Q

大学3年生
男性

理系で、学歴フィルターにかからない大学を教えてください。

現在、理系の学部に所属しているのですが、就職活動で学歴フィルターがどれくらい影響するのか不安です。大手メーカーの研究職や開発職を志望しているため、気になっています。

インターネットでは「この大学から上なら大丈夫」といった情報を見かけますが、正直どれを信じたらいいかわかりません。

理系学生の場合、具体的にどのレベルの大学からが「学歴フィルターにかかりにくい」と言えるのでしょうか?

自分が当てはまっているかを知りたいので、リアルなところを教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

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キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

桒田 里絵

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一概には言えない 実際にたずねるのがも最も確実

結局は企業の判断に依ります。また申し上げるとしてもネットに上がっている情報とさほど変わらないかと思います。

それでもあえて挙げるとすれば、たとえば、旧帝大系7大学、そのほかの国公立大、私大は早慶/ICU/東京理科・GMARCH・関関同立あたりが常識的なラインではないでしょうか。

しかし、理系の強い一部の私大や事業と関係の深い研究をおこなっている教授のいる大学を入れたりすることもありますので、本当に一概には言えません。

学歴フィルターはあくまでも最初の振り分けに使われる手段であり、当たり前ですが、採用に至るにはその後の選考をクリアする必要があるわけです。

いくら学歴フィルターにかからない大学の学生であっても、志望企業にきちんとアピールできなければ意味がありません。

実地調査で志望企業の採用大学を把握することが最も確実

やはり可能な限りインターンシップやOB・OG訪問をおこない、実際にどんな大学から採用されているのかたずねてみるのが最も正確に把握できるでしょう。

本当のところを知るには、ネットや一般的な統計情報ではなく、自分が志望する企業がどんな人材を求めているかをよく考察し、実地調査するくらいの意気込みが必要です。

できるだけ、実際の社内の声やアドバイスに触れる機会を持つことに注力してみてはいかがでしょうか。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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「絶対安全」な大学リストはない! 「何ができるか」が重要

まず前提として、全国共通の安全リストは存在しません。大手メーカーの研究職や開発職と一口に言っても、企業ごと・職種ごとに基準が違うため、「ここから上は絶対安全」という共通ラインはないです。

ただし、逆に学歴フィルターが「ない」とも言い切れません。

たとえば、一部の外資コンサル・投資銀、キー局、総合商社、超有名メガベンチャーの一部など、人気が集中する超大手・採用少数の企業などは応募管理のために入口を絞ることがあるため、大学名の影響が出やすいのは事実です。

ただし傾向はありますので、「通りやすさの目安ゾーン」としてお伝えしますが、これらはあくまで目安です。

Aゾーン=通過しやすい場面が多い: 旧帝大系・東工大・早慶の理工系などは、書類で落されにくい場面が多いです。

Bゾーン=多くのメーカー・インフラで十分戦える:筑波・横国・千葉・神戸・岡山・広島・金沢・電通大・農工大・名工大・都立大・阪市大/名市大(現公立大)など上位~中位の国公立理工。

私立なら東京理科大、MARCH理工、関関同立理工、芝浦・工学院・東京都市・名城などの理工系は、学歴で一律に切られにくい案件が多いです。

Cゾーン=会社次第で十分通る: 地方国立・公立・地方私立の理工でも、理系採用比率が高い企業、採用人数が多い企業、学校推薦が使える企業、技術面接がある企業では、学歴より中身で評価されやすいです。

理系就活は「何ができるか」がカギ! 準備を丁寧に

とはいえ、理系採用では、大学名より「何ができるか」の提示と、実践例があることが強く効くのもまた事実です。

この大学なら絶対大丈夫という線はないですが、上のBゾーンに入る大学群は多くの技術職で十分勝負できます。

Cゾーン以下も、学内で作った成果物と基礎力の証拠を整えれば通過します。まずは学内でできる準備を丁寧に積み上げることが一番の近道です。

以下の記事では学歴フィルターの実態について解説しています。自分の学歴に自信がなく、学歴フィルターの実態について知っておきたいという人はぜひ参考にしてください。

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