Q
その他
男性
履歴書の職歴の内容はどこまで詳細に書くべきですか?
転職活動で履歴書を作成しているのですが、職歴欄の書き方について悩んでいます。
在籍期間や会社名、部署名などはもちろん記載するとして、具体的な業務内容や実績はどこまで詳細に書くべきでしょうか?
職務経歴書の提出も求められていて、アピールはしたいですが内容が被りそうなので、どこまで書くべきか悩んでいます......。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
履歴書の職歴は簡潔に! 詳細は職務経歴書で
職務経歴書も別途提出する場合の、履歴書の「職歴欄」についての書き方ですね。私のこれまでの調査や経験から分析すると、企業側が職務経歴から知りたいのは、「どのような業務を」「どのくらいの期間」「どのレベルで」おこなってきたか、つまり「入社後にどの程度の活躍が期待できるか(即戦力となるか)」という点です。
履歴書の職歴欄はスペースが限られているため、詳細な業務内容まで書き込むことは難しいでしょう。私の見解では、基本的には、「〇年〇月 〇〇(株)入社」「〇年〇月 一身上の都合により退職」といった形式で、所属していた企業名と在籍期間を簡潔に記載すれば十分です。
即戦力アピールは職務経歴書で具体的に
私が知る限り、採用担当者は、まず履歴書で大まかな経歴の流れを確認し、その後、職務経歴書で具体的な業務内容や実績、保有スキルなどを詳しく確認するという流れが一般的です。
したがって、履歴書の職歴欄はあくまで経歴のサマリー(概要)ととらえ、詳細は職務経歴書に譲る形で問題ありません。職務経歴書のほうで、担当した具体的な業務内容、挙げた実績(可能であれば具体的な数字を入れる)、そしてその経験を通じて習得したスキルなどを、わかりやすく具体的に記載することです。
履歴書は概要、詳細は職務経歴書、という役割分担を意識すると良いでしょう。
職歴がない場合は以下の記事を参考にしてみてください。スムーズに転職活動を進めるためのポイントを解説しています。
職歴詐称は採用に不利になるため、注意が必要です。以下の記事で解説しているので、職歴に自信がない人は参考にしてみてください。
履歴書の職歴は簡潔に! 詳細は職務経歴書で
履歴書の職歴欄、どこまで詳しく書けばいいか迷いますよね。これはアルバイト経験などを書く場合も、既卒の人などが職務経験を書く場合も同様ですが、履歴書の職歴欄は、簡潔な形で問題ありません。
具体的には、「会社名(またはアルバイト先名)」「所属部署」「役職(もしあれば)」「おもな担当業務(箇条書きで1〜2行程度)」くらいを記載すれば十分です。詳しい業務内容や、そこで挙げた実績、具体的なエピソードなどは、別途提出する「職務経歴書」のほうで詳しく書くべき内容になります。
履歴書と職務経歴書、それぞれの役割分担を意識することが大切です。履歴書は、氏名や学歴、職歴の概要といった基本的な情報を伝えるための書類であり、私の知る限り、企業によっては労務管理上の目的でおもに使われることもあります。
一方で、職務経歴書は、これまでの仕事を通じて培ってきたスキルや経験、実績を具体的にアピールするための書類です。ですから、履歴書の職歴欄は、あくまで「職務経歴の概要」を示すものととらえ、重複を避けるためにも、シンプルにまとめることを心掛けましょう。
職務経歴書で成果を強調! サマリも忘れずに!
実際に私が就職支援をしているなかでも、履歴書の職歴欄が長文になってしまっているケースを見かけますが、その場合は「ここはもっとシンプルにして、詳細は職務経歴書でアピールしましょう」とアドバイスしています。
ちなみに、職務経歴書を書く際のポイントとしては、「冒頭にこれまでのキャリアの要約(サマリ)を簡潔に書くこと」や、「担当した業務内容だけでなく、具体的な成果や、それを数値で示すこと」などを意識すると、非常に見やすく、内容が伝わりやすくなるので、ぜひ試してみてください。
履歴書を書く時間がない時は、「履歴書完全マニュアル」を活用しよう!
履歴書に何を書けばいいか困っていませんか?就活は限られた時間の中で準備する必要があるので、履歴書だけに時間をかけてはいけません。
そんな時は履歴書のポイントを網羅した「履歴書完全マニュアル」を参考にしましょう。この資料を見れば、選考を突破できる履歴書をすぐに書くことができます。
実際に利用できるテンプレートもついているので、書き方を参考にしながら志望企業の選考を突破しましょう。