面接官を惹きつける自己PRの答え方|例文12選

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この記事にコメントしたアドバイザー

  • 上原 正光

    上原コンサルティングオフィス代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号20038717)/2級キャリアコンサルティング技能士(第21S17400467号) SNS:X(旧Twitter)/Facebook

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  • 鈴木 洵市

    ブルーバード合同会社代表取締役 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号21041822) SNS:Instagram/Facebook

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  • 岩﨑 千夏

    HR&Sパートナーズ代表/人事採用コンサルタント 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント SNS:X(旧Twitter)/ブログ

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この記事のまとめ

  • 独自性のあるエピソードの自己PRが印象に残りやすい
  • 独自性を持たせるエピソードは6ステップで作成できる
  • エピソード・強み別で自己PR例文12選を紹介
  • この記事を読んでいる人におすすめ

  • ChatGPT 自己PR作成ツール

    ChatGPTツールを活用すれば、選考通過率の高い自己PRができます!

学生の魅力を見極める面接の場では、自己PRは重要なアピールチャンス。だからこそ「どんなことをアピールすれば良いのかな」「企業に評価される自己PRってなんだろう」と、自分の魅力を最大限にアピールしたいものの、効果的な方法がわからず苦戦する人は多くいます。

自己PRは、自分が企業で活躍できることをアピールするもの。必要な要素を盛り込んで企業とのマッチ度を伝えられれば、「自社で活躍してくれそう」「一緒に働きたい」など、さまざまな好印象を持ってもらうことができます。

この記事では、キャリアアドバイザーの上原さん、鈴木さん、岩﨑さんのアドバイスを交えながら、魅力的な自己PRの作り方・伝え方について解説していきます。面接を控えている人は、参考にしてみてくださいね。

面接を突破する自己PRには独自性が必要

面接官は連日多くの学生の自己PRを聞くことになります。ただ強みをアピールするだけでは、他の就活生と差別化できず面接官の印象に残りません。他の学生もアピールする中で面接突破レベルの自己PRとするためには、他の学生にはない独自性が必要です。

記事では、企業が自己PRを求める目的を理解したうえで、自己PRに独自性を持たせる方法を解説。具体的には、独自性につながるエピソードの見つけ方や6つのステップに分けた自己PRの構成を説明していきます。

解説する方法でエピソードを見つけると、独自性の強いインパクトある自己PRを作成できるだけでなく、面接官の深掘りにも対応できるようになるので、ぜひ実践してみてくださいね。

また強みやエピソード別で実際の自己PRの例文12選についても紹介しているので、自分に当てはまるものを参考にしてくださいね。

自己PRに限らず、就活の面接全般対策したい人はこちらの記事を参考にしてください。押さえるべきポイントを解説しています。

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 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

まずは押さえておきたい! 企業が自己PRを聞く目的

企業が自己PRを聞く目的

  • 人柄や価値観を知りたい
  • 企業で活躍できる人材なのか知りたい

多くの企業で求められることの多い自己PR。企業が自己PRを聞く目的について、理解できていますか。

「自分がどんな人間なのかアピールをしてほしいのかな」と想像できる人は多いと思います。しかし、企業が自己PRを聞く目的はそれだけではありません。ここで企業の目的を正確に把握していないと的外れな回答をしてしまうことになり、魅力を十分に伝えられないでしょう。

自分が何を伝えるべきかを明確にするために、まずは企業が自己PRを求める目的を解説していきます。

人柄や価値観を知りたい

企業が採用基準で重視する項目上位5位

自己PRを聞く目的の1つとして、就活生の人柄や価値観を知ることがあります。

就職みらい研究所の『就職白書2023』データ集によると、企業が採用基準で最も重視しているのは就活生の人柄となっています。人柄を知ることで、「一緒に働きたい」と思えるかどうか評価しようとしているのです

そのため企業は、ありきたりな自己PRではなく、その人の人柄や価値観が伝わるような独自性のある内容を聞きたいと考えていますよ。

岩﨑 千夏

プロフィール

入社後はできるだけ離職を防ぎ、活躍する人材に成長してもらいたいと思っています。そのため、就活生の価値観が企業のビジョンとマッチしているかについても、自己PRを通して確認されると考えましょう。

企業で活躍できる人材なのか知りたい

企業が展開している事業や注力している分野で強みを活かせるのか、仕事内容で適性を発揮するか、企業理念と価値観がマッチしているかなど、自己PRを通して企業で活躍できる人材なのかを知ろうとしています。

マッチ度が低ければ事業に貢献しにくいだけでなく、早期離職につながります。学生にとっても企業にとってもミスマッチは避けたいものです。

すなわち、企業の求める人物像と就活生のアピールポイントがマッチしているかどうか、それが企業での活躍につながるかという視点で自己PRを聞いていますよ

上原 正光

プロフィール

活躍できる人材かどうかとは、具体的には「組織に新たな風を吹き込んでくれる人なのか」「会社の将来を託していいか」、「コストを投資するに値する人材か」といった視点で就活生を見ています。

単に長所を聞きたいわけではない

このように自己PRを通して、「就活生がどのような強みをどう企業で発揮し、どう貢献できるのか」企業は理解しようとしています。つまり、単なる長所を知りたいわけではないのです。

自己PRでは単に自分の長所を挙げれば良いのではなく「自分を採用するメリット」「企業で活躍するイメージ」を伝える必要があると理解したうえで内容を考えましょう。

次の記事では、仕事ができる人の特徴について解説しています。ポイントを理解して、自己PRを作成するときの参考にしてみてくださいね。

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自己PRはESや面接でよく聞かれる質問の一つ。
しかし、「自己PRが全然思いつかない......」「自己PRを考える時間がない......」対策が思うように進んでいない人も多いのではないでしょうか?

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自己PRで盛り込むべき内容

自己PRに盛り込むべき内容

  • 自分の強み
  • 根拠となるエピソード
  • 入社後どう活躍できるのか

ここからは、自己PRを伝える目的を踏まえて、自己PRには具体的に何を盛り込むべきか解説していきます。

目的に沿った内容を過不足なく盛り込むことで、自分の魅力を最大限アピールし、企業での活躍イメージを面接官に持たせることができますよ。 

面接官に伝わりやすい順番に沿って解説していきますので、自分が話している様子をイメージしながら読んでみてくださいね。

ESの自己PR対策をしたい学生は以下の記事を参考にしてくださいね。採用担当が見ているポイントも解説しています。

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①自分の強み

まずは、自分にどんな強みがあるのか一言で説明しましょう。

自己PRで最も聞きたいのは、就活生自身にどのような強みがあるかです。それを最初に伝えることで、面接官は話の全体像を掴みやすくなります。

また、端的に言い切るようにしましょう。最初が長くなると、何を言いたいのかわかりにくく、理解に時間がかかりますよ。

自己PRで言いたい内容は決まっても書き出しがわからない人もいると思います。自己PRの書き出しで悩んでいる学生は以下の記事を参考にしてください。

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鈴木 洵市

プロフィール

よりインパクトを残すには、「私は〇〇な人物です。なぜなら……」と強みを言い切るようにしましょう。そして断定した後の間を持たせることが大切です。この間で面接官は、次に就活生が何を言うか想像するでしょう。

面接官にイメージを持たせてから展開すると、強いインパクトを残すことができますよ。

そもそも自分の強みがわからない人は、こちらの記事を参考に考えてみましょう。強みを見つける方法を解説しています。

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自己PRでアピールする強みを決めるときは、長所についてもセットで考えるのがおすすめです。こちらの記事を参考にしてください。

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②根拠となるエピソード

次に、強みの根拠を示すエピソードを説明しましょう。

強みだけを伝えても、本当にその強みがあるのか、どの程度の強みなのか、面接官は把握することができません。そのため、強みをどのように発揮したのか、エピソードを説明することが大切です。

エピソードは、「どのように考え」「どう行動し」「どう成果を出したのか」などを盛り込むと、人柄や価値観が伝わる、独自性のあるものになりますよ。具体的な要素は後ほど説明します。

次の記事では、持続力を強みとした自己PRの作成方法を例文とともに解説しています。持続力や継続力をアピールしたい人はぜひ読んでみてくださいね。

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③入社後どう活躍できるのか

企業が自己PRを聞く目的の1つとして、「企業で活躍できる人材なのかを知る」ことがあります。

企業の特徴をしっかりと捉え、自分の強みと論理的に結びつけることが大切です。

求める人物像、企業理念、展開している事業、ビジネスモデル、社風、仕事内容などを調べて、企業の特徴を掴み、それが自分の強みとどう結びつけられるのか考えてみましょう

以上の3つの要素を盛り込んだ自己PRを以下の動画で実践しています。イメージをつかんで作成に取り掛かりましょう。

アドバイザーコメント

自分の中で納得している内容で自己PRすることが大切

自己PRに盛り込む要素で就活生がやりがちな失敗として、冒頭の自分の強みについて、他人からの評価を自己評価に落とし込めていないことが挙げられます。

たとえば、「自分は他人から見ると、〇〇な人物です」「他人からは〇〇な人物と言われます」という伝え方をしており、あくまで他者の意見を自己PRとしてしまっているケースです。

自己分析に納得感がなければ本番で表現できない

このケースに陥っている就活生は、自分の評価を周囲から情報収集して、そして自分自身を「〇〇という人間だろう」と結論づけるところで止まってしまっています。

そうではなく、そこから主体的に認知して自分の言葉でアピールすることが大切です。つまり、「〇〇な人間と言われます」から話し始めるのではなく、「自分は〇〇な人間です」と納得感と自信を持って伝えることが大切なのです。

面接は誰もが緊張するので、自己分析がきちんと腹落ちできていないままアピールするとうまく表現できないでしょう。まずは、「私には〇〇の強みがあります」と言い切れるように、他者の評価も自分の中に落とし込みましょう。

自己PRの長さは、基本的に1分程度にまとめることがベストです。1分でまとめる方法はこちらの記事で解説しているので、併せて参考にしてください。

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例文12選|1分の自己PRで魅力を伝え切る必勝法

ここまで自己PRに盛り込むべき内容を解説しましたが面接ではガクチカを聞かれることもあります。ガクチカと自己PRが被ってしまい悩んでいる人は以下の記事を参考にしてみてください。

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ChatGPTを活用すれば受かる自己PR文が作れます

自己PRは就活において必要です!
しかし、書こうしてもネタが思いつかなかったり、学業やアルバイトで忙しく手つかずの学生も多いのではないでしょうか?

そんな就活生に活用していただきたいのが、最新の「AI 自己PR作成ツール」です。作成ツールでは、AIが自己PRを自動生成してくれるためネタがなく悩んでいたり、忙しい就活生にはぴったりです!

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 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。


差別化の秘訣! 自己PRは強みよりもエピソードが重要

多数の応募者の中で合格を勝ち取るには、他の学生よりも魅力を感じてもらうことが不可欠。自己PRの場合も、ただありきたりな内容では「採用したい」と思ってもらえないですよね。

とはいえ連日学生の自己PRを聞く面接官にとって、学生の話す強みはリーダーシップや協調性などどれも似たようなものでしょう。だからこそ差別化できる「エピソード」が強みそのものよりも重要なのです。

「どんな強みを伝えるか」よりも、「どんなエピソードを通じて強みを伝えるか」ということを重点的に考えましょう。エピソードを通じてあなたの人柄や魅力を伝えることで、他の学生にはないアピールになりますよ

思いつかない人必見! 強みとエピソードの見つけ方

自己PRに活かせる強みとエピソードの見つけ方

自己PRでは「強みを発揮したエピソード」でどれほど独自性を発揮し、人柄が伝えられるかが大切です。

しかし、どうしたら独自性のあるエピソードを見つけられるのか、エピソードの探し方がわからない人は多いでしょう。また、そもそも自分の強みとは何なのか分析できていない人もたくさんいると思います。

ここでは、多様な視点からエピソードを探す方法と、そこからどのように強みを見つけるのか解説します。その中から企業の特徴に合った強みを選ぶことで、説得力のある自己PRにつながりますよ。

①幼少期から遡った自分史を作る

自分史のフォーマット

自分史

過去から現在に至るまでの自分の経験を文章化したもの。時系列に沿って考えたことや行動を書く。

まずは、これまでの人生を振り返る自分史を作ってみましょう。

自分史を使って時系列に沿って考えると経験を思い出しやすく、また傾向や変化を掴むことができますよ。自分の強みやエピソードを見つけるには、覚えている範囲でできるだけ幼いころから出来事を書いていきましょう。

自分史を作成する例

  • 5歳の時ー野球選手に憧れて野球を始めた
  • 中学1年生の時ー技術を高めたくなり専門的なクラブチームに所属した
  • 高校2年生の時ープロになるのは難しいと感じ将来の可能性を広げるため受験勉強に力を入れ始めた

書き出したものの中から、以下に印をつけましょう。

印をつける経験

  • 得意であり他人よりもできていた経験
  • 自分なりに努力をした経験
  • 他人から褒められた経験
  • 成果を上げた経験

上記の経験が強みを発揮した経験、すなわち自己PRで使えるエピソードとなります。そしてエピソードの中で、どのような力を発揮したのか考えることで、強みを見つけることができますよ。

エピソードから強みを見つける例

  • 文化祭でクラスをまとめる役職につき、魅力的なアイディアを出したりクラスメイトのモチベーションを上げることに長け、最終的にそのクラスが表彰された
    →周囲を納得させる発想力リーダーシップがある
  • 初心者から始めた吹奏楽サークルで、最初は楽譜も読めず肩身が狭かったが、サークル以外の時間で毎朝1時間の練習を重ねたことで実力をつけ、最終的にメンバーを率いるコンサートマスターになった
    →逆境に負けない継続力がある

得意分野をアピールする方法はこちらの記事で解説しているので、併せて参考にしてくださいね。

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②モチベーショングラフを作成する

モチベーショングラフ

モチベーショングラフ

これまでの人生の出来事についてのモチベーションの高低をグラフにしたもの。

強みとエピソードを発見する方法として、モチベーショングラフを活用するものがあります。

モチベーション高く取り組んだ出来事は実力を最大限に発揮できる傾向にあることから、強みやエピソードを発見できる可能性が高いですよ

まずは上のイラストの通りグラフを作成します。次に、波の位置が高い経験をピックアップしましょう。具体的には、以下のような経験が考えられますよ。

モチベーション高くおこなった経験の例

  • 高揚感を感じながら取り組んだこと
  • 義務の有無にかかわらず積極的に励んだこと
  • 他人が苦に感じやすいことも大きな辛さを感じずに乗り越えたこと
  • きつい環境で成果を出したこと
  • 努力を長期間継続できたこと

上記に挙げた経験が、自己PRで使えるエピソードとなります。そこから、どのような強みがあると言えるのか探すと良いですよ。

③友人・家族に聞いてみる

自分では無意識に発揮していた強みこそ本当の強みである可能性がありますが、そのような強みは自分では見つけにくいです

そこで、気づいていない、もしくは忘れてしまった強みとエピソードを見つけるために、友人や家族に聞いてみるのも1つの手段となりますよ。

「私の強みは何だと思う?」「どんなことからそう思った?」などと聞いてみると、強みと同時にエピソードを見つけることができます。複数人に聞いてみて、企業でアピールすべきものを選ぶと良いでしょう。

④学校の成績表を見てみる

学校の先生は生徒が集団の中でどのように振る舞うか、一人ひとりに気を配って見ています。集団の中で発揮する強みやエピソードを見つけられることから、学校の先生のコメントを参考にするのも有効なのです

「クラスのムードメーカーとしていつも雰囲気を作ってくれていることに感心していました」「おとなしい性格ながら、修学旅行の時はリーダーシップを発揮しグループを引っ張ってくれました」など、自分の強みと、強みを発揮したエピソードを探してみてくださいね。

ただし面接の自己PRにおいては、大学時代のエピソードを伝えるべきなので、成績表は大学以降に同じようなエピソードを経験しているか探すヒントにしましょう。面接でその他のエピソードなど深掘りされた際は成績表のエピソードを伝えられると良いですね。

アドバイザーコメント

自己PRのエピソードは周囲に聞くことが効果的

エピソードの見つけ方として、まずは自分1人で学生生活を振り返り、そのあとで周囲の人にもインタビューしてみるのがおすすめです。

周囲に聞くことで、自分では弱みと思っていたことなど、自身で見つけられなかった強みに気付ける可能性がありますよ。

他者の視点から初めて強みに気づくこともある

たとえば、「リーダーのような目立った活動をしてこなかったから取り立てて強みがない」と思ってしまうケースがあります。

しかし周囲から見れば「リーダーを支えて的確なアドバイスができる」といった強みを認識されているかもしれません。

自分にとって当たり前だと感じていることも、客観的に見れば強みである可能性があるため、他者の意見はぜひ取り入れてみてくださいね。

ここまでの内容を実践しても自己PRできる題材が見つからないという人は、こちらの記事を参考にしましょう。自己PRの見つけ方について、さらに詳しく解説しています。

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自己PRが思いつかない人は、ChatGPTを活用して自己PRを完成させよう

ChatGPTを使った自己PR作成ツールはもう試しましたでしょうか?

簡単な質問に答えていくだけでChatGPTが自動で魅力的な自己PRを作成します。

作った自己PRは選考で活用できるものになっているので、ぜひ活用して採用される自己PRを完成させましょう。

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 (リーダーシップが強みの場合) 
私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

6ステップでエピソードを組み立ててみよう

エピソードを組み立てる6ステップ

  • なぜその行動をしたのか
  • どんな行動をしたのか
  • どんな課題や困難があったか
  • 課題に対しどのように考え取り組んだか
  • どんな成果を挙げたか
  • 何を学んだか

ここからは実際に、自分の魅力が伝わるエピソードの組み立て方について解説していきます。

せっかく良いエピソードを見つけられたのであれば、そこから魅力的な人柄を十分に伝えられないともったいないですよね。

面接官を惹きつけられるかは、内容はもちろん、伝える順番も大切なのです。ここでは伝えるべき順番に沿って、含める内容を紹介するので、参考にしてくださいね。

①なぜその行動をしたのか

行動を起こす前の考え方を伝えることで、どんなことに興味を持つのか、何に課題を感じるのか、どんな価値観があるのか人柄をアピールすることができます

次の「何をしたのか」という部分を補強するために、その後の行動を決めるに至るまでの考え方を伝えましょう。

ただしエピソードの他の部分が長くなりそうな場合は、ここは必ず伝えなければならない情報ではないため、削ってしまっても問題ありません。

行動を起こすきっかけを伝える例

  • 子どもの温かい環境作りに関心があり
  • 幼少期からシェイクスピアに親しみがあり

②どんな行動をしたのか

次に、どんな環境でどんな活動をしたのか簡潔に伝えましょう。具体的にその場面がイメージできると面接官も理解しやすくなります。

その場面を想像してもらうためには、まずはエピソードを伝える土台となる、「どんな環境でどんな行動をしていたのか」を具体的に伝えることが大切です。固有名詞を用いて説明すると、よりイメージを持ってもらいやすくなりますよ。

ただ、最も伝えたい内容ではないため、長くなりすぎないよう簡潔にまとめましょう。

行動を伝える例

  • 子ども食堂でボランティア活動をしました
  • 中世文学ゼミでシェイクスピアを研究しました

③どんな課題や困難があったか

仕事では課題を解決して価値を提供するケースが多いため、強みをアピールする際も課題を乗り越えたエピソードであると効果的です

強みを発揮する対象となった課題や困難を述べるようにしましょう。

課題や困難を伝える例

  • 子どもたちにとって温かい場所を作るうえで、コミュニケーションができる環境が少ないことに課題を感じた
  • プレゼン大会で優勝するにあたり、ゼミのメンバー間でモチベーションの差があることが問題だと思った

岩﨑 千夏

プロフィール

力を入れた活動に、大きな困難や課題がないという人もいるかもしれませんね。そのような人は、一度周囲の基準と照らし合わせてみると良いですよ。

長く続けてきたからこそ、他の人よりも基準が高い可能性があるので、周囲の人にも困難だった課題を聞いてみることをおすすめします。

④課題に対しどのように考え取り組んだか

目的を達成するために障壁となった課題に対し、どのような強みを発揮してどう乗り越えたか伝えましょう。

自分なりの強みをどう活かすのか、人柄が表れる場面であり、ここがエピソードの中で最も伝えたい内容となります。どのように考えどう強みを活かしたか話すようにしましょう。

課題への取り組み方を伝える例

  • コミュニケーションを自然におこなえる仕組み作りが必要だと感じ、積極性を活かして、子どもたちに話しかけるシフト表を作成し誰もが親交を深められる制度を作った
  • ゼミメンバーの価値観の違いからモチベーションが異なるのは当然と感じ、相手の立場に立ったコミュニケーション力を活かして信頼関係を築いた

アドバイザーコメント

「自分だけがすごい」という内容に聞こえないよう注意

課題に対する取り組み方を伝える際の失敗例として、自分の成果を強くアピールしたいがために、自分1人で考えて全てをやり遂げたように説明してしまうというものがあります。

チームの中で問題が生じ、それを解決したのであれば、多くの人がかかわっているはずです。そこで「自分1人で」を強調すると、協調性がない、コミュニケーション力不足などといった評価をされてしまう可能性があります。

チームの一員として問題を解決したエピソードを伝えよう

そのため、「問題をチームでどのように解決していったのか」「その過程で自分がどう考えどのような役割を果たしたのか」を説明すると、そのようなマイナス評価を避けることができ、またリーダーシップやコミュニケーション力なども示すことができます。

⑤どんな成果を挙げたか

困難や課題に対して、どのように成果を上げられたかまで伝えましょう。企業は売り上げに貢献できる、成果を残せる人材を求めています

実際に強みによってどれほどの成果を出せたのか、初対面の面接官でもイメージできるように客観的に伝えましょう。具体的な数字を用いて話すと効果的です。

数字で表すことが難しい場合は、「『心の居場所になった』と感謝の言葉をもらった」など、周囲からの反応を説明することでも問題ありませんよ。

成果を伝える例

  • 毎日来てくれる子どもたちの数が5名から50名になった
  • 参加していた50のグループの中で1位を獲得した

⑥何を学んだか

最後に、この取り組みから何を学んだかまとめましょう。

入社後は自分のやってきた仕事を都度振り返り、次に活かすことが求められます。そのため、何を学んだか伝えることで、活動を通して何を学び、どんなことに活かせるかを考える力をアピールすることができますよ。

何を学んだかについてはメインとなる情報ではないため、短く端的にまとめるようにしましょう。また、長くなりそうな場合は省略しても問題ありません。

学んだことを伝える例

  • より良い環境を作るには積極性が大切だと学んだ
  • コミュニケーションにより結束感を強められるのだと学んだ

ESと同じ対策はNG! 面接ならではの自己PRの2つのポイント

面接で自己PRを伝える2つのポイント

  • 面接官からの深掘りに備える
  • 話し方にも気を配る

高い評価を得るためには、エントリーシート(ES)と同じ対策ではなく、面接で独自に求められるポイントについて押さえることが大切です。

ここでは、面接ならではの自己PRの留意点について詳細に解説していきます。ポイントを押さえれば面接の自己PRで魅力を余すことなく伝えられるようになるので、チェックしていきましょう。

①面接官からの深掘りに備える

面接では、就活生の人柄を知るために回答を深掘りされることが多々あります。深掘りをされても一貫して自分の強みをアピールすることが大切です

深掘りに答えられなければ、あなたの強みや人柄を存分に伝えられないだけでなく、「実際に体験していないのでは」と信用を損なう可能性があります。

そのため想定できる質問については必ず回答を用意しておくようにしましょう。具体的には、以下の質問を参考にしてくださいね。

面接官からの深掘りの例

  • 強みとして挙げている「〇〇」はどのような意味でとらえているか
  • 活動のモチベーションとなったことは何か
  • 挫折せずに達成できたのはなぜか
  • なぜその目標を立てたのか
  • 目標を達成した際にどう感じたか

上原 正光

プロフィール

特に、活動の中でどんな問題が起きて、それをどのように解決したのか、解決の過程でどう考え、周りの人をどのように巻き込んでいったのか具体的にわかりやすく説明できるようにしておくと良いですね。

②話し方にも気を配る

自己PRは自分の強みをアピールする場面であるため、話し方に自信が感じられなければ説得力がありませんよね

そこで、自信を伝えられるように、以下のように話し方を工夫しましょう。特に、強調したい部分で応用できると良いですね。

印象に残る話し方

  • 強みやエピソードの強調したい部分で声を強める
  • 強調したい部分に身振り手振りをつける
  • 強調したいワードを言う前に間を置く
  • 大きい声ではきはきと話す
  • 明るく笑顔で話す

アドバイザーコメント

ESからのマイナスなギャップにも気を付けよう

ESと面接の自己PRを比較した場合、ESは小説を読みながら主人公をイメージする感覚と似ています。一方面接はその主人公と対面する場であり、ESを読んで抱いていた主人公のイメージとのギャップが発生する可能性があります。

皆さんも小説が実写化されたときに、「この役にこの役者は合っていないな」とマイナスなギャップを感じたことがあるかもしれません。

同様にESを読んだ後の面接では、「この強みを持っている人がこの就活生とは意外だな」などのマイナスなギャップが発生する可能性があるのです。

ESから抱かれる印象に説得力を与えるようなアピールをしよう

面接では、ESのイメージからマイナスのギャップを発生させないことが大切です。つまり、「たしかにこの人ならこの強みを発揮してもらえそうだ」と納得してもらうことがポイントなのです。

そのためにまず「ESを読んだ面接官はどんな印象を抱いているか」を想像しましょう。

そのうえで、「面接官が自身の自己PRにどのような想像をしており、どう納得させることができるか」というポイントに気をつけて内容構成をするようにしてください。

ここまで自己PRの対策方法を解説してきましたが、自己PRに限らず、面接全般のコツが気になるという人もいるのではないでしょうか。こちらの記事では、ほぼすべての面接を通過するコツを一挙公開しているので参考にしてくださいね。

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自己PRのOK例文12選

自己PRで盛り込むべき内容や構成についてイメージできたら、実際にどのように組み立てれば良いのか例文を見てみましょう。

ここでは、学生生活で強みを発揮したシーンと強み別に例文を紹介していきます。自分に近い経験や強みがないか探してみてくださいね。

①アルバイト×課題解決能力

アルバイトは働いて金銭を得るという点で入社後の仕事と近い部分が多く、企業での再現性を効果的にアピールすることができます。

ここでは、塾講師のアルバイトで課題解決能力を発揮した自己PRを紹介します。ビジネスはさまざまな課題を解決できる価値を提供することを求められるので、課題解決能力を評価する企業は多いです

アルバイト×課題解決能力の例文

私の強みは人に寄り添って課題を解決する力です。

学生時代、利用者が100名いる介護施設のボランティアに参加しておりましたが、利用者アンケートの満足度は平均60%と低く課題に感じました。

そこで、どのようなことに不満を感じているのか把握するためには、一人ひとりに寄り添うことが大切だと感じ、毎日1人と1回は雑談をすることを意識しました。

その結果、施設の不便さを感じているところや職員に対する不満などを正直に話してもらう関係性を構築でき、職員に連携することで課題を解決していきました。最終的に、利用者アンケートの満足度は90%を獲得することができました。

このような人に寄り添い課題を解決する力は、顧客の課題に寄り添う力を強みとされている御社で発揮できるのではないかと考えています。

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  • 鈴木 洵市

    プロフィール

    上の例文の良い点は、課題を明確化し、課題について自らが中心になって取り組むことができる人物であることを伝えられている点です。ただ、単語の使い方には注意が必要です。「雑談」→「声がけ」にするだけで、印象が良くなりますよ。

    ②アルバイト×積極性

    飲食店のアルバイトで積極性を発揮し成果を残した自己PRの例を紹介します。飲食店では、1日の来客数など集計を取っているケースが多いので、記録を振り返って成果をアピールしても良いですね

    アルバイト×積極性の例文

    私のアピールポイントは積極性です。

    県内20店舗の中で、私の働く店舗の売り上げは最下位でした。売り上げが低い原因を自分なりに分析した結果、店員同士の伝達ミスから店内の雰囲気が悪くなることが多々あり、それが顧客に伝わっていると考えました。

    そこで口頭だけでは連携が取りづらいと感じ、ホワイトボードに磁石を貼って伝える方法を提案しました。

    その結果伝達ミスが少なくなり、店内の雰囲気は改善し以前より明るいものとなりました。半年後には売上が3倍に増え、県内3位を達成することができました。

    OB・OG訪問で、何事にも動じず挑戦する積極性のある人が活躍するとお聞きしました。私も、全体利益を追求する積極性を活かして貢献できるのではないかと考えています。

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  • 岩﨑 千夏

    プロフィール

    上の例文は、具体的な事例を用いたことで、そのときの情景が非常にわかりやすいです。深く突っ込まれても自分の言葉で語れそうですね。

    強みとして伝えるキーワードとして、「積極性」よりも「提案力」と言い換えるとなおよいでしょう。提案ができる人は少ないため希少性が生まれます。

    ③部活動×リーダーシップ

    部活動は集団で高い目標を達成することを求められる場合が多く、目標へのアプローチ方法を業務に重ねてアピールすることができます

    また、何かのリーダーとして目標達成に向けて推進したことがあれば、リーダーの役職についていなくてもリーダーシップをアピールポイントとして伝えてみましょう。

    部活動×リーダーシップの例文

    私は大学のラクロス部で、練習メニューを考えるリーダーとしてリーダーシップを発揮しました。

    私には、数年間全国大会に出場できていない現状を変えたいという思いがありましたが、私は補欠選手であるため、実力でチームを引っ張ることは難しいと考えました。

    そこで、毎日練習動画を見ている経験から、部員それぞれの個人練習を考えるリーダーとして貢献することとしました。

    最初は私に反発していたメンバーもいましたが、提案を押し付けるのではなく、各メンバーと話し合ったうえで、それぞれの価値観を尊重した練習内容としたため、受け入れてもらうことができました。その結果、全国大会出場に導くことができました。

    御社では入社当初からリーダーとしてプロジェクトを環境があり、経験や実力ない状態からでもリーダーシップを発揮する力を活かせるのではないかと考えています。

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  • 上原 正光

    プロフィール

    上記の例文は、問題の捉え方や解決方法がよく示されていますね。反発していたメンバーが、どのように話し合うことで受け入れてもらうに至ったのか、自分の果たした役割は何であったのか具体的に説明できるとなおよいでしょう。

    ④部活動×計画力

    計画力をアピールする場合は、何を目的にどう計画を立てたか数字を用いて具体的にアピールしましょう

    企業の業務の特性に合わせて、たとえば短いスパンで対応することが求められる企業ならば短期間で目標を達成する計画力、長期のプロジェクトを任される場合は先見性を活かした計画力を伝えられると良いですね。

    部活度×計画力の例文

    私の強みは計画力です。

    大学の吹奏楽部でクラリネットのパートリーダーを担当していました。冬の定期演奏会まで1年かけて練習する必要がありますが、長期間の練習から毎年モチベーションが低下する部員が多いことに課題を感じていました。

    そこで、部員ごとの課題を毎日エクセルで管理し、それをもとに計画的に課題を解決できる練習方法を策定しました。

    その結果、メンバー全員が常に緊張感を持って取り組めることとなり、観客からも「良い演奏会だった」と言ってもらえることとなりました。

    御社は長期的なビジョンとして解決困難な社会課題に向き合うことを上げられており、長期的に計画を立てて目標を達成できる力で貢献できるのではないかと考えています。

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  • 鈴木 洵市

    プロフィール

    上記の例文の良いところは、結論から内容が構成されている点です。企業の特徴を踏まえて構成しているので説得力があります。

    更に良くするためには、仲間からの評価も加え「部員からのフィードバックももらってチームワークもよくなった」といった他者からの評価を挙げると良いですよ。

    計画性の自己PR方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてください。企業から評価されるコツをまとめています。

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    ⑤サークル活動×自己管理能力

    サークル活動は部活動よりも拘束されない分、自己管理能力や責任感を発揮したエピソードがあると、他の就活生と差別化できるアピールになりますよ。

    自己管理能力のアピールには、どのような目標があり、達成するためにどのような管理をしたのか伝えましょう

    サークル活動×自己管理能力の例文

    私は目標達成に向けた自己管理能力に自信があります。

    好奇心旺盛な性格で、音楽経験はありませんでしたが大学から三味線サークルに挑戦しました。やるからには結果を残したいと思い、三味線コンクールでの入賞を目指し、毎日自主練を欠かしませんでした。

    練習を進めるにあたって、経験者との差を埋めるためには基礎の習得が不可欠と感じ、毎日朝6時から2時間基礎練習にあて、サークルの時間以外にはコンクール曲の練習に励みました。

    結果的に50位中14位となり、3位までの入賞は果たせませんでしたが、目標達成のために自ら考え努力できる自己管理能力を身に付けました。

    御社の仕事内容として、1人でコツコツとおこなう業務が多いと伺っており、目標達成のために自分を律する自己管理能力を発揮できるのではないかと思っています。

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    ChatGPTツールを活用すれば、選考通過率の高い自己PRができます!

  • 岩﨑 千夏

    プロフィール

    上記の例文は入社後に求められるであろう能力と、自分の特性を結び付けられていますね。文章構成がやや冗長に感じるところがあるので、結論をわかりやすく述べるとさらに良くなります。

    責任感は大切な要素ですがマイナスな印象になってしまう場合があります。責任感を自己PRでアピールしたい学生は以下の記事を参考にしてください。

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    ⑥サークル活動×協調性

    協調性をアピールする場合は、メンバーの立場や価値観を尊重して縁の下の力持ちとして支えた活動を伝えましょう。

    ただ、主体性がないというイメージを持たれてしまうことがあるため、あくまで受け身の姿勢ではないことを合わせてアピールできると良いですよ

    サークル活動×協調性の例文

    私は対立する価値観を尊重する協調性があります。

    幹事長を務めていたテニスサークルでは、練習の参加率が高い人と低い人に極端にわかれている点を課題に感じていました。そこで参加率が低い原因を知るために、参加率が低い人とも個人的に連絡をしたり飲みに行ったりして信頼関係を作りました。また同じく参加率が高いメンバーからも、現状に対する意見を聞きました。

    その結果、参加率が高い人と低い人それぞれの「責任感を持ってほしい」「優先すべきことが他にある」との本音を知りました。そこで、どちらの意見も尊重できるよう、隔週1回の参加と、参加しない時は連絡することを義務付け、「責任を果たし個人の優先順位も尊重できる制度」を確立しました。

    その結果、参加率を問わずチーム全体の関係性が良好となり、私の学年は最後までサークルを辞めた人を出さず終えることができました。

    OB・OG訪問で、最も活躍している人材は、協調性がある人と伺いましたが、対立する意見を尊重しつつ折り合いをつける協調性を活かせるのではないかと考えています。

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  • 上原 正光

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    上記の例文は、問題を把握し解決に結びつける過程がよく書かれています。解決策を立案し、メンバーとどのような対話をして賛同を得るに至ったのか、その過程も具体的に示せるとさらに良くなります。

    協調性はどの企業でも活かせる強みですが、アピールの仕方を誤ると「受け身」「優柔不断」と受け取られることも。こちらの記事を参考にして、効果的にアピールする方法を習得してください。

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    協調性はどの企業でも必要とされる特徴のため、うまく自己PRで伝えられれば高評価をもらえます。企業が求める人物像にリンクした方向性やほかの就活生と差別化されたエピソードを盛り込み、的確にアピールする方法をキャリアコンサルタントとともに解説します。

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    ⑦留学経験×継続力

    近年、海外進出に力を入れている企業は多くあります。そのため、留学経験をアピールすることは効果的ですよ。

    ただし、あくまで語学力はコミュニケーション手段の1つであることから、語学力の習得のみをアピールすることは控えた方が無難です

    語学力の習得を通してどのような力がついたか、語学力を活かして何を達成したか説明できると良いですね。

    留学経験×継続力

    私のアピールポイントは継続力です。

    私は苦手な英語を克服するため、半年間アメリカに留学しました。語学力をつけるには現地のアメリカ人と話すことが重要だと考え、毎日自分から挨拶をすることを心掛けました。

    本来自分からコミュニケーションを取ることは苦手だったのですが、毎日挨拶の一言は必ず交わすことを継続したことで、次第に挨拶だけでなく日常のコミュニケーションも不自由なく話せるようになりました。また語学力もTOEIC400点から700点に伸ばすことに成功しました。

    このように、自分の目標に向かってコツコツ継続する力があることが私の強みです。御社は業界の最先端にかかわることから継続的に勉強することを求められますが、そのような環境で私は活躍できるのではないかと感じています。

    以下の記事では留学経験から自己PRを作るコツと注意点を詳しく解説しています。例文7選付きなのでぜひ併せて参考にしてください。

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  • 鈴木 洵市

    プロフィール

    上記の例文は、継続力に焦点を当て、自らが留学に臨み、コツコツと継続力を磨くことができたという自己PRのストーリーがわかりやすくなっています。

    更に良くするためには、志望企業が環境が変化する中最先端を進んでいる会社なので、留学経験から継続力と適応力をアピールすることができると思います。

    困難なことを辛抱強く続けた経験がある人は、忍耐力として自己PRすることも可能です。忍耐力の自己PR方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

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    ⑧留学経験×コミュニケーション能力

    コミュニケーション能力は、社会人に特に求められる重要な能力となりますが、「傾聴力」「トーク力」など広い意味を持つ強みです。

    そのため、自分なりにコミュニケーション能力とは何かを定義してアピールできると良いでしょう

    留学経験×コミュニケーション能力の例文

    私の強みは相手の立場に立って考えられるコミュニケーション力です。

    カナダに1年間留学した際に、異文化交流をする授業があり、日本文化をプレゼンすることとなりました。

    しかし中間発表の際のクラスの人の聞く姿勢から、大半が日本文化に無関心であることに気づきました。そこで、まずは相手の立場に立って関心を持ってもらうこと、そこから日本文化の魅力をアピールすることが必要だと感じました。

    具体的には、お洒落な人が多いことから日本のファッションを紹介しようと考え、さまざまな分野の服を紹介したところ、強い関心を持ってもらえ、ファッションを皮切りに他の文化についても広く共有して盛り上がることができました。

    このように、相手の立場に立ち、相手が本当に求めていることを理解して関係を深めるコミュニケーション力を発揮し、営業力を強みとする御社で活躍したいと思います。

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  • 岩﨑 千夏

    プロフィール

    上記の例文では、営業力を強みとする会社へのアピールとして「コミュニケーション力」ということをキーワードとして伝えていますが、この言葉は非常に多くの人が好んで使うので使い方に注意しましょう。

    汎用的な言葉は使いやすい分、差別化ははかりにくいため違う言葉を使うと印象に残りやすくなります。

    ⑨長期インターン×行動力

    長期インターンも、アルバイトと同様に就業経験であるため、自己PRすることで入社後に活躍する姿をイメージしてもらいやすくなります。

    会社では目的意識を持った行動が求められます。行動力をアピールする際も、なぜその行動を起こしたのか明確に伝えるようにしましょう。

    長期インターン×行動力の例文

    私の強みは行動力です。

    IT業界の長期インターンに参加し、営業として働いた際に行動力を発揮しました。

    通信契約の営業を担当していましたが、最初の1ヶ月はインターン生の中で最下位の成績で危機感を抱いていました。そこで営業成績が低い原因を突き詰めたところ、完璧主義かつ慎重なあまり行動力に移せていなかったと気づきました。

    そこで、「訪問しただけで合格」「10秒説明できたら万々歳」と、ハードルを低めに自分のルールを設定したところ、行動に移す意欲が増し、訪問件数が増えたことで結果的にインターン生20人の中で1位を飾ることができました。

    御社は営業力を強みにされておりますが、その中でも行動力を発揮し活躍できるのではないかと考えています。

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  • 上原 正光

    プロフィール

    上記の例文は改善の過程がよく示されていますね。完璧主義であることに気づけた経緯と、解決策を考えるまでの過程を具体的に説明すると、よりリアルに理解してもらえると思います。

    ⑩長期インターン×負けず嫌い 

    負けず嫌いを自己PRする際は、「他者に配慮できない」という印象を持たれてしまうリスクがあります。そのため、「自分に対する」負けず嫌いを発揮したエピソードを伝えられると良いでしょう

    長期インターン×負けず嫌い

    私のアピールポイントは負けず嫌いなところです。

    マーケティングを通して消費者動向を学び戦略を考えることに関心を持ち、マーケティングのインターンに参加しましたが、社内で飛び交う専門用語がわからず、何も貢献できず悔しい思いをしました。

    そこで、ただ勉強するのでは時間が足りないと思い、自分でアクセサリーを作りSNSを利用して販売、その中でマーケティング思考を勉強し、専門用語も合わせて理解するようにしました。

    その結果、知識だけでなくマーケティングの経験値も他のインターン生よりつき、社員の方から正社員登用のお話をいただけるくらい評価をいただきました。

    負けず嫌いを発揮し、短期間で工夫して成果を出す強みを活かし、短期のプロジェクトで結果を求められる御社で活躍できると考えます。

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  • 鈴木 洵市

    プロフィール

    負けず嫌いがきっかけで、自分の足りなかい部分に気づけたという点がストーリーとして良いと感じました。締めの部分で負けず嫌いから何を得られたのかを訴求するとアピールにつながってさらに良くなると思います。

    次の記事では、自己PRの締め方について詳しく解説しています。より良い自己PRになるよう、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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    ⑪ボランティア活動×傾聴力

    ボランティア活動は、結果が数字で見えにくいため、周囲の人の反応を用いてアピールできると良いですね。

    傾聴力をアピールする場合は、「ただ人の話を聞いた」という印象にならないように、人の話を聞いてどうしたか、何を解決したかを説明することが大切です

    ボランティア活動×傾聴力

    私のアピールポイントはどんな人の意見も公平に聞く傾聴力です。

    高齢者支援のボランティアで、老人ホームでのレクリエーションをおこないましたが、最初は高齢者の反応が悪く、ボランティア参加者の自己満足になっていることに危機意識を抱きました。

    そこで、レクリエーションの前に参加者と高齢者が会話をする時間を設けることを提案し、それぞれの話を聞いたところ、スポーツをやりたい人、料理をしたい人、折り紙をしたい人などさまざまな要望があることに気づきました。
     
    曜日別にさまざまな種類のレクリエーションをおこない、参加希望制にしたところ、高齢者の楽しんでいる様子が以前よりも感じられるようになりました。

    入社後も私は、人々の意見に耳を傾ける力を活かし、御社の掲げる「顧客第一」主義を全うし貢献したいです。

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  • 岩﨑 千夏

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    上記の例文は、ボランティア活動だけではなく、その中で主体的に考え動いたことを伝えられており非常に素晴らしいですね。さらに、曜日別にレクリエーションをおこなうことにした話し合いの様子や、実際の高齢者の感想なども入れるとなおよいでしょう。

    ボランティアを題材にした自己PRで内容を悩んでいる人は以下の記事を参考にしてください。例文11選とともに解説しています。

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    ⑫ボランティア活動×主体性

    主体性をアピールする際は、自分の都合で物事を推し進めたのではなく、他者の事情も鑑みながら主体的に動いたことを伝えられると良いですよ

    ボランティア活動×主体性

    私のアピールポイントは主体性です。

    育児支援のボランティアで主体性を発揮しました。両親が共働きの子供にご飯を作るボランティアでしたが、ご飯を食べてもらうだけではこのボランティアの意味がないと感じ、子供たちにとっての居場所になることを目指しました。

    そこで、自分から子供1人につき1回は話しかけ、またそれを他のボランティア参加者にも依頼したことで、全体がアットホームな雰囲気になり、当初10名程度しかいなかった子供たちが50名に増えました。

    このように、主体的に役割を考え価値を提供できる力は、個々の主体性を行動指針にされる御社で発揮できるのではないかと感じています。

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    ChatGPTツールを活用すれば、選考通過率の高い自己PRができます!

  • 上原 正光

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    上記の例文は主体的に動けたことがよく表現されていますね。

    他の人たちがどう納得してくれたのか、他の意見はなかったのか、苦労したことは何であったのかなど、チームを変化をさせる過程で起きたことを詳しく述べるともっと良くなります。

    ボランティア活動で学んだことを伝える際はこちらの記事も合わせてチェックしてみましょう。高評価につなげる方法をまとめています。

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    面接以外でも自己PRをする場の1つとして、リクルーター面談が挙げられます。リクルーター面談を予定している学生は以下の記事を参考にしてください。

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    自己PRのNG例文

    自己PRは自分の魅力をアピールする重要なチャンスです。いくらあなたに魅力があっても、それを自己PRで上手に伝えることができなければ、面接官はあなたの採用メリットを感じることができません。

    ここでは、面接官に魅力が伝わらない自己PRの例を紹介します。一度自身で自己PRを作成し、NG例と似ているところはないか確認してみてくださいね。

    ①エピソードに具体性がない

    まずは、エピソードに具体性がない例です。エピソードに具体性がなければ強みに説得力が生まれません

    また他の就活生と差別化できず印象に残りにくくなってしまいます。

    以下の例文では、成果を数字で表していないことから、どれほどのことを成し遂げたのかがわかりません。また、目標に対するアプローチについても抽象的で、何をしたのかイメージしにくくなっています。

    具体性がない例文

    私の強みはリーダーシップです。

    私はラクロス部でキャプテンとして部員を引っ張りました。部員一人ひとりのコンディションを確認し、それぞれにアドバイスをすることで、全国大会に出場することができました。

    このように、部活動で発揮したリーダーシップを活かし、業界トップの業績を誇る御社で貢献させていただけるのではないかと考えています。

    鈴木 洵市

    プロフィール

    上記の例文は、リーダーシップについての具体例を記載すると良くなります。

    方法としては、エピソードの中でも特に印象に残っているものを具体例として挙げ、「このように部員のそれぞれの課題に対するアドバイスをしてチームをまとめあげた」と締めましょう。

    ②話にまとまりがない

    面接官とのコミュニケーションの場である面接は、結論から端的に伝えることが重要です。

    しかし、情報を盛り込もうとするあまりわかりにくくまとまっていない伝え方になるケースがあります。

    「強み」「エピソード」「入社後どう活躍できるか」を論理的につなげて説明できていないと、そもそも面接官は話を理解できなくなってしまいます

    話にまとまりがない例文

    私はカンボジアに留学していました。カンボジアの教育制度を確立する支援をするために参加した留学でしたが、最初は言葉が通じず苦労しました。そこで、現地の人と毎日コミュニケーションを取ることで語学力を飛躍的に伸ばしました。

    また、現地の人と積極的に話すことでコミュニケーション力をつけることができました。

    御社に入社させていただいたら、積極的なコミュニケーションでどんな部署でも活躍できると確信しています。

    岩﨑 千夏

    プロフィール

    短い文章でたくさんのことを伝えるのは難しいので、一つに絞って話を展開していきましょう。

    積極的なコミュニケーションで部署で活躍することを伝えたいのなら、まず結論で積極的なコミュニケーション力が強みであることを述べ、それを裏付けるエピソードとしてカンボジア留学での出来事を伝えるような構成が良いと思います。

    そもそも面接ではどんな流れで自己PRを聞かれるのか不安になった学生は以下の記事を参考にしてください。

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    直前でも間に合う! 面接の流れを頻出質問6例文付きで徹底解説

    選考突破のカギは、就活独特の面接の流れを押さえることです。面接の一連の流れを押さえるだけでなく、選考の種類別の流れも押さえておきましょう。入退室の所作と頻出質問が要です。専門家であるキャリアコンサルタントと面接の流れを解説するので、参考にして、実力を発揮できるよう準備してください。

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    直前でも間に合う! 面接の流れを頻出質問6例文付きで徹底解説

    独自性のある自己PRで面接官を惹きつけ内定を掴もう

    自己PRでは、独自性のあるエピソードで他の就活生と差別化し、面接官を惹きつけられるようにすることが大切です。

    そのためには、まずは紹介した6つの方法でオリジナリティのあるエピソードを集めてみてくださいね。そして、面接官にきちんと伝わるように、構成を練ってアピールするようにしてください。

    人柄が表れた、独自性のある自己PRで面接官の関心を引き付け、内定を獲得しましょう。

    アドバイザーコメント

    自己・他己分析で自分の魅力を見つけ最大限にアピールしよう

    会社側は、自己PRを通して自社で活躍できる人材かどうか、将来を期待できる人材かどうか知りたくて面接しています。自分の魅力を最大限に表現しアピールしてください。「魅力なんてないよ」なんて言わずに自己分析を深めることです。

    特に、他人の意見を取り入れると、1人ではわからない自分自身に気づくきっかけを与えてくれます。友達、家族、先生、キャリアセンターなど多くの人に聞いてみてください。

    キャリアコンサルタントもみなさんに寄り添い、みなさんの立場でいろいろなことを一緒に考える専門家なので活用してみるのもいいと思います。たくさんの人があなたの味方です。

    面接練習を重ねて自信を持ってアピ―ルしよう

    自己PRのエピソードについては、項目毎に「なぜ」と3回連続して自問自答してみましょう。あなたの考え方や価値観が表れます。聞かれそうな想定質問の準備にもなります。

    そして練習して振り返ってみることが大切です。スマートフォンの前で90秒練習してみましょう。録画を振り返ることで改善点が明確になります。友達や家族に聞いてもらいコメントをもらうのも有効です。

    練習を繰り返すことで、自分自身についての理解が深まり、自己PRが上手にできるようになります。自己PRは多くの企業で聞かれる内容なのでよく準備しておきましょう。

    執筆・編集 PORTキャリア編集部

    明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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    記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

    高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
    全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
    国家資格キャリアコンサルタント

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