Q
大学3年生
女性
文系からエンジニアになった人の末路は厳しいですか?
文系出身ですが、IT業界に興味がありエンジニアを目指しています。
しかし、「文系エンジニアの末路は厳しい」「文系エンジニアはやめとけ」という話を聞き、強い不安を感じています。
未経験から挑戦しても、知識不足や勉強の継続で心身を病んでしまうのではないかと心配です。プログラミングの難しさや、入社後の激務についていけるのか、自信がなくなってしまいました。
実際のところ、文系からエンジニアになった人の末路は厳しいのでしょうか? 文系からエンジニアになる場合に失敗しやすい人の特徴や、文系からでも活躍するために今からできることについて、具体的なアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
働き方の解像度を上げることが大切!
「厳しい」「ダメだった」というパターンに陥りがちなのは、エンジニアという仕事の「将来的な働き方」を深く研究していない人だと考えられます。
たとえば、パソコンが好きでも、仕事として考えると無理があったという人もいました。
逆に、職業訓練校で3カ月ほど勉強しただけで、未経験からIT業界に入っていく20代の人もたくさんいます。
IT業界は継続的な自己研鑽やコミュニケーションスキルが必須
重要なのは、エンジニアやプログラマーとして、今後のキャリアパス、給与体系、客先常駐か自社開発かといった働く場所など、職種の解像度をご自身でしっかり上げることです。
また、ITパスポートなどの資格を取った後も、継続的な自己研鑽や主体性が求められます。
加えて、よくある勘違いとして「IT業界はコミュニケーションがいらない仕事かもしれない」と思って飛び込む人がいますが、どんな仕事もコミュニケーションなしでは進みません。その点も理解しておく必要があります。
文系でもエンジニアとして成功できる!
「文系からエンジニアになった人の末路は厳しいのか?」については、「本人の向き合い方次第」と言えます。
先日、現役エンジニアの方に話を伺いました。
その方は文系出身ながら、「人と技術をつなぐ役割がしたい」という思いからエンジニアに挑戦。
最初はコードがまったく読めず苦労したそうですが、「わからないことをそのままにせず、自分の言葉で説明できるまで考える」ことを意識しながら、着実に力を伸ばし、今ではプロジェクトの中核を担っています。
前向きに学び続ける姿勢が未来を左右する
反対に、つまずきやすい人の特徴は、「学び続ける姿勢がない」「壁にぶつかったときにすぐあきらめてしまう」「わからないことを放置してしまう」などです。
エンジニアは一度学べば終わりではなく、技術や知識をアップデートし続ける仕事です。そのため、文系・理系に関係なく、学び続けることを前向きにとらえられるかがカギになります。
文系からエンジニアを目指す方が今からできることとしては、以下の通りです。
・初心者向け教材を使って、HTMLを学ぶなど、まずは小さな成果を体験する
・コードや制作物をポートフォリオとしてまとめるなど、自分の成長を見える化する
・スクール、勉強会、コミュニティなどで相談できる仲間を見つける
・「なぜエンジニアになりたいのか」を言葉にする
技術は一歩ずつ積み重ねれば、必ず身に付きます。自分らしく、挑戦する価値があると信じて、一歩を踏み出してみてください。
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