CAB・Web-CABの「暗号」は、図形や記号に隠されたルールを解読し、正しい変換結果を導き出す問題です。
この記事では、Webテストの講師経験がある小寺さんとともにCAB・Web-CAB「暗号」の解読方法を解説していきます。各パターンの典型的な変換ルールと解読手順を学んで、正答率アップを目指しましょう。
記事の後半では練習問題5問を用意しています。実際に問題を解きながら、暗号問題への対応力を身に付けていきましょう。
問題を解く前に確認! CAB・Web-CAB「暗号」のコツ
CAB・Web-CAB「暗号」の概要
- 問題パターン:塗り・変形・回転・移動・増減・数字・文字
- 1問あたりの時間:ペーパー形式約30秒、Web形式約30秒
- 出題頻度:テストセンター(なし)ペーパーテスト(あり)Webテスティング(高)
- CAB・Web-CABの「暗号」の解答のコツを教えてください!
問題文を読み込みすぎない! 紙に書き出して整理していこう
暗号は、規則にしたがって文字列を置き換えたり対応関係を読み取ったりする処理速度重視の分野です。
知識勝負ではなく、決まった手順で機械的に処理できるかが問われます。試験では、1問あたり30秒ほどでの回答が求められます。1問30秒を切るには、問題文を読み込み過ぎないことが重要です。
まず「何をどう変換する暗号か(対応・並べ替え・反転・差し替え)」を分類し、書いて整理してから一気に答えまで運びましょう。頭の中で整理しようとするとパンクする危険があるため注意です。
また、解いていて迷いが出たら深追いせず、次で取り返す判断も必要でしょう。
CAB・Web-CAB「暗号」練習問題5問|Webテストの専門家による解説付き
ここからは、CAB・Web-CAB「暗号」の練習問題をWebテストの専門家による解説付きで5問紹介します。塗り、変形、回転、移動、増減、数字、文字といったさまざまな暗号が混ざった問題を用意しているので、暗号解読のスピードと精度を高めていきましょう。
なお、CAB・Web-CAB「暗号」に初めて挑戦する人や暗号問題が苦手な人は、「問題を解く前に確認! CAB・Web-CAB「暗号」のコツ」で各暗号パターンの基本的な変換ルールを理解してから、チャレンジしてみてください。
問題1(難易度:★☆☆☆☆)
問題
ある図形が暗号記号(α、β、γ、δ)の指示にしたがって、以下のように変化している。これをもとに、空欄【?】に当てはまる図形として正しいものを1つ選べ。
<変化の法則>
・「上向きの白矢印」→α→γ→「右向きの黒矢印」
・「大きな右向きの黒矢印」→β→δ→「小さな左向きの黒矢印」
・「大きな上向きの白矢印」→γ→β→「小さな右向きの白矢印」
・「左向きの黒矢印」→α→「左向きの白矢印」
「下向きの白矢印」→α→【?】
選択肢
正解:B
提示された法則から、αは「白黒反転する」、βは「小さくする」、γは「時計回りに90°回転する」、δは「左右反転する」という暗号であることがわかる。αは「白黒反転する」という暗号であるため、下向きの白矢印を白黒反転させた下向きの黒矢印が答えとなる。
暗号が何を意味しているかを確定できれば作業は一瞬。対策方法としては、与えられた法則のうち最短のもの(例:1回の暗号で変化が説明できる行)から暗号の意味を固定することです。
今回の場合だと、まずαは色(白黒)だけが変わると確定→次に回転・反転・大小を整理、の順ですね。
問題2(難易度:★★☆☆☆)
問題
ある図形が暗号記号(α、β、γ、δ)の指示にしたがって、以下のように変化している。これをもとに、空欄【?】に当てはまる図形として正しいものを1つ選べ。
<変化の法則>
・「上向きの白矢印」→α→γ→「右向きの黒矢印」
・「大きな右向きの黒矢印」→β→δ→「小さな左向きの黒矢印」
・「大きな上向きの白矢印」→γ→β→「小さな右向きの白矢印」
・「左向きの黒矢印」→α→「左向きの白矢印」
「左向きの白矢印」→γ→δ→【?】
選択肢
正解:D
γは「時計回りに90°回転する」、δは「左右反転する」という暗号である。左向きの白矢印を時計回りに90°回転させると上向きの白矢印になり、それを左右反転させても形状は変わらず上向きの白矢印のままであるため、これが答えとなる。
学生に多いのは、γとδを「どちらも同じ」と見なして入れ替えるミスです。回転と反転は合成すると結果が変わることがあるため、必ず左から順に処理する癖をつけてください。
左右反転の場合は上下向きの矢印には効かない(=見た目が変わらない)のもポイントです。
問題3(難易度:★★★☆☆)
問題
ある図形が暗号記号(α、β、γ、δ)の指示にしたがって、以下のように変化している。これをもとに、空欄【?】に当てはまる図形として正しいものを1つ選べ。
<変化の法則>
・「上向きの白矢印」→α→γ→「右向きの黒矢印」
・「大きな右向きの黒矢印」→β→δ→「小さな左向きの黒矢印」
・「大きな上向きの白矢印」→γ→β→「小さな右向きの白矢印」
・「左向きの黒矢印」→α→「左向きの白矢印」
「大きな下向きの黒矢印」→【?】→「小さな上向きの黒矢印」
選択肢
正解:C
図形が小さくなり、向きが逆転していることがわかる。小さくする暗号はβである。また、下向きを上向きに変えるには、時計回りに90°回転する暗号γを2回連続でおこなう必要がある。したがって、この2つの操作を組み合わせたものが答えとなる。
問題4(難易度:★★★★☆)
問題
ある図形が暗号記号(α、β、γ、δ)の指示にしたがって、以下のように変化している。これをもとに、空欄【?】に当てはまる図形として正しいものを1つ選べ。
<変化の法則>
・「上向きの白矢印」→α→γ→「右向きの黒矢印」
・「大きな右向きの黒矢印」→β→δ→「小さな左向きの黒矢印」
・「大きな上向きの白矢印」→γ→β→「小さな右向きの白矢印」
・「左向きの黒矢印」→α→「左向きの白矢印」
「大きな右向きの白矢印」→δ→α→γ→β→【?】
選択肢
正解:C
各暗号の意味は、δが「左右反転する」、αが「白黒反転する」、γが「時計回りに90°回転する」、βが「小さくする」である。右向きの白矢印は、左右反転で左向きになり、白黒反転で黒になり、時計回りに90°回転で上向きになり、最後に小さくなるため、これが答えとなる。
問題5(難易度:★★★★★)
問題
ある図形が暗号記号(α、β、γ、δ)の指示にしたがって、以下のように変化している。これをもとに、空欄【?】に当てはまる図形として正しいものを1つ選べ。
<変化の法則>
・「上向きの白矢印」→α→γ→「右向きの黒矢印」
・「大きな右向きの黒矢印」→β→δ→「小さな左向きの黒矢印」
・「大きな上向きの白矢印」→γ→β→「小さな右向きの白矢印」
・「左向きの黒矢印」→α→「左向きの白矢印」
【?】→γ→α→δ→「右向きの黒矢印」
選択肢
正解:C
変化後の図形から暗号を逆算しておこなう問題である。右向きの黒矢印を左右反転の逆(そのまま左右反転)させると左向きの黒矢印になり、白黒反転の逆させると左向きの白矢印になる。最後に時計回りに90°回転の逆である反時計回りに90°回転させると下向きの白矢印となるため、これが答えとなる。
高難度は「前からやる」より「後ろから戻す(逆算)」のが王道です。
典型的なミスは、逆算時の逆操作の勘違いですが、今回の操作は反転(α・δ)や90°回転(γ)で、いずれも同じ操作をもう一度やると戻る・回転は逆回転が必要と整理できます。
頭の中だけで戻すと、受験の緊張状態では事故率が跳ね上がります。本番では、最終形から1手ずつ戻し、途中形を必ず書き残しましょう。
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執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi





アドバイザーのリアル・アドバイス!暗号の攻略には慣れが必須! 反復練習がカギ
国家資格キャリアコンサルタント
小寺 一綺
プロフィールを見る暗号を得点源とするには、速く正確に同じ作業を繰り返す力が必要です。初見では規則の理解に時間がかかるため「慣れ」が不可欠であり、どの規則をどう誤読したかを特定する復習を強く推奨します。
失敗の要因は、問題文を読み切らず規則を思い込むことと、焦りによる写し間違いの2点です。
ルールの把握を徹底することで時間短縮を目指そう
対策として「規則を最後まで確認して着手」「メモは見直しやすい形に統一」を徹底しましょう。スピードは雑な読解ではなく、型が固まった結果として上がるものです。
まずは時間を気にし過ぎず、丁寧に正解する経験を積むことが大切です。
メモを取る際は、ルールを省略し過ぎないようにしましょう。紙のCABはメモをフル活用して精度を上げ、Web-CABはルールを素早く手元に落としてから処理すると安定します。
同型問題の反復と復習で迷いを潰し、最終的に1問30秒以内を目指して調整していきましょう。