上着の胸ポケットには何も入れないほうが良いです。スーツの横のポケットに関しても、物を入れると型崩れしかねません。そこはなるべく避けましょう。

内ポケットにペンや手帳を入れるくらいなら問題ありません。メモを取りたいときにさっと取り出すこともできてスマートです。

ただし、ポケットがパンパンになってしまうと、外から見て少々見苦しく映ってしまいます。量には十分に注意してください。

カバンを活用してスマートな身だしなみを心掛けよう

スマホや資料、ノートなどポケットに入らない私物はカバンに入れましょう。基本的にはカバンに物を入れる、と覚えておけば間違いはないです。

面接では、全体的に物腰の柔らかさやスマートさが重要視されます。ポケットの使い方一つで物腰の印象が変わるので、常にスマートさを意識して身だしなみを整えることが大切です。

就活でのスーツのポケットは、基本的に何も入れないのが無難です。ポケットに物を入れるとスーツのシルエットが崩れ、生地がゆがんで清潔感が損なわれるため、面接官に良い印象を残しにくくなります。

特に厚みのあるスマートフォンや財布、筆記用具、鍵などは形が変わりやすいため避けましょう。胸ポケットはポケットチーフを入れる場所のため、ペンを挿すのは控えたほうが良いです。

必須なとき以外はバッグにしまうのが良い！ 型崩れを防ごう

ただ、内ポケットは比較的丈夫にできているため、薄くて軽い名刺入れなどを一時的に収納しても問題ありません。しかし必須でない場合はバッグにしまっておくのが安心です。

また、財布やスマートフォンのような重いものは、内ポケットに入れるとスーツの形が崩れる可能性があるので避けてください。

ズボンのポケットも基本的には空の状態が望ましく、物を入れると座ったときに形が崩れるリスクが高まります。

会場に入る前から立ち居振る舞いも含めて徹底的に準備しよう

スーツのポケットのフタ（フラップ）は、屋外では埃や雨から中身を守るために出し、屋内ではしまうのが一般的なマナーです。面接会場など室内にいる際はフラップをしまい、手や物をポケットに入れないよう心掛けましょう。

ポケットに手を入れるとリラックスしすぎている印象を残し、周囲との差別化で悪目立ちすることもあります。

最もスマートな身だしなみは、必要な物はすべてバッグに収納し、スーツの外側と内側のポケットは空にすることです。

会場に着いたらコートを脱ぐタイミングでポケットの中身も整理し、余計な違和感を残さない清潔感ある印象づくりが大切です。荷物が増えそうな日は、サブバッグを利用するのも有効な方法です。

ポケットマナーで減点にならないような心掛けを

これらのことから、ポケットのマナーは減点要素にはなるものの、プラス評価にはつながりにくいため、シンプルに空にしておくことで清潔感を演出し、好印象を作ることに努めましょう。

就活ではスーツのシルエットや清潔感を最優先に考えることが重要です。