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多浪生は就活で苦戦を強いられますか?

4浪で旧帝大の理系学部に進学しました。

私は当時、行きたい大学も学びたいことも特に無く、母子家庭で母の収入も乏しかったため家計には余裕がありませんでした。高校卒業後は進学も就職もせずにワーキングホリデービザで3年間仕事とボランティアしながら海外を旅していました。私にとってこの旅は貴重な経験であり、後悔はしていません。

一方、純4浪ではありませんが多浪生であることは事実です。やはり就活では苦戦を強いられますか?また、修士は取得するつもりでいるのですが、このような経緯をある種武器として有効に扱うことも可能なのでしょうか?ご意見いただきたいです。よろしくお願いします。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント/勉強カフェ札幌大通スタジオ代表

渡邊 裕樹

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就職において浪人していること自体がマイナスになる可能性は低い

就活において「〇〇という経験が武器になる」ということを書かれた記事をよく見ますが、非社会的なことでない限り、就活で武器になり得ない経験はほぼありません。

武器になるかならないかは、経験の中身ではなく、「どのように考え行動したのか」「その経験を通して何を得たのか」という自分自身に関する部分を言語化し、人に説明できるかどうかで決まるのです。

たとえば、クラブ活動で全国大会に出場したとか、海外ボランティア活動を数年間していたとか、数百人単位のサークルのトップをしていたとか、一見華々しく見える経験をしていたとしても、それを面接の場で端的に話せるように準備していなければほぼ落とされます。

自分のこれまでの選択にどんな意思があったかを伝えることが大切

質問者さんは高校卒業後、進学や就職をせずにワーキングホリデーで海外を旅していたとのことですが、なぜそのような選択をしたのでしょうか。またそれは、どのような価値観からの行動なのでしょうか。まずはその辺りを人に説明できるように言語化しておきましょう。

また質問内容を見る限り、大学院にも行くつもりなのですね。そこで学んだことを通して社会で何をしようと思っているのかも大切です。これらを10分でも、3分でも、1分でも自在に説明できれば完璧な武器になり得ます。

4浪などほぼ気にすることなく就活に臨んでください。きっと質問者さんを欲しいという企業とたくさん出会えると思いますよ。

キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

瀧本博史

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浪人中の経験の伝え方次第でプラス評価にすることができる

多浪であることが就職活動に不利になるかという不安を抱えているとのことですが、まず大前提として、浪人経験そのものが必ずしもマイナスに働くわけではありません。むしろ、工夫次第で大きな強みとしてアピールすることが可能です。

まず、多浪の経験は「困難を乗り越え、粘り強く目標に取り組んだ」証ととらえることができます。浪人期間における努力や忍耐力、挫折を乗り越えた経験を、就職活動ではポジティブに伝えることが重要です。

特に理系分野では問題解決能力や論理的思考が求められるため、これらの経験を「成長の機会」としてアピールしてみましょう。

多様な経験から得た学びや培ったスキルを適切にアピールしよう

さらに就職活動において重要なのが、自己分析をしっかりおこない、自分の強みを明確に理解することです。

浪人時代に得た学びや、自分がどのように成長したかを具体的に伝えることで、ほかの候補者との差別化を図れます。修士課程を通じて専門性を高めることで、企業に与えられる魅力がさらに増すはずです。

また、海外での経験やボランティア活動は、異文化理解や柔軟な対応力を持つ人物として評価されやすいといえます。多様な経験を積んだことは、仕事においても役立つ能力であり、これらを「武器」として前向きにアピールすることをおすすめします。

このQ&Aを読んでいる皆さんのなかには、就活の基本の進め方にも不安があるという人もいるかもしれません。以下では多くの学生の就活を支援してきたキャリアコンサルタントが、就活の進め方について解説しているため、参考にしてみてください。

こちらのQ&Aでも4浪をして就活に不安を抱いている学生に向けて、キャリアコンサルタントが回答しています。併せてチェックしてみてください。

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私はリーダーシップを発揮できる人材です。学生時代にサークル長として運営に携わった際に、リーダーシップを養うことができました。サークル長を務めていたフットボールサークルでは、練習場所や時間が取れないことや、連携を取り切れていないことが問題でした。そこで、大学生側に掛け合い週に2回の練習場所を確保し、時間を決め活動するようにメンバーに声掛けを行いました。さらに週末明けに今週の活動の詳細をメンバーに配信することで連携強化に努めた結果、サークル加入率を前年度の3倍まで伸ばすことができました。問題にしっかりと焦点を当て、迅速に対応していき、周りを良い意味で巻き込んでいくリーダーシップを御社でも活かしていきたいと考えております。

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