Q

大学3年生
男性

ITパスポートはどのような職種で役立ちますか?

就職に有利になればと思い、ITパスポートの取得を検討しています。

しかし、「ITパスポートは無駄」「就活で特にアピールポイントにならない」という意見を聞き、取得すべきかどうか悩んでいます。

たしかにITパスポートは入門的な資格なので、履歴書に書いても評価されないのではないか、専門性が低いと思われないかと不安です。

実際、ITパスポートはどのような職種で活かせるでしょうか? ITパスポートの勉強を通じて培った「学習意欲」や「主体性」といった強みを、効果的にアピールする方法についても教えてください。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

久野 永理

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ITパスポートは全職種で役立つ! 取って無駄はない

ITパスポートはどんな職種でも役立つと思います。

総務、経理、システム系、エンジニアなど、どの職種の入り口としても、ITの基本的な用語を知っていることは強みになります。

特にセキュリティに関する知識は、今やどんな職種にも求められます。取って無駄になる資格ではありません。

「なぜ取得したか」という目的意識をアピールしよう

面接では「なぜ取ろうと思ったのか」「なぜその知識を得ようとしたのか」をしっかり伝えられるよう準備しておくと良いでしょう。

大学生で取得している人もいますが、採用時点では、IT業界以外ではそれほど重視していない企業も多い印象です。

むしろ、入社後に「持っていたよね」と評価される流れになることが多いです。

ただし、IT業界に進むのであれば、言語や用語を知っていると入社後にスムーズなので、ぜひ取得していただきたいと思います。

キャリアコンサルタント/ワーズアンドキャリア代表

楳内 有希子

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ITパスポートはどの職種でも武器になる基礎力

まず、ITパスポートとは、ITや経営全般の基礎知識を持つことを証明できる国家資格です。

ITを活用するすべてのビジネスパーソンにとって土台となる知識をカバーしており、技術職だけでなく営業・企画・総務・人事など、幅広い職種で役立ちます。

たとえば、営業職で顧客管理システムを使いこなしたり、企画職でデータ分析やIT戦略に関与したり、総務でセキュリティやコンプライアンスに対応したりと、ITを理解していることの証となります。

資格の価値はどう活かすかで大きく変わる

ただし、資格の取得自体が目的ではなく、それをどう活かすかが大切です。

「なぜこの資格を取ったのか」「学んだことでどう変わったのか」「今後どう活かしたいのか」といった自分なりのストーリーを伝えることが、面接やエントリーシート(ES)での説得力につながります。

以下の流れを参考にしてみてください。

動機:「アルバイトで顧客データを扱うなかで、ITの知識が必要だと感じ、ITパスポートの取得を決めました」

学びと成長:「ネットワークやデータベース、IT戦略の基礎を学び、システム部門の役割や業務理解が深まりました」

将来への活用:「学んだ知識を活かし、営業として顧客と技術部門をつなぐ存在になりたいと思っています」

このように、自分の経験と結び付け、将来の貢献につなげることを示すことで、履歴書の一行以上の価値を持つことができ、そこから将来の大きな強みに変えていくことができます。

ぜひ意味ある一歩として挑戦を検討してみましょう。

以下の記事ではIT業界への就職・転職の際に有利になる資格を15選紹介しています。IT業界への就職・転職を検討中で、資格を取得して就職を確実に成功させたいと考えている人はチェックしておきましょう。

履歴書を書く時間がない時は、「履歴書完全マニュアル」を活用しよう!

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