Q
大学4年生
男性
8月から就活を始めるのは遅いでしょうか?
大学4年生です。これまで部活動やゼミが忙しく、就職活動を本格的にできていませんでした。気づけばもう8月になってしまい、非常に焦っています。
周りの友人たちはほとんど就活を終えている状態で、SNSを開くたびに内定報告が目に入り、「自分だけ取り残されている」という不安でいっぱいです。
やはり、4年生の8月からの就活は遅すぎるのでしょうか?
今から始めても、「もう大手の募集は終わっているのではないか」「そもそも選考を受けられる企業は残っていないのではないか」と、ネガティブなことばかり考えてしまいます。
もし今からでも内定を目指せるのであれば、何から手をつければ良いか教えていただきたいです。
春や夏前の就活とは違う注意点や、効率的な進め方など、具体的なアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
8月スタートでも十分間に合う! 視野を広げて動くべき
他人と比べて遅いか早いかを気にする必要はありません。
早く内定を取ってもたくさん内定を取っても、行ける企業は1つだけです。焦らなくても卒業までに決まれば良いと考えてください。
他人の選ぶ企業とあなたの選ぶ企業は同じではなく、決まった正解もあるわけではありません。他人との比較はまったくの無意味です。
8月だと大手の採用は終わっているかもしれません。ただ、中小企業や地方の企業もありますし、大手でも辞退者が多ければ秋からの再募集もないわけではありません。
キャリアセンターなどを利用し、自己分析から始めよう!
自分がどのような仕事に関心があるか、どのような条件で働きたいかなど、まず自己分析を進めて志望先を探しましょう。
大学のキャリアセンターも相談に乗ってくれるはずです。積極的に活用してください。
「幅広い業界を見る姿勢」で成功を手にしよう
社会全体で見れば、若年労働力は今後しばらくは不足状態が続くと見込まれています。実際どの業界も人手不足で困っていることは確かです。
長い目で見れば在学中に内定が取れなくても焦る必要はありません。第二新卒の採用も活発になってきています。
あなたが健康であって極度なこだわりなどがないならば、仕事がない、という状況にはそうそうなりません。
春先と違う注意点は、選択肢が狭まっているぶん、業種や職種を絞りすぎると応募先がなくなりやすいということです。
出遅れていることは事実です。そのため、応募先は幅広く考えて、知らない業界や不人気の分野にも目を向けてみることが成功のポイントです。
焦らなくて良い! 「深く狭く」の戦略に切り替えるべき
まず伝えたいのは、これまで部活動やゼミを頑張ってきた時間は決して無駄ではないということです。
ひとつのことを継続して取り組んだ経験は、社会に出てからも評価される力です。自信を持って就活をおこなってください。
結論から申し上げると、8月からのスタートは決して遅すぎません。
確かに大手企業の多くは募集を終えていますが、内定辞退者を見越した「秋採用・冬採用」を積極的におこなう企業は多くあります。
特に、社会インフラを支える企業、ベンチャー企業、成長中のIT企業などは、年明けまで採用を続ける傾向にあります。
秋・冬採用に強い企業を見極めて効率的に準備しよう
「もう企業は残っていない」とネガティブに考える必要はありません。ただし、春や夏前の就活とは戦略を変える必要があります。
春の就活が、広く浅くだったのに対し、この時期は深く狭く、つまり効率性が重要です。
まずは就職エージェントや大学のキャリアセンターにすぐに相談し、現在進行形で募集中の企業の情報を入手しましょう。
自己分析や企業研究もゼロから始めるのではなく、「なぜこの会社で働きたいのか」という志望動機に直結する部分だけに絞って集中的におこなってください。選考スピードに追いつく準備をします。
秋以降の選考は、内定までにかかる期間が短縮される傾向にあります。エントリーシート(ES)提出から面接までの間隔がタイトになるため、準備不足を防ぐことが最大の注意点です。
興味のある企業が複数あれば、そのなかでも特に志望度が高い企業を優先し、一社一社の面接対策をしっかりおこなうことが、内定獲得の鍵になります。
不安に飲み込まれず、健やかに過ごすことも成功の秘訣
周りの内定報告で不安な感情に飲み込まれないよう、意識的にSNSから距離を置き、睡眠時間を確保してください。
不安を抱え込まず、専門家や信頼できる人に頼ることが、この時期の就活を乗り越えるための最も重要な対策です。
以下の記事では秋採用を実施する企業の探し方や選考の対策方法などを解説しています。秋採用に向けて準備を進めようとしている人は、事前にチェックしておきましょう。
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