この記事のまとめ
- 最終面接の結果は土日を挟むと休暇の影響で来るのが遅くなる
- 最終面接の結果連絡が遅れる7つの理由を紹介
- 最終面接の結果を採用担当者に確認する場合はメールにしよう
最終面接の結果を待っている中で、土日を挟むと連絡がいつ来るのか気になる人も多いのではないでしょうか。「土日を挟むと結果が来るのが遅くなるの?」「土日を挟むということは連絡を後回しにされているのかな……」など、不安になりますよね。
不安にならないためには、面接の結果連絡が土日を挟む場合はどうなるのか、あらかじめ知っておくことが大切です。面接の結果が来ない理由を理解して、他社の選考に集中できる状態にしましょう。
この記事では、キャリアアドバイザーの瀧本さん、渡部さん、谷所さんと一緒に、最終面接の結果が土日を挟む原因や、結果が来ないときの対処法を解説していきます。
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最終面接の結果は土日を挟むのも考慮したうえで問い合わせるか判断しよう
最終面接の結果が土日を挟む場合、「いつ結果が来るのだろうか?」と気になり、他のことに集中できなくなる学生は多くいます。しかし、最終選考の結果は学生がコントロールできるものではないので、いくら考えても現状は変えられません。
最終面接の結果が土日を挟んで遅くなる原因はさまざまで、企業によって異なります。記事では、最終面接の結果が土日を挟むとなぜ遅くなるのか、土日を挟むと合否に影響が出るのかを解説していきます。
その後、最終面接の結果が連絡予定の日程に来ないときの問い合わせ方法や、面接の結果を採用担当者に聞くときの注意点などを紹介します。この記事を読むと、これから何をすべきか明確になるので、ぜひ参考にしてください。
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最終面接の結果は土日を挟むと遅くなる?
最終面接の結果は土日を挟むと遅くなる?
- 基本的に企業は土日に面接の結果を送らない
- 合格通知は1週間以内に連絡をする企業が多い
最終面接の結果を待っている際、土日を挟むと結果が来るのも遅くなるのかは気になるところですよね。結論を言うと、土日を挟む場合は結果が来るのも遅くなります。
ここからは、土日を挟むことで最終面接の結果が遅くなる理由や連絡が来る日数の目安について解説するので、いつ連絡が来るのか不安な人はぜひ参考にしてください。
基本的に企業は土日に面接の結果を送らない
最終面接の結果が土日を挟むと遅くなる理由は、企業が休みのケースが多いからです。採用担当者が休んでいるので、合否の連絡もできないのです。
採用関連の業務をする部署はほとんどの場合は人事部で、基本的に土日休みのため、土日に合否の連絡が来る可能性は低いと考えてください。
また、休日は営業日に含まない点も覚えておく必要があります。たとえば、土日休みの企業の面接を金曜日に受けた際、「5営業日以内に結果を送ります」と言われたら、土日は営業日に含まれません。この場合は、次週の金曜日までに結果が来る形になります。
絶対土日に結果が来ないわけではない
一部の企業では、休みが土日に固定されていないところもあります。日曜日は休みで、土曜日は出勤といった企業もあるので、その場合は土日に合否の連絡が来る可能性もあります。
また、企業によっては繁忙期に休日出勤をするケースもあり、それによって採用担当者が土日に出勤をしていたら、合否の連絡が来る可能性はあります。
企業や業界に限ったことではありませんが、3月から4月にかけての採用ラッシュ時期は、人事部門が土日も含めてフルタイムで働くことがあるため、その場合は土日に最終面接の結果が送られることもあります。
最終面接の結果は1週間以内に連絡をする企業が多い
最終面接の結果を送るタイミングは企業によって異なるため、「絶対この日に来る」と言い切ることはできません。
早いところであれば、当日や次の日の合否がでるケースがあるものの、遅いところだと1カ月以上かかるケースもあります。ただ、傾向としては1週間程度で結果を出す企業が多いでしょう。
最終面接をほぼ顔合わせのような形でおこなっている企業もあり、その場合は選考結果が早く出やすいといえます。一方で、採用枠の問題から、他の学生と見比べたうえで合否を決めるような企業は、選考結果が来るのが遅くなる傾向にあるようです。
業界問わず、採用予定数の少ない企業や採否基準が明確な企業は最終面接の結果の連絡も早い傾向にあります。
合格が決まれば連絡を遅らせる必要はないので、意思決定にかかる時間の違いがタイムラグの主な要因といえます。
こちらのQ&Aでは「面接結果は一週間後に連絡します」と言われた場合の対処法をキャリアコンサルタントが回答しています。
- 最終面接から1週間経過しても結果が来ません。この場合はもう不採用なのでしょうか?
1週間以上経っても採用されるケースはある
最終面接から1週間経過して結果が来ない場合でも、不採用とは限りません。
あらかじめ採用人数が決まっている場合は、他の応募者の選考が終わるまで結果が出ないことがあります。また社内稟議に時間がかかり、連絡が遅くなるケースも考えられますね。
また、内定者が辞退したときの補欠としてキープされているケースだと、選考結果が来ないことがあります。内定承諾書の提出期限が1週間から10日前後が多いので、連絡が1週間以上かかることは珍しくありません。
最終面接の結果が土日を挟んでも合否に影響はない!
よく、「土日を挟むと不採用になる」「結果が来るのが遅いのは落ちているから」といったことが言われますが、そんなことはありません。
最終面接は一次面接や二次面接と違い、学生を採用するかどうかの最終判断をする場であるため、採用担当者もより慎重に決断する必要があるからです。
企業によっては最終面接の当日や次の日に結果を通知するところもありますが、数週間後に内々定が出るケースもあります。そのため、結果が出るまでの期間で合否が決まるわけではないといえます。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る結果が来るのが遅くても焦る必要はない
就職活動は自身の将来について深く考える重要な時間でもあるので、面接結果が土日を挟んで少し遅れたとしても、決して焦るべき事態ではありません。とはいえ不安な人も多いはずなので、その際に忘れないでほしい3つのことを紹介します。
①企業も最善の選択をしたいと考えている
選考結果が遅れるということは、あなたの能力を十分に評価し、慎重な判断をしているという証拠となります。結果が来ないのは、企業がそれだけ真剣に考えてくれているのだと、ポジティブに捉えてくださいね。
②結果が遅れることが自身の評価に直接影響するわけではない
先ほど本文で解説した通りですが、大切なのは面接時のパフォーマンスとあなたが示した能力や意欲です。それらが評価されれば、結果は必ずついてきますよ。
③選考プロセスはそれぞれの企業によって異なる
一部の企業ではすぐに結果を出す一方、別の企業では時間をかけて応募者を評価する場合もあります。単に通知が遅れているだけでなく、採用の権利者が出張などで連絡が取りにくくなっているケースもあり、結果が出るまでの時間は企業によって異なるのが一般的です。
これらの観点から、選考結果が遅れても焦ることはないと覚えておきましょう。
最終面接の結果連絡が遅れる7つの理由

最終面接の結果通知が遅いのには必ず理由がありますが、遅くなる理由は企業によって異なるため、正確に把握するのは難しいのが実情です。
しかし、考えられる理由を知っておくことで、企業側の視点を理解し、必要以上の心配や焦りを軽減することができます。
ここでは、最終面接の結果連絡が遅れる理由を7つ解説していきます。
最終面接の結果が遅れる理由や、結果を送るのが遅くなりやすい企業の特徴についてはこちらでも詳しく解説しています。
最終面接の結果が遅い=不採用? 連絡が来る目安や遅い時の対処法も
①採用担当者が忙しくて連絡が遅れている
採用担当者は多くの学生の選考を担当しているだけでなく、社員の研修実施や人事評価・労務管理などさまざまな業務を担っている可能性があります。
また、応募者が多い人気の企業や採用枠の多い大企業などの採用担当者は、対応件数が必然的に増えるため、常に忙しくなる傾向にあります。このような背景から、面接の結果を送る時間が取れず、連絡が遅れてしまうケースがあるのです。
合同説明会や個別の企業説明会が3月からスタートし、選考試験をおこない内々定を出す7月くらいまでは、採用担当者にとって忙しい時期になります。
インターンで早期選考をおこなう企業の採用担当者は、7月以降も引き続き忙しくなるでしょう。
②担当者が長期休暇の期間に入っている
企業によっては、長期休暇の期間を設けている場合があります。採用担当者が長期休暇を取っていると、その分結果の連絡も遅くなってしまいます。
具体的には、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などに長期休暇を取るケースが多く、企業によって異なりますが、大体1週間程度休みになるところが多いです。
企業の採用ページなどで、採用担当者の休みについて告知している場合もあるので、気になる人は志望企業の採用ページを確認してみてください。
③連絡が来ているのに気付いていない
企業が結果を送っているのに、学生が連絡に気付かないケースもあります。
結果の連絡手段は電話のところもあれば、メールでおこなう企業もあります。電話であれば通知が残るため気付きやすいですが、メールだと他のメールに混ざってしまい、気付きにくいのです。
また、迷惑メールフィルターを設定している場合、結果通知のメールが迷惑フィルターにいってしまうケースもあるので注意してください。
- 採用の場合は電話で結果が来ることが多いと聞いたのですが、メールで結果が送られてくることもあるのでしょうか?
最終面接でもメールで結果が通知されるケースもある
電話で合否の連絡をする場合は、お互いの都合を合わせるのが難しく、つながらないと二度手間になるなど、受ける方もかける方も労力がかかる可能性があります。
たいていは、事前に連絡手段について説明されることが多いのですが、先方の状況によってはメールで送られることもあるかもしれません。
たとえば、内定を出す時期が二次選考や三次選考といった、後半の採用スケジュールと重複している企業もあります。そのような場合は、採用担当者は選考をやりながら、その合間に内定の電話をしている場合もあるので、もしつながらなければ取り急ぎメールで連絡をするケースも出てくるでしょう。
④他の学生の選考がまだ終わっていない
基本的に企業は採用する学生の人数を決めていて、応募者を比較したうえで合否を判断しています。そのため、最初に面接を受ける学生は、他の学生の面接が終わるのを待つ必要があり、結果が出るのに時間がかかります。
内定を早めに多く出してしまうと、後半面接を受ける人の採用枠が減ってしまいます。そうなると、自社に合う人材を採用できない恐れがでてくるので、ある程度期間が空くのは仕方がないことなのです。
⑤社内での選考評価が分かれている
最終面接は自社に入社する社員を決めるため、企業にとって重要な選択になります。企業によっては、最終面接の担当者だけでなく、一次・二次選考の担当者と協議したうえで、合否を決めているケースもあります。
選考序盤の面接は、迷ったら次の選考へ進めて様子を見ることができますが、最終面接ではそれができないため、採用担当者も慎重に判断しなければいけません。
このように、一人で決めるのではなく複数人で協議している場合、意見が分かれてしまい合否の判断が遅れてしまう可能性もあるのです。
⑥補欠としてキープされている
企業は、内定辞退をされるケースも考えなければいけません。内定辞退者が増えると、予定した人数の学生を採用できず、経営の計画が崩れるリスクがあります。
そのため内定辞退をされた場合の対策として、内定者以外に補欠合格者の枠を設定している企業もあるのです。
補欠合格者とは、内定者から辞退者が出た時、その人の代わりに内定を出す人のことです。補欠合格者になると、合否の連絡は内定者の動向次第となるため、どうしても連絡が遅くなってしまいます。
⑦サイレントお祈りをされている
企業によっては不採用者に連絡をしない、いわゆるサイレントお祈りをするところもあります。
サイレントお祈りとは
就活で、何の通知もなく不合格になること
知名度の高い企業は応募者が多いことから、不採用者に連絡する時間が取れず、サイレントお祈りをするケースがあるようです。
企業によっては「採用者のみに連絡します」と、事前に言ってくれるケースもありますが、そうでなない企業も多くあるのが実情です。
大企業ほど、最終面接結果の保留やサイレントお祈りが多い傾向にあります。
大企業になると採用目標人数が多いため、内定辞退があった場合に追加で採用をおこなう必要があるのですが、追加採用にも時間がかかるため保留にしておくのです。
サイレントお祈りの実態を詳しく知りたい人は、この記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。
サイレントお祈りの実態|合否を判断する方法と割り切る3つのコツ
「最終面接でサイレントお祈りをされているかもしれない」という人は、このQ&Aでもキャリアコンサルタントがアドバイスをしてくれています。待っているだけで良いのかと迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。
アドバイザーコメント
谷所 健一郎
プロフィールを見る最終面接の結果が遅れる理由は企業によってさまざま
上記で紹介したこと以外で、最終面接の結果連絡が遅れる理由を紹介します。
身元調査・素行調査をおこなっている
個人情報保護法の制約がありますが、機密情報や金銭を取り扱う企業のなかには、採用前に学生の身元調査や素行調査をおこなうことがあります。
また、学生のSNSや匿名で使うアカウントを特定し、投稿などに問題がないかチェックをする場合、連絡が遅れることがあります。調査に時間がかかるだけでなく、学生の素行に問題があれば社内で協議をおこなうため、連絡が遅くなるでしょう。
決裁に時間がかかる
大企業だと稟議までの手間が多く、時間がかかる傾向にあります。特に経営者などの決裁が必要な場合、経営者のスケジュールが合わずに時間がかかるケースもよくあります。
また外資系企業で海外にある本社決裁が必要な場合も、決済に時間がかかり連絡が遅れることがあるでしょう。
採用担当者の認識が違う
採用担当者が考える最終面接の結果連絡時期について、遅れているという認識がないケースがあります。最終面接の結果連絡は数週間後で構わないという認識や、まとめて連絡すれば良いという考えであれば、連絡が遅くなってしまいますね。
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最終面接の結果が来ないときの対処法
最終面接の結果が来ないときの対処法
- メールや電話の履歴を確認する
- 面接結果通知の期日を求人や資料で確認する
- 採用担当者に直接連絡する
最終面接の結果が予想より来ないと、気持ちがモヤモヤして、他のことに集中できないこともありますよね。
そんな人に向けて、最終面接の結果が来ないときの対処法を3つ紹介します。すぐにできる方法なのでぜひ参考にしてください。
メールや電話の履歴を確認する
一番最初にできる行動は、メールや電話の履歴を確認することです。
結果の連絡方法は企業によって異なります。たとえば、「必ず電話でくるだろう」といった思い込みから、メールの確認を疎かにしてしまうケースもあります。
また間違って着信拒否をしていたり、迷惑メールフィルターに登録していたりするケースもあるので、スマートフォンの設定を一通り確認するのもおすすめです。
面接結果通知の期日を求人や資料で確認する
面接結果の期限を把握していないときは、企業の採用ページや企業説明会で配られた資料を見て、合否連絡の期限が記載されていないか確認してみてください。
たとえば、「1週間以内に連絡します」と記載があって、まだ最終面接を受けて4日しか経過していなかったら安心できますよね。
企業の採用ページは、手持ちのパソコンやスマートフォンですぐにアクセスできるので、気になる人はすぐに確認してみてください。
採用担当者に直接連絡する
明確な期日を指定されていたのにもかかわらず連絡が来なかった場合は、採用担当者に直接連絡をするのも一つの手です。
採用担当者も人間なので、連絡するのを忘れている可能性もあります。
連絡の期日が明確に設定されていない場合は、2週間ほど経ったタイミングで連絡をしてみましょう。あまりにも早く確認の連絡をすると、せかしているように見えてしまうので注意が必要です。
あらかじめ連絡する時期を知らされていたのであれば、その期日を過ぎて1週間くらいで問い合わせてみましょう。
知らされていなければ2週間~1カ月くらい待ってから連絡してください。焦らずじっくり構えるくらいの気持ちで待ちましょう。
合否連絡を待つ間は気持ちが落ち着かないですよね。以下の記事では、面接の合否連絡のタイミングなどを詳しくまとめているので参考にしてみてください。
面接の合否連絡はいつくる? 適切な問い合わせのタイミングも解説
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最終面接の結果を採用担当者に確認する際の注意点

採用担当者に面接の結果を確認する場合は、連絡する際の注意点を事前に理解しておく必要があります。注意点を覚えておかないと、採用担当者に迷惑をかけてしまう恐れがあるからです。
3つの注意点を紹介するので、ルールを守って連絡するようにしてください。
①就業時間外に連絡しない
採用担当者に確認するときは、相手が返事をしやすい時間帯に送るのが一般的なビジネスマナーです。
就業時間外は採用担当者が対応できないため、返事が返ってくる可能性は低くなります。また就業時間外に連絡をすると、「配慮ができない人」というイメージを持たれかねません。
また、就業時間内であっても、始業時間や終業間際の時間帯は業務が忙しくなりがちで、昼時は昼休みを取っている可能性が高いので避けましょう。
たとえば、9時から18時が就業時間となっている企業であれば、午前中は10時から12時、午後は14時から17時ぐらいを目安に連絡するようにしてください。
メールによる問い合わせであれば、就業時間外の連絡であってもそれほど気にしない企業もありますが、就業時間外の電話の問い合わせは、ビジネスマナーを心得ていないと思われる可能性があります。
緊急な要件ではない問い合わせは非常識だと思う採用担当者もいるので、就業時間外の問い合わせは控えた方が良いですね。
②連絡は電話ではなくメールでする
電話で直接聞こうと考える人もいるかもしれませんが、電話だと採用担当者が多忙のときに、迷惑になってしまう可能性があります。そのため、確認の連絡は、担当者のタイミングで返信ができるメールでおこなうようにしてください。
- 期日までに結果が来なかったのですが、どうしても早く結果が知りたいです。企業に直接電話して結果を確認しても良いですか?
少し時間を置いてから連絡をしよう
直接企業に問い合わせることも一つの方法ですが、慎重におこなう方が良いです。問い合わせるときには以下のことに気を付けましょう。
まず、期日が過ぎてすぐに連絡をするのではなく、少し時間を置いてから連絡を取ることをおすすめします。企業側も多くの応募者を管理しており、たまに遅れることがあるからです。
また、電話は直接的で即座に回答を得ることができますが、メールなどの方法も検討してみてください。メールならば、企業側が忙しい場合でも自分の都合の良いときに返信することができます。
そして、面接結果を聞くだけでなく、フィードバックも求めると良いでしょう。これは自分の面接パフォーマンスを理解する助けにもなります。
最後に、礼儀正しく丁寧に接することを忘れないでくださいね。
③合否をその場で催促しない
結果の連絡が来ていないということは、合否がまだ決まっていない可能性があります。そのため、確認の連絡をする際は合否を直接確認するような表現は避けてください。
合否の催促をしてしまうと、「自分のことしか考えられない人なのかな?」と思われる恐れがあります。
確認する際は、「いつ頃結果が出ますか?」というようなニュアンスで伝えるようにして、相手をせかさないように気をつけてください。
採用担当者に合否を催促しているNG例
先日受けた面接の結果がまだ届いていないのですが、合否を教えていただけませんか?
アドバイザーコメント
渡部 俊和
プロフィールを見る企業に連絡をするなら基本はメールで! じっくりと待つ姿勢も大切
最終面接の結果が遅れている際、企業への連絡で最も気を付けるべきは、電話ではなくメールで問い合わせるということです。電話は営業時間内でないと失礼にあたりますが、メールなら深夜や早朝でない限り、多少は時間外でも許容範囲だからです。
また、メールは文面を読んだうえで回答を準備する時間があるので、企業側に合否を急かさないという点でもおすすめですよ。
連絡が遅いなら他社に軸足を移すのも一つの手
そもそも私は、学生側から連絡を取ることをあまり推奨しない考え方です。その理由は、自分に連絡がこないということは、よほど判断に迷っているか不合格の可能性が高いためです。
期日を過ぎて何の連絡もなければ、それほど自分を大事に考えてくれる企業ではない可能性が高いといえます。連絡を忘れていて遅れている場合はなおさらです。むしろ連絡が来なければ、さっさと次の会社に軸足を移すほうが良いと考えています。
ただ、学生が多くの企業にアプローチしているのと同様、企業も多くの学生に対応しています。思いもよらない事情があるかもしれないので、連絡が来ないからと焦るよりも、やるべきことをやったなら、あとは相手の判断をじっくり待てば良いのではないかと思います。
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自分が面接官の目にどう映っているか、きちんと把握できていますか?
「面接力診断」では、あなたが面接本番でどれほどの力を発揮できるかを100点満点で測ります。
39点以下だと実力を発揮できていない可能性が高いです。診断結果から改善策を提案するので、本番に向けて対策しましょう。
- もうすぐ初めての面接がある人
- 自信のあった面接に落ちてしまった人
- 面接への不安を和らげたい人
面接結果を採用担当者にメールで確認する際の例文
採用担当者にメールを送る際に、「面接結果の確認メールはどんな文章で送れば良いの?」と悩んでしまう学生は多くいます。
そんな人に向けて、メールの例文を「期日が過ぎてしまっている場合」と「事前に期日の知らせを受けていない場合」に分けて紹介するので、参考にしてメールを作成してみてください。
期日が過ぎてしまっている場合
まず期日を事前に知らされていた場合のメール例文を紹介します。メールを送った理由には、結果連絡の期日を過ぎたからという文面を入れましょう。
この時、合否を確認するような文面にはせず、選考状況を確認したいという内容にしてください。また相手を責めるような表現がないかも確認してください。自分にも落ち度があったという文章を入れて、相手を思いやるメールを送りましょう。
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事前に期日の知らせを受けていない場合も、合否を直接確認するのではなく選考状況について聞く内容でメールを送ってください。期日がわからない状態だと、結果がまだ出ていない可能性があるからです。
送信メッセージ
TO〇〇〇〇@theport.jp
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件名新卒採用 最終面接の結果について(○○大学 港太郎)
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○月○日に最終面接をしていただいた○○大学の港太郎と申します。
先日はご多忙の中、貴重なお時間をいただきまして誠にありがとうございました。
最終面接の結果について、まだご連絡をいただいていないようなので、念のためご連絡を差し上げました。
差し支えなければ、最終面接の結果につきまして、ご連絡いただける時期の目安をご教示いただくことは可能でしょうか。
なお、行き違いの場合は何卒ご容赦くださいませ。
本来であれば、面接時にご確認すべきところ、メールでのご確認となり申し訳ございません。
お手数をお掛けしてしまい大変恐縮ですが、ご対応よろしくお願いします。
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港 太郎(みなと 太郎)
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携帯電話:090-〇〇〇〇-〇〇〇〇
メールアドレス:◯◯◯◯@xxx.com
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面接結果をメールでたずねる際は、敬意を示す言葉遣い、適切なタイミングでの問い合わせ、そして感謝の気持ちを示すことが重要です。
また、メールの件名は明確にし、送信前に内容を再確認しましょう。
面接の不安を解消! 本番前に面接力を測って弱点を発見しよう
不安を抱えたまま面接本番に臨むと、面接官に好印象を残せず、内定が遠のいてしまう可能性があります。
そんなときこそ「面接力診断」を受けましょう。
簡単な質問に答えるだけで自分の弱点がわかり、改善方法も提案してもらえます。ぜひ活用して面接を突破してください。
- 近く面接本番を控えている人
- 自分の面接の改善点を知りたい人
- 過去の面接で力を発揮しきれなかった人
最終面接の結果が来ないときにやってほしい行動
最終面接の結果が来ないときにやってほしい行動
- 最終面接の振り返り
- 現状の選考状況の整理
- 他社選考の対策
- リフレッシュ
最終面接の結果が来ないと、その企業のことばかり考えてしまいますよね。しかし結果が来ていないということは、不採用の場合も考慮しなければいけません。
「内定だと思うから何もしない」「不採用になってから考える」といった考えでいると、他の企業への選考準備が遅れるリスクがあるため注意が必要です。
ここからは、最終面接の結果を待っている間にやってほしい行動を4つ紹介します。
- 最終面接の結果が来なくて落ち着きません。どうすれば落ち着けるでしょうか?
状況に合わせて対処法を考えよう
期日が指定されていて指定日を過ぎている場合や、指定されていなくて2週間経過しているならば、待っているだけでなく問合せをしてみると落ち着きます。別の企業へのエントリーをするなど、就活を進めるのも良いですね。
また趣味や好きなことに打ち込み就活から少し離れてみることで、気持ちが落ち着くだけでなく、新たにやりたいことなどの気付きがあるかもしれません。
①最終面接の振り返り
最終面接が終わったときに、すぐやってほしいのが面接の振り返りです。振り返りをしないと、良かった点や課題点を洗い出せず、次の面接に十分に活かせないためです。
面接の振り返りをする際のポイント
- 何の質問をされたか
- 深掘りをされた質問はなかったか
- 上手く答えられた質問はあったか
- 上手く答えられなかった質問はなかったか
- 上手く答えられなかった原因は何なのか
- 声の大きさや話すテンポは問題なかったか
上記のように細かく振り返りをすると、課題点が見えてくるはずです。もし上手く答えられなかった質問がある場合は、次にその質問をされたときに答えられる状態にしておく必要があります。
最終面接が終わったときも油断せず、「今後も面接を受ける可能性がある」と考え、面接の振り返りを必ずおこなうようにしてください。
採用面接でよくされる質問についてはこちらにまとめてあります。回答例も載っているので、対策に役立ててみてくださいね。
面接の質問150選! 回答例から答え方まで質問対策を完全網羅
②現状の選考状況の整理
現状の選考状況を確認することも忘れてはいけません。なぜなら、次の面接がすぐに控えていることもあるからです。
落ち着きたい気持ちはわかりますが、いったん冷静になって今後のスケジュールを確認するようにしてください。「志望度の高い企業の選考は残っていないか」「次の面接はいつだったか」など、細かく見ていき状況の整理をしましょう。
他社の選考を辞退するかどうかは、最終面接の結果が出たときに考えるようにしてください。
複数の企業を同時に受けている場合、どこか1社の結果が出る度に、活動の優先順位は変わっているはずです。
頭の中だけでは取り返しがつかない抜け漏れが出る可能性があるので、常に選考状況を確認しておく必要があります。
③他社選考の対策
結果待ちの段階では内定か不採用かどうかわかりませんが、念のため他社へのエントリーや対策をこれまで通り続けましょう。なぜなら最終面接の結果を待っている間に他社の選考対策を何もしないと、不採用だった際に慌ててしまうからです。
最終面接の合否は学生がコントロールできるものではないので、結果が出るまでは気を抜かず、次の選考の準備を怠らないようにしてください。
他社の選考を受ける場合は、面接対策は必須といえます。以下で一次、二次、最終面接の対策を紹介しているので、面接の基本から改めて振り返りたい人はぜひ参考にしてください。
一次面接
一次面接を突破する4つの秘訣|頻出質問や落ちる人の特徴も解説
二次面接
二次面接は深掘り質問に注意! 回答例や失敗する学生の特徴を解説
最終面接
最終面接の合格率を高める6つの対策|頻出質問と回答例文で徹底解説
④リフレッシュ
どうしても気持ちを切り替えられない場合は、就活のことを一切考えず、思い切ってリフレッシュをする日を作るのも1つの手です。
自分の好きなこと、やりたいことを思いっきりやって、リフレッシュができれば気持ちの切り替えをしやすくなるはずです。趣味に没頭したり友達と遊んだりするなど、自分に合ったリフレッシュ方法を選んでください。
ただし、リフレッシュ期間を長くすると選考準備に影響が出てしまうので、期間は1〜2日程度に留めるようにしてください。
最終面接の結果が土日を挟んで来なくても気にせず就活に集中しよう
採用担当者は基本的に土日が休みとなっているため、最終面接の結果が土日を挟む場合は、結果が出るのは遅くなります。
休日は選考活動そのものが止まるため、土日を挟んだからといって、不採用になることが決まるわけではないので安心してください。
最終面接の結果が気になるのはわかりますが、終わったものの結果を変えることはできません。そのため、最終面接の結果が出るまでは、他社選考の準備や面接の振り返りをして、次の選考に向けて準備を進めましょう。
アドバイザーコメント
瀧本博史
プロフィールを見る最終面接まで進んだことをポジティブに捉えて前向きに就活を続けよう
最終面接の結果待ちは心に不安と焦りをもたらします。しかし、ここで一つ大切なことを忘れてはなりません。それは、最終面接まで進んだこと自体があなたの努力と才能の証だということです。その成果を忘れずに、まずは自分自身を信じてください。
あなたがこれまでに積み重ねてきた努力と経験は決して無駄ではありません。面接までの過程で学んだことはあなたの人間性を深め、視野を広げてくれたはずです。それらは、これから働くどの職場でも有効なスキルであり、あなたが将来どこへ行くにせよ、その経験はあなたの財産となります。
連絡が遅いことに対する不安も肯定して自身の成長につなげよう
また、企業が面接の結果を伝えるまでに時間がかかるのは、企業側が慎重にあなたの適性を考えているからです。あなたの能力や才能、そして可能性を真剣に評価している証拠となります。そう捉えれば、連絡を待つ時間も自信を持つことができるのではないでしょうか。
そして、今、あなたが不安を感じていること自体が、その仕事に対して真剣である証拠を示しています。あなたの心の中にあるその熱意は、採用者にとって非常に価値のあるものなのです。
結果が出るまで待つ時間は、あなたが自己反省し、自己成長するための貴重な時間にもなります。この機会に自分自身を見つめ直し、何が自分にとって重要であるのか、自分の強みや弱みは何かを考える機会にもなりますよ。
たとえ結果が思ったものでなかったとしても、それがあなた自身の価値を決定するものではありません。一つの選考結果だけが、これからの人生すべてを決定するものではないということは忘れないでくださいね。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士
Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/合同会社渡部俊和事務所代表
Toshikazu Watanabe〇会社員時代は人事部。独立後は大学で就職支援を実施する他、企業アドバイザーも経験。採用・媒体・応募者の全ての立場で就職に携わり、3万人以上のコンサルティングの実績
プロフィール詳細キャリア・デベロップメント・アドバイザー/キャリアドメイン代表
Kenichiro Yadokoro〇大学でキャリアデザイン講座を担当した経験を持つ。現在は転職希望者や大学生向けの個別支援、転職者向けのセミナー、採用担当者向けのセミナーのほか、書籍の執筆をおこなう
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