Q
大学3年生
女性
長所の「慎重さ」を面接でどうアピールすべきですか?
自分の長所は慎重なところだと考えているのですが、面接でそのまま伝えると「行動力がない」「スピード感に欠ける」とマイナスに評価されるのではないかと不安です。
ほかの就活生が「積極性」「チャレンジ精神」といった長所をアピールしているのを聞くと、自分の慎重さを長所としてアピールするのは難しいのではと感じています。
就活で「慎重さ」を長所として伝えるとき、どのように答えれば良いでしょうか? 慎重さのアピール方法や例文、おすすめの言い換え表現があったら教えてください。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
慎重さが役立った具体的なエピソードを語ろう
「慎重さ」は、ネガティブにとらえると「ゆっくり」「スピード感がない」と言われがちですが、「ミスをしない」「リスクを発生させない」というように言い換えられます。これは非常に重要な強みですよ。
慎重さが役立った具体例とセットでアピールしよう
アピールする際は、「慎重である」という性質が「どのように役立ったか」という具体例をセットにしてください。
たとえば、日常生活でも外出する際に、ガスの締め忘れやカギのかけ忘れがないか何回も確認する人もいるでしょう。
この慎重さは、仕事をするうえでは、誰かが作業した後の最終チェックをする際などに大いに発揮できると言えます。何度も確認することで、失敗は限りなく少なくなりますよね。
このように、慎重であることで良かったと思った経験を具体的に伝えましょう。
「慎重さ」は遅い人ではなくリスクを減らす人として伝えよう
「慎重さ」をそのまま言うと「対応が遅い人?」と誤解されやすいので、成果に結び付く運用名に言い換えるのが効果的です。
私のおすすめは「リスクを先読みして手戻りを減らす力」、「合意形成の精度を上げる段取り力」などの伝え方です。
言い換え表現はほかにも「品質担保の設計力」、「初動の段取り力」、「リスク管理力」などが使えます。
「目的→行動→結果→学び」の論理的な構成を意識しよう
慎重さの語り方としては、以下のような形で一本のストーリーにします。
①目的(なぜ慎重さが必要だったか)
②行動(確認項目の設計/関係者の事前合意/チェックリスト運用)
③結果(ミス削減・納期厳守・クレーム未然防止など具体効果)
④学び(慎重さとスピードの両立策)
以下の具体例も参考にしてみてください。
「私は慎重=遅いにならないよう、初回に要件の抜け漏れを潰す10項目を作り、関係者に5分で確認を取る運用にしています。
ゼミの共同研究では、この運用で差し戻しゼロで期日内完了することができました。以後は『初手の5分で全体を早くする』を徹底しています。
御社でも、顧客要件の誤読や社内手戻りを減らす役割で貢献できます」
慎重さを発揮しない場面での自分も伝えるとより良い
また、締めに「慎重さを発揮しない場面の判断」も添えると一段強くなります。
たとえば「時間制約下では80点で出してレビューを早める」など、状況に応じてギアを切り替えられると示せれば、「慎重=ブレーキをかけがち」という印象が「ミスの少ないドライバー」といったポジティブなものに変わります。
「面接での長所や短所の回答方法がわからない」と悩む人は以下の記事を参考にしてください。面接官に刺さる長所や短所の伝え方を解説しています。
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