薬学部の人であっても、インターンがあるなら積極的に受けておいたほうが良いです。

インターンを受けることによって、自分がそもそもその仕事に向いているのか向いていないのかを理解することができます。勉強はできても、実際に仕事に就いたら「自分にはできない」と感じてしまうのが最も避けたい事態です。

さらに、実務に必要なことを身をもって体験できます。

学生だと、経験の少なさから視野が狭くなりがちです。しかし、インターンを受ければ、「こういうことをしなければいけないんだ」「こういうことが求められるんだ」ということを肌で感じることができます。

将来のビジョンから逆算してインターン先を選ぼう

学外の世界に触れる機会があれば積極的に参加しましょう。自分に何が足りないのか、何ができたのかを整理する時間として活用するのがおすすめです。

インターンの選び方は、薬学部に入った理由によって変わってきます。薬学部は製薬会社、薬局、病院など、幅広い領域への進路が開かれているからです。

薬学部を選んだ理由を通して、将来的にどうなりたいかという目標をしっかりと理解し、そこを目指すことが重要です。

適当に選ぶのではなく、大学で薬学部を選考した時点での気持ちを思い出し、その目標に合ったインターンに臨みましょう。

薬学部学生にとって、インターンは将来の進路を具体的に描くための重要な機会です。

特に、製薬企業や病院、調剤薬局など、進路の選択肢が広い薬学部学生にとって、自分に合った職場環境や業務内容を知るためには、早い段階での現場体験が役に立ちます。

たとえば製薬会社では、研究開発、MR、薬事などさまざまな職種があります。インターンで実際に社員とかかわれば、自分が興味を持てる分野を見極めやすいです。

また、病院や薬局のインターンでは、患者さんとのかかわり方やチーム医療の現場を体験することで、職場ごとの雰囲気や働き方の違いが実感できます。

インターン参加は5年生の夏から！ 選考に向けて職場理解を深めよう

インターン参加は5年生の夏ごろから始めるのが一般的ですが、情報収集は4年生後半から少しずつ始めておくとスムーズです。

参加しなかった場合も、本選考時に企業研究や職種理解が不十分だと判断されてしまうことがあるため、説明会や座談会、OB・OG訪問などを活用し、自分なりに職場理解を深めておきましょう。

進路に悩む今こそ、経験を通して視野を広げ、自分の進む道を見つけることが大切です。