Q

大学3年生
男性

新卒の就活でおすすめの業界は何ですか?

就活を進めていて、新卒で入るのにおすすめの業界がわからず、企業選びに迷っています。

特にこれといって強いこだわりがある業界がなく、「どこか良い業界はないかな?」と漠然とネットで「おすすめ 業界」を検索している状態です。

周りの友人は「成長業界が良い」「給料が良いところ」など、明確な軸を持っているようで焦りを感じています。業界研究をしてもいまいちピンとくるものがなく、このままだと時間だけが過ぎてしまいそうです。

「おすすめの業界」を探す際、漠然と探すのではなく、まず何から着手するのが良いでしょうか? またキャリアコンサルタントの方から見て、おすすめの業界を教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

久野 永理

プロフィールを見る

おすすめの業界は一概には言い切れない 自己理解が重要!

特定の業界を「おすすめ」とは言えません。

それは、社会情勢によって状況は一変するからです。たとえば、新型コロナウイルス感染症の流行によって倒産した会社は数多くありますよね。

将来伸びていく業界に属する企業を見極めるのも一つの方法ではありますが、まずは自己理解を深め、自分の進みたい方向性から業界や職種を探すのが良いでしょう。

休日のミスマッチに注意! 働き方の軸も大切に

なお、業界選びで失敗したと感じ、離職や転職に至る理由として多いのが「休日のミスマッチ」です。

たとえば、平日休みの不動産業やサービス業を選んだ場合、数年経つと「土日休みの友人と予定が合わない」という理由で離職するケースは非常に多いです。入社当初は「平日休みでも良い」と感じていてもですね。

最初の1~2年は良くても、3~4年ほど経つと「自分のプライベートと合わない」と離職するケースをよく見かけます。

自分がどのような働き方、どのようなプライベートの時間を過ごしたいかを考え、休日の形態なども含めていろいろな業界を見ていくことが重要です。

国家資格キャリアコンサルタント

馬場 岳

プロフィールを見る

おすすめの業界より自分の軸から考えるのが成長の近道

業界選びに迷うと、つい「伸びている業界はどこ?」「給料が良い業界は?」と答えを外に求めたくなりますよね。その気持ちは自然です。

人事にいた頃、学生が「どの業界が良いですか」とたずねてくれる機会が多くありました。

ただ、その後に活躍していたのは、業界の評判ではなく自分の価値観から選んだ人です。周囲の意見に揺れた学生ほど、入社後に「想像と違った」と悩むケースが見られました。

成長業界より「学べる環境」と「挑戦を歓迎する文化」に注目しよう

近年はSaaSやAI(人工知能)、ヘルスケア、環境・エネルギーなど社会課題に向き合う産業が成長しています。

しかし、成長業界に入れば自動的に成長できるわけではありません。

新卒のキャリアでは「学べる環境があるか」「挑戦を歓迎する文化か」「フィードバックがえられるか」など、土台となる環境要素のほうが、長期的な成長と満足度につながります。

まず、「どんな働き方が心地良いか」「何にやりがいを感じるか」を整理してみてください。

スピード感が好きなのか、じっくり関係を築きたいのか、人と向き合いたいのか、技術に触れたいのか。軸が見えてくると、業界も自然と絞られます。

焦らず、自分の未来に投資する気持ちで進めていけば大丈夫です。

「自分には就活の軸がない」と悩みを抱えている人もいるかもしれません。以下の記事では就活の軸90個を一覧で紹介しています。また、自身の就活の軸の見つけ方も解説しているため、自分に合う軸を見つけて就活に活かしましょう。

あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。

そんな時は「適職診断」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析して、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

簡単な質問に答えて、あなたの強み弱みを分析しよう。

今すぐ診断スタート(無料)

こんな人に「適職診断」はおすすめ!
・自分の強みと弱みがわからない人
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人

その他関連Q&A

TOP

PORTキャリア