Q
大学3年生
男性
公務員の庶務とは具体的にどんな業務ですか?
公務員を目指して勉強中の者です。自治体の職種や業務内容について調べているなかで「庶務」という言葉をよく目にします。
一般企業での庶務・総務のイメージは少しあるのですが、公務員における庶務とは具体的にどのような業務を指すのでしょうか?
配属される部署によって内容が大きく変わるのか、それともどの部署でも共通するルーティンワークのようなものがあるのか知りたいです。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
庶務は組織のサポーター! 縁の下の力持ち
一般的に、公務員組織運営を円滑にするための事務的なサポート業務全般を指し、民間企業における「総務」や「人事」の役割に近いです。
具体的には職員の勤怠や休暇の管理、給与計算や関連する事務処理、経費チェック、文書管理、備品発注、電話・窓口対応などがあります。
配属先によって専門業務もプラスされる!
処務業務は配属される部署によって、対応する外部組織が異なります。
配属される部署(例:教育委員会、福祉課など)によっては、学校や関連施設との調整業務なども発生します。
部署のアシスタント業務! 正社員がおこなうことはほとんどない
公務員における「庶務」とは、基本的には部署内のアシスタント業務全般を指します。
具体的には、書類作成、非常に多い電話の応対、備品管理、小口現金の管理などです。役所はまだアナログな部分が多くパソコンなら一瞬で終わる作業をいまだに紙でおこなっていたり、FAXを多用したりします。
しかしここで一つ重要な点があります。現在こうした庶務的な業務を正規の公務員が担当することは、ほとんどありません。
今は非正規が担当! 正社員の採用枠はほぼないと知ろう
庶務の仕事の多くは「会計年度任用職員」と呼ばれる、1年契約の非正規職員が担っています。
最大でも3年から5年という任期が定められており、安定した職とはいえないのが実情です。
任期満了後別の部署でまた採用されることもありますが、非正規のまま働き続けることになります。つまり正規の公務員として庶務という職種で採用されるケースは、現在ではほぼないということを認識しておきましょう。
公務員と民間企業の違いは、次の記事でチェックしてみましょう。それぞれの良い面や悪い面、向いている人の特徴を解説しています。
こちらは一般企業の総務事務の具体的な仕事内容ややりがい、求められるスキルや志望動機の書き方について詳しく解説しています。総務事務に興味がある人はぜひ確認してみてください。
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