Q
大学4年生
女性
面接の手応えを感じないのでいつも不安です。
就活をしていて何度も面接を受けますが、手応えがなく、結果が出るまでほかの選考に集中できないほど気にしすぎてしまいます。
自分では「うまく話せた」と思った面接で落ちたり、逆に「全然ダメだった」と感じた面接で合格だったことがあり、何が正解なのかわかりません。特に志望度の高い企業の面接後は、手応えのなさに落ち込んでしまい、次の選考への準備に身が入りません。
面接の手応えがないときの判断基準は、具体的にどのようなものがありますか? また、面接後に手応えを感じられなかったとしても、不合格と決めつけずに前向きになるための気持ちの立て直し方や、次にすべきことについてアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
手応えと評価は別物! 振り返りをして気持ちを切り替えよう
まず「手応えがない」の感じ方は、人それぞれだと思います。たとえば、「面接官が不機嫌そうに見えたから」「自分自身がうまく話せなかったから」など、いろいろあるでしょう。
実際に、たくさんの求職者の方の話を聞くと、「絶対大丈夫だと思った最終選考に落ちた」という話はよく聞きますね。逆に、「全然ダメだった」と思っても通過することはよくあります。
そのため、学生の主観的な手応えと、企業側の評価は必ずしも一致しないことを理解してください。
面接後はすぐ振り返りをして気持ちを切り替えよう
しかし、気持ちを切り替えないと次の選考に集中できないし、皆さん数社並行して選考を受けていると思います。
気持ちの切り替え方として、「今日の面接は以前と比べてどうだったか」「どこがうまくいかなかったか」といった点を振り返り、「じゃあ、次の面接ではこうしよう」と考えましょう。そうすることで、次の選考に集中できると思います。
手応えに一喜一憂せず、常に次に向けて準備を続けましょう。
手応えがない=失敗ではない! 評価軸はあなたの感覚とは違う
面接で手応えを感じられず不安になる気持ち、本当にわかります。
以前、私が担当した理系学生の方も、研究発表形式の面接で緊張し、終了後に「落ちたと思います……」と涙ぐみながら連絡をくれました。
ただ結果は合格。企業側は少しぎこちなくても「論理構成」「理解度」「誠実さ」を高く評価していました。学生自身の「感覚」と、企業の「評価軸」は必ずしも一致しません。
特に最近の選考では、AI(人工知能)面談や複数面接官での評価が増え、個人の手応えに頼るのは難しくなっています。企業は「回答内容」だけでなく、「一貫性」「思考の深さ」「姿勢」を総合的に見ています。
面接後は感情ではなく事実ベースの振り返りで次の一歩を見い出そう
おすすめは、面接後に感覚ではなく事実で振り返ることです。
たとえば、
・質問意図に沿って答えられたか
・結論→理由→具体例の流れで話せたか
・企業理解と自分の価値観を接続できたか
この3点を点数化し、毎回改善ポイントを1つだけ決めると、気持ちが整い、次の行動に移りやすくなります。
「手応え=結果」ではありません。不安を感じる自分を責めず、「今日の自分にできる改善は何か」だけに集中していけば、必ず成長につながります。一歩ずつ進めば大丈夫ですよ。
以下の記事では面接対策の基礎を解説しています。これから面接対策を始める人で「何から始めたら良いかわからない」と悩む人は、参考にしながら対策に取り組んで、面接の臨みましょう。
面接本番前の方へ
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