力が必要となるのです。

システム開発では多くの人とかかわりながらプロジェクトを進めていくため、コミュニケーション能力が求められるといえます

野村 芳克

プロフィール

SEには顧客の要望を聞き取ったり、チームと情報を共有したりするためのコミュニケーション能力が必須です。

この力は、顧客対応とチーム内の両面で求められ、文系出身者の説明力や対話力が大いに活かせる強みとなります。

コミュニケーション能力を選考でアピールしたいという人はこちらの記事を参考にしてみてください。例文付きで効果的なアピール方法を詳しく解説しています。

関連記事

コミュニケーション能力は12個の言い換えで勝負しよう! 例文つき

コミュニケーション能力は幅広い業界や職種で評価されやすい力の1つです。しかし、魅力的にアピールするためにはコミュニケーション能力の言い換えが必須。この記事ではコミュニケーション能力の言い換え12種類をもとにアピールのコツをキャリアコンサルタントとともに解説します。例文を参考に人事に響く自己PRを作成しましょう。

記事を読む

コミュニケーション能力は12個の言い換えで勝負しよう! 例文つき

あなたが受けないほうがいい職業を知っておこう

就活を成功させるためには、自分に合う職業・合わない職業を早めに知ることが不可欠です。しかし、それがわからずに悩む人も多いでしょう。

そんな人に活用してほしいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたに合う職業・合わない職業を特定できます

早いうちに自分に合う職業・合わない職業を知って、就活を成功させましょう。

④集中して細かい作業に取り組む力

SEの仕事では、プログラムを設計するコーディングや、完成したプログラムのテストなど、細かい作業をする場面が多くあります

たとえば、作成したシステムに不備がないかや特定の機能が正しく動作するかを確認するテストの際、細かい条件や入力値を設定する必要があります。ほかの開発者が書いたコードをレビューする際は、コードの品質やバグを見逃さないように細部までチェックしなければなりません。

またトラブルが発生したときには原因を特定するために、ログファイルと呼ばれる操作の状況や不具合、警告の発生状況、データの送受信を記録したデータを解析する必要があります。このような細かい作業を含む業務では、高い集中力が求められるのです。

集中力に自信がある人は、自己PRのアピール材料になります。こちらの記事で集中力の自己PRの作成方法について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

関連記事

集中力の自己PRはリスクあり! 効果的な伝え方を採用経験者と解説

集中力があることを自己PRするためには、きをつけなければならないポイントがあります。工夫せずに伝えるとマイナスな印象になりかねないので注意しましょう。記事ではキャリアコンサルタントと集中力の自己PR法を解説します。

記事を読む

集中力の自己PRはリスクあり! 効果的な伝え方を採用経験者と解説

⑤小さなミスも見逃さない正確さ

プログラミングは一つひとつ意味のある言語を組み合わせていく作業です。この作業をする際、どんなに小さなものでもミスが発生してしまうと、システムが意図しない動作をしたり、動作が停止したりする原因となってしまいます

一つの変数のタイプミスやコード中のわずかなエラーでも、重大なバグやシステム障害を引き起こす可能性があるのです。既存のシステムに障害を発生させれば、システムや会社全体の信頼性を損なうことにもなりかねません。

これらを未然に防ぐためには、どんなに些細なミスも見逃さない正確さが不可欠となります。

⑥学び続ける姿勢・探求心

IT業界は技術の進歩が早く、プログラミング言語やフレームワーク、ツールなどトレンドが次々と登場しているため、最新の技術を学び続けながら時代の流れに追いつく必要があります。

新しい技術は、業務で直面する多岐にわたる問題を解決する際に大いに役立てられ、課題解決に限らず、システムの脆弱性を未然に防ぎ、徹底的なセキュリティ対策をすることにもつながるのです

また、技術的な問題で顧客やユーザーの要望に今まで応えられなかったものも、最新技術を用いれば適切に提供できる可能性もあります。問題解決や対策、サービスの提供のために学び続ける姿勢や探求心は、SEに必須となるのです。

新しい技術を学び続けるための探究心や好奇心に自信がある人は、以下の記事もチェックしておきましょう。自己PRで効果的に伝えるコツを解説しています。

探究心
例文9選|探究心の自己PRで面接官の心を掴むコツを徹底解説

好奇心
例文12選|自己PRで好奇心旺盛を最高の武器にする考え方4ステップ

プログラミングに興味はありますが、ずっと学び続けられる自信がありません……。

遠藤 美穂子

プロフィール

やらないとわからないこともある! 興味があるなら挑戦してみよう

何事も「絶対」はありません。「ずっと学び続けられるか」は、毎日の積み重ねの結果です。一歩踏み出して新しい知識やスキルを身に付けたら、さらにやる気が湧いてくるかもしれません。

仕事となると楽しいことばかりではないかもしれませんが、周りの人から刺激を受けたり案件をやり遂げて達成感を感じられたりすることもあるでしょう。

少なくとも今、プログラミングに興味があり、学びたい、仕事にしたいと思えるのであれば、挑戦してみることをおすすめします。

あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!

就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。

そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。

まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・志望業種をまだ決めきれない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

SE出身の就活のプロがSEを目指す人に知っておいてほしいこととは?

文系でもSEを目指せるとはいっても、知らないことばかりで不安だという人もいるのではないでしょうか。

ここではSEとしての経験を積んだ後、キャリアコンサルタントとして活躍している野村さんに、文系出身者がSEを目指す際に知っておいてほしいことを聞いてみました。

実際にSEとしてキャリアを積んだキャリアコンサルタントの解説を参考にして理解を深め、不安を解消していきましょう

アドバイザーコメント

最初は大変でも努力で解決できる! 心配しすぎる必要はない

文系出身の人がSEとして苦労する場面としては、プログラミングやシステム設計の技術知識や経験が少ないことから、ほかの理系出身の同僚と比べてスタートラインが違うと感じることがあるかもしれません。

しかし、これは決して乗り越えられない壁ではなく、好奇心を持って新しい技術を学び続けることで、その差は次第に縮まっていきます。

文系の人にしかない強みを理解して業務に役立てよう

企業は、文系出身者には文系独自の強みであるコミュニケーション能力や論理的思考力を期待しています。

SEの仕事ではクライアントの要望を正確に把握し、チーム内で情報を共有することが非常に重要となるため、文系の人が持つ説明力や対話力はさまざまな場面で大いに役立つのです。

また文系出身者は、多角的な視点から問題を解決する能力を持っています。

SEの仕事は単にコードを書くことだけでなく、システム全体を見渡し、技術的な視点のみならずビジネスやユーザーの視点からも考える必要があるため、強みを発揮することができるのです。

最後に強調したいのは、自分の強みをしっかり理解し、それをどう活かせるかを考えることが重要だということです。自信を持ってSEを目指してくださいね。

文系の強みを活かせる就職先は、ほかにもさまざまにあります。こちらの記事では文系の就職先ランキングを紹介しているので、併せて参考にしてみてください。

関連記事

文系の就職先は多様! 業界別人気企業ランキングと後悔しない選び方

文系の就職先は実は幅広くあるため、選択肢を知らないと後悔しかねません。記事では文系の就職先一覧と企業例をキャリアコンサルタントとともに紹介します。希望の就職先に入るための準備のコツも解説するので、文系ならではの就職先選びを成功させましょう。

記事を読む

文系の就職先は多様! 業界別人気企業ランキングと後悔しない選び方

SEの実態への理解も必須! 就活の段階でギャップを減らしておこう

SEの実態への理解も必須! 就活の段階でギャップを減らしておこう

  • 勉強をし続ける必要がある
  • 繁忙期は残業が続くことがある
  • プログラミング以外の業務もやる

「SEの仕事は大変だと聞いたことがあるけど、具体的にどんなことが大変なんだろう?」と疑問に感じている人もいるでしょう。

SEの実態や大変さをしっかりと理解しない状態で就職すると、就職前のイメージとのギャップから「思っていたのと違った」「自分には向いていないかも」という考えに至り、短期離職につながってしまうかもしれません。

ここでは、SEを目指す人が知っておくべき実態について詳しく解説していきます。SEとして働く実情への理解を深めてギャップを減らし、納得のいく環境で就職できるようにしましょう。

勉強をし続ける必要がある

プログラミングスキルは一度身に付けたら完了だと思っている人もいるかもしれませんが、前述したとおり、プログラミング言語は常に新しいものが開発されているため、勉強をし続ける必要があります。

なかには古いプログラミング言語を使用し続ける企業もありますが、アップデートや改築をする際に古い言語が使用できなくなったり、理想どおり動作しなかったりすることがあります。

顧客やユーザーが求める新しいシステムを作成するためには、新しい言語を用いて最新技術を提供することが求められるため、ベテランのSEでも常に勉強をし続ける必要があるのです

野村 芳克

プロフィール

私もReactNode.jsを独学で学び、オンライン教材や実際のアプリ開発を通じてスキルを習得しました。

文系出身者の皆さんも、手を動かして学ぶことで最新技術が身に付けられ、仕事の幅を広げることができるようになるでしょう。

繁忙期は残業が続くことがある

システム開発は、顧客が指定する納期に合わせてプロジェクトを進めていきます。そのため納期が近い場合は、残業が発生しやすい傾向にあります。また繁忙期には、複数のプロジェクトを並行して管理しながら開発することもあるため、忙しい場面が目立つでしょう。

一般的に作業がスケジュール通りに進んでいれば問題ないですが、遅延が発生していた場合は、特にシステムの製造からテスト工程の期間に残業が発生しやすくなります。

また、システム開発には予期せぬエラーが発生することも付き物です。すぐに解決しなければならないような緊急時には長時間の残業が発生したり、休日出勤になったりすることもあります

遠藤 美穂子

プロフィール

システムはトラブルなく動くのが当たり前ではないため、トラブルに対処するまでがSEの仕事です。

また新規のプロジェクトで業務が立て込むこともあるため、こういった場面では残業が続くことがあり得ます。

しかし、予定通り仕事が終われば帰ることも休むこともできます。「SE=ブラックだ」と思い込まないようにしましょう。

プログラミング以外の業務もやる

繰り返しになりますが、コーディングだけをするプログラマーと異なり、SEは顧客の要望や要求に基づきシステムを設計することがおもな仕事であるため、プログラミング以外の業務も担います

そのため、「プログラミングをやりたい」と思ってSEになった場合は、思っていたよりもプログラミングをやる機会が少なくギャップを感じてしまう可能性があります。

以下でSEが携わる業務例を紹介するので、具体的にどんな仕事をするのかイメージを膨らませておきましょう。

SEの業務例

  • 要件定義:システムに必要な機能を決める
  • 基本設計:システムに搭載する機能を具体化する
  • 詳細設計:基本設計までに決めた内容について詳細な仕様を決める
  • 開発:プログラミング言語を使用してプログラムを作る
  • テスト:システム導入度にスムーズに使用できるかのテストをする
  • リリース:システムをユーザーに引き渡す
  • 運用・保守:システムを安定稼働させるために管理・監視をおこなう
理系からSEになる人と、入社後のキャリアや仕事内容に差はあるのでしょうか?

野村 芳克

プロフィール

キャリアが不利になることはなく努力をすれば差を埋められる

理系出身者は技術的な基盤があるため、初期の技術習得がスムーズかもしれませんが、文系出身者も努力と時間をかければ、同じエンジニアとして成功することが可能です。

プログラミングスキルを磨いて実践を通じて経験を積むことで、文系でも理系に負けず劣らずの能力を身に付けられます。

昇進や昇格についても、業務での実績や能力が重要であり、文系出身者がキャリアや評価で不利になるわけではありません。

自分の強みを活かして継続的に学び続けることで、理系と同様の成果を挙げることができるのです。

「SEの仕事内容をもっと詳しく知りたい!」という人は、こちらの記事をチェックしてみてください。SEについてより詳しく解説しています。

関連記事

システムエンジニアとは? 仕事内容から未経験の就職方法まで解説

システムエンジニアは、クライアントのニーズに最適なシステムの開発を担う職種です。この記事では、システムエンジニアに興味をもっている新卒就活生向けに、システムエンジニアの仕事内容や向いている人、必要な準備などをキャリアコンサルタントと解説します。

記事を読む

システムエンジニアとは? 仕事内容から未経験の就職方法まで解説

所要時間はたったの3分!
受けない方がいい職業を診断しよう

就活で大切なのは、自分の職務適性を知ることです。「適職診断」では、あなたの性格や価値観を踏まえて、適性が高い職業・低い職業を診断します。

就職後のミスマッチを避けたい人は、適職診断で自分に合う職種・合わない職業を見つけましょう。

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
  • 自分に合う職業がわからない人
  • 入社後のミスマッチを避けたい人
  • 自分の強みを活かせる職業を知りたい人

SEを目指す文系出身者が就活を成功させるコツ! 3つの項目を意識しよう

SEを目指す文系出身者が就活を成功させるコツ! 3つの項目を意識しよう

  • SEに求められるスキルを理解する
  • 自分がアピールできる強みを明確にする
  • 採用担当者に自分が入社後に活躍しているイメージを持ってもらう

ここまで読んで、「文系でもSEになれるとはいっても、実際は難しそう」「どんな対策をすれば良いのかわからない」と感じている人もきっといますよね。

文系からSEを目指す場合は3つの項目を意識することで、「活躍してくれそう」「自社に合っている人材だ」と思ってもらえる確率が上がります。

文系出身者が就活する際に意識するべき3つの項目について解説するので、それぞれポイントを押さえてSEとしての就活を成功させましょう。

遠藤 美穂子

プロフィール

文系の人がSEを目指す場合は、「大学の学部選びで文系学部を選んだものの、現在はSEの業務に興味があり、今後勉強して仕事にしていきたい」という考えをしっかり伝えられるように工夫する必要があります。

学ぶ意欲と、社会人として自分らしさをどう活かして周囲に貢献するかというポイントを押さえることが大切です。

①SEに求められるスキルを理解する

昨今では文系出身者のSE採用も増えてきているため、プログラミング能力を最初から求められることは、以前と比較して減ってきています。

その分、プログラミング能力以外で必要とされるスキルを理解して、そのスキルを有していることを選考でアピールすることが大切です

記事前半で紹介したSEで求められる6つのスキルを改めてチェックして選考前に理解を深め、アピール材料となるスキルを押さえておきましょう。

おさらい! SEで求められる6つのスキル

  • 論理的思考力
  • 分析力
  • わかりやすく説明ができるコミュニケーション能力
  • 集中して細かい作業に取り組む力
  • 小さなミスも見逃さない正確さ
  • 学び続ける姿勢・探求心

有馬 恵里子

プロフィール

SEで求められるスキルを理解していないとアピールポイントが企業に刺さらないだけでなく、そもそも企業研究ができていないと判断されます。

逆に背伸びしてプログラミングスキルをアピールすると、企業の期待値を必要以上に上げ、自分が苦しむことになるので注意してください。

②自分がアピールできる強みを明確にする

そもそも自分の強みをしっかりと理解できていなければ、選考でアピールすることはできません。選考で自分の魅力を伝えて好印象を残すためには、自己分析をおこなってアピールできる強みを明確にすることが大切です

アピールできる強みを探す際は、企業が求めるスキル・人物像と異なるものや、正反対なものにならないように注意してください。

たとえば、SEはコミュニケーション能力を活かしながら納期に間に合わせて開発をしなければならないのにもかかわらず、自分のペースで黙々と作業を進めることが得意だという点をアピールすれば、適性がない、あるいは自社とマッチしていないと思われてしまう可能性があります。

先述のSEで求められる6つのスキルと自分の強みを照らし合わせながら、アピールできる強みを見つけていきましょう。

自分の強みがわからないという人は、こちらの記事を参考にしてみてください。強みを見つける方法を解説しています。

関連記事

強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法

就活で自分の強みを何て答えれば良いかわからない、そもそも自分の強みが浮かばない人に向けて、キャリアコンサルタントが自分の強みを見つける方法やアピールのコツを解説していきます。強みを伝える例文も紹介するので、参考にしてください。

記事を読む

強み一覧付き|自分の強みが必ず見つかる方法9選とアピール方法

こちらの記事では自己分析のやり方を詳しく解説しています。「そもそも自己分析ができていないかも……」という人は参考にしてみてくださいね。

関連記事

自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

自己分析は就活の明暗を分ける重要なポイント。自己分析をするメリットや自己分析のやり方、注意点などをキャリアコンサルタントが解説します。自分に合った自己分析方法を見つけて選考や企業選びに活かしましょう。

記事を読む

自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

③採用担当者に自分が入社後に活躍しているイメージを持ってもらう

選考では、自分の強みを述べただけでは効果的なアピールにはつながりません。強みを説明しただけでは「どのように強みを活かせるの?」「本当に活用できるのかな」と思われてしまうためです。

そのため、入社後に活躍しているイメージを持ってもらうことが選考突破のカギとなります。

自分が活躍している姿をイメージしてもらうためには、具体的な業務に当てはめて自分の強みを活用している場面を伝え、再現性をアピールしましょう

下記の例を参考にして、再現性をアピールした文章を作成してみてくださいね。

論理的思考力を具体的な業務に当てはめてアピールした例文

私の強みは論理的思考力です。入社後は、システム設計において論理的に分析しながら効率的に業務を遂行したいと考えています。

また、問題発生時には原因を論理的に追跡して原因を分析し、システムの安定性を向上させることに貢献できるよう尽力します。

有馬 恵里子

プロフィール

強みが発揮されたエピソードを話す際、「どんな状況でどう考えてどう行動した」という流れで話すと、再現性のアピールになると思います。

たまたま強みが発揮されたのではなく、意識して発揮していることが伝えられると再現性を印象付けられますよ。

文系からSEを目指すなら、説得力のある志望動機を作成することも重要です。以下の記事でコツを押さえて、魅力的な志望動機を作成しましょう。

関連記事

例文8選|システムエンジニアの志望動機を新卒でも魅力的に作る方法

この記事では、システムエンジニアを目指す新卒就活生向けに志望動機を作成する際に知っておきたい基礎知識や盛り込むべきポイントなどを詳しく解説しています。キャリアコンサルタントによる、企業側の視点も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

記事を読む

例文8選|システムエンジニアの志望動機を新卒でも魅力的に作る方法

文系出身者のなかで一歩リード! プログラミングの基礎を身に付ける方法

新卒採用はポテンシャル採用が多いためプログラミング能力がなくても基本的には問題ないものの、基礎的な知識があることで採用担当者はあなたが入社後すぐに活躍している姿をイメージしやすくなるため、選考に有利に働きます

また、入社後の研修でもつまずくことが減り、スムーズに業務に入りやすくなることも考えられます。

下記でプログラミングの基礎を身に付ける方法を紹介するので、ほかの応募者から一歩リードした対策で選考通過率をアップさせましょう。

方法具体例特徴
プログラミングスクールに通うCOACHTECH
DMM WebCAMP 
RaiseTech
経験豊富な講師から調節指導を受けながらスキルを習得できる
独学で学ぶProgate
CODEPREP
CS50 for Japanese
幅広い教材を使用しながら自分のスケジュールに合わせて学習を進められる
インターンシップに参加する・志望企業
・勉強会を開催している企業
・エンジニアの長期インターン
実際のプロジェクトに参加して現場で実務経験を積むことで、実践的なスキルが習得できる
プログラミングの基礎を身に付ける方法の例

野村 芳克

プロフィール

文系出身者でも取りやすい資格として、ITパスポート基本情報技術者試験が挙げられます。

前者はIT業界の基本的な知識を、後者はITスキルの技術的な基礎を証明するものです。

どちらもSEの選考で高く評価され、修得スキルのアピールになるためぜひ挑戦してみてください。

以下の記事でもエンジニアに役立つ資格を詳しく紹介しています。「資格を取得してほかの応募者と差をつけたい!」という人は併せて確認しておきましょう。

関連記事

エンジニアの種類別のとるべき36の資格|選び方や勉強方法も解説

エンジニアの資格はエンジニアごとに多岐にわたり、自分にとって最適な資格を選ぶことが最も重要です。自分に合ったエンジニアの見つけ方から資格の選び方まで徹底解説します。36のエンジニア資格を紹介していくので、自分がとるべき資格を見つけてください。

記事を読む

エンジニアの種類別のとるべき36の資格|選び方や勉強方法も解説

こちらの記事ではおすすめのプログラミングスクールを紹介しています。スクールに通ってプログラミングを学んでみたいという人はチェックしてみてくださいね。

関連記事

厳選エンジニアスクール22選! 選び方や注意点も解説

「エンジニア未経験なのでエンジニアスクールに通いたい」「自分に合ったエンジニアスクールの見つけ方を知りたい」など、エンジニアスクールに通いたいけれど、どのように決めたらいいのかわからず、悩んでいる人も多いのではないでしょ […]

記事を読む

厳選エンジニアスクール22選! 選び方や注意点も解説

就職前に疑問を解消して不安をなくしておこう! SEに関連するQ&A

文系からSEを目指す際は、わからないことが多く、疑問や悩み、不安が付きまとうものです。

これらを解消せずに就職すると、やっぱりSEにならなければよかったと後悔してしまったり、知らなかった情報に直面してどのように対応すれば良いのかわからなくなってしまったりすることがあります。

そのため選考に本格的に入る前に、疑問や悩み、不安を解消しておくことが大切です

ここでは、IT業界を目指す学生から寄せられた質問を紹介します。キャリアコンサルタントがそれぞれ詳しく回答しているので、自分と同じ疑問や悩みがないかチェックしてみてください。

ESで悩んだら就活準備プロンプト集がおすすめ!

就活準備をもっと効率よく進めたい...!』と思っていませんか?「就活準備プロンプト集」は、生成AIを活用して自己PRや志望動機をスムーズに作成できるサポートツールです。

簡単な入力でプロが使うような回答例が出せるため、悩まずに就活準備を進められます。生成AIを活用して効率良く就活準備を進めたい人におすすめです。

コンテンツ内容
  • 自己PR、ガクチカ、志望動機作成プロンプト
  • チャットを使用した、模擬面接プロンプト
  • 自己PRで使える強み診断プロンプト

文系からSEを目指す際は適性と強みを理解してアピールをしよう

文理問わず、多くの学生に人気の職種の一つであるSE。文系出身でもSEとして就職する人は意外と多く、活躍することは大いに可能です。

文系の人がSEを目指す際は、求められるスキルと自分の強みがマッチしているのかをしっかりと理解し、アピールすることが重要になります。

記事で紹介した、SEに求められるスキルや実態を参考に正しく理解を深めましょう。就活を成功させるためのコツも押さえ、文系ならではの強みを活かしてSEを目指してくださいね。

アドバイザーコメント

SEに必要なのはプログラミングスキルだけではない

「文系だからSEは難しい」と考えてしまうのはもったいないです。むしろ周りと協調して柔軟に物事を進めていける文系のほうが、SEに向いているという話も現場から聞いたことがあります。

SEからキャリアをスタートし、プロジェクトリーダーを経てプロジェクトマネージャーになるというキャリアパスを想定すると、なおさらプログラミング以外のスキルが求められることになります。

文系ならではのスキルを積極的にアピールしてSEを目指そう

さらにいうと、プログラミングスキルは向学心を持って資格取得や現場での実践に真面目に取り組むことで必然的に身に付いていきますが、周りとうまく連携していくコミュニケーションスキルや状況に応じて臨機応変に対応する柔軟性などは、あとから簡単に身に付けられるものではないと思います。

システム開発は一人で完結するものではなく、さまざまなタイプの人と協力して進めていくものです。プログラミングスキルをすでに身に付けている理系の人と、同じ土俵で競う必要はありません。

文系だからこそのスキルをアピールすることで、周りの人との差別化をしていきましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

> コンテンツポリシー

記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

> メッセージを読む

関連Q&A

カテゴリーから探す

目次

おすすめ対策ツール・資料

TOP

PORTキャリア