Q
大学4年生
男性
総務の仕事に向いていない人の特徴を教えてください。
総務の仕事に興味があるのですが、ネットで調べると「地味」「単純作業」などの声もあり、自分に向いているかどうかわからなくなりました。
総務では企業を支え、社員の人たちの働きやすさに貢献できることに魅力を感じています。ただ、私はどちらかというと目標を立てて目に見える成果を追いかけたいタイプでもあり、裏方の事務作業にやりがいを感じられるか不安です。
「こういう人は総務に向いていない」という具体的な特徴があればぜひ教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
数字の成果を求める人にはミスマッチかも
ご相談者様のタイプを拝見すると、自ら目標を立てて目に見える成果を追いかけたい方とお見受けします。もしそうであれば、総務職はミスマッチになる可能性が高いかもしれません。
「目に見える成果」の定義を確認しよう
営業職であれば「月間売上目標に対して120%達成!」といった分かりやすい数字の成果がありますが、総務にはそれがありません。 もしあなたが、「今日はデータ入力を何件終わらせた」というような完了ベースの数値を目標にして満足できるなら問題ありません。
しかし、もし売上のような成果や数字を追い求めたいのであれば、総務の環境は物足りなさを感じるでしょう。
「正確やりきること」を楽しめるかが重要
また、総務は「決まったことを、きっちり正確に、早くおこなう」ことが求められます。 今はAIの時代ですので単純作業は減りつつありますが、それでも人手が必要な細かな業務は残ります。
そうした業務に対し、単に「作業をやらされている」と感じてしまうのか、それとも「正確にやりきることにやりがいを感じる」のかで適性は分かれます。
前者のように「単なる作業」としかとらえられない場合、仕事としての楽しさは見出しにくい辛い環境になってしまうので、注意が必要です。
総務に向かないのは気分で動く人と仕組みを軽視する人
総務は会社のインフラを守る仕事です。
派手さはなくても、全員の仕事の安全・契約・備品・規程・来客・社内イベント等を安定運用する責任があります。
向いていない人の特徴は、三つあると思います。一つ目は、まず段取りよりもその場の気分で動きがちな人。総務は締切や法令、社内稟議の順序を外すと全体が止まってしまい、会社に大きな影響が出ます。
ルールの自分事化や仕組みの整理が重要
二つ目はルールを自分事化できない人。規程や手順は「なぜそうなっているか」を理解して例外処理を判断する場面が多く、形だけの運用は事故につながります。
三つ目は可視化・記録が苦手な人。総務の価値は「問題が起きないこと」にあり、成果が見えにくい分、チェックリストや運用ログ、問い合わせ対応のSLAなどで見える化できないと評価も改善も進みません。
逆に日々の小さな不便を拾い、再発防止の仕組みに落とすのが好き、関係者を巻き込みながら粘り強く整えるのが得意、という人は適性が高いです。
インターンや職場見学で自分の適性を見極めよう
総務は地味に見えますが、多くの部署とかかわりながら物事を遂行していくので、コミュニケーション能力の高さなども重要になります。
自分の適性が不安な場合、目標達成の爽快感より安定稼働の達成感に喜びを感じられるかを、インターンや職場見学で確かめてみてください。
向き・不向きは性格だけではなく行動の癖で判断するのが、失敗しないコツです。
今の仕事が自分に向いていないと感じる人は少なくないかもしれません。以下の記事では仕事が向いていないと感じた際、仕事を辞める前に試してみるべきことを解説しています。
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