Q

 内定辞退の取り消しはできますか?

A、B、Cと3社内定を得て、最も志望度の高かったC社以外の内定を辞退しました。

しかし、会社の経営が傾いたとかで、C社の内定が取り消されてしまい、次に志望度の高かったB社の内定辞退を取り消したいです。

内定を得たのはA、B、Cの順番です。B社から内定をもらったとき「就活をやめる」と伝えていたため、B社に「内定を辞退したい」と連絡したとき、あまり良い反応ではありませんでした。

失望させてしまったB社に、今度は「辞退を取り消ししたい」と伝えることは可能なんでしょうか。もし伝える場合、どう伝えたらよいのでしょうか。自分勝手なことはわかっていますが、仮に入社した際に、入社後先輩社員や人事から目をつけられるのはなるべく避けたいです。

また、辞退を取り消すなら最低限何月までなど、一般的に許される期限があればそれも教えていただきたいです。

3人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/ブルーバード合同会社代表取締役

鈴木 洵市

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1日でも早く、内定辞退取り消しの連絡をしよう

内定辞退を取り消せる可能性はあります。これは辞退の取り消し期限のようなものが企業側で決まっておらず、企業ごとまちまちのルールになっているからです。

そのため、相談者さんは早急にB社に連絡を取るようにしてください。また、内定辞退の理由が「就活を辞める」というご記載ですが、C社に内定をもらったので、辞退すると伝えているのか、そもそも就職活動を辞めると伝えているのか、どちらで企業に伝えられているのでしょうか?

もし就職活動自体を辞めるとお伝えされているようであれば、応対時には「就職活動で疲れてしまって連絡してしまった。冷静に考えてみるとやはり御社に入社したい」というように、企業に対し、謝罪⇒理由⇒熱意の順で伝えてみてください。

これで、B社への入社の可能性を探ってみるべきです。入社後の状況に関しては、改めて企業に伝えた、この企業に入りたいという熱意を持って研修や事業活動に取り組み、会社に貢献することで挽回をすることができます。B社を選択するのであれば、1日も早い対応を実施してください。

キャリアコンサルタント / システムエンジニア

小峰 一朗

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「B社に行きたい」なら覚悟を決めてアプローチしよう

それは、とても残念なことでしたね。かつ複雑な状況で、どうしたら良いかわからないということですね。また、一度決まったという安心感も突然なくなってしまって、とてもご不安な心境かと思います。

C社の内定取り消しはとても不運なことでした。ただ、運良くそのまま就職できていたとしても、すぐに経営が傾いていたかもしれません。長い仕事人生においては逆によかったのだと捉え直してみても良いかもしれませんね。

また、B社への内定辞退の取り消しについては、B社の考えや内情がわからないですし、一般的なことが通るかどうかもわからないので、許される期限などを推察しても仕方のないことかなと思います。

まずはあなたがどうしたいのか、その意志と覚悟を決めることが大切かと思います。B社に行きたい、と覚悟を決めるなら、あなたがやるべきことは1つしかありません。B社に対して誠実にアプローチするのみですよね。誠実にアプローチするということは、正直に嘘偽りなく、謙虚に思いを伝えていくということです。

そのためには、まずは自分自身に向き合い、ぜひ欲しい人材と思われるような成長を遂げていけると良いですね。一人で自分と向き合うことが難しいければ、信頼できる人やキャリアコンサルタントなどに相談してみると良いと思います。

いま、あなたは学生から社会人として、大きな成長を遂げる転機にいます。この転機にあなたができることは、B社と向き合う前に自分としっかり向き合い、社会人として成長を遂げることです。B社が内定辞退を取り消すかどうかは、あなたの課題ではなく、B社の課題です。あなたはあなたの課題に真摯に取り組んでほしいと思います。

覚悟を決めて、頑張ってください。陰ながら応援しています!

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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内定辞退の取り消しを認めてもらえない場合もある

志望度の高いC社の内定がそのような形で取り消されてしまったのはとても残念ですね。ショックがあるかとは思いますが、とにかくいまは次の内定に向けて動き出すことが大切です。

通常、一度内定を辞退した会社に、辞退取り消しを認めてもらえるのは基本的には「ない」と考えておいた方が良いでしょう。すでに採用枠が埋まっていることがほとんどですし、枠が空いていたとしても担当者の一存で決められることではありません。このような事情を社内の決裁権のある人にも了解してもらわなければならないので、そういう意味でもかなり難しいのです。

ただし可能性はゼロではありません。辞退取り消しを申し出るのであれば早いに越したことはありません。その際、事情はきちんと正直に伝えるようにしましょう。変に言い訳めいたことを伝えると印象はよくありません。

また、「仮に入社できても先輩社員や人事から目をつけられるのでは」という心配もあるとのことですが、もしそのような心配がとても強いのであれば、B社に内定辞退取り消しを申し出ること自体が自分のためにならないかもしれません。「気持ちよく入社できないかもしれない」ということであれば、新たな会社を探すことも検討してみてください。

最後に、内定辞退取り消しの申し出の期限ですが、その会社の採用スケジュールにおける選考期間内には伝えるようにしましょう。繰り返しになりますが、そうした申し出は早いに越したことはありません。

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