Q
大学4年生
女性
新卒でフリーランスライターになるのはやめたほうが良いですか?
現在大学4年生で就職活動を控えています。大学時代からWebメディアなどでライターのアルバイトをしていて、文章を書くことが好きである程度収入も得ている状態です。
新卒でフリーランスのライターとして活動を始めようかと思っています。ただ仕事が安定しないことや、社会的な信用をえにくいことが不安です。
一方で企業に就職して社会人経験を積むなら安定は得られるものの、ライターとはまったく関係ない仕事に就くのはあまり気が進みません。
それでもやはり一度は企業に属して働いたほうが良いのでしょうか?
新卒でフリーランスライターとして働くのはやめたほうが良いか率直な意見を教えてください。
また、一度就職してからフリーランスに転身する道もありですか? プロの方から見て、どちらの道がキャリア形成において現実的か、アドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
まず企業で修行! 文章「以外」のスキルを磨こう
一度企業に就職するか、最初からフリーランスでいくかは非常に悩ましいところですね。
以前私がご支援した人で、新卒で出版社に入社し編集や取材の基礎を数年間学んだあとに独立して、現在フリーライターとして活躍している人がいました。
その人がおっしゃっていた企業に就職して良かった点は「お金をもらいながら学べた」ことでした。
取材のマナー企画の構成の考え方、ビジネスコミュニケーションといった文章力「以外」のビジネスの基礎を、お給料をもらいながら実践の場で学べたことが独立後に非常に役立っているとのことでした。
「信頼」と「スキル」を蓄え選択肢を広げよう
一方で新卒でフリーになるという選択も、間違いではありません。
たとえばすでに大学時代からクライアントがいて安定した受注が見込める場合や、先ほど述べたようなビジネスマナーやノウハウが身に付いているのであれば、そのほうが早く事業が大きくなる可能性もあります。
ただしその場合は安定性よりも、継続的にお金を得ていく力(営業力)や自分を売り込む力がよりシビアに必要とされます。
キャリアの視点でみると、やはり一度企業で経験を積んで「信頼」と「スキル」を蓄えてから独立するほうが、選択肢が広がるのが現実的かなと思います。
フリーになるつもりで企業に入ったけれど、企業の大きなリソース(お金や人)を使ってダイナミックな仕事ができるほうが面白いと感じる可能性もあります。
ある種の「修行期間」ととらえて数年間企業で経験を積む、という選択をおすすめします。自身がどういうライターになりたいかを考えながら、選択肢を広げるためにどちらが良いかを判断してみてください。
専門性がないなら待った! まずは社会経験を積もう
新卒でフリーランスライターになることを検討する際、最も重要な問いは「あなたは何について書けるのか?」です。
成功しているフリーランスライターは、必ず特定の分野における専門性をもっています。
社会人経験のない新卒者が、いきなり専門性の高い記事を執筆することは極めて困難です。自分語りや若者向けの風俗について書くという手もありますが、それだけで食べていくのは大変です。
読者のニーズを理解し書ける分野を作ろう
またWebメディアの読者の多くは会社員です。企業に所属した経験がなければ読者が何を求めているのか、どのような情報に価値を感じるのかを理解することは難しいでしょう。グルメ記事を書くにしても、元料理人などの肩書がなければ採用されにくいのが現実です。
まずは一度企業に就職し社会人として経験を積みながら専門性を高めることが、将来フリーランスとして成功するための確実な道筋です。その経験こそが、あなたにしか書けない「コンテンツ」になるのです。
こちらのQ&Aでも新卒でフリーランスになるのは現実的か? の質問にキャリアコンサルタントが回答しています。フリーランスとしての活動を検討している人は、ぜひ読んでみてください。
企業に就職したくないのでフリーランスになることを検討している人もいるでしょう。以下のQ&Aでは、就職を避けるためにフリーランスになることはありか? の質問にキャリアコンサルタントが回答しているので、併せてチェックしてみましょう。
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