このアドバイザーが
回答したQ&Aを読む
203件
-
Q
- 大学院生はどのように就活を進めれば良いのでしょうか。
- 院生の強みは何と言っても専門性ですが、それを活かそうとすれば求人が大幅に限られてしまいます。かといって専門外の求人に応募すれば、強みが活かせないうえに、年齢が上というマイナス要因が残る可能性もあります。 院生の就活で失敗するケースとしては、専門外の求人に幅広く応募し、ほかのプラス要素で年齢のハンデをカバーできず、学部生に負けてしまうということが多いように感じます。 ポテンシャル採用で入社時点で専門性を必要としない場合、多くの企業はコミュニケーション力などの汎用性の高いスキルを評価するので、もしそこも苦手であればますますハードルが上がってしまうといえます。 研究の過程で培ったスキルや能力が武器になる しかし、特定の分野で人より深く学んできたことは客観的に見ればマイナスのはずはなく、どのような仕事であってもプロのレベルになれば深く狭く追求する部分があるはずです。 アピールのコツは、長期的かつ継続的な取り組みで成果を出せる点に絞ることであり、そのためには深く企業研究をして、その企業が持つ本質的な価値に焦点を合わせて自分の強みとつなげる必要があります。 就活は早めに始めるに越したことはありませんが、企業研究に重きを置いた方が院生は強みを活かせると思います。また、どうしても求人がない場合を除き、できれば専門分野かその周辺の業界に行くべきだと感じます。 強みを捨てて闇雲に自分を安売りするのはおすすめしません。業界に強いコンサルタントのサポートを受けることも考えてみてくださいね。
-
Q
- 面接用のカバンとして代用しても良いものを教えてください。
- 就活というよりは、仕事で使える色柄かどうかを目安に考えてみてください。一般的には、あまり明るくない色の無地のもので、A4が入るくらいの手提げカバンが無難とされています。 リュックやトートバックは普段使いのデザインなので適しませんが、最近はビジネストートというジャンルもできているので、ベーシックなものなら代用できるかもしれません。 持っていくべきでないものは、基本的にデザインの入ったもので、はっきりした柄入りはあまり適切ではないでしょうし、無地であっても明るすぎる色のものや持ち手や造形が奇抜なものは避けたいところです。 とはいえ手持ちのもので代用しなければならないわけなので、持っている中でベーシックなものを使うしかないと思います。 そもそもカバンを持っていかないのも選択肢の一つ もし本当に何もないという場合の最終手段ですが、必要な書類などが事前に郵送されているのであれば、カバンを持たずに、上着に手帳とペン、ハンカチ、ポケットティッシュ、スマホだけ入れて出かけるという方法もあります。 実際、本や小道具を持っていけたとしても、面接の場で使えるものはほとんどないので、メモがあればあとは頭の中で勝負すると割り切った方が、余計な悩みを抱えることがなくなってすっきりするかもしれませんよ。
-
Q
- 就職に有利なバイトって何ですか?
- マクドナルドやスターバックスなど、マニュアルのしっかりした企業でのアルバイトが就活準備として推奨されているのは事実です。接客応対の場面で、相手に不快感を与えない基本的な行動が身に付くことが理由です。 小売業や外食産業でなくても、応対のマナーはあらゆる業界・職種で必要とされています。 顧客や取引先だけでなく社内の各部署でも初対面の人は数多くいるので、接客業で通用するレベルの挨拶や応対ができる人材は、職場でも順応しやすく対人能力が高いとみなされるのです。 アルバイトはスキルアップや就活の情報収集の機会としても有効 ほかに有利なアルバイトは、志望する企業と近かったり取引関係にある業界や、志望職種と同じ職種で働くことです。これはスキルアップというよりは、情報収集と職業理解の点で有利に立てます。 立場はアルバイトであっても、働いて報酬をもらうという点でそこには何らかの学びや気付きがあるはずです。 もし希望するようなアルバイトがなかったとしても、そこで働く人が何を考えているのか、どんなビジネスモデルがあるのかなど、こちら側の意識次第で職場の着眼点はたくさんあります。ぜひ経験を深めて就活を有利にしてくださいね。
-
Q
- 将来の夢が決まらない大学生です。
- 何をしたいかよくわからないのは仕方がないことです。そもそも職業経験も人生経験も少ない若いうちに、「夢」や「やりたいこと」が本当にわかっている人の方が少ないはずです。 やりたいことが見つからないときはまず、「できること」や「できたらうれしいこと」から探すと考えやすいですよ。たとえばその仕事を通じて能力が上がったり、できることが増えたりしたらどうなるかと考えれば、できた状態が「将来の夢」になりますね。 それでも見つからないときは、「やるべきこと」を探してみましょう。やりたいことでもできることでもなくても、共感できる・使命感を持てるというものがあれば、その仕事をする動機に十分なります。 取っ掛かりが見つかればまず行動に起こしてみよう このように仕事への入り口を「やりたいこと」だけでなく、「できること」「やるべきこと」からも探してみて、見つかったらひとまずやってみることが重要です。 やってみるうちにだんだんできるようになって自信がつけば、「やりたい」と思えるようになるかもしれません。周囲から期待されてくれば「やらなければ」と使命感や責任感が出てくることもあります。 仕事は最初から「やりたい」「できる」「やるべき」がそろっていることなどまずありません。時間と経験を積み重ねながら、この3つの状態を徐々に作っていくものと考えてみてくださいね。
-
Q
- 内定者懇親会って欠席しても問題ないですか?
- 同じ年度の内定者は、入社すれば同期ということになります。内定者懇親会で同期とつながりを持つことでいろいろな効果が期待できます。 また、内定者懇親会は入社までの辞退を防ぎつつ、会社のことをよく理解してもらうためのフォローアップの意味も兼ねています。 学生側に予定があって出られないこともありえるので欠席しても特に問題はないですが、他社とのかけ持ちを疑われないように、理由はきちんと伝えてください。 同期や先輩社員と交流することで入社後の働きやすさにつながる いろいろな調査で、同期入社が少ない会社は早期離職率が高いことが示唆されています。似た立場で持った悩みを相談し合ったり、現場でわからないことを逐一上司に確認することなく、仲間内で気軽に情報交換して解決できる存在です。 多くは「懇親会」の名前通り、役職者や先輩社員も入って、リラックスした雰囲気で食事をしたり近況報告をしたりするくらいのことが多いです。しかし、そういうちょっとしたことが「話しやすさ」「働きやすさ」につながるのです。 もし調整できる予定ならば、内定者懇親会は同期となる人たちと顔合わせができて入社までの不安が解消できる可能性もあるので、極力参加した方が良いと考えます。
-
Q
- インターンに行くと内定をもらえる可能性が高くなりますか?
- わざわざ公言されていなくとも、インターンが内定に直結することは実際にあります。 なぜなら、企業はインターンで自社のことをある程度知った学生の方が採用しやすいからです。また、インターン中に働きぶりや行動特性も見ることができるため、その学生の選考の手間も省けることにもなります。 内定につながりやすいインターンは、早い時期にスタートしたり、期間が長期のものだったりしますね。 インターン中の振る舞いによって採用への影響が異なる ただ、いずれのインターンでも、自分が採用に値する人材であると示すことができないと採用につながりません。 インターンに参加しても、行動によってはマイナス評価をされる可能性もあります。しっかりと企業研究したうえで、社員になったつもりで取り組むことができれば、どのような形のインターンであっても得られるものはあります。 具体的な対策としては、インターンを探す場合のポイント、参加した際の行動などで細かく分かれてしまうので、各テーマ記事を参考にしてください。 基本的なマナーや素直さ、前向きな思考など、高く評価されやすい特徴は採用場面でもインターンの場面でも同じです。
-
Q
- 就活で企業からのLINEに返信する際の例文が知りたいです。
- そもそもLINEでやりとりするくらいなので、手紙のような枕詞や時候の挨拶などは不要です。敬語も堅苦しい言い回しにならないように、普通の「です・ます調」で問題ないでしょう。 選考案内に対しては、参加する場合は「ご案内ありがとうございます。喜んで参加いたします」とか簡単な文面で問題ないですね。不参加の場合は理由を丁寧に説明して、今後も案内が欲しいのならばその旨を伝える必要があります。 どこまで書くかは志望度によりますが、その企業の志望度が高くないのであれば、「せっかくご案内いただいたのですが、あいにく予定が入っておりまして、参加することができません。申し訳ございません。」というような事務的な返答でも良いのかもしれません。 選考に参加したくても日程が合わない場合は丁重な姿勢で確認してみよう 問題は、「できれば参加したいけどその日は予定が重なっているので別の日の案内が欲しい」という場合です。「他の企業を優先している」「その企業をないがしろにしている」という印象を持たれないような書き方がポイントになります。 たとえば「ご案内ありがとうございます。選考にはぜひ参加したいと考えておりますが、あいにくその日は〇〇(どうしても変更できない理由を正直に伝える)のため、参加が叶いません。 しかし、どうしても貴社の選考に参加したいと考えておりますので、勝手を申し上げて大変恐縮ではございますが、他の日程に参加させていただくことをご検討いただけませんでしょうか。」というような感じで文面を作成しましょう。 LINEにしては少し回りくどい言い方になりますが、こちらの都合でわがままをお願いするので、私ならばあえて丁寧すぎるくらいの内容を考えます。
-
Q
- 面接での立ち位置は椅子の左右どちらが正解ですか?
- お辞儀の角度からノックの回数まで細かなことを教えるマナー講師もいますが、格式の高いサービス業やホテルマンなどの応募でなければそこまで気にし過ぎることはありません。 面接会場は自社だったり貸し会議室だったり、さまざまなロケーションで実施されます。椅子の右に立つか左に立つかは、椅子の配置や人数などのロケーションでも変わります。自然に立ちやすい方で、先方の指示と周囲の動きに合わせれば良いと思います。 入室の時にノックとあいさつができれば、たいていはスタッフの指示に従えば問題ありません。もし何も指示がなければ、名前を名乗って「本日はよろしくお願いいたします」と言えば「どうぞこちらにお座りください」などの指示があるはずなので、それに従えば何も問題ありません。 あとは質問に丁寧に答えるだけです。退室の際も「本日はありがとうございました」と伝えられれば大丈夫です。 余裕があれば「貴重なお時間をいただき」や「今後ともよろしくお願いいたします」など付け加えても良いですが、いろいろ言おうとしすぎない方が面接の内容に集中できると思います。 企業は学生に完璧なマナーを求めてはいない 学生が完璧なマナーを備えているとは企業側も考えていません。また、余程ひどくなければマナーで落とすこともありません。あまり神経質にならないようにして、その分話の内容に重点を置くようにしましょう。
-
Q
- 会社説明会の流れはどんな感じですか?
- 会社説明会は会社の情報を伝える場であり、就活中の皆さんに仕事や会社についてより深い知識を得てもらい、関心を持ってほしいという目的でおこなわれています。 どれだけ企業研究を深くおこなったとしても、実際にその職場でまだ働いていない学生が仕事や会社について100%知ることは不可能です。 企業側としてはなるべく不明点や不安な点をなくした状態で、前向きな気持ちで選考に応募してほしいと考えているので、あらゆる質問に答えられるよう準備をして説明会をおこなっているのです。 基本マナーを押さえていれば神経質になる必要はない 説明会の具体的な内容は会社によって大きく異なることもあるので一概には言えませんが、マナーについてあまり神経質になる必要はありません。 受付時には挨拶と、参加予約との照合のために大学名・名前を名乗って、後の指示に従います。帰る際には説明会を開催してもらったことへのお礼を伝えるくらいの気遣いで充分です。 服装は基本的にはスーツですが、服装自由の場合はベーシックな色のジャケットとシャツを組み合わせて、ビジネスシーンとカジュアルシーンのどちらでも支障がないような服装にするのがおすすめですよ。
-
Q
- 面接で頭真っ白になったらどうすれば良いですか?
- 面接で緊張することへの対処法を知りたいとのことですが、それ以前に課題がある気がするので、まずその話をさせてください。 面接や就活の先には仕事が待っています。仕事で顧客や取引先と話す場面を想像してみましょう。おそらくそこで毎回頭が真っ白にはなることはないですよね。普通に話すことができなければ、日々の仕事もできないでしょう。 皆さんは提出書類では自分のことを、「仕事をする能力のある人」としてPRしているはずです。そこで一度よく考えてみてください。面接は就活の一部でしかなく、就活も仕事をするためのスタートラインに過ぎません。 本当に大切なのはその先の仕事の方なのです。仕事ができることを伝えたい人が、面接で話せないなんておかしいと思いませんか? これは対処法やハウツーの問題ではなく、考え方の問題なのです。 緊張の原因は、そもそも面接を重大なものと考えすぎているからだと思います。手段と目的の重要度をはき違えないようにしましょう。 面接に通ることは採用されるための一つの要素に過ぎないのに、それが重大な目的になりすぎているから緊張するのです。 頭が真っ白になる学生はたくさんいますし、面接官は緊張があることも当然理解しているので、その後できちんと説明してくれたら悪い印象にはなりません。 しかしずっとその状態のままなら問題ありと考えます。それは受け答えの良し悪しではなく、仕事をしに来ているはずの人が面接程度のことで話せなくなる、という矛盾のワケが企業にはわからないからです。その程度のことで毎回取り乱されたら、安心して仕事を任せられないと考えるのも仕方ないですよね。 先述の考え違いを理解するだけで、多くの人は緊張しないようになります。それは面接を「仕事をするための手続きの一つ」くらいに割り切って考えられるからです。 無理に緊張しないようにするのはやめよう もしそれでもうまくいかないならば、緊張を悪いものと考えてしまうのが良くないのでしょう。「緊張しても良い」「平静でなくても良い」「一所懸命に伝えられればそれで良い」と考えてみてください。 緊張をなくすのは生き物である以上無理なので、平静を保とうと思わないでください。緊張しながら頑張れれば、その方が良いのです。