Q
大学3年生
女性
航空会社への就職では、大学の学歴が重要になりますか?
将来、航空会社で働きたいと考えているのですが、自分の通っている大学のレベルで就職できるのか不安です。
大手航空会社の採用サイトなどを見ても、出身大学名が載っているわけではないので、どのくらいのレベルの大学から入社しているのかがわからず焦っています。
また、客室乗務員(CA)や総合職など、職種によって求められる学歴は変わってくるのでしょうか?
航空会社の就職に強い大学や、有利になりやすい学部などがあれば知りたいです。
今からでも間に合うように、就職に向けて具体的に何を準備し、どのような対策をすれば良いかアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
学歴は関係ない! 論理的な回答で面接を突破しよう
大学名で合否が決まることはありません。航空会社の採用は実力主義です。
ただ、結果的に面接の準備がうまく、論理的に話せる学生に学力の高い大学の人が多い傾向がある、ということはいえるかもしれません。
実際に大手航空会社の採用実績を見ても、偏差値50台から東大くらいまで、本当にさまざまな大学から採用されていますので、学歴を気にする必要はないでしょう。
自己分析を優先! 航空会社への思いを深掘ろう
エンジニア職では理系の知識が求められるなど、職種による専門性はありますが、特定の大学が有利ということはありません。この業界は競争率が非常に高いので、まずは選考のテーブルに乗ることが重要です。
今準備すべきことは、徹底した自己分析です。「なぜ航空会社なのか」「入って何をしたいのか」「自分のどの能力で貢献できるのか」を、自分の言葉でよどみなく話せるようにしておきましょう。
仕事による! 職種により必要なスキルを理解しよう
航空会社への就職では、大学の学歴は職種により比重が異なります。
たとえば、客室乗務員やグランドスタッフは人物適性・接遇力・語学が主評価軸で、出身大学は決定打にはなりにくいです。
一方、総合職は基礎学力や英語、論理力が重視され、結果として難関大卒業者の比率が高くなりがちです。とはいえ、ここについては実績(留学・議論経験・数理スキル)で十分逆転可能です。
学歴より英語力と現場理解! 志望動機も具体化しよう
学部としては、語学力やコミュニケーション能力を活かせる外国語学部や、英語力を高められる国際系の学部が有利になりやすいです。技術職を目指す場合は、航空工学を学べる工学部・理工学部も有利です。
あえて挙げるとすると、航空会社の就職に強い大学は、慶應義塾大学、早稲田大学、青山学院大学、立教大学などが挙げられます。キャビンアテンダント職については日本女子大学や東京女子大学、学習院女子大学などの女子大学や外国語大学で採用数が多い傾向にあります。
(2023年の航空会社2社の採用大学ランキングでは、ANAの1位は慶應義塾大学、2位が東海大学、3位が東京大学、日本大学、早稲田大学が並びました。 また、JALは1位に慶應義塾大学と早稲田大学が並び、3位は立教大学でした。2024年はANAの1位が関西外国語大学、2位が慶応義塾大学、3位が早稲田大学。JALの1位が早稲田大学、2位が慶應義塾大学、3位が青山学院大学でした。※参照: https://diamond.jp/articles/-/360524)
とはいえ学校名よりも、英語運用力、現場理解、安全・収益、顧客体験に接続する志望動機をいかに具体で語れるか、などが鍵になります。
現場理解については、空港見学・OB・OG訪問・アルバイトなどを通じて現場をわかっておくことで、大きなアドバンテージを持っておきましょう。
航空会社への就職を希望している人は、次の記事もぜひ読んでみてください。航空会社の就職に必要な基本の就活対策から、ほかの志望者と差がつくアピールポイントまで解説しています。
航空業界に興味がある人は、以下の記事も参考にしてみましょう。航空業界で求められる資質や就職するためにやるべきこと、航空業界で活躍する人の特徴などを詳しく解説しています。
航空会社への就職の難易度については、次のQ&Aを参考にしてみてください。
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