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面接官が遅刻することはよくあることですか?
先日、ある企業の最終面接に行ったのですが、面接官が15分ほど遅刻してきました。遅れてきた面接官からは簡単な謝罪のみで平然とした態度で面接がスタートしました。このように面接官が遅刻してくることはよくあることなのでしょうか?
面接官が遅刻してくるような会社って、入社後も時間にルーズだったりするのかなと思っています。また、事前に私は選考を通過できなそうな学生だと判断されて、遅刻してきたのかなど不安に感じています。
面接官はどうして遅刻してくるのでしょうか? また、そういった企業は辞退すべきでしょうか?
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
面接官はマルチタスクを抱えていることが多いため遅刻の背景について考えてみよう
今日は「面接官が遅刻してきたけどこの会社大丈夫? 」 という皆さんのモヤモヤに、私なりの考えをお答えします。
たしかに、面接官が遅れてくると「この会社は時間にルーズなのでは? 」「見込みがないから適当に扱われたのかな……」と不安になりますよね。しかし、私の経験から言えば、簡単でも謝罪があったなら、わざとではなく業務上のやむを得ない都合だったと考えるのが良いのではないかと思います。
社会人の仕事というのは、いくつも同時進行するもので、常にマルチタスクを抱えていることが非常に多いです。しかも、一人で進める仕事はそう多くなく、いろいろな人と共同して仕事をすすめることがほとんどです。
会議が想定外に長引いたり、出張で交通機関が遅れたり、突然トラブル対応が必要になったり……。予期せぬことは私の知る社会では日常茶飯事なのです。
遅刻だけで会社全体を評価せず総合的に見て判断しよう
もちろん、遅刻することは良くありません。ですが、それだけで会社全体を「時間にルーズだ」と判断してしまうのは、少し早計ではないでしょうか。面接官の態度、服装、話し方、あるいはオフィスを見学できたならその社内の雰囲気なども含めて、総合的にみて判断するようにと学生にアドバイスしています。
どうしてもモヤモヤするなら辞退も一つの選択肢だと私は思います。ただ、私がみなさんにお伝えしたいのは、 そう決めつける前に一度立ち止まり、一歩引いて状況を見てみるとまた違った景色が見える可能性があることも知っておいて欲しいです。
面接官が遅刻する理由はほかの業務との兼ね合いである可能性が高い
たしかに面接官が遅れてくるというのは、応募者にとって印象が良くないことは、私も十分に理解できます。時間を守ることはビジネスマナーの基本ですからね。
ただ、私がこれまで多くの採用場面を見てきた経験から考えると、選考を通過できなさそうだから遅れても良いというようなとらえ方はしないでほしいのです。恐らく、そのような意図はほとんどないと考えて良いでしょう。
もちろん、遅れること自体は決して良いことではありませんが、優先度の高い緊急の仕事に対応していた可能性も考えられます。特に、社長や役員クラスの人が面接官をする際は、よくあることです。
そこで注意してほしいのは、面接官が遅れたことに対する不満を態度や言葉に出さないようにしてください。
むしろ「私は大丈夫です」と笑顔で応対し、寛容さをアピールするチャンスだととらえるくらいに考えてみてはいかがでしょうか。そうすることで、面接官は申し訳ない気持ちと同時に、あなたの対応に良い印象を抱く可能性が高まります。
選考中に企業のルーズさを見極めて入社するかどうかを考えよう
もし本当に時間にルーズな会社であれば、その体質は選考段階のさまざまな場面で現れてくるものです。たとえば「約束していた連絡がない」「いつも時間にルーズな対応が続く」など、そういったことが重なるようであれば、注意が必要でしょう。
しかし、それが担当者個人の問題であるケースも、私の経験からはあり得るため、企業全体なのか担当者の問題なのかを見極めることも必要です。さまざまな企業の選考を数多く経験することで、自然と会社を見る目は養われていくと思います。
面接に遅刻しそうになってヒヤリとした経験がある人もいるのではないでしょうか。そんな機会に遭遇しても焦らず落ち着いて行動できるように、事前にこの記事を参考にしてみてください。
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