Q
大学4年生
女性
小論文のテーマが「将来の目標」なので、例文が知りたいです。
とある企業の選考で、将来の目標というテーマの小論文を書くことになりました。ただ、「将来の目標」についてどんな内容を書けば良いかわからず、なかなか筆が進みません。
ネットで例文を調べてみても、立派すぎて自分には真似できないようなものばかりで、自分の目標をどう表現すれば良いのか迷い、焦りを感じています。
特に「抽象的になってはいけない」と聞くので、具体的な行動や社会とのつながりをどう示せば良いのかがわかりません。
面接官や採用担当者に「この学生は将来をきちんと考えているな」と思ってもらうためには、どのような目標設定をおこなうべきでしょうか? また、説得力のある「将来の目標」の例文や構成のポイントがあれば教えてください。
自分の言葉でリアルに伝わる小論文を書くための、具体的なアドバイスをお願いします。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
小論文の将来の目標は具体性と必然性を軸に構成しよう!
採用担当者の心に響く将来の目標は、壮大さではなく、あなた自身の能力・興味・価値・経験にもとづいた具体性、「この会社でなければならない」という必然性を明確に示すことがカギとなります。
採用担当者は、学生がどれだけ将来を具体的に考え、その目標が入社後の行動や会社のビジョンと結び付いているかを確認したいからです。
「目標・経験・会社との接点」で説得力を高めよう
私の過去の支援でも、小論文で説得力を出すには、次のような参考例を案内してきました。
・目標提示(導入):「10年後までに、若手育成と新規事業の立ち上げを担うリーダーになる」と、具体的な期間と役割を示します。
・背景(経験):目標に至った理由として、サークル活動での試行錯誤の経験など、あなた自身の経験を紐付けます。
・具体策(論証):目標達成のために、「まずは3年間営業でトップの成果を出す」「事業提案制度を活用する」など、この会社での具体的な行動を示します。
立派な例文を真似る必要はありません。目標を飾らず、あなたの熱意と行動力が伝わるよう、「この会社で、誰のために、何を成し遂げたいか」をリアルに掘り下げて書きましょう。
将来の目標は過去の経験から掘り起こして設定するのが適切!
どんなに立派な将来の目標を持った人でも、その目標を持つに至ったのは過去です。
将来の目標という言葉に惑わされず、まずは今までの自分の人生を振り返ってみてください。
できる限り具体的に、自分の印象に残っているエピソード、心が動いた瞬間を思い出してみましょう。その延長に、目標のタネが見つかるはずです。
インターネットなどで優秀な例文を調べていくことは作文の参考にはなりますが、それを真似をする必要はありませんし、原理的にはできません。その文章を書いた人はあなたではないからです。
名文を書かなければと身構えることなく、自然な気持ちで原稿に向き合ってください。
地に足のついた目標と現在地のギャップを言語化しよう
目標設定をするときは、地に足がついた目標であるかを強く意識してください。あまりに大きな目標でも、すぐに達成できてしまいそうな目標でも、読む側の評価は低くなるでしょう。
地に足がついた目標が設定できたら、今の自分の現在地と、その目標の間には、どのような隔たりがあるかを考えて記述します。
その隔たりを埋めるため、いつまでに、何を達成すれば良いか。そのためには今からどのように行動するか……。これらを文章にまとめていけば、リアルで具体的で、相手にアピールできる小論文になるはずです。
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