Q
大学2年生
男性
プラント業界はきついと聞きますが本当ですか?
現在、就職活動中でプラント業界を志望しています。大規模なものづくりに携われる点に魅力を感じています。
ただ、ネットなどで「プラント業界はきつい」「激務だ」という話を多く目にし、不安です。特に、残業や海外出張が多くて大変、といった情報を見かけます。
実際のところ、プラント業界の仕事はどれくらい激務なのでしょうか? また、体力的なきつさと、精神的なきつさは、どちらが大きいと感じる方が多いのでしょうか?
具体的な働き方や、きつさを乗り越えるための心構えなど、この業界で働くことのリアルな部分についてアドバイスをお願いいたします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
「きつさ」は事実だが達成感は格別
プラントエンジニアの現場が「きつい」というのは事実です。多くの人がその大変さを口にします。
長期出張や天候に左右される屋外作業、厳格な安全管理など体力と高い集中力が常に求められます。
その一方で、プロジェクトが完成したときの「達成感」は他の業界では決して味わえないほどの大きな規模のものがあり、これこそがプラント業界ならではの醍醐味だとおっしゃる人が非常に多いです。
きつさと成長は表裏一体! リアルを知ろう
最近は若手の離職防止や働き方改革の観点から、残業の削減や現場での交代制の導入など、労働環境の改善に向けた動きもみられます。
精神面では特に海外プロジェクトにおいて、文化や言語の壁を越えて調整をおこなう責任感がプレッシャーになることもあります。
ですが裏を返せば、その経験こそがグローバルに通用するスキルを身に付ける大きなチャンスとなります。
「きつさ」と「成長機会」が表裏一体となっている業界です。チームで何か大きなものを作り上げる達成感に魅力を感じるのであれば、それは大きなやりがいにつながるはずです。
自身が「どのくらいのきつさ」なら「どんな種類のきつさ」なら乗り越えられそうか、想像だけでなく現場見学や社員訪問などを通じてリアルを知ることから始めることをおすすめします。
きついのは過去の話! 労働環境は改善されている
現代のプラント業界は生産計画が高度にシステム化されており、「きつい」というイメージは過去のものとなりつつあります。
労務管理が厳格化されているため、納期に間に合わせるための理不尽な長時間労働が常態化しているとは考えにくい状況です。
むしろ仕様変更などが頻繁に起こりえるIT業界のほうが、突発的な残業は発生しやすいかもしれません。
工場では設計図にもとづき秒単位で工程が管理されており、イレギュラーな事態は起こりにくいのです。
学生のイメージと実際の仕事は違うと知ろう
学生がイメージする「きつさ」は、おそらく生産ラインでの単純労働を指していると思われます。しかし大学卒業者が担うのは、より専門的な生産管理などの業務であり研修以外で一日中ライン作業をすることはありません。
工場内での移動や安全具の着用は、オフィスワークに慣れた人からみれば大変に感じるかもしれませんが、一日中座っていることによる健康リスクを考えれば一概にデメリットとはいえないでしょう。
仕事がきついと感じている人は、次の記事をチェックしてみてください。仕事がきついという状況から抜け出す方法を解説しています。
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