この記事のまとめ
- 学歴フィルターがある企業は現在も存在する
- 学歴による区別の仕方についてキャリアコンサルタントが徹底解説
- 学歴フィルターを気にしすぎず今からできる対策に全力を注ごう
- 適職診断
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この記事を読んでいる人に
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学歴フィルターに関しては、SNSなどでたびたび議論されていますよね。学生にとっては他人事ではないので、自分が学歴フィルターによって不利になるのか有利になるのか、気になっている人も多いのではないでしょうか。
また、中には「そもそも学歴フィルターって本当に存在するの?」と思っている学生もいるかもしれません。事実、学歴フィルターは存在します。ただ、だからといって学歴に自信がない人が優良企業の内定を獲得できないわけではありません。学歴フィルターの実態を押さえて対策をしましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの田邉さん、平井さん、瀧本さんのアドバイスを交えつつ、学歴フィルターの実態を解説します。学歴フィルターを乗り越えるコツも解説するので、学歴に自信がない人も自分の学歴がどう評価されるかわからない人も、ぜひ最後まで確認してくださいね。
学歴フィルターは実在する? 企業の本音と建前を知っておこう
学歴フィルターは実際にあるといっても、その存在を公言する企業はなく、「採用は人物重視でおこなっており、学歴は関係ない」などと発信している企業がほとんどです。そのため、学歴フィルターは都市伝説のようなものだと思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、建前上はそのようにしていても内情が異なる企業は少なくありません。学歴は今から変えられるものではありませんが、学歴フィルターの実態を押さえておくと、企業の建前に振り回されずに、自分のペースで就活を進められるようになりますよ。
記事ではまず、学歴フィルターの実態について、企業の採用活動に深くかかわってきたキャリアコンサルタントが詳しく解説します。そして、学歴フィルターの区切り方、学歴フィルターを取り入れている企業の特徴とその理由についても説明します。企業の採用の裏側がわかりますよ。
そして、学歴フィルターを乗り越えるコツも伝授します。学生一人ひとりの価値や能力の高さは学歴だけで測れるものではありません。学歴では伝わらない魅力を知ってもらうために、企業の本音を押さえてそこにフィットしたアピールで内定を勝ち取りましょう。
まずはあなたが受けないほうがいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
キャリアコンサルタントが解説! 学歴フィルターは現在もあるの?
日本労働組合総連合会の就職差別に関する調査2023によると、就活中に「学歴フィルター」を感じたことが「ある」と答えた人は、全体だと40.4%、4年制大学・大学院の卒業者だと43.9%を占めます。
半数近くの学生が感じている学歴フィルターは、本当に存在しているのでしょうか。キャリアコンサルタントの田邉さんに伺います。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る学歴フィルターを設けている企業は一定数ある
学歴に自信がない人にとっては残念ですが、学歴フィルターは実在していて、企業が設ける基準に満たないと選考落ちになる可能性があります。
特に即戦力のエンジニアを募集している大手では、エンジニア採用で学歴フィルターを設けている企業が少なくありません。
エンジニア採用においては、募集要項に「情報系の学部や学科で大学院を卒業見込みでないと書類選考を通過できない」などと書かれているケースが多いですが、明記されていなくても学歴フィルターが機能していることもあります。
ほかにも応募者が多数で、選考する学生の人数を絞るために学歴フィルターを設けている企業も実在します。
学歴フィルターが実在することを認識したうえで、本文で紹介されている「自分ができる就活対策」を実践することが重要です。
ここで学歴フィルターが使われがち! 一部企業の採用の実態
学歴フィルターが実在するとして、企業は採用活動のどのような場面でフィルターを通しているのでしょうか。ここでは、企業の学歴フィルターの使い方について解説していきます。
学生の体験や噂によると、学歴フィルターは主に下記の3つの場面で使用されています。これらの推測が正しいのか、都市伝説に過ぎないのか。ここでも、さまざまな企業の採用活動にかかわってきたキャリアコンサルタントが回答します。
学歴が高い学生を説明会やセミナーに優先的に案内する
学歴により説明会やセミナーの予約が制限されているのではないかと、学生から不審に思う声が上がっています。
実際、ある学生が企業の説明会を予約しようとしたところ「満席」と表示されるのに、その学生よりも高偏差値の大学に通う学生のマイページからは予約ができるという事例もSNSで報告されています。
- 学歴が高い学生を説明会やセミナーに優先的に案内する企業はあるのでしょうか。
効率良く採用活動をするために学歴フィルターをかける企業はある
説明会やセミナーの参加に制限がかけられる事例は、特に応募者の多い人気企業によくあります。
学歴フィルターの一番の目的は、採用の質を落とさずに、採用の効率を上げたいという企業の思惑です。その基準として学歴以外の基準がほとんど見当たらないというのが実態なので、学歴フィルターが存在するのですね。
大学入試でも学力一辺倒の筆記試験選考から、AO入試や推薦入試が主流になったように、採用選考でも学歴に変わる基準ができれば学歴フィルターも変わるのではないでしょうか。
就活準備は適職診断から始めてください!
適性がある仕事を選ぶ事は非常に重要です。適性が低い仕事に就職してしまうと、ミスマッチから早期退職につながる可能性が高まってしまいます。
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入社後のミスマッチを防ぐためにも、自分の適職を診断してみましょう。
書類選考で目を通すESを学歴によって選別する
人気企業となると、書類選考で落とされ、面接すら受けられない学生が多くいます。学生には不採用の理由は伝えられませんが、「本当に書類に目を通してくれているのか」「学歴だけで判断されたのではないか」と不審に思う学生は少なくありません。
- 書類選考で目を通すエントリーシート(ES)を学歴によって選別する企業はあるのでしょうか。
学歴を指標にして絞る業界はある
学生からの人気が高い有名企業や大企業では応募者数が多く、すべての応募者を選考対象とするのは現実的に難しいため、学歴というわかりやすい指標で選考対象を一気に絞ってしまう企業もあります。
高偏差値な大学に絞る企業では、特定の分野で深く学んだ実績を評価しています。学業に注力したことにより専門的なスキルだけでなく、問題解決や批判的思考などの抽象的なスキルも身に付いていることが期待されるからです。
また、技術職を求める一部の企業では、一定の学歴を持つ候補者を優先する傾向があります。特定の学校を卒業した候補者は、一定の知識やスキルを身に付けていることが期待されるためです。
しかし、これは一部の企業の特徴にすぎません。近年、技術革新のスピードが上がっていて、新興のIT企業やスタートアップ企業などを中心に、学歴よりも現在のスキルや経験を重視する傾向が強くなってきました。
スキルのほかにも多様性を重視する企業も増えてきて、バックグラウンドが多様な候補者を歓迎するようにもなってきています。
したがって、ESの選考においては、自身のスキルや経験をどのようにアピールできるかが重要になっています。自分の持っている能力を明確に示し、それが企業の求める資質とどのように合致するのかをしっかりと説明することが大切です。
書類選考でつまずいている学生は、ESのアピール内容を見直してみましょう。以下はどの項目も評価にかかわる重要な項目です。一つひとつ確認しましょう。
自己PR
例文15選|エントリーシートの自己PRで人事を惹き込むコツを解説
志望動機
例文12選|受かる志望動機をエントリーシートに書く4つのステップ
趣味・特技
例文60選|ESの趣味・特技欄で自分らしさをアピールするコツ
自由記入欄
ESの自由記入欄を攻略する4ステップ|テーマ別の例文10選も紹介
適性検査の合格点を学歴によって変える
適性検査で手応えを感じたのにもかかわらず不合格となってしまうと、本当に公平にジャッジされているのか疑問に思う学生もいるでしょう。
適性検査の合格点や受検者の点数は知らされないため、学歴によって適性検査の合格点を変えている可能性が疑われているのです。
- 適性検査の合格点を学歴によって変える企業はあるのでしょうか。
適性検査の合格点を学歴によって変える企業はほとんどない
企業が適性検査を実施する理由は、ミスマッチがないかどうか確認するためです。
そのため、学歴によって合格点を変える企業はほとんどなく、ボーダーラインを超えたら選考を通過できるようになっています。
とはいえ、企業の中には学歴によって合格点を変えている企業がある可能性は否めません。私は聞いたことはありませんが、可能性があることだけは頭に入れておきましょう。
学歴フィルター以外にも、就活をしていて「これっておかしい」と思ったことがある人は多いのではないでしょうか。こちらのQ&Aでは、そのような就活生の疑問にキャリアコンサルタントが回答しています。
学歴フィルターはどこから? 区切り方の例
学歴フィルターはどこから? 区切り方の例
- 学歴フィルター42校
- MARCH・関関同立以上
- そのほかの区切り方
では、企業が学歴フィルターを使用する場合、どのような学歴を優遇するのでしょうか。企業によってターゲットとする学校群は異なりますが、イメージをつかんでもらうために代表的な例を取り上げます。
かんたん3分!受けない方がいい職種がわかる適職診断
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強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
学歴フィルター42校
「学歴フィルター42校」とは、大学の中で特に学歴フィルターにかかりにくく、就職活動で比較的有利だといわれる42校の大学を指します。具体的には以下の大学になります。
学歴フィルター42校
- 旧帝大
大阪大学・九州大学・京都大学・東京大学・東北大学・名古屋大学・北海道大学 - 関東国公立
お茶の水女子大学・埼玉大学・千葉大学・筑波大学・電気通信大学・東京外国語大学・東京工業大学・東京医科歯科大学・東京都立東京・東京農工大学・一橋大学・横浜国立大学・横浜市立大学 - 関東私立
ICU(国際基督教大学)・青山学院大学・学習院大学・慶応義塾大学・芝浦工業大学・上智大学・中央大学・東京理科大学・法政大学・明治大学・立教大学・早稲田大学 - 関西国公立
大阪外国語大学(現在は大阪大学の一部)・大阪市立大学・大阪府立大学・神戸大学・奈良女子大学 - 関西私立
関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学 - その他
名古屋市立大学
MARCH・関関同立以上
学歴フィルターを取り入れている企業で使われがちな用語が、「早慶上理ICU」や「MARCH」、「関関同立」です。
早慶上理ICUとは
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、国際基督教大学(ICU)の5校を指す。いずれも関東地区の難関私立大学
MARCHとは
明治大学(M)、青山学院大学(A)、立教大学(R)、中央大学(C)、法政大学(H)の5校を指す。いずれも関東地区の私立大学で、早慶上理ICUに次ぐ難関大学グループ。
同じく東京にある有名私立大学の学習院大学(G)を含めて、「GMARCH」と称すことも増えている
関関同立とは
関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の4校を指す。いずれも関西地区の私立大学で、関東のMARCHと並べて語られることが多い
大手の人気企業の場合、MARCH、関関同立以上をターゲットにし、それ以外の大学をフィルターに掛けるケースが見られます。
そのほかの区切り方
日東駒専や産近甲龍と称される大学群も、企業の採用状況によってはターゲットになります。また、大東亜帝国以上としてそれ以外をフィルターにかける区切り方もあります。
日東駒専とは
日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学の4校を指す。いずれも関東地区の私立大学
産近甲龍とは
京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学の4校を指す。関西地区の私立大学で、関東の日東駒専と並べて語られることが多い
大東亜帝国とは
大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学の5校を指す。いずれも関東地区の私立大学
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見るフィルターがあったとしても最終的に決め手となるのは学歴ではない
学歴フィルターは、大学の偏差値やブランドを基準に設けられます。偏差値は一般的に学力の指標とされ、特定の業界や企業が重視する場合があります。また、大学のブランドとは、その大学が長年にわたり確立してきた評価やイメージのことを指し、これも採用の際に重視される場合があります。
たとえば、「旧帝大」は、その学問のレベルの高さと幅広い学部学科があることから、多くの企業が新卒採用の対象としています。偏差値も高いため、これらの大学からの卒業生は、一般的に高い学力(学びが深いこと)を持っていると認識されます。
「早慶上理ICU」は、私立大学の中でも特に優れた教育と研究を提供し、多くの企業が採用対象としています。また、「関関同立」「産近甲龍」「GMARCH」などは、特定の地域や業界で高い評価を受けています。
学歴を重視するのか、学歴以外は何を見ているのか、企業の方針はさまざま
しかし、これらのグループ分けは一般的なものであり、企業や業界によっては異なる基準で学歴を評価することもあります。一部の企業では、特定の学部や専攻、さらには個々の学生のスキルや経験を重視することもあります。
このように、学歴は一つの要素であり、最終的な採用決定は個々の学生の能力や適性、企業のニーズによって決まります。学生一人ひとりが企業にとってどれほど有益であるか、どれほど企業のビジョンや目標に適合しているかが評価されるのです。
たとえば、特定のスキルセット、リーダーシップ、チームワーク、コミュニケーション能力など、企業が重視する資質や能力が学生にある場合、それが企業にとって大きな価値を持つことでしょう。
また、学生の学業成績や学校での活動、インターンシップの経験なども、企業が学生を評価する際に考慮される要素です。したがって、学生がどの大学を卒業したかは一部の要素に過ぎません。
最終的には、学生の全体像とその能力、そして企業のニーズがどれだけマッチするかが、採用の決定において最も重要な要素となります。
学歴フィルターを取り入れている企業の特徴とその理由
学歴フィルターは実在するものの、すべての企業が学歴で学生をふるいにかけているわけではありません。ただ、自分が志望している企業が学歴を重視している可能性は簡単には否定できませんよね。「絶対に入社したい企業なのに学歴ではじかれたらどうしよう」と不安になっている学生もいるでしょう。
学歴フィルターを取り入れている企業には共通した特徴が見られます。ここでは、その特徴と企業が学歴によってフィルターをかける理由を解説します。
まずは、自分が志望している企業が該当するのか確認しましょう。さらに、企業が学歴によってフィルターをかける理由も解説するので、企業の内情を踏まえて選考対策に活かしましょう。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう!
就活では自分のやりたいことはもちろん、そのなかで適性ある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期退職に繋がってしまうリスクが高く、適職の理解が重要です。
そこで活用したいのが「適職診断」です。質問に答えるだけで、あなたの強みや性格を分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
まずは強みを理解し、自分がどの職業で活躍できるか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
①学生からの人気が高い
知名度の高い企業や大企業など学生からの人気が高い企業は、学歴フィルターを取り入れている可能性があります。中でもコンサルティングファームや総合商社、広告代理店、出版社などは、毎年学生からの応募が殺到します。
これらの業界の中でも特に大手企業では、選考フェーズの初期段階で学歴が重視されるといわれています。
特に学歴を重視しがちな業界は、本文と同じくコンサルティングファームや総合商社、広告代理店が挙げられます。ほかにも、投資銀行など金融関連の専門職なども学歴が重視される傾向がありますよ。
理由:応募者一人ひとりを評価するのが難しい
人気企業となると、応募者一人ひとりに会って採否を決めたいという思いがあっても、現実的に難しい場合があります。なぜなら、すべての書類にじっくり目を通す時間もないほど多数の応募があるからです。
最近ではインターネット上のシステムを介して気軽にエントリーができるようになったため、さらにすべての応募者を総合的に評価するのが難しくなりました。限られた時間と人員で採用活動を進めるには、効率的におこなわなければなりません。
そこで、学歴という一つの指標を用いるのです。高い偏差値の大学に入学できたという実績は、学業で結果を出すために努力してきたことの証明になります。そして、企業としては高学歴な学生に対し、仕事でも真面目に忍耐強く取り組みそうだと期待し、優先的に採用しようとするのです。
- 学生からの人気が高くても、学歴以外を重視している企業はあるのでしょうか。
適性検査を実施する企業はその可能性が高い
人気企業で応募者全員にSPIを受検させ、特定パターンの学生を次の選考に進めるところがあります。出身校よりも適性や性格傾向が、自社の求める人材にマッチするかを見ているのですね。
その点をクリアした学生について、人柄や人間性、志望意欲などをESから把握して面接に進め、将来性やコミュニケーション能力を含めて総合的に判断し、採用につなげています。
②社員の出身大学に偏りがある
企業の採用ページで経営層や社員の学歴を見てみると、限られた大学名しか出てこない場合があります。この場合、採用の際にあらかじめターゲットの大学を決めていて、それ以外の大学をフィルターにかけている可能性があります。
たとえば、創業から歴史が長い企業や経営層の学歴が高い企業では、学歴を重視する採用担当者が多いケースもあり、結果として社員の出身大学に偏りが生じているケースが見られます。
理由:社風になじませやすい
同じ大学で学んだ人間同士であれば、偏差値が近いため知識レベルに差がなく、コミュニケーションが円滑に取れる傾向があります。そのため、ターゲットとする大学を限定していると考えられます。
また、採否を決める面接官や経営層としては、自分と同じ大学出身の学生に親近感を抱き、「自社の雰囲気に合いそう」と判断しやすくなるケースもあります。
企業として学歴を重視する方針がなくても、「類似性バイアス」によって、自分と同じ高学歴の大学を出ている応募者を面接官個人が無意識に高く評価することも考えられます。
また、面接官が応募者の学歴を知った時点で、そのほかの能力や性格も高く評価してしまう「ハロー効果」が出てしまう場合もあります。
類似性バイアスとは
就活生の大学、出身、経験、思考回路などが面接官個人と同じであったり似ていると感じると、その求職者に好感を持ち、知らず知らずに甘く評価をしてしまう傾向のこと
ハロー効果とは
就活生を評価するときに、学歴や大会での実績など一部の特徴的な印象に引きずられて全体を良く評価してしまったり、反対に悪い特徴が一つ見えると全体が悪く見えてしまう効果のこと
③業務を進めるうえで高度な問題解決力や学習習慣が必要
高度な問題解決力や学習習慣が必要な仕事として、投資銀行やコンサルティング会社、総合商社などが挙げられます。これらの仕事では、業務に関連した法律や規制を学ばなければならないケースや、複雑な事象を論理的に顧客に説明しなければならないケースがあります。
このように一定の学習能力やスキルが必要なので、高学歴な学生を優先的に採用している可能性が高いといえます。
理由:大学の偏差値が一つの指標になる
たとえば、投資銀行が取り扱う金融商品には、さまざまな規制や複雑なルールがあります。
勉強が苦手な人だと、これらの規制やルールを理解するのに時間を要してしまうでしょう。対して、高い偏差値の大学に入学できた学生には、学習習慣が身に付いている場合が多く、自ら進んで勉強するため、短期間で業務に必要な知識を身に付けることが期待できます。
また、仕事上で必要とされる問題解決力は、学業と共通している部分もあります。大学の偏差値がその人の問題解決力を測る一つの指標となるのです。
アドバイザーコメント
田邉 健
プロフィールを見る学歴フィルターをかける企業では高度なスキルを求められることが多い
学歴を重視する業界として本文で解説されているコンサルティングファームや総合商社、広告代理店はいずれも高いスキルを求められることが共通しています。
コンサルティングファームの顧客は経営者であり、早期からビジネスの課題を分析したり、課題解決策を立案したりしなければなりません。
総合商社は事業投資をおこなうため、財務諸表を理解して投資すべきか判断する必要があります。広告代理店は、顧客の売り上げやブランディングに関する課題を特定して解決しなければなりません。
学歴によってスキルの有無を図っている
このような高いスキルを持っているかどうか、あるいは入社後に身に付けられるかどうかを学歴をもとに判断しています。とはいえ、学力を測るのであれば、大学のGPAを活用すれば判断できると思う学生もいますよね。
しかし、GPAは大学によって基準が異なるため、適切に評価できない可能性が高いのです。そのため、大学の偏差値を学歴フィルターとして活用して、スキルの有無を測っています。
多くはありませんが、GPAが就活に影響することもあります。GPAを重視する企業の特徴や、面接で聞かれたときの答え方などをこちらの記事で解説しています。
GPAの平均は? 就活への影響と数値に応じたアピール方法を解説
多様性が欠ける? 学歴フィルターを取り入れる企業側のリスク
学歴フィルターに関しては、採用を効率化させるためにも使用するのはやむを得ないという意見も多くあります。一方、学歴フィルターを取り入れることによって企業側に生じるのはメリットだけではありません。
企業としてもリスクを抱えていることは理解しているため、従来は学歴に重きを置いていた会社でも、今後は採用方針を変更する可能性があります。そのため、学歴に自信がないからといって諦めるのではなく、企業のリスクを踏まえて今後の動向を予測し、対策を立てましょう。
ここでは、学歴フィルターを取り入れる企業側のリスクを解説します。企業側の内情をより深く理解しましょう。
所要時間はたったの3分!
受けない方がいい職業を診断しよう
・受けない方がいい職業がわかる
・エントリーする業界・職種が絞れる
新たなアイデアが生まれにくくなる
偏差値の近い大学出身者が集まるメリットとしては、社員同士の価値観が合わないケースや知識レベルの格差によってコミュニケーションが円滑に取れない事態が起こりにくいことが挙げられます。
しかし一方で、社員の考え方や価値観が一方向に偏りやすくなり、多様な発想やアイデアが生まれにくくなるというリスクも抱えることになります。
企業がターゲットにする顧客には、さまざまなニーズを持つ人がいます。自分と近い環境下の人のニーズには気付きやすくても、多様な人材がいなければ組織として拾えるニーズは限られ、新たなアイデアが生まれにくくなるのです。
企業イメージを悪くしかねない
学歴フィルターを使用していることが公になれば、社会からネガティブな評価を受ける可能性が高いといえます。「学歴を重視する」と公言しなくても、内定者の学歴が偏っているとの噂が広まれば、学歴フィルターを使っている企業としてイメージ付けされるようになります。
学歴フィルターがなぜ批判されるのかというと、学歴によって学生を差別していると捉えられるからです。昨今は特に多様性を重視する傾向にあるため、学生の個性や人柄を無視した手法だとして批判を集めやすくなっています。
学歴フィルターを肯定する意見も少なくありませんが、企業としてはどちらにせよ自社の採用活動がそのような議論の対象になること自体デメリットが多いです。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る学歴フィルターの次はAI面接!?
企業が採用の質を落とさずに効率良く採用をしたいと思う限り、何らかの絞り込み措置はなくなりません。
今後の可能性として私が考えるのは、AI(人工知能)面接の利用推進による採用の効率化です。応募者全員に人間の面接官ではなくAI面接を実施することで、企業側の作業負荷は減少させつつ、企業のほしい人材像にあった学生を次の選考に進めるのです。SPIなどの筆記試験と併用することもあるでしょう。
現在は学歴で一律におこなっている絞り込みをAI面接に置き換えることにより、学歴フィルターは必要なくなります。
学歴を重視し続ける企業もいれば重視しない企業もある
AI面接の次の選考で学歴をどれだけ重視するかは、企業によって異なります。一定の学歴採用を続けてきて成功体験を強く持ち、その体験が今後も通用すると考えるなら、学歴重視は変わらないでしょう。
一方で一次選考をAI面接にすることで、二次選考以降はAIでは判断しにくい人間性や人柄をしっかり見ようとする企業は、結果的に学歴を重視しない採用になるのではないでしょうか。
学歴フィルターで落とされそうな人も多様な人材の一人として採用される可能性はある
学歴フィルターには、アイデアの偏りや企業イメージの低下のようなリスクがある点を踏まえると、学歴だけでターゲットでない大学の学生をすべてはじく企業ばかりではないことが予想されます。
つまり、学歴では企業のターゲットにはならなくても、企業にとってリスクを補う存在であることが示せれば、採用される可能性は高まるのです。
もし学歴を重視していそうな企業を志望する人で、学歴フィルターで落とされそうなら、高学歴な学生とは差別化したアピールを心掛けましょう。そうすることで、企業側から高学歴な人たちだけではカバーできない部分を補える存在だと見なされやすくなります。詳しい方法は次の章で解説しますね。
学生の中には、「人気企業だからどうせ学歴フィルターで落とされてしまうだろう」と志望度が高いにもかかわらずエントリー前に諦めてしまう人もいるでしょう。しかしそれは、非常にもったいないことかもしれません。
その会社で働きたいという気持ちがあるなら、納得した状態で就活を締めくくるためにも、可能な対策をしたうえでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
- 志望度が高い企業ですが、学歴で落とされる可能性が高いです。それでも、企業研究をするなどして対策をしておくべきですか?
学歴で落とされる可能性が高くても企業研究をしよう
選考通過する見込みが低い企業に時間を割くことは、効率が悪くもったいないと感じますよね。
しかし、少なからず選考を通過する可能性があるのであれば、対策をすることをおすすめします。企業研究をすることで、企業理解が深まり、選考を通過する可能性が高まります。
また、さまざまな企業を分析することで、企業の良し悪しを判断できるようになるため、分析を通じて自分に合った企業を見極められるようになりますよ。
広い視野で就活をしよう! 学歴フィルターを乗り越える5つの方法
学歴フィルターを乗り越える5つの方法
ここからは、学歴に自信がない人でも志望企業の内定を獲得する方法を解説します。学歴フィルターを乗り越えて、自分の理想のキャリアをつかみましょう。
また、難関大学に通っているからといって必ずしも就活がスムーズに進むわけではありません。高学歴な学生も、学歴に頼らず工夫して就活を進めていくことが重要です。ここで解説する就活の手法は、高学歴な学生にとっても有効なのでぜひ参考にしてくださいね。
選考通過率がグッと上がる!
就活対策で悩んだらプロンプト集がおすすめ!
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①就活の軸を明確にする
就活の軸とは、志望する企業や業界を決めるうえで重視する条件のことを指します。企業の規模や仕事内容、給料、勤務地などの中でも、自分が妥協できないポイントを軸として明確にしておくことで、スムーズに就活が進められます。
学歴フィルターにはじかれて落ちることが多い学生の傾向として、就活の軸が定まっておらず、知名度の高さや給料の高さなど表面的に判断しやすいポイントだけを見てエントリーする企業を決めているケースがよく見られます。
人気企業は、そもそも学歴フィルターがある可能性が高いうえに、もし書類に目を通されたとしても「知名度だけで自社を志望しているな」と見抜かれれば内定から遠ざかってしまいます。まずは、就活の軸を明確にし、自分に合った企業を的確にジャッジできるようになりましょう。
就活の軸が決められていない人は、こちらの記事を確認しましょう。就活の軸の見つけ方を例を交えながら詳しく解説しています。
就活の軸一覧90選! 納得できる企業選びの基準の見つけ方も解説
②知名度の低い企業にも注目する
前述した通り、学生からの人気が高くて知名度がある場合、学歴フィルターを設けている企業は多い傾向があります。とはいえ、学歴に自信がなくても、給料が高い企業や花形といわれる職業に就職したい人もいますよね。そこで注目したいのが、学生からの知名度が低い優良企業です。
主にニッチな分野でトップシェアを誇る企業や成長性・将来性のある中小企業が挙げられます。これらの企業は学生からの認知度が低いために、人気企業ほど応募が殺到せず、学歴以外の評価基準も重視しながら総合的に学生を評価する可能性が高いといえます。
企業名をよく耳にする企業や学生からの人気が高い企業に限らず、視野を広げて認知度が低くても優良な企業を探してみましょう。
こちらの記事で、さまざまな観点から一般にあまり知られていない優良企業をピックアップして紹介しています。自分が重視する条件を満たす優良企業を探してみてくださいね。
隠れ優良企業149社を厳選|探し方から内定獲得のコツまで徹底解説
③インターンに参加して活躍する
インターンシップは、就活の中でも特に重視するべきだといえます。25卒以降を対象として、インターンシップで得た学生の情報を本選考の判断基準とすることが正式に認められるようになりました。そのため、インターンの重要性はますます増してくると予想されます。
インターンで活躍した学生や言動から優秀だと判断できた学生は、一次面接を免除されたり、リクルーターが付くなどの優遇措置があり、本選考で有利になりやすいのです。
志望企業の内定に近付くためにも、まずはインターンに参加し、積極的に業務に取り組みましょう。
インターンで活躍するためにも、こちらの記事を参考にして参加する目的を明確にしましょう。
インターンは就活に不可欠? 8のメリットと選び方を詳細解説
人気企業のインターンでは、希望者全員を受け入れられないために、選考で参加者を決めるケースがあります。インターンの選考を受ける前に、以下の記事を読んで対策をしましょう。
ES
インターンシップ参加をつかむエントリーシートの書き方|例文あり
面接
インターンシップの面接を突破する3つのカギ|質問と回答例12選
自己PR
例文18選|インターンシップ選考を勝ち抜く自己PRは5ステップで完成!
志望動機
例文19選|インターンシップの志望動機づくりはこれで完璧!
インターン中は、活躍したいあまりに「自分が、自分が」と目立とうとするのではなく、チームで成果を上げるために行動することを心掛けましょう。場面によってほかのメンバーが活躍するお膳立てをしたりしても、見る人はしっかり見ていますよ。
④学歴以外にさまざまな実績を作る
難関大学に合格した実績は、大学受験に向けて努力して成果を出したことの証明といえます。学歴フィルターを取り入れている企業の多くは、高学歴な学生の知識量の多さや学力の高さそのものよりも、「目標達成に向けてやりきる力」に期待しているといえるでしょう。
「目標達成に向けてやりきる力」を証明する実績は学歴だけではありません。たとえば、スポーツや音楽の大会で高成績を修めたり、難しい資格を取得していれば、その実績を出すために相応の努力をした背景が伝わってきます。
また、学歴フィルターを使われがちな選考フェーズの初期段階では、採用担当者が気になるアピールをESに記載できると効果的です。留学やボランティア活動の経験など課外活動が多い学生には、充実した学生生活だったことが伝わり、興味を持たれやすいですよ。
ビジネスの場で重視されるスキルとしては、リーダーシップを発揮して何らかの企画を成功させた経験やチームワークを発揮して問題解決した経験が挙げられます。
また、人前でのプレゼンテーション経験、さまざまな背景を持つ人々との協働経験、コミュニケーション能力の有無などもビジネスの現場で極めて重要なスキルなので、重視されやすい傾向にあります。
課外活動をアピールするときは、活動を通して学んだことや課題を解決した経験などを盛り込むと効果的です。以下の記事で、効果的な回答のコツをチェックしてくださいね。
部活動
例文10選|部活動で学んだことの回答で面接をリードするコツ
ボランティア
ボランティアで学んだ事を効果的にアピールする方法|例文付き
アルバイト
例文10選|アルバイト経験の自己PR必勝法を企業目線で解説
アピールの題材になる課外活動は、部活動やアルバイトなどだけではありません。こちらの記事で、さまざまな課外活動のアピール例を紹介しているので参考にしてくださいね。
例文24選! 課外活動のアピールで知らないと損する3つの罠とは
⑤適性検査で高得点を取る
学生人気が高い企業であっても、応募者全員に適性検査を受けさせ、学歴だけでなく検査結果も判断基準として考慮するケースがあります。学歴は今からの努力では変えられませんが、適性検査の結果は変えられます。
特に、SPI3や玉手箱など、性格検査だけでなく能力検査とセットで受けるテストは、能力検査の点数が対策によって大きく変わります。早い段階から頻出科目の解き方を押さえて、練習問題を解いて慣れておくことで、誰でも高得点が狙えますよ。
適性検査の対策はすぐに始められます。まずは、多くの企業で採用されているSPI3や玉手箱の対策から始めるのがおすすめです。以下の記事を確認して、対策を始めましょう。
SPI3
効率抜群なSPIの勉強法|出題形式と頻出問題を踏まえた対策を伝授
玉手箱
玉手箱とは? 出題内容や突破するための解き方のコツを徹底解説
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る自信がないのは学歴だけ? 武器は今からでも身に付けられる
自信がないのは学歴に関してだけですか。学歴以外なら、自信があるのですね。それはどんなことですか。学歴に自信がないというのは、自分の大学生活に価値がないと思っているのでしょうか。
意地悪で聞いているのではありません。コンプレックスの1つや2つ、誰にでもあります。実際、「学歴以外にアピールすることがない」と相談に来た学生もいました。
学歴に換わる自信を持てる何かが必ずあるはず
まずは、大学生活でどんな経験をして、何を学んだかを書き出してみてほしいです。大学生活の意味付けですね。自分のやってきたことの意味の言語化は、自信につながります。
もう一つ、学歴に換わる自信を持てること、「自分はこうだ」と言えることを作りましょう。内面的なこと(自分の特質や性格など)でも良いし、外面的なこと(資格や学習歴など)でもかまいません。学歴に換わる武器を何にするか自分で決めて、今から取り組むのです。
回り道に見えるでしょうが、自信のないまま就活に取り組むのはしんどいです。「学歴には自信がないけど、私のウリはこれだ」と言えるようにして、志望企業に挑戦してくださいね。
学歴フィルターを気にしすぎるのはNG! 割り切ることも重要
学歴フィルターで学生をきっぱりと区別する企業が存在するのは事実です。いくら対策をしても、その企業が求める学歴でなければ、面接にすら進めないこともあるでしょう。
志望度が高い企業から不採用の通知を受けたとき、入念に企業研究をして臨んだにもかかわらず、学歴ではじかれたのかもしれないと思うとショックですよね。
しかし、学歴を気にしても今から変えられることではないのでどうしようもありません。それに、不合格の理由は学歴以外かもしれませんが、考えたところで答えはわかりません。
だからこそ「縁がなかった」と割り切ることも重要です。適性検査の対策や、自己PRやガクチカのブラッシュアップなど、今からできることに集中しましょう。
学歴フィルターは自分ではコントロールできない問題ですよね。自分でコントロールできないことに対して悩んだり対策したりしても結果は残念ながら変えられません。
自分がコントロールできることに着目して、少しでも納得感ある就職活動をおこないましょう。
学歴フィルターを取り入れていない企業も多い! 前向きに就活を進めよう
学歴フィルターはたしかに存在していますが、学歴以外の評価基準を重視している企業は多くあります。その企業の中には、社員の働きやすさに定評がある企業、若手の成長に注力している企業、社員の給料が高い企業など、魅力的な企業が多数あります。
そのような企業を見つけたときに、効果的なアピールをするためにも、学歴以外の実績を増やし、選考対策にも満遍なく取り組む必要があります。視野を広くして、前向きに就活を進めてくださいね。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る学歴に固執しすぎず自分らしさを総合的にアピールしよう
学歴はあなたがこれまでに学んだことを示す一つの指標であり、それだけがあなたの価値を決定するものではありません。現代の就職市場は、より多角的な視点から個々の求職者を評価する傾向にあります。
企業は単に学歴だけでなく、コミュニケーション能力、問題解決スキル、リーダーシップ、そして何よりも成長する意欲と可能性を重視しています。これらのスキルは、学歴とは無関係に個々の経験や努力から身に付けられます。
就活はあくまで一つのステップ! 人生はこれから
また、これまでの経験やスキル、個性が企業のビジョンや文化にどの程度マッチしているかも重要な要素となります。企業は、自分たちの組織にフィットする人材を求めており、そのためには学歴だけではなく、あなた自身が何を持っていて、何ができるかを示すことが重要になります。
したがって、あなたが就職活動をするうえで学歴に固執するのではなく、自分自身の強みと能力を伸ばし、そのアピールに集中することをおすすめします。
絶え間なく自己啓発を続け、自分の興味や情熱を追求し、それを就職活動に活かしていくことができれば、多くの企業があなたの可能性を見てくれます。
最後に、就職活動はあくまで一つのステップです。その先にはあなた自身の成長と変化が待っています。学歴に縛られず、自分自身の可能性に目を向けてみてください。あなたの能力と情熱が、最終的には理想の就職へと導いてくれます。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
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