この記事のまとめ
- 優しさをアピールする際は具体的な長所への言い換えが必須
- 具体的なエピソードと再現性で優しさを客観的にアピールしよう
- 優しさの4つの言い換え例と対応する自己PR例文も紹介
- ChatGPT 自己PR作成ツール
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「よく周りから優しいと言われる」「実際に自分は周りと比べて優しいと感じる」という人は、自分の長所として優しさをアピールしようとしているかもしれません。しかし、「優しい」は、実は工夫なく伝えると低評価につながる恐れがあります。
優しいとは非常に曖昧な表現で、そのまま伝えても自分がどんな優しさを備えているのか伝わりません。そのまま伝えてしまうと、「言語化能力が低い」「しっかりと自己分析できていない」と評価される可能性があるため注意が必要です。
この記事では、あなたの優しさをより的確に面接官に伝えるための具体的な方法を解説しています。
キャリアアドバイザーの久野さん、小関さん、平岡さんの専門的な視点も交えながら解説するので、ぜひ参考にして、より優しいという強みを魅力的にアピールする方法を身に付けてくださいね。
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「優しい」という長所をアピールするなら深掘り&再現性が鍵!
結論、優しさをアピールポイントにすること自体はまったく問題ありません。ただし、「優しい」はともすると漠然とした印象もあるため、長所として選考でアピールする際は、「深掘りによる具体化」と「志望企業での再現性の明示」が必須です。
記事ではまず、「優しい」を長所として伝える際の注意点や、魅力的に伝えるポイントを解説します。優しさを選考での武器にするための前提を理解しましょう。
後半では「優しい」の具体的な言い換え例や伝え方の例文、具体的な伝え方の構成なども紹介しているので、差別化の参考にしてみてください。
最後に取り上げる注意点も忘れずにチェックし、自身の具体的な魅力が伝わるアピール文を作成して、選考通過につなげましょう。
長所に「優しい」を使う際には工夫が必要
優しいことはたしかに長所ですが、魅力を具体的に伝えるには表現として不十分です。ここでは、選考で「優しい」という表現が不十分な理由を2つ解説します。
選考における表現方法の重要性や考え方がわかれば、より具体的な自分の魅力をアピールできるので、最初に確認しておきましょう。
「優しい」だけでは漠然としすぎて相手に伝わりづらいため
「優しい」という表現は人によって解釈の異なる、漠然とした言葉です。そのまま伝えても、魅力は相手に十分伝わりません。
たとえば「相手の気持ちを察し、先んじて行動できる」のが優しさである一方、「同僚のミスを許容し、カバーできる」のも一種の優しさです。
このように「優しい」にもさまざまな種類があるため、優しいという表現だけでは自身の長所が十分に伝わらないのです。長所としての優しさを伝える際は、どのようなときにどのような優しさを発揮できるのかまで深掘りして、具体的に伝える必要があります。
自身がどのような優しさを発揮できるのか、具体的な言い換え例は後ほど詳しく解説します。
優しさにはいろいろな長所がありますが、ただ「優しい」とアピールしても曖昧で説得力がなく、自慢話や自己満足だと思われる場合があります。
そのため「優しい」根拠となる具体的な理由を伝えるなどの工夫が必要です。
企業によっては言語化能力の低い人だと判断されるため
長所として「優しい」をそのまま伝えると、企業によってはマイナス評価を受ける可能性があります。なぜなら、先述の通り「優しい」は曖昧で漠然とした表現であり、長所の深掘りが甘い、言語化能力が低いと判断されるリスクがあるためです。
企業は応募者とのミスマッチを防ぎ、企業の事業に継続的に貢献できる人材を獲得したいと考えています。
そのため、的確な自己分析により自身の強みや特性を把握し、選考で伝えてくれる応募者を高く評価するのです。
長所をアピールポイントとしてプラスに評価してもらうには、「優しい」の解像度を高め、自身の長所を正確に言語化しておく工夫が不可欠です。
選考で長所を聞く理由は「どの程度、客観的に自己理解をしているか」を知るためです。自分の長所を客観的に理解している就活生は、職場でその長所を生かしていくだろうと推測できます。
また、企業側は、その長所を活用できる仕事や部署のイメージをしやすいのです。
長所「優しい」は本当に評価される? 企業ごとに伝えるべきか判断しよう
自己PRとして「優しい」を伝えても、企業によっては評価されない場合があります。業界や企業にマッチしない長所を伝えるとマイナス評価につながる可能性もあるため、「優しい」がどう評価されるかの事前チェックは必須です。
ここでは優しさのアピールが評価されやすいケースと、業界や企業にマッチせずマイナスに働きやすいケースについて解説します。自身の志望企業と照らし合わせ、優しさをアピールすべきか検討しましょう。
協調性・素直さを重視する企業では評価されやすい
長所としての優しさが評価されやすいのは、協調性や素直さを重視する企業での選考です。
特に協調性は、人とのかかわりが発生する企業では重要視される傾向にあります。たとえば以下の業界に属する企業では、協調性が高く評価されるでしょう。
協調性のアピールが有効な業界の例
- 接客・サービス業界
- 介護・医療業界
- 保育・教育業界
これらの業界では顧客やサービス相手、子どもなどとのかかわりが多く発生します。
個人での応対はもちろんのこと、チームで仕事を進めることや円滑なコミュニケーションが求められるため、協調性を重視する企業も多いのです。
自分の志望業界・企業で重視されている能力を見極め、自分の優しさを伝えることが選考で有利に働くかをチェックしておきましょう。
医療・福祉業界や教育業界など、人と接し支援やサポート、コミュニケーションを必要とする業界では「優しさ」を求める傾向があります。
各企業の人事・総務も従業員に寄り添い「優しさ」を活かすことのできる職種です。
上記の業界を志望している人は、以下の記事もおすすめです。業界ごとに自己PRや志望動機のポイントを例文付きで解説しています。
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教育業界の志望動機はこう書く! アピールポイントやトレンドも解説
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成果主義や積極性を重視する企業では逆効果の可能性がある
成果主義を掲げる企業、積極性を重視する企業では、「優しい」と伝えても評価されにくい可能性があります。
なぜなら上記の企業では、「大事な商談で積極性を欠くのでは?」「気が弱く、成果を上げられないのでは?」と、優しさがマイナスな一面ととらえられがちなためです。
個人の成果が評価や昇進に直結する企業や、厳しいノルマが課せられる実力主義の企業では、上記の傾向が強いでしょう。
成果主義・実力主義の傾向にある企業の例
- 銀行・証券会社
- 外資系の製薬会社や生活消費財メーカー
- ベンチャー・スタートアップ
上記のような会社は個人の力量を重視するところが多く、優しさよりも積極性や結果を重視しています。また業界に限らず、営業職のような数字へのコミットが重視される職種でも、優しさのアピールは逆効果になるかもしれません。
上記に該当する企業・職種を検討している人は、優しさよりも競争心や粘り強さなど、自分の持ち合わせるほかのアピールポイントを打ち出すのがおすすめです。
- 相手のことを考えて寄り添える優しさは営業職でも活かせる営業職を志望しているのですが、優しさは良いアピールになりませんか?
相手のことを考えて寄り添える優しさは営業職でも活かせる
営業職でも優しさを良いアピールにすることはできます。
営業とは「商品を売り込むこと」と思われがちですが、実は「信頼関係を構築する」「相手の課題やニーズを理解し、解決策を提案する」などの能力も求められるのです。
相手の話をよく聴く、うなずく、共感するなど、相手目線に立つことが重要となるため、ときには相手に寄り添うことも大切になってきます。
そのように相手目線に立ち、相手の状況を理解し、相手の役に立とうとする「優しさ」は、営業職として必要な能力です。
学生時代の行事、部活、趣味などの経験から、そのような優しさをもって行動に起こした具体例があると、良いアピールになりますよ。
銀行や証券会社、外資系やベンチャー企業を志望している人は、以下を参考に長所をアピールしましょう。評価されやすい長所やアピールポイントについて、詳しく解説しています。
銀行の志望動機
例文14選|銀行の志望動機がスラスラ書ける簡単6ステップ
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外資系とは
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20社を徹底比較!ベンチャー企業に向いている人の特徴とは?
長所「優しい」を魅力的に伝えるには? 3つのポイントが重要
長所「優しい」を魅力的に伝えるには? 3つのポイントが重要
実は長所としての優しさを打ち出す際には、より魅力的に伝えるポイントが3つあります。このポイントを押さえておけば、周囲との差別化を図る、より効果的なアピールが可能です。
「優しい」をアピールすると決めた人はもちろん、迷っている人もまずは順番に3つのポイントをチェックしてみてください。
ポイント①:「優しい」を別の言い方で伝える
長所として優しさを伝える際は、自身の優しさを的確に表現できる別の言い方でアピールしましょう。
前述の通り、長所をただ「優しい」と表現しても具体的な魅力はうまく伝わりません。面接官の印象に残らないばかりか、言語化能力の低さがマイナス評価につながる可能性もあります。
優しさを具体的に言い換えると、自分ならではの優しさを相手に伝えられるため、自身の長所をより効果的にアピールできるのです。自分の長所である優しさをより魅力的に伝え、評価を高めるには的確な言い換え表現が役立ちます。
自分の魅力を最大限伝えられる表現を知りたい人は、後述する「優しい」の言い換え例も参考にしてみてください。
自分の優しさと相手が考える優しさは必ずしも合致しているとはいえません。
自分の優しさとは具体的にどんな優しさなのか分析することで、相手に伝わりやすくなり、自己PRや面接時の対応にも役立ちます。
ポイント②:具体的なエピソードを話に盛り込む
「優しい」を強みとしてアピールする場合には、必ずそれを補強する具体例も併せて提示しましょう。なぜなら、根拠もなく「自分は優しいです」と述べても、あまり説得力がないためです。
たとえばあなたがスマートフォンを買い換える際、店員さんに「このスマートフォンは、ほかの端末よりも使いやすいですよ」と言われて、信用できるでしょうか。具体的なスペックや機能などの根拠がなければ、「もし嘘だったらどうしよう」と疑念を抱くでしょう。
採用も同じです。具体的なエピソードや経験を提示して、根拠を示すからこそ長所に説得力が生まれます。
自己PRを作成する際は、必ず主張を支える具体的なエピソードを提示して、独りよがりな主張にならないようにすることが重要です。
ポイント③:志望企業で必要な「優しさ」に沿って伝える
優しさをアピールする際は、「業務での再現性がある」と志望企業に思わせることも肝心です。
実は、単に自分が優しいことはアピールポイントにはなりません。しかし、優しさを業務に活かせることや、それによって企業に価値提供できると示せれば、優しさは大きな評価要因に変わります。
志望企業に「この応募者の優しさは、業務で生きそうだな」と思わせるには、志望企業が求める優しさを具体的なエピソードと絡めて伝える方法が効果的です。
たとえば異業種間をつなぐ仕事や、社外との取引が多い企業では立場の違いに注意を払いながらコミュニケーションを取る優しさが求められます。
留学経験者であれば、「留学先では各国の留学生の間に立ち、相互の文化的背景に留意しながら、議論の活性化に努めた」などのエピソードで企業が求める優しさをアピールできるでしょう。
- 志望企業がどのような「優しさ」を求めているか、分析するコツはありますか?
企業分析でその企業の求める優しさの解像度を高めよう
各企業によって特徴が異なるように、求められる「優しさ」も異なります。そのため、まずは企業研究をおこない、企業が求める優しさの分析をすることが重要です。
企業理念や方針、社風、求める人物像を理解したり、企業のホームページやSNSで発信されている情報、アピールポイント、社員の声などを確認するなどして企業の特徴を理解しましょう。
そして、その特徴を基に志望企業が求める優しさとは何かを深掘りしてみてください。
企業が求める優しさに対し、自分の長所がどのように当てはまるのか、どのように企業に貢献できるかを過去の経験やエピソードと照らし合わせながら考えることが大切です。
そうして自己理解を深めていくと企業が求める優しさにつながるアピールができるようになりますよ。
企業分析の方法がわからない人は、以下の記事を参考にしてみてください。具体的な3ステップで企業分析のやり方を詳しく解説しています。
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企業分析のやり方を完璧にマスターする3ステップ|よくある注意点も
企業分析には自分に合った企業が見つかるなどのメリットが多くあります。また集めた企業情報をうまく活用することで、就活を効率的に進めることができますよ。この記事では、企業分析の正しいやり方から効率化のコツまでキャリアコンサルタントとともに徹底解説します。
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長所「優しい」の具体的な言い換え例を4つ紹介!
「優しい」ことはそれ自体で長所ともいえますが、そのまま伝えても魅力は最大限伝わりません。ほかの応募者に埋もれるだけでなく、「自己分析が不十分」とマイナス評価を下されるリスクもあります。
長所として「優しい」を伝える際は、自身の優しさを深掘り、解像度を高めてアピールしましょう。
ここでは「優しい」の具体的な言い換え例を4つ紹介します。
①他人を尊重しながら行動できるタイプ=「協調性がある」
自分と違う考えを持つ人や、立場の違う人に配慮して行動できる人は、「協調性がある」といえます。
周囲の意見や利害を素早く察知して集団をまとめられるため、人間関係の構築に長けていると示せるでしょう。「協調性がある」という表現では優しさだけでなく、要領の良さやリーダーシップなどもアピールできます。
仕事において他人と一切関わらない業務はほとんどありません。人とのかかわりで力を発揮する協調性は、多くの企業で長所として評価されるでしょう。
ただし、協調性をアピールする際は、具体的なエピソードを盛り込む、再現性を見せるなどほかの学生と差別化できる工夫を盛り込みましょう。
協調性が強みであるタイプは、相手への理解力・洞察力が高い人が多いです。
いわゆる空気が読める人。相手の人柄や性格、状況、求めていることを察知して、自分の行動を相手に合わせていけます。その人がいるだけで、場の雰囲気がまとまるのです。
協調性を自己PRでアピールしたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。17の例文とともに、周りと差別化するコツを具体的に解説しています。
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協調性はどの企業でも必要とされる特徴のため、うまく自己PRで伝えられれば高評価をもらえます。企業が求める人物像にリンクした方向性やほかの就活生と差別化されたエピソードを盛り込み、的確にアピールする方法をキャリアコンサルタントとともに解説します。
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②穏やかで包容力のあるタイプ=「おおらか」
「おおらか」と言う表現では、広い心を持っていることや、ゆったりしていて余裕のある人柄をアピールできます。
他人のミスや間違いにも寛容な包容力のある人柄は、円滑な人間関係や冷静さが重視される企業で高く評価されるでしょう。
ただし、おおらかさは「優しい」として評価される一方、「大雑把」「考えが浅い」と捉えられる可能性もあります。
おおらかさを長所として伝える場合には、想定される疑問をあらかじめ払拭できる具体的なエピソードを用意し、マイナスに捉えられるリスクを低く抑えましょう。
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③相手に対して常に誠実なタイプ=「素直」
自分のいたらなさを正直に認めて努力したり、人の意見に耳を傾けたりできる人は「素直な優しさ」の持ち主です。
素直な人は耳が痛い指摘やアドバイスにも耳を傾けられるため、スピード感を持って成長できると評価されやすいでしょう。長所として伝えれば、そのポテンシャルの高さを企業にアピールできます。
企業は一定のスキルや能力を持った応募者だけでなく、早く成長して会社に貢献してくれる人材も求めています。
新卒採用の時点ですでにスキルや経験を持った人は少ないため、面接官は入社後にどれだけスキルを早く身に付けられるかをチェックしているのです。
同僚や上司からのアドバイスや指摘を素直に聞き入れて成長できる人材は、企業にとっても理想的といえます。素直さを打ち出す際は、吸収力の高さを感じさせるエピソードを自己PRに盛り込み、自分の長所を強くアピールしましょう。
企業内にはさまざまな年齢や考え方の人がいます。
その中で、周囲からのアドバイスなど素直に人の意見に耳を傾けることで、いろいろな考え方を知ることでより早く自己成長していくことができるのです。
④相手の気持ちを汲み取って行動できるタイプ=「他人を気遣える」
他人の気持ちを考慮して行動できる人は、「他人を気遣える」優しさを持っているといえます。「思いやりがある」とも言い換えられ、チームや顧客とのコミュニケーションが多い職種では不可欠の能力です。
「他人を気遣える」という表現では優しさをアピールできるだけでなく、他人を気にかける視野の広さや、最適な行動を瞬時に選択する頭の回転の速さも同時にアピールできます。
ただし「気遣いができる」だけではアピールポイントとして弱く、根拠やエピソードがしっかりしていなければ、むしろ独りよがりと判断される場合もあります。
自己PRに盛り込む際は、第三者からの評価などで客観性を持たせ、独りよがりにならないよう工夫しましょう。
自身の思いやりを自己PRでアピールしたい人は、以下の記事も参考にしてみましょう。効果的な言い換え方法と例文をもとに、魅力的なアピール方法を解説しています。
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自己PRで「思いやり」はアリ? 効果アップの言い換えと例文5選
自己PRで思いやりをアピールするなら、実は伝え方に注意が必要です。この記事ではキャリアコンサルタントと思いやりの自己PRで評価されるコツや言い換え表現を解説します。職種別の例文も紹介するので、思いやりの自己PRで高評価を獲得しましょう。
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アドバイザーコメント
平岡 美香
プロフィールを見る優しさは主観的なものではなく企業にマッチした形で示すことが大切
優しさにはさまざまな特性があり、多くの業界で必要とされますが、その表現の仕方によっては逆効果になったり、企業が求めている人材と合わないと判断されたりしてしまう場合もあります。
そのため、まずは志望する業界・企業の研究をしっかりとおこない、企業がどのような人材を求めているか、仕事においてどのような優しさが必要なのかを理解することが必要です。
そのうえで、自分の長所である「優しい」のどの部分が志望企業の求めるものとマッチしているのかを追求していきます。
単に主観的な優しさの表現をするのではなく、優しさの根拠やそのことで効果をもたらした具体的な経験や行動、仕事にどう活かして貢献できるのかを伝えられるようにしておきましょう。そうすることで優しさの裏付けができ、説得力が増します。
優しさをさまざまな角度からとらえて自分の表現でアピールしよう
過去に優しさを長所としていた人の中には、優しさを長所としてアピールするだけではなく、反省点や改善点としてもとらえていた人がいたことがありましたね。
反省として、優し過ぎないように心掛けている理由や、将来の目標を具体的にアピールしたことで、面接で高評価を受けていました。
このようにいろいろな観点から優しさを考え、表現の工夫をすることも重要です。
タイプ別! 長所「優しい」を効果的に伝える例文4選
タイプ別! 長所「優しい」を効果的に伝える例文4選
ここまでで、「優しさ」のタイプ別に4つの言い換え例を紹介しました。これらを参考に、志望企業に自身の魅力を最大限伝えられる自己PRを作成しましょう。
ここでは、長所である優しさを効果的に伝える例文を4つ紹介します。キャリアコンサルタントからのコメントも参考にしながら、自分流にアレンジして魅力的な自己PR文を作成してみましょう。
①「協調性がある優しさ」を長所として伝える例文
「協調性がある優しさ」をアピールする例文
私の長所は、相手の立場に立ち、異なる考えや価値観を持つ人の間を取り持てる点です。この強みをアメリカ留学中に自覚し、以来さまざまなシーンで発揮してきました。
留学先の学校にはさまざまな国から異なるバックグラウンドを持つ学生が集まっていたため、ディスカッションで意見がまとまらないことや対立が生まれることもありました。そこで私は、異なる価値観を持つ生徒の意見を親身に聞き、それぞれの意見をまとめる役割を担いました。
はじめは慣れない英語だったこともあり、それぞれの価値観や考え方を理解するのに苦戦しました。しかし、議論を重ねるうちに彼らの考え方を理解し、事実と考えをうまく切り分けながら議論を進めるスキルを身に付けることができました。
その結果、ともに学んだ生徒だけでなく留学先の講師にも協調性の高さを高く評価され、学期末の優秀生徒の一人に選ばれました。
入社後も社内外のさまざまな方とかかわる機会が多いと思いますが、持ち前の協調性を活かしてチームとしての成果を最大化できるよう尽力します。
人が集まればいろいろな考え方が生まれるため、優しさの自己PRでは、意見の違う人がいる中で自分がどのように立ち振るまったのかが重視されます。
これからどのように仕事をしてくれるのか想像ができるようなエピソードであると採用担当者も高く評価してくれるはずです。
留学経験のある人は、以下の記事を参考に長所を伝える文章を作成してみましょう。長期・短期の両方の例文をもとに、詳しく解説しています。
関連記事
自己PRで留学経験を無駄なく活かすコツ! 長期・短期別の7例文も
自己PRで留学を題材にする際、学生が陥りやすい穴があります。この記事ではキャリアコンサルタントとともに、自己PRに留学経験を最大限活かすコツや注意点を解説します。期間別の例文7選も紹介するので、留学をもとに魅力的な自己PRを作成しましょう。
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②「おおらかさな優しさ」を長所として伝える例文
「おおらかさな優しさ」をアピールする例文
私の長所は「おおらかさ」で、コミュニケーションを最適化しチームワークで成果を出す能力に長けています。
大学3年生で打ち込んだ文化祭では、副委員長として文化祭実行委員会全体の活性化に尽力しました。文化祭後、委員長からは「周りがミスしても嫌な顔一つせず、一緒に立て直してくれた」と自分のおおらかさと、それが周りに及ぼす安心感を評価されました。
自分は先頭に立って物事を進めると言うよりも、リーダーを支えるポジションで全体を俯瞰し、必要なところをフォローする役割で自分の力を最大限発揮できると捉えています。
実際、ある部署で大幅な発注ミスにより本番前日まで必要資材が届かないトラブルがあった際も、まずミスをした人にフォローする言葉をかけ、また何をすべきか一緒に整理して「大丈夫」と周囲を励まして動かすことでミスをカバーしました。
御社でも皆が安心して働ける環境を作り出し、問題が起きた際も焦らず的確な対処を施すことで、内部の活性化に貢献できると考えます。
文化祭の副委員長として「おおらかさ」を活かしてフォローし、周囲を励ましてトラブルを乗り越えた話に説得力があり、とても良いですね。
おおらかさだけでなく、フォロー力・サポート力の強さも伝わってきます。
③「素直さな優しさ」を長所として伝える例文
「素直さな優しさ」をアピールする例文
私の長所は常に人からのアドバイスに耳を傾け、それを吸収できる素直さです。自分の考えに拘泥せず、貴重な意見は積極的に取り入れることを心がけています。
周りのアドバイスを聞き入れる重要性は、高校時代のサッカー部での経験から学びました。自分の高校のサッカー部は強豪で優秀なプレイヤーが多く、レギュラー争いに敗れて涙を飲むこともありました。そんなときに私を成長させてくれたのが周りからのアドバイスです。
監督やコーチだけでなく、昔のチームメイトや試合を観にくる保護者、時にはライバルであるプレイヤーにも教えを乞いました。なかには耳を塞ぎたくなる厳しい意見もありましたが、「これも上達のためだ」と自分に言い聞かせて耳を傾けました。
アドバイスをもとに努力を続けた結果、最後の大会では9番を背負ってすべての試合に出場し、チームを決勝進出に導くゴールと言う結果も残せました。
御社で事業に取り組む際も持ち前の素直さを活かして、周りからのアドバイスを大切にしながら成長してまいります。
もし私が面接官だった場合、優しさの自己PRに対して「厳しい意見に耳を傾けることができない状況ではどう対応するのか」「自分の意見を言う必要がある場合はどうするのか」などの深掘り質問をしますね。
自分で自分の答えに深掘り質問をして、どんな対応をしたら良いのか考えておくと面接対応に役立ちますよ。
部活経験をアピールしたい学生は、以下の記事を参考に長所を伝える文章を作成してみてください。部活経験が最大限生きる自己PRの作り方を具体的に解説しています。
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部活の自己PRで高評価を得る必勝法|15例文を役職・部活別で紹介
部活動経験は有効なアピールになる題材の一つ。部活動経験の自己PR方法をキャリアコンサルタントが解説します。役職や部活別で例文15選も紹介するので、参考にしながら企業の目を引く自己PRをつくりましょう。
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④「他人を気遣える優しさ」を長所として伝える例文
「他人を気遣える優しさ」をアピールする例文
私の長所は、他人を気遣いながら行動できる点です。この強みは、他人とかかわるさまざまなシーンで意識していますが、特に部活でチームを率いた際に強く発揮したと考えています。
私は大学時代野球部に所属しており、副部長としてチームを支える立場にありました。私たちの部活は主体的に取り組むことを重視していましたが、それゆえに部員同士の方向性の違いが露呈し、衝突が起きることもしばしばありました。
チームをまとめるため、私は自分の強みを活かしてチームをまとめ直す役割を担いました。具体的には部員それぞれの悩みを個別に聞いてまわり、週一回の話し合いで解決すべき問題としてチームに問題提起したのです。
それぞれの悩みを汲み取り、チームで解決しようとする姿勢を自ら見せた結果、衝突は減り、目標に向かって少しずつチームが団結し始めました。
結果、今年の夏は地区大会優勝を掴み取り、チーム全体でその喜びを分かち合いました。この経験を活かして、入社後もチームの活性化や効果的なチームビルディングに貢献していきます。
実際の体験に基づき「優しさ」を具体的にアピールできています。
協調性やコミュニケーション能力が高く、目標達成力や貢献力などが評価されるとともに、説得力があり信頼できる人物という印象も加わるでしょう。
自己PRで長所「優しい」を伝える構成を具体例付きで紹介
自己PRで長所「優しい」を伝える構成を具体例付きで紹介
例文を読んで、自分の優しさをより具体的に伝える方法がイメージできたと思います。ここからは例文を参考に、実際に自己PRを作成してみましょう。
魅力的な自己PRを作るのに重要なのは、構成です。例文からもわかる通り、そのどれもが簡潔でポイントを絞った、わかりやすい構成に沿って作られています。
ここでは自己PRの骨組みとなる構成を学びましょう。文章作成の土台への理解を深めておけば、より効果的に自分の魅力を伝えられます。
ステップ①:結論ファーストで強みの優しさを伝える
自己PRの際は簡潔に自分の優しさをアピールするために、必ず最初に結論を述べましょう
わかりやすい自己PRを組むのにおすすめなのは、PREP法に沿った構成です。PREP法とは下記の4つの頭文字を取った言葉で、相手にわかりやすく伝えるコミュニケーションの型として、ビジネスでは基本とされています。
この流れで説明すると要点が明確になり、論理的にあなたの優しさをアピールできます。また、PREPの流れに沿って説明すれば情報が自然に整理されるため、相手もスムーズに長所を理解できるでしょう。
短く端的に、ポイントを押さえた説明をする場合には、ぜひPREP法を使ってみてください。
自己PRの構成について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてみてください。PREP法やSTAR法など、効果的に伝える構文をもとに構成の作り方を解説しています。
関連記事
自己PRの構成作成ガイド|PREP・STAR法を使う作成法を伝授
伝わる自己PRを書くために重要な構成。構成をしっかり考えることで、採用担当者に響く自己PRが作成できます。今回は構成の組み立て方からエピソードの書き方、さらに自己PRを魅力的にするコツまで幅広く解説しています。最後には例文も豊富に紹介しています。
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ステップ②:具体的なエピソードを伝えて根拠を示す
具体的なエピソードを交えて優しさをアピールすれば、より長所に説得力を持たせられます。実体験を盛り込む際には、以下の3点を意識しましょう。
エピソードを盛り込む際のポイント
- どのような状況でどのような行動を取ったのか
- どのような考えのもと行動を起こしたのか
- 取った行動によってどんな結果や学びを得たのか
これらを明示すれば、長所としての優しさが自己満足ではなく、客観的に役立つものである証明にもなります。また、長所に対する自身の分析力もアピールできるため一石二鳥です。
優しさをアピールする際は具体的な優しさが伝わるエピソードをもとに、簡潔にまとめる工夫が重要です。ダラダラとアピールしないよう、具体的な優しさとエピソードを端的に言い切りましょう。
- 周りからたまに優しいと言われるだけなので、特にエピソードがないです……。
優しいと言われたときに取っていた自分の行動を振り返ろう
周りから優しいと言われるのはどんな状況のときですか。誰から言われたことがあるのか思い出してみましょう。
周りから言われるのであれば、自分が気づかないところで優しさの行動が出ているはずです。
また、自分の優しさのタイプが先の解説にある①協調性、②おおらか、③素直さ、④他人を気遣えるの4つのうち、どれに当てはまるのか周りの人に聞いてみるのも良いでしょう。
そうすることで、優しいだけでなく具体的なエピソードが出てきますよ。
ステップ③:その優しさを仕事にどう活かせるのかを示す
具体例を交えてあなたの優しさを説明できたら、必ず再現性を提示しましょう。再現性の提示は、先ほどのPREP法に当てはめると最後の「Point(結論)」に該当します。
採用担当者が求めているのは、入社後、会社に貢献してくれる人材です。強みを活かした再現性を伝えられれば、相手に活躍している未来を想像させ、自身を採用するメリットを効果的にアピールできます。
また再現性を提示すると、ただ強みを述べるのに比べて一気に説得力が増します。
事前に志望企業を調べ上げ、自身の強みが活かせる事業領域を特定しておきましょう。細かな事業内容も併せて伝えれば、企業への理解度の高さもアピールできます。
以前、職場で悪口や批判などが始まった時、愚痴を言う人の気持ちは理解しつつ、雰囲気に流されずに「こういう風にしたら良いですね」と良い解決策を提案したり、「こういう良い点もあるんですよね」と良い面を引き出す人がいました。
その優しさが職場の空気を悪くさせず、前向きな雰囲気を作り出すことができたのです。
内容次第では逆効果!? 長所「優しい」を伝える際の注意点
内容次第では逆効果!? 長所「優しい」を伝える際の注意点
- 優しい性格が短所として捉えられないように話す
- 自慢話にならないよう優しさを活かせるポイントまで伝える
- 第三者が聞いても「優しい」と感じられるエピソードを用意する
- 短所として伝えたい部分と矛盾しないようにする
自己PRの骨組みとなる構成が完成したら、内容に移ります。構成が完璧でも、内容次第では長所が逆にマイナスの評価を受ける場合があるため注意が必要です。
ここでは内容を考える際に注意すべき4つのポイントを紹介します。
絶好のアピールチャンスを無駄にしないよう、内容を作り始める前に注意点を確認しておきましょう。4つのポイントを意識すれば、長所が魅力的に伝わる可能性を大きく高められます。
優しい性格が短所として捉えられないように話す
「優しい」は、アピール方法次第で短所ともとらえられがちです。
たとえば「協調性がある」という性格は「自分の意見がない」と、「気遣いができる」は「周りを気にして主体的に動けない」ととらえられる可能性もあります。
長所をアピールする際は確実にプラスの印象を与えられるよう、予想される反論にあらかじめ備えておくのがおすすめです。
気遣いができる優しさを長所としてアピールしたい人は、自己PRに「相手のためにも、言うべきことはキッパリ言う」「状況によっては自分から行動を起こす」などを付け加えましょう。
想定される懸念点を先んじて払拭しておくと、優しい性格を具体的な魅力とともに打ち出せます。
自分が優しいと思う言動や主観的な視点でしか長所の「優しさ」を伝えられていなかったことから、優しさの押し付けや自画自賛のように感じられた場合がありました。
伝え方によっては印象が悪くなる場合もあるので注意が必要です。
自慢話にならないよう優しさを活かせるポイントまで伝える
「優しい」に限らず、長所を述べる際は自慢話にならないよう注意が必要です。長所のアピールが自慢にならないために意識すべきポイントは、以下の3点です。
優しさのアピールが自慢にならないようにするポイント
- 自分の感覚に加え、他人の視点を自己PRに盛り込む
- 結果だけでなく、思考の過程や価値観を重点的にアピールする
- アピールした優しさが仕事にどう活きるのかを伝える
「自分は優しい人間です」と繰り返し主張するだけでは、プラス評価は得られません。長所を述べる際は、客観性と再現性を提示しながら効果的にアピールしましょう。
また、「なぜその行動を選択したのか」「どんな考えに基づいて行動したのか」まで伝えると、思考の深さや価値観などまで含めた魅力が相手に伝わりやすくなります。
第三者が聞いても「優しい」と感じられるエピソードを用意する
「優しい」を長所として押し出す際、特に注意すべきポイントは客観的であるかどうかです。自分では優しさをアピールできたと思っても、面接官からすれば当たり前の行動ととらえられることもあります。
こうした客観性のない「自分は優しい」という主張は独りよがりと判断され、マイナス評価につながるリスクが高まります。
客観性のある自己PR文を作るには、周りの意見や評価をエピソードに盛り込むのが有効です。周りの意見を聞いたうえで、客観性を担保できているかを事前にチェックしてから提出しましょう。おすすめのチェック方法は、以下の2つです。
エピソードの客観性を確かめる方法
- 第三者に自己PRを見せ、長所として納得感があるかチェックしてもらう
- 第三者目線で自分の自己PRをチェックする
自分以外の誰かに自己PR文を見てもらうと、自分の主観を排して文章をチェックできます。頼める相手がいない人や提出まで時間がない人は、自分の文章を「他人が書いた文章」と想定してチェックしてみるのもおすすめです。
自分が「優しい」と思っていても、相手はどのように思っているのかは気になるところですよね。自己PRは第三者視点があるととても具体的なエピソードになります。そのためにも周囲のアドバイスをもらうことは大切です。
また、短所として伝えたい部分と矛盾しないようにすることも意識しましょう。
就活でありがちなのが、自己流で自己分析をした結果、長所と短所に矛盾が生じてしまうことです。
この2つに矛盾があると志望企業から「嘘をついているのかも?」と不信感を持たれ、印象が悪くなってしまいます。
たとえば「協調性がある優しさ」と、「夢中になると周りが見えなくなる短所」の間には矛盾が生じています。もしあなたが採用担当者だった場合、「どっちが本当だろう」と疑問に感じるでしょう。
矛盾が生まれないためにも、長所と短所をアピールする際は2つをセットで考えるのがおすすめです。互いを補い合う長所と短所をアピールできれば、ありのままの自分をより魅力的にアピールできます。
短所と長所の伝え方に悩んでいる人は、以下の記事を参考にしてみましょう。選考でよく使われる表現の言い換え例を細かく解説しています。
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言い換え例35選|短所を長所に変える方法と選考への役立て方を解説
短所を長所に言い換えることは多くのメリットがあります。具体的なメリットや言い換える方法などをキャリアコンサルタントが解説します。短所を長所に言い換える例も紹介しているので、長所がわからない人は参考にしましょう。
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長所の優しさは具体化で魅力を最大限伝えて選考突破を勝ち取ろう!
長所の優しさをより具体的にアピールする方法を、例文を交えて解説しました。「優しい」への解像度を高めて具体的な優しさを伝えることは、ほかの学生との差別化や魅力的なアピールにつながります。
アピールする際は具体的な優しさを提示するのに加え、説得力を補強するエピソードやどう仕事に活かすのかなども併せて提示しましょう。
記事で紹介した4つの言い換え例や例文を参考に、自分らしさを最大限伝えられる自己PRを作成してください。
アドバイザーコメント
小関 珠緒
プロフィールを見る自己理解を深めて「優しさ」の形を明確にしてアピールしよう
「優しさは長所としてありなのか」「長所の優しさはどうアピールすれば良いのだろう」と気になっている人は多いかもしれません。
優しさという言葉は、意味の範囲が広く、漠然としています。自分の「優しさ」とは、具体的にはどういうことで、どう役立つかを面接官に明確に伝えることが重要です。
自己分析で自分の優しさを掘り下げて、それがどういうもので、誰の役に立った経験があるのかを探りましょう。本文にあった4つの言い換え例「協調性がある」「おおらか」「素直」「他人を気遣える」から考えてみてください。
自分の「優しい」の掘り下げは第三者に協力してもらうこともおすすめ
また、友人や家族から「優しい」と言われることが多いのであれば、具体的にどういうときに優しいと思ったか、聞いてみるのも有効です。友人や家族であれば親身に答えてくれるため、客観的で具体的なエピソードを見つけやすくなります。
ほかには、キャリアコンサルタントなど専門家に話を聞いてもらい、「優しさ」を掘り下げていくのも良いですね。
この機会に自分の優しさを掘り下げておくことで自信にもつながり、社会人になってからも具体的な長所として活かせるため、活躍の場が広がるはずですよ。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
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キャリアコンサルタント
Eri Kuno〇キャリアコンサルタントとしてこれまで学生への就職セミナーや就活相談、企業における従業員へのキャリア支援などをおこなう。現在はおもに求職者の就職支援やカウンセリングに従事
プロフィール詳細キャリアコンサルタント
Mika Hiraoka〇キャリア相談や求職者へのES・履歴書作成・面接対策などの個人支援に併せ、採用や育成・働き方改革などに人事として従事。講師歴は10年以上でセミナーやテレビ出演など幅広く活躍中
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/ヒトノビ代表
Tamao Koseki〇就職時は準備不足で苦労するも大手企業に入社。転職して実用書の編集者を10年経験し、独立。キャリアコンサルタント資格を取得し、現在は強みを引き出して活かす人材育成をおこなう
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