Q

大学3年生
男性

長所の「集中力」を面接でどうアピールすべきですか?

私の長所は集中力が高いことだと考えています。

これまで部活動やゼミ活動で一つのことに没頭して結果を出してきたため、最後までやり遂げる力には自信があります。

しかし、面接でそのまま伝えると、「柔軟性がない」「視野が狭い」とマイナスな評価につながらないか不安です。

企業はチームで働くことがほとんどであるため、企業が求めるのはチームワークやコミュニケーション能力ではないかと思い、集中力をアピールすることが逆に不利になるのではないかと迷っています。

長所として「集中力」をアピールする場合には、どのように伝えると効果的ですか? 集中力は企業にアピールするべき長所でしょうか。効果的にアピールする方法や何か良い言い換え表現があれば教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/fc-styling代表

冨永 実希

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成果につながった具体例を伝えよう

この強みが評価されるかどうかは、志望する業界や職種によります。正直なところ、集中力をあまり活用しない業界・職種の選考でアピールすると、少しずれていると判断される可能性があります。

逆に、システムトラブル対応などで長時間PCに向かうIT系や特定の作業系といった、高い集中力が必要とされる仕事では、非常に高く評価されると考えられます。

「成果につながった具体例」とセットで伝えよう

アピールする際は、その集中力を発揮してどのような成果があったか、具体的な実例を挙げることが不可欠です。

たとえば、アルバイト先でトラブルによる大量の作業が発生し、皆があきらめてしまうなか、自分だけは集中力を切らさずに乗り越えた、といったものですね。

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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集中力は「チームを前に進める力」として伝える

集中力は個人で没頭する力と誤解されやすい一方で、組織にとっては「重要区間でミスなく深く潜る力」として価値があります。

伝え方としては、まず集中の対象と時間幅を明確にし、周囲への影響をポジティブに言語化することがカギです。

また、集中力の言い換えとしては「重要工程での深掘り力」、「品質確保のための没入と可視化」などが有効です。

集中の成果をチームのスピードと品質向上に結び付けて語ろう

たとえば「リサーチの初動3時間で関連文献を50本集め、要点を1枚に圧縮」、「データクリーニングを無音でやり切り、分析着手までのリードタイムを1日短縮」など、集中がチームのスピードと品質を上げた事実に落とし込みます。

次に、視野が狭い人に見えないよう「集中と切り替え」の運転ルールも語りましょう。

たとえば「30分ごとに共有ポイントをメモ化してレビューに回す」、「タイマーで90分単位で作業サイクルを区切り、合間に他メンバーの詰まりを解消する」など、没頭しすぎない工夫をセットにすると安心感が出ます。

締めは入社後の適用場面を具体的にすることで、長所を活かせるイメージを持ってもらいやすいです。

たとえば「御社では要件定義の初期整理やFAQ整備の局面で、短時間で骨子を作り共有する集中力で手戻りを減らします」と、チームの成果に効く形で結びましょう。

「面接での長所や短所の回答方法がわからない」と悩む人は以下の記事を参考にしてください。面接官に刺さる長所や短所の伝え方を解説しています。

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