Web-CABでハイスコアを取る!  例題付きで突破するコツを解説

3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました

  • キャリアコンサルタント/性格応用心理士1級

    Minoru Kumamoto〇就職・転職サイト「職りんく」運営者。これまで300名以上のキャリア相談を受けた実績。応募書類や採用面接の対策支援をする他、自己分析の考え方セミナーを実施

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  • キャリアコンサルタント/産業カウンセラー

    Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める

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  • キャリアコンサルタント/キャリアコンサルティング技能士

    Hiroshi Takimoto〇年間約2000件以上の就活相談を受け、これまでの相談実績は40000件超。25年以上の実務経験をもとに、就活本を複数出版し、NHK総合の就活番組の監修もおこなう

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この記事のまとめ

  • Web-CABを突破するには論理的思考力が不可欠
  • Web-CABはIT企業の適性検査に採用されることが多い
  • 1冊の参考書とWeb上の模擬試験で十分対策可能
  • この記事を読んでいる人におすすめ

  • WEBテストパーフェクト問題集

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SPIや玉手箱と同じように、企業の就職試験として出題される「Web-CAB」。高校受験や大学受験にはない特殊な問題が出題され、かつ問題数に対する制限時間が短いことから「難易度が高い」と言われています。

応募した企業でWeb-CABが出題される可能性があるものの、珍しい形式であるため「どのように対策したら良いかわからない」「難易度が高すぎて全然解けない……」など、悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

Web-CABは基本を徹底的に押さえ、そのうえで対策することで十分突破可能です。この記事ではキャリアアドバイザーの隈本さん、平井さん、瀧本さんとWeb-CABの対策方法を例題付きで解説するので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

目次

Web-CABは難関な適性検査! 論理的思考力を身に付けて突破しよう

Web-CABは難関と言われていますが、あることをすれば誰でも突破できます。それは、「論理的思考力を身に付ける」ことです。なぜなら、Web-CABは論理的思考力を測ることを目的としたテストだからです。

論理的思考力とは

網羅的に論点を整理して考える力。複雑なことをシンプルに整理して考える力とも言われている。

「論理的思考力ってどうやって身に付けるの?」と疑問に思う人もいるではないでしょうか。

この記事ではWeb-CABの出題内容や難易度、Web-CABが課される業界・職種などの概要を説明した後に、論理的思考力の身に付け方、対策方法・攻略法を例題付きで解説します。また、対策する際におすすめの参考書も紹介しています。

ぜひこの記事を参考にして、Web-CABの壁を乗り越えましょう。

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最初に把握しよう! Web-CABの基本情報

Web-CABの基本情報

  • 出題内容と制限時間
  • 難易度
  • 勉強にかかる期間の目安
  • Web-CABが課される業界・職種
  • 試験の進め方
  • ペーパー方式との違い
  • ほかの適性検査との違い

「そもそもWeb-CABって何?」「どんな問題が出題されるの?」「他の就職試験との違いがわからない」と、Web-CABの基本をまだ把握できていない人もいますよね。

後ほど紹介する対策方法や攻略法をより理解するためにも、まずはWeb-CABの基本を把握する必要があります。

ここからはWeb-CABの基本について解説します。まだWeb-CABの基本を把握できていない人はよく読み、試験の大枠をつかみましょう。

次の記事では、調べながらWEBテストを受験するときのリスクについて解説しています。しっかりと理解したうえで対策をしてみてくださいね。
Webテストは調べながら受検するとバレる? 理由やリスクを解説

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出題内容と制限時間

Web-CABの出題内容と、各科目の制限時間は以下の通りです。

科目問題数制限時間
計数理解テスト(四則逆算)50問9分
直観的推理テスト(法則性)30問12分
プログラミング言語テスト(命令表)36問15分
構造理解テスト(暗号)30問16分
性格適性検査68問30分
Web-CABの出題内容と制限時間

出題される問題は4つの非言語問題と性格適性検査です。他の適性検査には「言語問題」が出題されますが、Web-CABでは言語問題は出されません。

問題数に対する制限時間が短く、プログラミング言語テスト(命令表)を除いて、1問30秒以内で答えなければいけません。Web-CABは正確性だけでなく、素早く解答するための対策が必要ということがわかりますね。

各科目の内容は後ほど詳しく解説します。

難易度

Web-CABは問題が難しすぎるわけではありませんが、「難易度が高い」と言われています

なぜなら、中学・高校の数学では学ばない「法則性」や「命令」、「暗号」などの問題が出題されるからです。これらの問題は、学校で学んだことを直接活かすのは難しく、しっかり対策しなければいけません。

また、1問にかけられる時間が30秒以内で、Web-CABは問題を正確に解答するだけでなく、スピードも求められます。深く考える時間はないため、反射的に答えられるようにするための対策も必要です。

勉強にかかる期間の目安

Web-CABの勉強にかかる期間の目安は2週間〜1カ月ほどです。後ほど詳しく解説しますが、参考書を1冊解き、そこからわかった苦手分野を対策することで十分な対策が可能です。

具体的な勉強期間は以下を参考にしてください。

期間勉強内容
1カ月前〜2週間前参考書を1周する
2週間前〜1週間前苦手分野を対策する
1週間前〜当日練習問題を解く
Web-CABの勉強にかかる期間の目安

高校受験や大学受験のように長期間の対策は必要ありません。とはいえ、油断は禁物。1カ月ほどの期間を設けて、しっかり対策することが大切です。

Web-CABが課される業界・職種

Web-CABは、システムエンジニアやプログラマー、ITコンサルタントなど、IT技術を活用して事業を展開している職種・企業に多く採用されています

Web-CABは論理的思考力を測るテストです。そして、論理的思考力はシステムエンジニアやプログラマーをはじめとするコンピュータ職、ITコンサルタントなどの職種に必要な能力であるため、多くのIT企業に採用されています。

そのため、IT企業への就職を志望している人は対策が必須です。

なお、以下の記事ではIT企業への就職を志望している人向けに、エントリーシート(ES)の作成時に役立つ志望動機の効果的な作り方を解説しています。
IT業界の受かる志望動機の書き方|職種別の例文10選も紹介

IT系企業はもちろんですが、製造メーカーのシステム開発をおこなうグループ会社などでも採用されることがあります。中小企業よりも大手IT系企業のエンジニア職などで実施される可能性が高いでしょう。

試験の進め方

Web-CABには5科目ありますが、必ずしも同じ日に受ける必要はありません。科目ごとに受検日や時間を分けて受検することができます

たとえば、1日目は「四則逆算」、2日目は「法則性」、3日目は「命令表」といったように分けて受検が可能です。または、1日の中で休憩を挟みつつ受検するといったやり方もできます。

Web-CABは他の適性検査に比べて自由度が高めです。集中力が切れない自分に合った方法で試験を進めましょう。

平井さんおすすめの、Web-CAB試験の進め方を教えてください。

平井 厚子

プロフィール

確実に問題を解けるようにしたらスピードアップに取り組もう

難しいと思った問題を見切って、余計な時間をかけないことです。ただ、ペーパーテストならわからない問題を飛ばして先に進み、後で見返すことができますが、Web-CABでは一度進むと前に戻れません。

そのため、事前の対策では確実に解けるようにしたうえで、時間通りにスピード感を持って解く練習が必須です。

また法則性と暗号は似ている部分があるので、同日に解くのも良いでしょう。その場合もインターバルは十分にとって、集中力を切らさずに受検しましょう。

ペーパー方式との違い

Web-CABは「CAB」というテストの一つで、他に「ペーパー方式CAB」があります。出題内容はほとんど変わりませんが、受検方式と各科目の問題数・制限時間が異なります

Web-CABとペーパー方式の受検方法の違いは以下の通りです。

Web-CABペーパー方式
受検場所自宅のパソコン企業から指定された会場
受検できるタイミング自分の好きなタイミング企業から指定された日時
受検科目を分けることの可否不可
Web-CABとペーパー方式の受検方法の違い

また、Web-CABとペーパー方式の各科目の問題数・制限時間の違いはこちらです。

科目問題数
(Web-CAB/ペーパー方式)
制限時間
(Web-CAB/ペーパー方式)
1問にかけられる時間
(Web-CAB/ペーパー方式)
計数理解テスト
(四則逆算)
50問/50問9分/10分10.8秒/12秒
直観的推理テスト(法則性)30問/40問12分/15分24秒/22.5秒
プログラミング言語テスト(命令表)15問/50問36分/20分144秒/24秒
構造理解テスト(暗号)30問/39問16分/20分32秒/30.7秒
性格適性検査68問/68問30分/30分26.5秒
Web-CABとペーパー方式の各科目の問題数・制限時間の違い

このように、ペーパー方式は問題数が増加する一方で制限時間が短くなっています。そのため、ペーパー方式の場合、Web-CABよりも素早く解答しなければいけません。

ペーパー方式特有のページをめくる時間や消しゴムを使う時間も加味して、さらに素早さが求められるといった特徴があります。

ほかの適性検査との違い

SPIや玉手箱など、他の適性検査との違いを一覧にしてまとめました。

適性検査出題内容・問題数特徴
CAB・暗算:50問/9分
・法則性:30問/12分
・命令表:15問/36分
・暗号:30問/16分
・性格適性検査テスト:68問/30分
法則性や命令表、暗号など、中学・高校では勉強しない科目が出題され、難易度は高い
TG-WEB【従来型】
・言語問題:12問/12分
・計数問題:9問/18分
・英語:10問/15分
・性格適性検査:企業によって異なる
【新型】
・言語問題:34問/7分
・計数問題:36問/8分
・英語:10問/15分
・性格適性検査:企業によって異なる
従来型と新型の2種類があり、比較的難易度が高い
SPI・基礎能力検査:35分
・英語検査:20分
・構造的把握力検査:20分
・性格適性検査テスト:30分
四則演算など難易度の低い問題が出題される
玉手箱・計数理解:50問/9分・29問/15分・20問/20分
・言語理解:32問/15分
・英語:24問/10分
・性格適性検査テスト
問題数に対する時間が短く、難易度が比較的高い
Web-GAB・言語理解:52問/25分
・計数理解:40問/35分
・性格適性検査テスト:制限時間なし/68問
制限時間が短く、難易度が高い
C-GAB・言語理解:32問/15分
・計数理解:29問/15分
・英語:24問/10分
・性格適性検査テスト
Web-GABよりは制限時間が長く、難易度が低くなる
GAB・言語理解:25分
・計数理解:35分
・性格適性検査テスト:30分
問題数が公表されていないため、事前に出題内容を把握するのが難しい
Web-CABと他の適性検査との違い

このように、適性検査の種類によって難易度や出題内容、時間、テスト形式が異なります。応募した企業の適性検査の傾向を見て、それぞれの対策をすることが重要になります

アドバイザーコメント

出題内容や実施している業界などから各テストの特徴を押さえよう

各検査の特徴をCAB・SPI・GAB・玉手箱の順で解説していきます。

①CAB

CABは情報処理やシステム関連などのIT系の企業でよく実施されます。SEやプログラマーといった職種が代表格ですが、理系の業界や職種の選考で使われることが多いです。CABは暗算・法則性・命令表・暗号の4科目に性格検査を加えた5種類で構成されています。

②SPI

SPIは「能力適性検査」と「性格適性検査」の2つで構成されており、「能力適性検査」の中の言語分野は主に国語力、非言語分野は主に数学的な処理と論理的思考力をはかります。

③GAB

GABは主に総合商社や専門商社、証券会社などの総合職用検査として実施されます。GABは言語理解と計数理解からなる「知的能力適性」と「性格適性検査」の2つで構成されており、「知的能力適性」の中の言語は長文読解が中心となっているので解くのに時間がかかる場合があります。

④玉手箱

最後に玉手箱は金融系の企業でよく実施されます。言語で3種類、計数で3種類、英語で2種類の検査があり、それに性格検査と意欲検査が加わっています。そして、これらの検査を各企業が独自で組み合わせて実施しています。内容はGABと似ていますが、玉手箱の方が基礎的で出題範囲が広くなっています。

SPIの勉強法はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてくださいね。
効率抜群なSPIの勉強法|出題形式と頻出問題を踏まえた対策を伝授

Web-GABの突破方法はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
Web-GAB対策を完全網羅 | 出題内容から突破のコツまで解説

玉手箱はこちらの記事で詳細を説明しているので、受ける予定のある人は確認しましょう。
玉手箱とは? 出題内容や突破するための解き方のコツを徹底解説

CABやGAB、玉手箱はSHLテストとも呼ばれています。以下の記事ではSHLテストの対策方法について詳しく解説しているので参考にしてみてください。
SHLテストの対策方法は? 例題付きで各問題を完全攻略

TG-WEBの突破方法はこちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
TG-WEBを突破する方法 | 例題付きで対策方法やコツを徹底解説

構造的把握力はこちらの記事で解説しているので、受ける予定のある人はチェックしてみてくださいね。
構造的把握力検査って何? 勉強方法やコツを例題付きで解説!

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当てはまる人は必須! Web-CABを対策するべき人の特徴3選

Web-CABを対策するべき人の特徴

  • IT業界を志望している人
  • 論理的思考力が必要とされる企業・業界に就職したい人
  • さまざまな業界を幅広く応募する人

ここまで読むとWeb-CABはややマイナーな試験であることから、受ける可能性があるかわからず、対策すべきか悩むかもしれません。

しかし、ある条件に当てはまる人は対策しておくべきといえます。ここからはWeb-CABを対策するべき人の特徴を解説するので、当てはまる人はこの記事を最後まで読んで対策方法、攻略法を理解しましょう。

一方で、当てはまらない人は、改めて自分はどんな適性検査を受けるのかを見直し、試験内容にマッチする対策をしてください。

他の適性検査も受検する可能性があり詳しく知りたいという人は、以下の記事でそれぞれの対策方法を解説しています。
適性試験完全ガイド|試験内容から合格必至の勉強方法まで解説

また、Web適性検査の練習方法については、以下の記事で解説しているので、併せて参考にしてみてください。
Web適性検査の練習でおすすめのサイト7選|本やアプリも紹介

①IT業界を志望している人

IT業界を志望している人はWeb-CABの対策が必須です。なぜなら、Web-CABはIT人材の適性を測ることに特化した適性検査であり、多くのIT企業が採用しているからです

近年、急速なIT技術の進化によってIT人材は不足していると言われており、それらにかかわる企業は採用を積極的におこなっています。

しかし、ITに関して適性がない人を採用してもコストがかかるだけであるため、採用する前に適性があるかどうかを判断したいのです。そこで活用されるのがWeb-CABです。

特にコンピュータを用いて仕事をするシステムエンジニアやプログラマーを志望する人は、対策しておきましょう。

未経験からIT業界への就職を考えている人は、こちらの記事で解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
未経験からIT業界に就職する秘訣とは? 必要なスキルまで徹底解説

IT業界志望ですが、SPIなど、ほかのどの試験形式よりも優先してWeb-CABの対策をすべきでしょうか。

基本的にまずはSPIから取り組むのがおすすめ

IT業界の中でどの職種を希望しているかによりますが、エンジニア職などの専門職への就職しか考えていない限りは、普遍的な試験であるSPIなどを優先することをおすすめします。

Web-CABはSPIとは勉強する内容が違い、難易度も高めなので人によっては慣れるのに時間がかかってしまう恐れがあり、就職活動のスピードが落ちてしまう恐れもあります。

まずはSPIの対策を早めにおこない、自分が希望している企業の過去の適性試験内容を確認し、Web-CABが必要ならば勉強するという流れが良いでしょう。

②論理的思考力が必要とされる企業・業界に就職したい人

Web-CABを受ける際、「何をもってIT人材の適性があるかどうかを判断しているのだろう」と疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。

仕事をするうえで論理的思考力が必要になる企業・業界は、採用する前に志願者がそれを身に付けているかどうかを確認したいと考えています

そこで活用されるのがWeb-CABです。前述したシステムエンジニアやプログラマー以外にも、ITコンサルタントなどが考えられます。

IT企業かつ論理的思考力が必要と言われている企業・業界への就職を考えている人は、対策しておきましょう。

Web-CABの対策によって身に付けた論理的思考力は、就職後具体的にどのように活かせるのでしょうか?

瀧本博史

プロフィール

予測不可能な時代を切り開くアイデアを生み出す

近年は新型コロナウイルス感染症だけでなく、世界各地での紛争や気候の変化、技術革新の加速などによって先行きが不透明で不確実、複雑な状況(これをVUCAの時代と呼びます)となっています。

Web-CABで身に付けた論理的思考力は、今起こっていることや問題に対しての方向性を明確化し、それらを切り開いていくアイデアを生み出す素となります。

会社は組織というチームの中で運営されているので、どの部署で働くことになっても論理的思考力を身に付けておけば貢献することができるでしょう。

時間がない人におすすめ!
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志望度が高い企業にWEBテストで落ちてしまうのは本当にもったいないです。しかし何冊も問題集を解くのは時間が足りないですよね。

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ぜひ活用してWEBテストを突破しましょう。


③さまざまな業界を幅広く応募する人

特に業界は絞っておらず、幅広く応募するという人もいますよね。そのような人もWeb-CABを対策しておきましょう。特にITやコンピュータにかかわる企業・業界の場合、Web-CABを採用している可能性があります

また、IT関連ではない企業でも、論理的思考力を測るためにWeb-CABを採用している可能性があります。そのため、さまざまな業界を幅広く応募する人はWeb-CABを対策しましょう。

アドバイザーコメント

志望企業の行動規範や求める人物像からWeb-CABを対策すべきか見極めよう

業界や職種で論理的思考力を重視している企業への応募については、ここまでの記事のとおりです。

もう一つの視点として、「企業の価値観や期待する人材像で、論理的思考力を重視しているかどうか」もWeb-CABの対策をするかの判断基準になりえます。

論理的思考力を重視する企業ではWeb-CABの対策をしておくのがおすすめ

たとえば「キズキ共育塾」を運営するキズキでは、行動規範に「ファクトとロジックを用いて、自由闊達に議論をします」を掲げています。このような価値観の会社では、論理的思考力が重視されることが予想できるので、Web-CABを採用に使うことがありえますね。

論理的思考力はどんな会社でも重視される能力ですが、特にミッション・ビジョン・バリューなど会社の価値観で論理的思考力に触れている会社や、採用ページの「期待する人材像」で論理的思考力を取り上げている会社に応募する人は、Web-CABの準備をしておいた方が良いです。 

Web-CAB突破の肝は論理的思考力

前述の通り、Web-CABは論理的思考力を確認する適性検査です。そのため、Web-CABを突破する肝は論理的思考力となります。論理的思考に苦手意識を持つ人もいるかもしれませんが、以下の方法で身に付けられます。

論理的思考力の身に付け方

  1. 自分の思考の癖を知る
  2. 問いの本質を捉える
  3. 主張に対する根拠を見つける習慣をつける
  4. 抽象的な言葉を具体的にかみ砕くようにする

これらを身に付けることは、Web-CAB対策に役立つだけではありません。社会人として働く際、顧客の問題を解決することや、プレゼン能力の向上などにも役立ちます。論理的思考力を意識して、Web-CABの対策をすると同時に、社会人として必要な力も身に付けましょう。

科目別! Web-CABの出題科目の特徴・解き方・例題

科目別! Web-CABの出題科目の特徴・解き方・例題

  • 計数理解テスト(四則逆算)
  • 直観的推理テスト(法則性)
  • プログラミング言語テスト(命令表)
  • 構造理解テスト(暗号)
  • 性格適性検査

前述の通り、Web-CABは5つの科目に分けられており、それぞれ特徴や解き方などが異なります。

ここからは、Web-CABの各出題科目の特徴や解き方、例題を解説します。それぞれまったく異なるので、しっかり把握したうえで対策していきましょう。

計数理解テスト(四則逆算)

計数理解テスト(四則逆算)

  1. 問題数:50問
  2. 制限時間:9分

計数理解テストでは、等式中の□に入る数値を求める四則逆算や暗算が出題されます。制限時間が非常に短く、1問を約10秒で答えなければいけません。

また、序盤は簡単な問題が出題されますが、後半に進むにつれて難易度が高くなっていくという特徴もあります。

攻略法:計算の精度とスピードを上げる

計数理解テストを攻略するには、計算の「精度」と「スピード」が鍵となります。前述の通り、計数理解テストは50問という問題数に対して、与えられる制限時間はたったの9分。1問約10秒で解答しなければいけません。

多くの人が悩むポイントは計算のスピードでしょう。ストップウォッチで時間を計り、10秒ほどで問題を解く練習をしましょう。そうすることで、制限時間に慣れることができ、本番でも時間内に問題が解けるようになります。

瀧本博史

プロフィール

計数理解テストの攻略法として、簡単な計算の法則を覚えておくのもおすすめです。

足し算と引き算とかけ算は下一桁同士だけを計算して解答を探します。割り算は1番大きな位同士だけを計算して解答を探すと、すぐに答えが見つかります。

計数理解については以下の記事でより詳しく解説しています。対策方法もまとめているので参考にしてみてください。
計数理解テストの攻略法は?  講師直伝の高得点を取るコツを解説

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計数理解テスト(四則逆算)の例題

計数理解テスト(四則逆算)の例題

(1)45+90=
A.122
B.72
C.135
D.222
E.132

(2)195+100+47= 
A.246
B.1046
C.401
D.206
E.342

(3)41×39=
A.1599
B.2301
C.3081
D.23881
E.2881

(4)540÷48=
A.20.5
B.11.25
C.9.5
D.35.5
E.15.5

答え

答え
(1)C
(2)E
(3)A
(4)B

直観的推理テスト(法則性)

直観的推理テスト(法則性)

  1. 問題数:30問
  2. 制限時間:12分

直観的推理テストは、並んでいる複数の図形から法則性を見出し、その法則に従っている正しい図形を選ぶという問題が出題されます

直感的推理テストを解く力は、プログラマーとして必要と言われているため、目指す人はしっかり対策するようにしましょう。適性検査の対策だけでなく、就職後にも役立ちますよ。

攻略法:パターンを覚えておく

直観的推理テストの攻略法は、法則のパターンを覚えておくことです。

直観的推理テスト(法則性)では、名前にもある通り法則性を求める問題が出題されます。何もない状態から法則性を見出すのは難しいですが、パターンを覚えていれば、それに当てはめて考えることが可能です

直観的推理テストで出題される問題で、考えられるパターンはこちらです。

直観的推理テストのパターン

  1. 移動
  2. 数の増減
  3. 図形の変化
  4. 色の変化
  5. 図形の回転
  6. 大きさの変化

練習問題を解く中でパターンを覚え、本番もそのパターンに従って問題を解くことで、素早さと正確性を得ることができます。

直観的推理テスト(法則性)の例題

? に入ることが推測される図形をA〜Eから選びなさい。

プログラミング言語テスト(命令表)の例題

答え

C(4つの隅を反時計回りに動いているから)

プログラミング言語テスト(命令表)

プログラミング言語テスト(命令表)

  1. 問題数:15問
  2. 制限時間:36分

プログラミング言語テストは、与えられた指示・命令を記憶して、それを使いこなして問題を解きます。これはプログラマーとして働くうえで、コンピュータ言語に適応があるかどうかを判断する適性検査です。そのため、プログラマー志望の人は、就職後も必要なスキルということを意識して対策しましょう。

平井 厚子

プロフィール

プログラミング言語テストは、順序立てて処理ができる能力を見るためのものです。プログラマーには必須の能力で、プログラマー志望でなくても、一見複雑に見えるよう仕組みを順番に処理する能力は必要です。

攻略法:考えたことをメモしながら進める

プログラミング言語テストの攻略法は、メモを取りながら進めることです。

やはり人間の記憶力には限界があり、指示・命令の内容を忘れてしまうことがあります。正確に記憶するためにも、指示・命令を記憶する段階で、その内容やその場で考えたことをメモすると、問題を解く際に思い出せるようになるでしょう

そして、メモをするとより多くのことを記憶できるようになるというメリットがあります。

上記の通り、記憶力には限界があるため、いくつか記憶すると他のことは覚えられなくなる、または、覚えたことを忘れてしまうことがあります。一方で、メモを取って「このことはもう忘れても大丈夫」という状況を作ると、たくさんのことを記憶できるようになるのです。

プログラミング言語テストでは、自分の記憶力だけに頼るのは危険です。メモを活用して、たくさんのことを記憶できるようにしましょう。

命令表の問題内容はほぼ同じで命令記号も類似したものが出やすくなっています。「図形を削除する」などの優先度の高い命令にチェックを入れたうえで、問題の選択肢の中で優先度の高い命令が入ったものを早めに確認して消去法で解きましょう。

プログラミング言語テスト(命令表)の例題

以下の命令表に従って、次の問いに答えなさい。

プログラミング言語テスト(命令表)の命令表

以下の命令によって図形は選択肢A〜Cのどれに変換されるか?

プログラミング言語テスト(命令表)の例題

答え

1

構造理解テスト(暗号)

構造理解テスト(暗号)

  1. 問題数:30問
  2. 制限時間:16分

構造理解テストは、実際に表面上に表れている現象をもとに、それが起きるまでの構造や関係性など、背後に隠されていることを推測する能力を測るテストです

たとえば、丸い図形が四角の図形に変化するまでの構造や関係性を理解し、それらをもとにして問題を解きます。

構造理解テストは、プログラミングでミスが見つかったとき、その原因を素早く見つけ、解決する能力が見られます。プログラミング言語テストと同様に、プログラマーは特に対策が必要です。

攻略法:法則性と同じパターンを押さえる

構造理解テストは直感的推理テスト(法則性)と同様に、ある程度パターンが決まっています。

構造理解テストのパターン

  1. 移動
  2. 数の増減
  3. 図形の変化
  4. 色の変化
  5. 図形の回転
  6. 大きさの変化

練習の段階で上記のパターンを記憶しておくと、本番で闇雲に「どんな暗号が隠されているか」ということを考えることなく、問題を解けるようになります

また、暗号がわかったら、すぐにメモを取ってその内容を忘れないようにしましょう。

構造理解テスト(暗号)の例題

A、B、Cによって図形は変化する。以下のことが言える場合、下の3つの図形はどの図形に変化するか? 選択肢A〜Cから選択しなさい。

構造理解テスト(暗号)の例題
構造理解テスト(暗号)の例題

答え

2
1は黒を白にしている。
2は図形を小さくしている。
3は図形に月のマークを追加している

性格適性検査

性格適性検査

  1. 問題数:68問
  2. 制限時間:30分

性格適性検査では、あなたの性格や行動パターン、価値観、思考の癖などを測ります。性格適性検査はSPIや玉手箱など、他の適性検査と大きく変わりません。問いに対して、最も当てはまるものを選んで解答します。

なお、問題数68問に対して制限時間は30分。1問あたり30秒以内に回答しなければならないため、素早く、かつ直感的に答えるようにしましょう。

攻略法:自分を大きく見せようとせず素直に回答する

性格適性検査であえて志望する会社に寄せて回答する人もいますが、それはNGです。偽ることなく、素直に回答しましょう。なぜなら性格適性検査では、入社後に自社の社風や仕事内容とミスマッチがないかどうかを判断しているからです

たとえば、内向的な思考であるにもかかわらず、嘘をついて外交的な思考と判断された場合、入社後に外交的な仕事を任されるかもしれません。

このようなミスマッチは早期離職の原因となるため、自分のためにも、会社のためにも正直に回答しましょう。

Web-CABのほかにも性格適性検査の対策を知りたい、他の例題も見てみたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
性格適性検査マニュアル|問題例付きで選考を有利に進める対策を解説

性格適性検査の例題

性格適性検査の例題①

自分に最も近いものと、最も遠いものを選択してください。
・一人でいるのが好きだ
・初対面が相手でも人見知りしない
・グループでリーダーになって場を仕切る機会が多々ある
・すぐに緊張してしまう

性格適性検査の例題②

【選択肢】
・Aに近い
・どちらかといえばAに近い
・どちらかといえばBに近い
・Bに近い

【質問】

A.一人でいることが好きだ
B.複数人でいることが好きだ


A.勝負は運によって決まる
B.勝負はこれまでの努力によって決まる

平井 厚子

プロフィール

Web-CABはSEやプログラマーなどIT技術者への適性を見るものです。これらの職種に必要な、論理的思考力、忍耐強さ、コミュニケーション力などを測ります。

この中だとコミュニケーション力が意外だと感じるかもしれませんが、IT開発はチームでおこなうことからコミュニケーション力が重視されるため、Web-CABを通して見られるのです。

おすすめのツールも紹介! Web-CABの2つの対策方法を解説

試験の概要はわかったものの、対策方法が見当もつかないという人もいるでしょう。

ここからは、Web-CABの対策方法を解説します。これから解説する対策方法と、上記の攻略法を活用すれば、高得点を獲得してWeb-CABを突破することが可能であるため、ぜひ参考にしてください。

①Web-CABの参考書を購入して練習する

インターネットや書店で、Web-CABに特化した参考書が販売されています。参考書にはWeb-CABの基本的な概要や特徴から、科目別の問題の解き方、多数の練習問題などが掲載されていて、問題演習が可能です

この記事を読んでWeb-CABの全体像を把握したら、参考書を一冊購入して練習しましょう。

なお、参考書は一冊で十分です。たくさんの参考書を購入して浅く勉強するより、一冊を何度も解いた方が、解答パターンやコツを身に付けられますよ。

おすすめの参考書

「たくさんの参考書が販売されていて、どれを購入したら良いかわからない」という人もいるでしょう。これからWeb-CAB対策を始める人におすすめの参考書はこちらです。

おすすめの問題集著者特徴
これが本当のCAB・GABだ! 2024年度版SPIノートの会選りすぐりの難問が掲載されており、これを攻略することで余裕を持って本番に臨める。
CAB・GAB完全対策 2024年度就活ネットワーク本番同様の問題が掲載されており、本番も焦らず問題を解くことができる。
おすすめの参考書
たくさんの参考書があって何を選べば良いかわかりません。どのような基準で選べば良いでしょうか?

瀧本博史

プロフィール

「自分にとってわかりやすいか」をものさしとして選ぼう

実際に書店へ行って何種類かの参考書を開いてみて、例題を何問か解いてみてください。解説が自分にとってわかりやすかったら、その本は買って良いです。

基準を「自分にとってわかりやすいか」にしておくと、ランキングや評判に惑わされないで済みます。

②Webサイトやアプリを活用する

Web-CABはWebサイトやアプリで模擬試験を受けることもできます。参考書でWeb-CABを一通り身に付けた後に、力試しとして模擬試験を受検するのがおすすめです。アプリの場合は課金が必要な場合がありますが、Webサイトは無料で模擬試験を受検できますよ。

おすすめのWebサイト・アプリ

Web-CAB対策におすすめのWebサイト・アプリはこちらです。

Web-CAB対策におすすめのWebサイト・アプリ

  • SPI 無料学習サイト:無料で模擬試験を受検でき、学習状況も記録できる
  • CAB(WEB-CAB) 一問一答(App Store):メモ機能や暗記モードなど、便利な機能が多数搭載している

アドバイザーコメント

まずは出題される問題の内容を把握することから始めよう

Web-CABを受検した経験がない人は、まずは問題集を購入して実際にどのような問題が出題されているかを確認することが大切です。

Web-CABは四則演算のようなわかりやすい問題もありますが、法則性や暗号、命令表のように他の筆記試験とはまったく異なる独自の問題があります。まずは、それぞれの科目で何を問われているかを見て、自分が苦手そうな分野を早めに認識しておきましょう。

各単元を繰り返し解いてスピードアップできたら模擬試験を受けよう

問題の傾向を把握したら、実際に問題を解いていきます。四則演算は基本的に計算するだけなので、苦手ならば練習し続けることが重要です。法則性と暗号は似ている部分もあるので、連続して対策することをおすすめします。

命令表は最も苦手とする人も多いので、メモをしながら効率的に解く練習を繰り返しましょう。

Web-CABは、一問にかけられる時間が長くとも30秒程度なので、何度も繰り返し解くことで解答スピードを上げましょう。問題集を一通り解き終わってスピードアップもできたら、模擬試験を受けて実際に本番と同じ環境でも解けるかを確認しましょう。

事前に把握しよう! Web-CABを受検する際の注意点

事前に把握しよう! 受検する際の注意点

  • そもそも試験がWeb-CABでない可能性がある
  • 合格ラインは企業によって異なる
  • 科目ごとに分割して受検できるが1つのテストは中断できない
  • 一度解いた問題は後から見直せない

ここまでWeb-CABの対策方法やおすすめの参考書などを解説しました。しかし、Web-CABにはいくつか注意するべきことがあり、それを知らないとせっかくの対策が水の泡になってしまうことがあります。

ここからは、Web-CABを受検する際の注意点を解説します。確実に成果を出すためにもしっかり把握しておきましょう。

そもそも試験がWeb-CABでない可能性がある

応募する企業によっては、そもそも適性検査がWeb-CABではない可能性があります。前述の通り、企業が採用する適性検査にはさまざまな種類があります。

適性検査特徴
CAB法則性や命令表、暗号など、中学・高校では勉強しない科目が出題され、難易度は高い
TG-WEB従来型と新型の2種類があり、比較的難易度が高い
SPI四則演算など難易度の低い問題が出題される
玉手箱問題数に対する時間が短く、難易度が比較的高い
Web-GAB制限時間が短く、難易度が高い
C-GABWeb-GABよりは制限時間が長く、難易度が低くなる
GAB問題数が公表されていないため、事前に出題内容を把握するのが難しい
適性検査の種類と特徴

対策した適性検査と受検する試験が別だったということがないように、対策を始める前に、応募した企業がどれを採用しているかをしっかりチェックしましょう

ここからは、応募した企業の適性検査の確認方法を解説するので、参考にしてください。

確認方法①企業から送られる適性検査のURLを見る

Webテストの場合、アクセスする用のURLが企業から送られてきますが、そのURLでどの適性検査を採用しているかを見分けられます。

各試験、以下のようなキーワードがURLの中に入っています。

適性検査URLに入っているキーワード
Web-CAB(玉手箱の可能性もあり)e-exams
SPIarorua.net
TG-WEBassessment
適性検査のURL

注意するべきことは、Web-CABのURLに「e-exams」が入っていたとしても、玉手箱の可能性もあることです。Web-CABと玉手箱の違いは、これから解説する開始画面を見ることで判断できます。

確認方法②適性検査の開始画面から判断する

どの適性検査を採用しているかは、開始画面から判断することも可能です。

Web-CAB・SPI・TG-WEBは開始画面に入る前にURLから判断できるものの、Web-CABと玉手箱はURLからは判断できないと解説しました。しかし、Web-CABと玉手箱は開始画面に記載しているキーワードが以下のように異なります。

適性検査開始画面のキーワード
Web-CAB計数・言語・パーソナリティ
玉手箱四則逆算・法則性・命令表
Web-CABと玉手箱の開始画面に表示されるキーワードの違い

受検する適性検査がWeb-CABか玉手箱かわからない場合は、上記のように開始画面のキーワードから判断するようにしましょう

合格ラインは企業によって異なる

Web-CABの合格ラインは企業によって異なり、さらに企業ごとの合格ラインは公表されていません。

傾向としては、採用人数が少ない一方で、応募人数が多い企業は合格ラインが高くなります。とはいえ、「最低◯点以上取れるように、取捨選択しながら解答する」といったことはできないため、できる限り高得点を取れるように対策するのがベストです。

瀧本博史

プロフィール

合格ラインは企業ごとに差があるので明確には決まっていませんが、6割は取れるようにしておくと安心です。

科目ごとに分割して受検できるが1つのテストは中断できない

前述しましたが、Web-CABは科目ごとに分割して受検可能です。たとえば、1日1科目だけ受検したり、しっかり休憩時間を設けながら1日ですべてを受検したりすることができるのです。

一方で、1つのテストを開始したら中断できないことには注意しましょう。一度開始ボタンを押したら中断は不可能で、制限時間内に解答しなければいけません。特にプログラミング言語や性格適性検査は30分以上かかるため、用事を済ませてから受検するのがおすすめです。

一度解いた問題は後から見直せない

Web-CABは一度解いた問題には戻れないという特徴があります。つまり、後から見直すことができないのです。

そのため、「解答できるのは一度だけ」ということを意識して、丁寧に解くようにしましょう。また、どうしてもわからない問題は飛ばすという決断力も大切になります。この決断は慣れが必要であるため、しっかり対策を積むことが重要になります。

アドバイザーコメント

まずは一つひとつの科目で自分の解答感覚をつかもう

Web-CABの受検で気をつけるべきなのは、次の2点です。

・科目ごとに分割して受検できるが1つのテストは中断できない
・一度解いた問題は後から見直せない

ペーパーなら、できる問題から解いて後で見直すことができますが、WEBではできません。それだけに、どうしてもわからない問題は飛ばすという見切り力も必要になります。

回答感覚がつかめたら時間内に解き切る練習をしよう

対策としては、まずは時間を気にせずに問題の特徴と解答時の着眼ポイントを捉えて、確実に解けるようにすることです。体操選手やフィギュアスケートの選手が、始めは一つひとつの技をじっくり練習してから、時間内に収める練習をするのに似ています。

参考書には回答のコツも掲載されていますが、言葉で解き方を説明されてもできるようにならないのがWeb-CABです。自分なりの解答感覚をつかむまではじっくり取り組み、それから時間内に解く練習をしましょう。

科目別に対策! 苦手を潰してWeb-CABを突破しよう

Web-CABは論理的思考力を測るテストで、かつ問題数に対する制限時間が短いため、難易度が高いと言われています。

Web-CABを突破するためにも、科目別に対策して苦手を潰していくことが重要です。この記事を参考にしてWeb-CABを突破し、志望した企業への就職を実現させましょう。

アドバイザーコメント

Web-CABは難しい試験なので早めに対策しよう

Web-CABは、IT業界やシステム開発をおこなう大手企業などで特に実施されている筆記試験です。情報処理能力を調べるための試験なので、エンジニアなどの技術専門職を目指す人は受検する可能性が高いでしょう。

SPI試験などと違って、法則性や暗号、命令表といった図形を交えた特徴的な試験科目があり、対策をしていなければ合格点数を取るのは難しい試験です。

SPIも含めて対策をするとなるとかなりの時間がかかり、就職活動自体が遅れてしまう可能性もあります。

解答パターンを覚えてスピードアップさせよう

Web-CABはメジャーな試験ではないので、自分が応募したい企業の過去の筆記試験の実施状況を確認して、Web-CABの対策が必要かどうかは早めに判断するようにしましょう。

Web-CABの対策をおこなう際には、参考書と問題集を購入したうえで問題の出題傾向や難易度を確認しましょう。自分が苦手な分野については、何度も問題を解きながら解答パターンを覚えて、スピードアップを狙います。

勉強の総仕上げとして模擬試験の実施も忘れずにおこない、試験本番で通信トラブルが起こらないような環境の確保もしてくださいね。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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