この記事のまとめ
- 企業側の視点から選考結果の連絡が遅れてしまう理由を解説
- 選考結果がなかなか来ないときは企業に問い合わせてみよう
- 選考結果を待っている間はあらゆる可能性を想定して行動しよう
面接が終わってしばらく経つのに、選考結果が来ないと気持ちが落ち着かないですよね。面接中の採用担当者のささいな行動や言動を思い出して、「落ちたのではないか」と不安になる人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、選考結果がなかなか来ないのには理由があり、必ずしも不合格というわけではありません。選考結果の連絡が遅れてしまう企業側の事情を知っておけば、不安な気持ちが軽くなりますよ。
この記事では、キャリアアドバイザーの小松さん、渡部さん、谷所さんのアドバイスを交えつつ、選考結果が来ない理由と対処法を解説していきます。
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選考結果が来ないことはよくある! 適切に対処して不安を解消しよう
「選考結果が来ない=必ず不採用」というわけではないので、心配しすぎる必要はありません。余計な不安を抱えないためにも、選考結果が遅くなってしまう企業側の事情を把握しておきましょう。
この記事では、始めに選考結果が来ない理由を解説します。企業側の事情を把握すれば、不安な気持ちが軽くなります。
次に、選考結果が来ないときにどうすれば良いかを解説します。ここでは、選考結果を問い合わせる際の注意点や、問い合わせる方法をメール別と電話別で説明します。これから選考結果を問い合わせようとしている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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一般的に選考結果はどのくらいでくる?
一般的に、選考結果が来るまで早くて1週間前後、長いと1カ月〜1.5カ月くらいかかります。
ただし、企業規模や募集人数、採用フローによって選考結果の連絡時期は異なるため、明確にははっきりした期間はわからないのが実情です。
採用担当者は「絶対に採用したい!」と思うような魅力的な人材に対しては、当日や翌日に選考通過の連絡をする場合もあります。
一方で甲乙つけがたい人材が並んでいる場合は、一通り選考を終えてから判断しようとするため、連絡をするまで長い時間を要します。
たとえば大手の銀行は、全体で1,000名ほど採用する都合で、当落線上にいる応募者に対してはほかの応募者の内定承諾の状況を見てから追加合格を出すこともあります。そのため、選考結果が来るのに1カ月くらいかかってしまうことが現実的にありえるのです。
一方で総合商社は、面接官が100人以上いる企業もあることに加えて、数日間で大量の人材を面接していく文化があるため、即日で選考結果が出ることもありえます。
面接で即日採用と言われて不安に感じている人はこちらのQ&Aを参考にしてみてください。
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る大手や老舗企業は選考結果が出るまでに時間がかかるケースが多い
選考結果がどのくらいで出るかというのは、業界というより各企業の状況で異なります。また、私たちのようなコンサルタントが、企業側にも誠実に連絡をするよう指導しているので、ある年度から対応が変わることもあります。
現在は人手不足の売り手市場なことに加えて、学生に対しての対応の改善も進んでいるため、選考結果の連絡を長く待たせる企業も減ってきています。
辞退者の発生や採用人数の変更によって選考結果の連絡が遅くなる
多くの学生を採用しなければいけない企業は、時間差で人数の見積もりも変化します。その中で辞退が出たり見込みが狂ったりすることで状況が日々変化するので、結果の連絡も遅くなるでしょう。
たとえば二次試験が4月から6月まで組まれている企業で、6月の最終回が終わった後で全員の評価を整理して結果を知らせるとします。
4月に受けた人からみればこれは2カ月待ちとなりますが、この時点で予定人数に満たなければ、直近の一次選考から何名かピックアップして追加日程が組まれたりして日々調整されていきます。
結果的に、判断の慎重な企業や調整が多ければ多い企業ほど連絡は遅くなるので、大手製造業や歴史のある重厚長大な体質の企業などで採否の連絡は遅くなりがちです。
企業側の視点で解説! 選考結果が来ない3つの理由
この記事を読んでいる人の中には、「選考結果がなかなか来ないなら、ほかの企業に切り替えた方が良いのだろうか……」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
ここでは、選考結果が来ない3つの理由を企業側の視点から解説します。選考結果が来ない理由を知ることで、「企業側にも事情があるんだ」と冷静に捉えることができますよ。
①ほかの応募者と比較している
ほかの応募者と比較している
- 採用スケジュールが固定で決まっているケース
- 採用枠に限りがあるため全員を比較しているケース
- ほかの候補者の承諾を待っているケース
選考結果の連絡が遅れる理由の1つに、ほかの応募者と比較しながら合否を決めていることが挙げられます。これは、大手や中小、ベンチャー問わずどの企業でも起こり得ます。
ここでは、ほかの応募者と比較して選考結果の連絡が遅れる3つのケースを解説していきます。
採用スケジュールが固定で決まっているケース
選考結果が遅れるケースの1つに、採用スケジュールが固定で決まっていることによって選考日から結果出しまで期間が空くことが挙げられます。特に、大手や10名以上まとめて採用する企業に見られます。
ただし、事前に選考結果を出す目途がわかっているケースも多いので、選考結果の連絡に時間がかかる場合はあらかじめ教えてくれることも多くあります。
採用枠に限りがあるため全員を比較しているケース
採用枠に限りがある場合、今いる候補者をすべて比較してから合否を出そうとして選考結果が遅れてしまうケースがあります。特に、大手の三次募集以降や一定母集団が集まる中小やベンチャー企業でよく見られます。
このケースは採用スケジュールがあらかじめ決まっているわけではないのですが、早めに選考を受けた応募者の場合は、ほかの応募者の選考が終わるまで待たなければならないため選考結果が出るのが遅くなってしまうのです。
ほかの候補者の承諾を待っているケース
応募者が合格できるかどうかギリギリのラインにいる場合、ほかの候補者の内定承諾や辞退を待ってから合否を判断しようとするケースがあります。
このケースは採用予算が限られている都合上、どの企業でも共通して発生する可能性があります。受験でたとえると、補欠合格で繰り上げ待ちの状態といえるでしょう。
内定承諾書の提出期限は企業によって異なりますが、多くの企業は10日から2週間前後となっています。このことから、他の学生と比べているケースでは、連絡を待つ目安を2週間前後と考えると良いでしょう。
②合格だけど社内稟議に時間がかかっている
選考結果の連絡が遅れるケースは、特に最終選考など意思決定者の最終決済が下りるのに時間がかかっている場合によく見られます。
このケースは、候補者や選考状況の問題ではありません。企業が合否を出すまでの意思決定の工程が長いことが原因になるので、企業規模にかかわらず社内体制が大きく影響しているのです。企業によっては、社内稟議に2週間ほどかかるケースもあります。
この記事を読んでいる人の中には、「最終面接を受けたのに結果が遅い……」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。以下の記事では、最終面接の連絡が遅いときの対処法を解説しているので参考にしてみてくださいね。
最終面接の結果が遅い=不採用? 連絡が来る目安や遅い時の対処法も
まずはあなたが受けない方がいい職業を確認してください
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
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③不合格だけど連絡を後回しにされている
不合格だけど連絡を後回しにされている
- 即日連絡を避けるために時間を空けているケース
- 不合格者にまとめて連絡しようとしているケース
不合格と決まっているのにもかかわらず選考結果の連絡を後回しにされているケースは、主に大手などの応募者が多い企業などで見られます。
ここでは、不合格で連絡を後回しにされている2つのケースを解説していきます。
もしかすると、面接中に不合格サインを出されている可能性もあるかもしれません。以下の記事では、面接の合否サイン32選を解説しているので確認してみてくださいね。ただし、合否サインはあくまでも参考程度に留めておきましょう。
面接の合否サイン32選! 落ちたサインを出されたときの対策も解説
即日連絡を避けるために時間を空けているケース
すでに不合格が決まっていても、応募者に即日で連絡を入れると失礼と捉えられてしまうことを懸念する企業は多くあります。
「採用するかどうかを吟味している」ように見せるために、あえて即日ではなく期間を空けてから不合格の連絡をおこなうのです。
- 一度不合格になったとしても、ほかに良い人がいなくてあとから合格になることはありますか?
繰り上げ合格のケースはさほど多くはない
たしかに不合格者が合格に繰り上がる可能性はあります。
多くの企業には採用人数の計画があり、組織の規模を維持するために最低限満たさなければならない人数があります。そのため、内定者数が不足している場合に繰り上げ合格をさせるケースはあるでしょう。
とはいえ、そうしたケースはさほど多くありません。企業の採用計画には量と質の両方があります。人数の目標を立てると同時に、質の目標を採用基準として定めているのです。
一般的に不合格者を繰り上げるということは、採用基準を下回っている人を妥協して受け入れるということなので、組織の生産性やモラルの低下を招くリスクにもつながります。
一方で、合否の判断が難しいボーダーラインの応募者に対しては「保留扱い」として合否通知を遅らせるのが適切で、内定数や通過数の進捗を見ながら合否を調整します。
そのため復活合格というよりは、通過通知が遅めにやってくるという方が現実的でしょう。
不合格者にまとめて連絡しようとしているケース
大手企業など応募者が多い企業は、不合格者一人ひとりに連絡するのは手間がかかってしまいますよね。この不合格の連絡をする工数を削減するために、まとめて通知するようにしている企業もあります。
まとめて合否連絡をするためには、ほかの応募者の合否が決まってからでないとならないため、選考から選考結果の連絡までの間に時間がかかってしまうのです。この場合だと、連絡は1週間前後、または1カ月後などにまとめて通知することもあります。
選考結果がなかなか来ないと、サイレントお祈りを疑う人もいるのではないでしょうか。以下の記事ではサイレントお祈りの実態を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
サイレントお祈りの実態|合否を判断する方法と割り切る3つのコツ
面接後に連絡が来ないと不安になりますよね。以下の記事では面接後の連絡が遅くなる理由を元面接官の意見を交えて解説しているので参考にしてみてください。
面接結果はいつ来る? 連絡が遅くなる理由を元面接官が解説
選考結果が来ない場合はどうすれば良い?
選考結果が来ない場合はどうすれば良い?
- 連絡が来るまで待つ
- 採用担当者に問い合わせる
選考結果がなかなか来ないと「どうしたら良いかわからない……」と不安になってしまう人も多いでしょう。では、実際どうすれば良いのでしょうか。
ここでは、選考結果が来ない場合の対処法を解説します。現時点で選考結果が来なくて不安を抱えている人は、チェックしてみてくださいね。
①連絡が来るまで待つ
企業から「◯日までに選考結果を連絡する」と指示があった場合は、それまで連絡を待つようにしましょう。
企業が指定した期限よりも前に連絡をしてしまうと、企業側は催促されたような気分になってしまいます。また、「相手の都合を考えられない」と選考に影響を与えてしまう可能性も出てきてしまうので要注意です。
- 「◯日までに選考結果を連絡する」と言われていない場合、どれくらい待てば選考結果を問い合わせても大丈夫ですか?
最低でも1カ月くらいは待ってみよう
一般的には2週間から1カ月くらいで連絡が来ることが多いようなので、最低でも1カ月くらいは待ってみましょう。連絡がこない間、万が一のためにほかの企業を調べたり、実際に応募に動いたりしても構いません。
企業側や担当者にも、応募状況やスケジュールなどいろいろな事情があります。学生が多くの企業にアプローチしているのと同様、企業も多くの学生に対応しているのです。
やるべきことをやったら、後はじっくり構えるくらいの気持ちで待ちましょう。
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②採用担当者に問い合わせる
企業から連絡目安時期を事前に伝えられている場合、その期間を過ぎたら採用担当者に選考結果を問い合わせましょう。
選考結果を問い合わせる場合は、電話かメールで連絡をしましょう。次の章で、選考結果を問い合わせる際の注意点を解説しているので必ず確認してくださいね。
また、記事の後半で、選考結果を問い合わせる際の電話回答例とメールテンプレートも紹介しているので、こちらも併せて参考にしてください。
こちらのQAでは書類選考で連絡がない場合についてキャリアコンサルタントが回答しています。
マナーを守ろう! 選考結果を問い合わせる際の注意点
選考結果を問い合わせる際の注意点
- スタンス:連絡が遅れていることを批判しない
- タイミング:指定された期日より前に問い合わせない
- 時間帯:営業時間外やお昼休憩時に問い合わせない
「これから採用担当者に選考結果を問い合わせよう」となる前にいったんストップ! 選考結果を問い合わせる際にはいくつか注意点があるので、事前に必ず確認しておきましょう。
ここで解説する注意点を押さえておかないと「マナーがなっていない学生」と判断されかねないので気を付けてくださいね。
スタンス:連絡が遅れていることを批判しない
もし「他社の内定承諾期間が迫っている」といった事情があったとしても、それは個人的な事情です。選考結果を問い合わせる際に、連絡が遅れている状況を批判するのは絶対にやめてくださいね。
選考結果を問い合わせる際は、連絡が遅いことによる焦りや不安、苛立ちの感情が採用担当者に伝わらないように気を付けてください。あくまでも、冷静かつ謙虚なスタンスで問い合わせましょう。
- 選考結果を問い合わせるときに、他社の内定承諾期間が迫っていることを伝えるのはアウトですか?
不合格のリスクがあるが覚悟のうえで伝えてみるのもあり
選考結果の問い合わせで「他社の内定承諾期間が迫っている」ということを告げても、選考結果を出せない何らかの理由があるので、通常は選考結果が早まることはありません。
しかも、伝えることで「だったら内定企業へどうぞ」ということにもなりかねません。
ただし合格が決まっているのに社内稟議の遅れによって選考結果が伝えられていない場合などは、何らかの配慮をしてくれることはあります。
他社の内定承諾期間が迫っていて、選考結果を待っている企業が第一志望であれば、不合格になるリスクを覚悟のうえで伝えてみるのも一つの手です。
タイミング:指定された期日より前に問い合わせない
企業によっては、「◯日までに選考結果を連絡します」という連絡を受けている場合もあるでしょう。前述したとおり、この場合はその日よりも早く問い合わせてしまうと失礼な印象を与えてしまうので避けましょう。
選考結果を問い合わせる際は、指定された期日の翌日以降に連絡すれば問題ありません。「◯日前後に選考結果を連絡します」と言われていた場合は、◯日の翌々日以降に連絡すれば失礼にあたらないでしょう。
もし選考結果を問い合わせた際に、「まだ選考結果が出ていない」と回答された場合は、いつ頃に選考結果の連絡をもらえるかを追加で確認しておくと安心です。
時間帯:営業時間外やお昼休憩時に問い合わせない
電話で問い合わせる場合は、企業のホームページ(HP)から業務時間をチェックしたうえで、営業時間内にかけてください。とはいえ、始業してすぐの時間帯は前日の業務対応で立て込んでいる場合が多く、問い合わせるのは避けた方が良いでしょう。
また、12〜13時頃も昼休みを取っている可能性が高いので、電話で問い合わせるのは避けるのがマナーです。
メールで問い合わせる場合は、時間帯は基本的にそこまで気を付ける必要はありませんが、深夜や早朝などにメールを送るのは非常識な印象を与えてしまうので避けましょう。
例文付き! 選考結果が来ない場合に採用担当者に問い合わせる方法
選考結果が来ない場合に採用担当者に問い合わせる方法
- メールで問い合わせる場合
- 電話で問い合わせる場合
選考結果は、メールあるいは電話で問い合わせましょう。もし、「他社の内定承諾の期間が迫っていて選考結果を早く知りたい」などと切迫した状況の場合は、問い合わせてすぐに何かしらの返答がもらえる電話がおすすめです。
「結果を急いではないけど、選考結果がなかなか来ない」という場合は、メールで問い合わせるのがおすすめです。メールは返信が来るのに時間がかかってしまう恐れもありますが、電話よりも気軽に問い合わせることができるのがメリットです。
ここでは、選考結果が来ない場合に採用担当者に問い合わせる方法をメールと電話に分けて解説します。自分の置かれている状況に合わせて、問い合わせ方法を使い分けてくださいね。
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メールで問い合わせる場合
選考結果をメールで問い合わせる際のメールテンプレートを用意しました。
メールを送るタイミングや時間帯を前の章で確認したうえで、以下のテンプレートをコピーしてメールを送ってくださいね。
送信メッセージ
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC
件名【選考結果について】〇〇大学 港太郎
◯◯株式会社
人事部 〇〇様
お世話になっています。
◯月◯日に面接をしていただいた◯◯大学の港太郎と申します。
先日はご多忙の中、貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございました。
面接の結果について、まだご連絡をいただいていないようなので、
念のためご連絡を差し上げました。
差し支えなければ、面接の結果につきまして、
ご連絡いただける時期の目安をご教示いただくことは可能でしょうか。
なお、行き違いの場合は何卒ご容赦くださいませ。
本来であれば、面接時にご確認すべきところ、
メールでのご確認となり申し訳ございません。
お手数をお掛けしてしまい大変恐縮ですが、ご対応よろしくお願いします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇〇年
携帯電話:080-XXXX-XXXX
メール:minato@〇〇〇〇.ab.jp
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
メールの書き方や言葉の使い方からは、その人の知性や人間性が垣間見えます。たとえ問い合わせ目的であったとしても、できる限り良い印象が与えられるような表現を心がけましょう。
具体的には、忙しい相手の手を煩わせることに対する謙虚さや配慮、相手に対する敬意などを盛り込み、自分の要求だけを主張しないようにしてください。クッション言葉を使うなど柔らかい印象を与える表現を心がけましょう。
電話で問い合わせる場合
ここでは、選考結果を電話で問い合わせる際の会話例を用意しました。
電話をするタイミングや時間帯を前の章で確認したうえで、以下の会話内容を参考に問い合わせてみてくださいね。
選考結果を電話で問い合わせる際の会話例
学生)お世話になっています。〇月〇日に面接をしていただいた〇〇大学の港太郎と申します。先日はご多忙の中、面接のお時間をいただきありがとうございました。
面接結果についてお伺いしたいことがあり、お電話いたしました。採用ご担当者様にお取次ぎいただけますでしょうか?
採用担当者)お電話変わりました。〇〇です。
学生)お世話になっています。〇月〇日に面接をしていただいた〇〇大学の〇〇(名前)と申します。先日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。
採用担当者)こちらこそ先日はありがとうございました。今回はどうされましたか?
学生)選考結果についてお伺いしたいことがあり、お電話させていただきました。
面接の結果について、まだ連絡をいただいていないようで、念のためお電話させていただきました。大変恐縮なのですが、ご連絡いただける時期の目安についてご教示いただけますでしょうか?
採用担当者)ご連絡が遅くなってしまい申し訳ございません。8日頃までにはご連絡しますね。
学生)8日頃にご連絡をいただけるとのこと、承知いたしました。お忙しい中ご対応いただきありがとうございました。
一般的な電話のマナーはもちろんですが、待たされたことについて苦情を言わないことと声のトーンには注意してください。
結果を待つ身としては心穏やかではないでしょうが、こういうときこそビジネスライクに明るい声で問い合わせましょう。
面接官からの評価が点数でわかる! 本番に備えて面接力を測定しよう!
自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
焦らないことが大切! 選考結果が来ないときの心構え
選考結果が来ないときの心構え
- 次の面接に進むことを想定して選考対策を進める
- ほかの企業の内定を承諾する際は慎重に判断をする
- 不採用という前提でほかの企業も視野に入れる
選考結果がなかなか来ないと、気持ちがそわそわして落ち着かないですよね。そわそわしたままでいると、次の面接の準備もほかの企業の選考も身が入らないという人もいるかもしれません。
そうならないためにも、選考結果が来ないときの心構えを確認しておきましょう。合格不合格どちらが出ても冷静にいられるように、事前に目を通しておいてくださいね。
①次の面接に進むことを想定して選考対策を進める
面接が終わって選考結果がなかなか来ない場合、「もう落ちたんだろうな……」と何も手につかない人もいるでしょう。
しかし、ただ単に選考結果の連絡が遅れていただけで合格の可能性も十分にありえます。次の面接の準備をしないまま選考結果を待っていると、合格したとしても対策不足のまま次の面接に進むことになってしまいます。
そうならないためにも、選考結果が来なくても次の面接の準備は必ず進めておいてくださいね。
「次の面接準備、何をすれば良いかわからない……」という人向けに、面接準備のマニュアルを用意しました。以下の記事を参考にしながら、面接対策を進めてください。
面接の準備完全版|あなたを最大限に魅せる17の土台作り
各面接の対策は、以下よりチェックしてみてくださいね。
一次面接
一次面接を突破する4つの秘訣|頻出質問や落ちる人の特徴も解説
二次面接
二次面接は深掘り質問に注意! 回答例や失敗する学生の特徴を解説
最終面接
最終面接の合格率を高める6つの対策|頻出質問と回答例文で徹底解説
②ほかの企業の内定を承諾する際は慎重に判断をする
就活は複数の企業の選考を同時並行で進める場合が多いので、選考結果を待っている間に、別の企業から内定をもらうことも珍しくないでしょう。
選考結果がなかなか来ないからといって、焦ってほかの企業の内定を承諾してしまうのは危険です。万が一、合格の連絡が来た場合に内定辞退の連絡をすることになる可能性もあるからです。
ほかの企業からもらった内定の承諾期間が迫っている場合は、内定承諾の期間を伸ばせないか交渉したうえで選考結果を問い合わせましょう。
以下の記事では、内定承諾後に辞退したいときの対処法を解説しています。「内定承諾をしてしまったけど、辞退したい……」という人は、こちらの記事を参考にしてみてください。
内定承諾後の辞退で大惨事? 断り例文付きで不安別の対処法を解説
- 第一志望の企業の選考結果が1週間後に出るのですが、第二志望の内定承諾期限があと2日しかありません。どうするのがベストでしょうか……?
第二志望の企業に内定承諾期限を延長できないか聞いてみよう
第一志望の企業の選考結果が1週間後に出るのだったら、第二志望の企業に対して内定承諾期限の延長について相談をしてみましょう。
第一志望の選考結果を待ちたいという理由では、第二志望の企業に対して心象が悪くなるので、知り合いや家族に相談をしたいといった理由が良いですね。
待ってもらう期限が1週間前後など具体的な日程を告げれば、受け入れてもらえる可能性はあります。
内定承諾期限の延長が認められない場合は、第一志望の企業に相談をしてみる方法もあります。選考結果が早まることは難しいかもしれませんが、何らかの配慮をしてもらえることもあります。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
③不採用という前提でほかの企業も視野に入れる
選考結果が来ないと、不採用という文字が頭の中をよぎるかもしれません。実際に合格を期待していたのに不合格の連絡が来るケースもありえるでしょう。
合格を期待して待っていると、万が一不合格だったときに気持ちを切り替えるのが難しくなってしまう恐れがあります。また、ほかの企業の選考を進めずに何もしないでいると、不合格のときに再び一からエントリーしなければいけなくなる可能性もあるのです。
選考結果がなかなか来ない場合は、期待しつつも「不採用かもしれない」と最悪のケースを覚悟することも大切です。不採用かもしれないという前提のもと、ほかの企業も視野に入れながら就活を進めていきましょう。
選考結果が来ない場合は、不採用を想定してほかの企業に応募したり、選考を進めておくことが重要です。これは「リスクヘッジ」という観点から、仕事のスキルに通じることでもあります。
企業に連絡が義務付けられているわけではありません。自分を守るためでもあるので、ただ無為に待っているだけではなく動ける限り対策を講じておくべきです。
選考結果が遅い=不採用とは限らない! 不安になりすぎないようにしよう
選考結果がなかなか来ないと、「不採用なんじゃないか……」と不安な気持ちを抱えてしまいがちです。しかし、選考結果が遅いからといって、必ずしも不採用になるわけではありません。
繰り返しになりますが、選考結果が来ない理由はさまざまなケースが考えられます。残念ながら不採用になってしまうケースもありますが、企業側の事情によって連絡が遅れているケースも多々あります。
そのため、選考結果を待ちつつも、次の面接の準備やほかの企業へのエントリーなども並行して進めることが大切です。企業が指定した期日になっても選考結果が来ない場合は、メールや電話で問い合わせてみましょう。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る選考結果が遅くても内定をもらえる可能性はある
選考結果が遅いからといって、必ずしも不採用になるわけではありません。企業により選考プロセスが異なるので、あまりネガティブに捉えないようにしましょう。
社内稟議や応募者全員を比較したりするのには、どうしても時間がかかってしまうのです。またほかの応募者の承諾を待っている場合は、2週間以上かかることもあります。このような状況であれば、選考結果が遅くても内定をもらえる可能性はあります。
選考結果が遅い場合は期日を過ぎたら問い合わせてみよう
もし選考結果の連絡日が指定されている場合は、指定日を過ぎたらメールや電話で問い合わせてみましょう。また連絡日が指定されていない場合でも、最終面接から営業日ベースで10日前後経過しているならば、確認をしても問題はありません。
選考結果が遅いときに、ただ待っているのはつらいものです。就活は何点を取ったら合格というものではなく、ほかの応募者との相対評価で決まります。したがって不合格の可能性もあると考えて、別の企業へエントリーするなど気持ちを切り替えて前向きに就活を進めましょう。
選考結果が来ないことはよくある! 気にしすぎずに前向きに就活を進めよう
選考結果が来ないと憂鬱な気持ちで何も手につかなくなる人もいるでしょう。
しかし、選考結果が来ない理由は企業側の事情のケースも多くあります。連絡が遅いことを気にしすぎずに、次の面接の準備やほかの企業へのエントリーなどを前向きに進めましょう。
選考結果を問い合わせる際は、この記事で解説した注意点を押さえたうえで連絡してくださいね。
アドバイザーコメント
小松 茂樹
プロフィールを見る選考結果が来ないのには事情があるので気にしすぎないことが大切
志望度の高い企業から返事が来ないと、不合格になったのではないかと不安になることもあると思います。とはいえ企業の立場で考えると、数十人や数百人、大企業では数千人、数万人という応募者の選考が同時進行しているので、合否の決定や連絡のタイミングは状況次第で前後します。
なかなか連絡が来ないからといって、それが即座に不合格であるとも限りません。待っている間はこちらから先方に対して働きかけることも特になく、結果を待つほかありません。
まさに「果報は寝て待て」ということです。不安な気持ちを払拭するためにも、自分がコントロールできることに集中し、「いま自分ができること」を見つけて別の行動を起こしていきましょう。採用は運と縁とタイミングなので、不安になりすぎる必要はありません。
選考結果が仮にダメでも「ご縁がなかったんだな」と切り替えよう
必ずしも合格者が優秀で、不合格者が不出来だということもありません。ある企業では活躍できる人が、ほかの企業ではパッとしなくなることもあります。企業や仕事に優劣はなく、どんな業種や規模の会社、職種であっても良い面も悪い面もあります。自分に合うか、合わないかです。
就職活動とは「自分に合う仕事を探す旅」のようなものです。連絡が来ないのであれば、その間は別の活動を進めるチャンスと捉えて、自分の可能性と選択肢をどんどん広げていきましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
中小企業診断士/キャリアコンサルタント
Shigeki Komatsu○営業企画・マーケティング・情報システム・総務・人事・経営企画室など幅広いキャリア経験を持つ。現在はキャリア形成や能力開発に向けた企業研修や個人面談などを提供している
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
プロフィール詳細