Q

大学2年生
男性

就活で「ふざけるな」と言われたときはどう受け止めれば良い?

先日参加した企業のインターンシップのグループワークで、社員の方から厳しいフィードバックを受けました。その中で、直接ではないものの、自分の発言に対して「ふざけるな」というニュアンスの言葉を言われたように感じ、強いショックを受けています。

真剣に取り組んでいたつもりだったので、評価が低かったことに加えて、そのような言葉をかけられたことで「自分の考え方や姿勢は社会で通用しないのでは」と自信を失ってしまいました。今は就活への意欲も下がっています。

このような場合、すぐに気持ちを切り替えて次の選考に進むべきでしょうか?

もし本当に「ふざけるな」と思われていたとしたら、自分のどこに原因があったのか知りたいです。また、そうした高圧的な態度を取る企業に対しては、どんな心構えで臨むのが良いでしょうか?

厳しい言葉を受けた就活生が立ち直るための考え方や行動についても、アドバイスをお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

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国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー

谷猪 幸司

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立ち直るために事実をとらえることが大事

「ふざけるな」とまで言われるのは、正直なところ相当な事情があった場合に限られると考えられます。そのため、まずはご自身の言動や対応について、何らかの反省点がなかったかを振り返ることが重要でしょう。

もっとも、すでに起きてしまったことは変えられません。今後は気持ちをどのように立て直していくかに目を向け、どの点が不十分であったのかを冷静に整理し、自分の中で受け止めていく姿勢を大切にすることが望ましいと考えます。

責任問題を意識して切り替えよう

立ち直るための考え方や行動としては、まず指摘された事実を正しく受け止め、なぜそのような事態が起きたのかを冷静に振り返ることが重要です。出来事の背景や原因を自分なりに整理し、真摯に向き合う姿勢が不可欠だと考えられます。

特に注意すべきなのは、就職活動の段階であれば、問題が自分自身の範囲にとどまる場合が多いという点です。

しかし、社会人として業務に携わる立場になれば、取引先企業に迷惑をかける可能性もあり、その場合は個人の問題にとどまらず、会社としての責任に発展しかねません。

そのため、学生と社会人の違いを意識し、立場に応じた責任感や行動基準へと気持ちを切り替えていくことが重要であると考えます。

国家資格キャリアコンサルタント/2級ファイナンシャル・プランニング技能士

山田 圭佑

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「ふざけるな」は真剣さの裏返し! 極端な自己否定はNG

質問から判断する限り、圧迫面接のようなものではなく、社員の方が真剣にあなたと向き合っていたがゆえの言葉だったのではないかと受け取れます。

もっとも、単にブラック企業的な姿勢で対応されていた可能性も否定はできません。そのため、相手がどのような意図でそのような指摘をおこなったのかについては、先方の言い分も含めて慎重にとらえる必要があるでしょう。

そのうえで、一点伝えたいのは、「自分の考え方や姿勢は社会では通用しないのではないか」という現在のとらえ方は、やや極端であるということです。

正確には、「自分の考え方や姿勢が、その企業において、かつ現時点では通用しなかった」と表現するのが適切だと考えられます。

おそらく相手が厳しいフィードバックを行った背景にも、後者のような認識があったのではないでしょうか。

特定の一社から厳しい指摘を受けたからといって、あなた自身が全面的に否定されたわけでは決してありません。

その点については、どうか誤解しないでください。

フィードバックを受け止め、納得できる次の行動をしよう

以上の考えを踏まえたうえで、あなたはその企業に対してどのような思いを持つでしょうか。自分には縁がなかったと受け止め、距離を置くという選択も一つの判断です。

一方で、自分では気づかなかった点についてフィードバックを得られた企業として、改めて向き合ってみようと考えることもできるでしょう。

もし「自分のどこに原因があったのかを知りたい」と思うのであれば、勇気を出してその企業や先輩社員に対して謝意を伝え、自身の至らなかった点について率直に意見を求めるという方法もあります。

ただし、それが唯一の正解というわけではありません。

まずは自分の現在の気持ちを整理したうえで、納得のいく行動を選択することが大切です。

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