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栄養士として活躍できる就職先はどこですか?
栄養士になりたく、就職先を調べています。栄養士の就職先は主に保育園や幼稚園、給食会社ということを調べていくうちに知ったのですが、本当に就職先はこんなに少ないのでしょうか?
まだ栄養士の資格は持っておらず、資格取得に向けて勉強中です。そのため、管理栄養士を目指したり資格を得るのは栄養士としての経験を積んでからでも良いかなと考えています。
食品業界に興味があるものの、栄養士の就職先がこんなにも少ないと正直就活に向けての熱意が下がってしまいそうで不安です。
栄養士の就職先について、ほかにもあれば教えてほしいです。また、栄養士と似たような仕事ができる職種があればこちらも教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
栄養士として何がしたいのかを考えることから始めてみよう
資格取得の際に大事なことは「これをできるようになるために」という資格取得後の目的を明確にしておくことです。これを明確にしておかず「◯◯の資格を取ろう」と資格取得が目的になってしまうと、資格取得後に思ったような世界が広がらず、何のために資格をとったのかわからなくなることがあります。
質問者さんは栄養士になりたいとのことですが、大切なことは「栄養士になって何をしたいか」という資格取得後のイメージです。もちろん栄養士は栄養指導をすることができますが、誰に対してそのような行為をしたいと思うかが大事です。
保育園や幼稚園などであれば未就学児の健康に貢献する仕事になりますし、給食会社であれば子どもだけに限らず、一般消費者に向けてということになるでしょう。
ほかにも栄養士の就職先としては病院や福祉施設、もちろん飲食店での仕事もありますし、スポーツ関連会社や食品会社などもあります。現代は健康ブームなので健康に貢献する商品開発を積極的にしていてる会社も多いでしょう。そこで商品開発に携わる仕事もあります。
視野を広げることで就職先の選択肢も広がる
職場によって、それぞれ顧客としている人たちは異なります。そのため、相談者さんが栄養士としてどのような分野で働きたいのかを明確にすることが職場選びにおいて必要な視点になります。
質問者さんは「栄養士の就職先が少ない」と心配していますが、栄養士だから就職先が限られてしまうということは決してありませんよ。
自分が興味を持った職場であれば自由に応募することは可能ですから「栄養士を採用してくれるところはどこか」ということで限定してしまうのではなく「自分が興味ある仕事は何か」という視点で一度広く企業を見ていくのもいいかと思います。
管理栄養士は栄養士と同様に栄養指導ができる仕事ですが、病院や福祉施設などで病状などに合わせた栄養指導は、より専門的な知識を持った管理栄養士の仕事になります。仕事の幅を広げたいということであれば管理栄養士まで取得するのがいいかと思います。
ただし、先にもお伝えしたとおり、資格取得した後にどのようなことをしたいかを明確にしておくことが大切です。
まずは栄養士と管理栄養士の違いを知っておこう
まず、栄養士と管理栄養士の違いについて説明しますね。
管理栄養士と栄養士はともに、栄養士法によって定められた国家資格です。国は免許の発行業務を、管理栄養士に関しては厚生労働大臣に、栄養士に関しては都道府県知事に委ねています。
管理栄養士は、病気になっている人や高齢で食事を摂ることが困難な人、または健康な人に対して、それぞれ専門的な知識と技術で栄養指導・給食管理・栄養管理をおこないます。
一方で栄養士は、主に健康な人を対象として栄養指導や給食の運営をおこないます。
栄養士の就職先はたくさんある
栄養士の就職先は保育園や幼稚園、給食会社だけに留まらず、実際には非常に多岐に渡ります。以下にその例をいくつか挙げてみましょう。
①社員・学校食堂の現場
社員食堂や社員寮、大学の食堂などで、健康管理の一環として食事の提供や栄養指導をおこなう
②医療の現場
病院や診療所では、患者への食事提供や栄養指導を通じて栄養管理をおこなう
③福祉施設(高齢者・障がい者)
高齢者や障がいのある人を対象とする福祉施設(特別養護老人ホームや障がい者支援施設など)で、食事の提供をおこなう
④スポーツの現場
アスリートの栄養管理や運動能力向上に役立つ栄養や食事に関するアドバイスをおこなう
⑤地域活動の現場
健康な人を対象に、疾病予防のための健康づくりのアドバイスや料理教室の講師などを担当する
⑥行政の現場
都道府県庁や市町村、保健所・市町村保健センターなどに勤務し、地域の健康づくり政策の企画・立案や地域住民向けの健康づくり講座の開催、栄養相談を担当する
⑦研究・教育機関の現場
国や大学、企業の研究室で、食に関する研究や栄養士の教育をおこなう
栄養士と似た職種として、以下のような選択肢が考えられます。仕事内容を参考に、ご自身のやりたいことと照らし合わせてみてくださいね。
・フードコーディネーター
食に関する総合的なコーディネートをおこなう
・フードアナリスト
食品の研究や新製品開発にかかわる仕事をする
・健康指導士
健康や予防医学に関するアドバイスやプログラムの提供をする
食品業界の志望動機作成の注意点について、こちらの記事で解説しています。ほかの学生が陥りがちなポイントを押さえて高評価が得られる志望動機を目指すためにも、ぜひ参考にしてみてください。
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