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仕事が遅い人を手伝わないのは、ダメですか?

職場に、期限までに終わらないほど、仕事が遅い人がいます。その人が終わらないせいで、周りの人達も残業が増えたり、部署全体の評価が下がったりするのを見ています。

ただ、同僚も自分も業務で手いっぱいで、仕事を手伝うことはできません。仕事が遅い人を手伝わないのは、良くないことなのでしょうか?

キャリアのことを考えると、このまま自分の業務に集中していても良いのかも迷います。協力する姿勢がないと見られて、マイナス評価につながる恐れもあるのではないかと心配です。

このような状況で自分の仕事とチームへの貢献のバランスをどう取れば良いか、具体的なアドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

国家資格キャリアコンサルタント/国家検定2級キャリアコンサルティング技能士

平野 裕一

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仕事が遅い人を無理に手伝わなくても問題はない

仕事が遅い同僚を自己犠牲のもとに手伝わないのは理解できます。あなたが取るべきは、「個人の手伝い」から「チーム全体の課題解決」へと視点を変えることです。

自分の業務で手一杯な状況で手伝えないのは、協力姿勢の欠如ではありません。

キャリアの観点から見ても、単に協力する姿勢を示すよりも、チームの非効率性という問題を発見し、解決に貢献できる能力のほうが高く評価されると考えられます。

個人支援ではなくチームの非効率を解決する視点がカギ

この状況で評価を高める具体的な行動は次のとおりです。

・自己状況の見える化:自分の業務内容と工数を具体的に整理し、「手伝う余裕がないこと」を明確に上司に報告・相談します。

・問題提起:「同僚を手伝いません」ではなく、「全体の進捗に支障が出ているため、業務配分について相談したい」と、チームの課題として上司に委ねます。

・ボトルネック特定と改善提案:時間があれば、同僚の遅延の原因を観察し、「○○業務のマニュアル化が必要」といった改善提案をおこなうと、リーダーシップと問題解決能力が評価されます。

自分の業務を最優先にしつつ、仕組みとして同僚が自立し、チームが効率化するための行動を取ることが、あなたのキャリアを守り、高めます。

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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「仕事が遅い人を手伝わない」という考え方の根本を見直そう

あえて厳しい意見を申し上げます。

「手伝わないと自分のマイナス評価になるのではないか」のように、個人の成績をおもに考えている状態では、仮に仕事が遅い方をあなたが手伝ったとしても、その後のあなたの気持ちは良くないはずです。

また、仕事の評価にもつながりにくいでしょう。

個人評価ではなく組織全体の成果で考える視点を持とう

もう少し大きな視点を持っていただき、会社全体のパフォーマンスを向上させるために、またお客様に迷惑をかけないために、会社全体として仕事の期限を守っていくために、仕事が遅い人を手伝うのだ。と考えてみてください。

非常に難しいことだと思いますが、すでにあなたは会社の一員であり、一部です。

自分の評価のためだけに仕事をする、他人を手伝う。という狭い考えに押し込められてしまうと、会社組織全体を見渡し、引っ張っていけるような人材にはなり得ません。

あなたが将来、部下をマネジメントできるような立場になったり、会社を経営できるような人材になりたいと願うのであれば、ぜひ今から会社全体のパフォーマンスをどうやったら向上できるのかを考えてみましょう。

そして、できる範囲で実施してみてください。仕事が遅い人は、あなたにとって重要な学びを与えてくれる人物であるのかもしれません。

また、仕事が遅い人の仕事をそのまま手伝うという解決策は、ある意味で安直です。なぜ仕事が遅くなってしまうのか、その根源の部分を考え、仮説と改善策を考え、本人や上司に提案をしてみましょう。

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