TG-WEBの「非言語」は、24種類のさまざまな問題形式で構成される総合的な数理能力測定テストです。
この記事では、キャリアコンサルタントの森田さんとともにTG-WEB「非言語」の実践的な解き方を解説します。問題パターンの典型的な出題形式と従来型・新型それぞれに適した解き方のコツを理解することで、得点力をアップさせましょう。
記事の後半では、24問の練習問題を用意しています。さまざまな問題を解くことで、TG-WEBの非言語で求められる思考力を身に付けましょう。
問題を解く前に確認! TG-WEBの「非言語」のコツ
TG-WEB「非言語」の概要
- 問題パターン:展開図、軌跡、タイル・平面図形、立体の積み重ね、立体の切断、立体の投影図、サイコロ、一筆書き、折り紙、多面体、推論(ウソつき)、推論(勝負)、推論(配置・手順)、推論(内訳)、推論(順位)、推論(対応関係)、暗号、論理・命題、人数・組み合わせ、数列、四則演算(整数の計算)、四則演算(分数と%の計算)、図表の読み取り(数量)、図表の読み取り(読み取り)
- 1問あたりの時間:「従来型」120秒、「新型」約13秒
- 出題頻度:テストセンター(なし)ペーパーテスト(中)Webテスティング(高)
- TG-WEB「非言語」を解くときのコツをわかりやすく教えてください!
目標は6~7割! 頻出パターンから確実に解いていこう
TG-WEBは、難易度が高いとの評判ですが、対策をきちんとおこなっていれば、大丈夫です。
多くのライバルが恐れるからこそ、むしろチャンスがあります。満点を目指すのではなく6割から7割の正解を目指しましょう。
TG-WEBの非言語は、ほかのWEBテストとは一線を画す「地頭の良さ」を問う難問が並びます。初見での完答はかなり難しいのですが、出題パターンは限定的です。まずは「図形推論」「真偽判定」「展開図」といった頻出の型を把握しましょう。
また、1問に固執しない勇気を持つことも大切です。本番では「解ける問題を確実に解く」という時間配分の感覚が、得点をアップする最大のポイントになるでしょう。
TG-WEB「非言語」練習問題24問|Webテストの専門家による解説付き!
ここからは、TG-WEB「非言語」の練習問題をWebテストの専門家による解説付きで24問紹介します。24の問題形式を出題するので、TG-WEB非言語の全範囲を体系的に学習できます。
TG-WEB「非言語」に初めて挑戦する人や、全体像を把握したい人は、「問題を解く前に確認! TG-WEBの「非言語」のコツ」で従来型・新型の違いや各パターンの基本的な解法を理解してから練習問題に進みましょう。
問題1(難易度:★★☆☆☆)
問題
次の等式が成立するように、□に当てはまる最も適切な数値を1つ選びなさい。
9×7-24=□÷8
選択肢
正解:B
まず、左辺の計算をおこなう。9×7=63であり、そこから24を引くと63-24=39となる。したがって、等式は39=□÷8となる。
そして、この式の両辺に8を掛けると、□=39×8となるため、これを計算して312を導き出す。
計算の順序を間違えたり、引き算でミスをしたりしないよう注意が必要である。
四則演算は新型TG-WEBの典型問題で、6〜10秒での解答が求められます。
方程式に慣れていれば簡単ですが、練習を重ねることが何より大事です。本問の 9×7−24=□÷8 では、左辺の39に8を掛けるため下一桁は2になるとわかります。選択肢に末尾が2のものが1つなら、それだけで正解を絞り込めます。
計算を最後までおこなわず、特徴で素早く判断する視点を持つことが有効です。
問題2(難易度:★★☆☆☆)
問題
示された分数の値を百分率(%)で表したとき、最も適切なものを1つ選びなさい。
□=17/20
選択肢
正解:C
分数17/20を百分率に直す問題。まず、17/20を割り算の形にして、17÷20を計算する。すると0.85となる。百分率は全体を100としたときの割合を示すため、この数値に100を掛けてパーセント単位に変換する。0.85×100=85となるため、答えは85%と求められる。あるいは、分母の20に5を掛けて100にそろえ、分子の17にも5を掛けて85/100と導き出す方法でも、容易に正解が導き出せる。
分数と%の計算は、慣れると簡単です。
特に百分率は分母を100に変換すれば解答がすぐ出るため「ラッキー」と考えましょう。本問では分母の20を100にするため5倍し、分子が85となれば正解です。
分母を2で割って8.5を導き、数字の並びで選ぶのも手です。TG-WEBでは計算そのものより、変換の発想にどれだけ早く気づけるかが重要になります。
問題3(難易度:★★☆☆☆)
次の表は、ある県の1年間における牛の出生数、死亡数、県外からの移入数、および県外への移出数を表したものである。この県の牛の頭数は、この1年間で何頭変化したか。提示された表のデータにもとづき、最も適切なものを1つ選びなさい。
| 項目 | 頭数(頭) |
|---|---|
| 出生数(県内で生まれた数) | 15,420 |
| 死亡数(県内で死亡した数) | 12,850 |
| 移入数(県外から入ってきた数) | 42,360 |
| 移出数(県外へ出ていった数) | 46,180 |
正解:C
1年間における頭数の変化を求めるには、増加要因と減少要因を分けて計算する。
- 増加分:出生数15,420+移入数42,360=57,780頭
- 減少分:死亡数12,850+移出数46,180=59,030頭
これらを比較すると、57,780-59,030=-1,250となる。したがって、1年間で1,250頭減少したことがわかる。
図表の読み取り(数量)は、表の数値をもとに増減を計算する形式で、機械的に処理することが可能です。
ポイントは、増加要因と減少要因を分けて差を取ること。計算は近い数値同士のほうがやりやすいため、「出生数と死亡数の差」と「移入数と移出数の差」をそれぞれ求め、最後にそれらを合算して全体の増減を判断すると整理しやすくなります。
問題4(難易度:★★☆☆☆)
問題
次の表は、ある地域の5つの地区における面積と人口密度を示したものである。表のデータにもとづいて、最も人口が多い地区を1つ選びなさい。
| 地区 | 面積 (km²) | 人口密度 (人/km²) |
|---|---|---|
| A地区 | 110 | 420 |
| B地区 | 130 | 480 |
| C地区 | 145 | 580 |
| D地区 | 90 | 510 |
| E地区 | 125 | 390 |
選択肢
正解:C
人口は「人口密度×面積」という式で求めることができる。各数値を比較すると、C地区は面積が145km²で最も広く、さらに人口密度も580人/km²で最も高い。
ほかのすべての地区において、面積と人口密度の両方の数値がC地区を下回っているため、詳細な計算をおこなうまでもなくC地区の人口が最大であると判断できる。
このように、複数の指標が同時に最大となっている対象を見つけることが、素早く回答するコツである。
図表の読み取り(読み取り)では、人口を求める際に「面積×人口密度」の計算が必要です。
それぞれの数値を掛け合わせて比較しましょう。計算に迷った時は「単位」に注目するのがコツです。人口(人)、面積(km²)、人口密度(人/km²)を見れば、(人)は(km²)と(人/km²)の積だとわかります。
この単位による判断法は速度算でも応用可能です。
問題5(難易度:★★★☆☆)

問題
示された5つの展開図のうち、正八面体の展開図として正しいものを1つ選びなさい。
選択肢
正解:A
正八面体は8つの正三角形からなる立体であり、展開図として成立するためには、組み立てたときに面が重ならず、かつすべての辺が過不足なく接する必要がある。
選択肢Aは「4-4」の並びといわれる代表的な11種類のうちの1つであり、正しく組み立てることができる。
Bは面の数は合うが、折り曲げたときに面が重なる箇所ができるため不適切である。CやEは立体の構造上、閉じた多面体にならない。正しい形を暗記するか、接する辺をたどって判断することが重要である。
展開図の問題は面のつながりのイメージが重要です。
非言語でも問題文をまず読むことが大切で、本問の「正多面体」という表現に注目しましょう。正多面体は全側面が正多角形で、各頂点に集まる面の数が等しい立体です。
正八面体なら、展開図の1つの頂点に集まる正三角形は必ず4枚になります。5枚以上や3枚以下では正八面体は成立しません。
問題6(難易度:★★★☆☆)

問題
提示された条件にしたがって、図形の塗り分けや並べ方の総数を求め、最も適切なものを1つ選びなさい。
正八角形を、中心を通る4本の対角線で8つの二等辺三角形に分割した図がある。この8つの部分を、隣り合う部分は必ず異なる色になるように塗り分けたい。使用できる色は赤、青、黄、緑、白、黒、紫、茶の8色である。ただし、回転させて配色が同じになるものは1つとして考える。このとき、2色だけを使用して塗り分ける配色は、全部で何通りあるか。
選択肢
正解:C
8つの区画を2色で交互に塗る場合、配色のパターンは使用する2色の組み合わせによって決まる。隣り合う部分を異なる色にするため、必ず「A色、B色、A色、B色……」という順になる。
このとき(赤、青)で塗る場合と(青、赤)で塗る場合は、回転させると重なるため1つと数える。
したがって、8色から2色を選ぶ組み合わせを求めれば良い。つまり、計算式は8C2=(8×7)/(2×1)=28となる。正解は28通りと求められる。
タイル・平面図形の塗り分け問題ですが、本質は組み合わせの問題です。
複雑そうな条件も、結局は「8色から2色を選ぶ」という単純な計算に帰結します。
TG-WEBでは、図形問題に見えても実際は単純化できることを見極める能力が試されています。落ち着いて考えれば暗算も可能であり、こうした問題を確実に解くことが必要です。
問題7(難易度:★★★☆☆)
問題
提示された5つのサイコロの図を分析し、ほかの4つと目の配置(相対的な位置関係)が異なるものを1つ選びなさい。なお、すべてのサイコロにおいて、向かい合う面の目の和は7であるものとする。
以下のア〜オのサイコロは、いずれも向かい合う面の目の和が7であるが、1個だけ目の配置が異なる。ほかの4個と異なるサイコロはどれか。
ア:上面が1、正面が2、右側面が3
イ:上面が3、正面が2、右側面が6
ウ:上面が2、正面が6、右側面が3
エ:上面が5、正面が1、右側面が3
オ:上面が6、正面が2、右側面が3
選択肢
正解:E
サイコロの相対的な位置関係を把握するために、アを基準として展開図や回転を考える。アのサイコロは、上面1、正面2のとき、右側面は3である。このとき、向かい合う面の和が7という規則から、下面は6、背面は5、左側面は4となる。イはアを左に一回転がしたものと一致する。ウはアを奥に一回転がしたものと一致する。エはアを手前に一回転がしたものと一致する。しかし、オについては、上面6、正面2のとき、右側面は本来「4」となるはずであり、3が来ているため配置が異なる。
サイコロの問題は、「向かい合う面の和が7」という前提を利用し、全選択肢を共通の3面の並びに書き換えるだけで解決します。
6の裏は1、5は2、4は3と置き換え、特定の頂点に集まる数字の「回転方向」が一致するかを判定しましょう。1・2・3の相対的な位置関係は転がしても変わらないため、メモ帳に図を描くのが近道です。
このような問題こそ、メモ帳に簡単な図を描いてみるとすぐにわかります。まずは提示された5個のサイコロを描いてみましょう。
問題8(難易度:★★★☆☆)
問題
提示された条件にもとづいて、一筆書きが可能な図形の個数を求め、最も適切なものを1つ選びなさい。
正方形から正十五角形までの各正多角形において、すべての頂点間に対角線を書き込んだ図を考える。たとえば、正方形であれば2本の対角線を引いた図となる。このようにして作成した合計12個の図形のうち、一筆書きができるものは全部でいくつあるか。
選択肢
正解:C
一筆書きができる条件は、奇点(集まる線の数が奇数である点)が0または2つであることである。正多角形のすべての頂点に対角線を引く場合、各頂点に集まる線の数は「角数-1」となる。この数が偶数であれば、すべての頂点が偶点となり奇点は0個となるため、一筆書きができる。すなわち、角数が奇数の正多角形を探せば良い。対象となる正方形(4)から正十五角形(15)までの中で、角数が奇数なのは正五、七、九、十一、十三、十五角形の6つである。したがって、正解は6個となる。
一筆書きのポイントは図を描くことではなく、頂点に集まる辺の数が「奇数か偶数か」に集約されます。
交点に集まる線がすべて偶数、または奇数が2つまでなら描画可能です。正n角形の全頂点を結ぶ場合、nが奇数の時のみ一筆書きが可能となります。正方形から正十五角形の範囲でnが奇数の図形を数えれば正解を導き出せるのです。
図形問題でも図を描かない解法があることを覚えておきましょう。
問題9(難易度:★★★☆☆)
問題
1番から6番まで番号が振られた6つの駐輪スペースがあり、P、Q、R、S、Tの5人がそれぞれ1つずつ使用している。提示された3つの条件から論理的に推論し、Tが使用しているスペースの番号として正しいものを1つ選びなさい。
・条件1:PとRのスペース番号の差は2である・条件2:QとSのスペース番号の和は5である
・条件3:5番のスペースは誰も使用していない
選択肢
正解:A
条件3より5番は空きである。条件2で和が5になる組み合わせは「1番と4番」または「2番と3番」である。
もしQとSが「1番と4番」の場合、残る番号は2、3、6だが、このなかで差が2になるペア(条件1)は作れない。
したがって、QとSは「2番と3番」を使用していることがわかる。このとき残る番号は1、4、6であり、このなかで差が2になるのは「4番と6番」である。
ゆえにPとRが4番と6番を使用し、誰も使用していない5番を除くと、Tが使用しているのは最後に残った1番となる。
推論(配置・手順)の問題は、配置が一意に決まらなくても正答を導けるのが特徴です。
本問は条件が3つと少なく、空きスペースやペアの条件から全体像は定まりません。設問ではペア外のTの位置が問われているため、候補を仮定して検討すると整理しやすくなります。
制約の強い条件や使えない番号から絞り込むことで、効率良く判断できる問題です。
問題10(難易度:★★★☆☆)
問題
提示された3つの条件をすべて満たすように対象物が並んでいるとき、指定された種類の個数として最も適切なものを1つ選びなさい。
赤、青、黄の3色のボールが合計12個1列に並んでいて、以下のことがわかっている。
1.赤いボールは青いボールより1つ多い。
2.青いボールと黄色のボールは隣り合っていない。
3.同じ色のボールは隣り合っていない。
このとき、黄色のボールは何個あるか求めよ。
選択肢
正解:A
条件2と条件3より、青と黄、および同じ色が隣り合わないため、並び順は「赤・青・赤・黄・赤・青……」のように、2つに1つが赤になる必要がある。
12個のボールのうち半分が赤となるため、赤は6個である。条件1より赤は青より1つ多いため、青は5個となる。全体の12個から赤の6個と青の5個を引くと、残る黄色のボールは1個となる。したがって、正解はAである。
推論(内訳)の問題は、与えられた条件から「突破口」を素早く見つけて取り掛かることが重要です。
本問では条件が3つと少なく、うち2つの「隣り合わない」制約から、12個のボールを分けるには各グループが6個ずつ必要だと導けます。また「赤が青より1個多い」ことから、残る黄色が奇数であることも判明します。
このようにきっかけを起点に条件を連鎖させれば、効率良く正解に到達できます。
問題11(難易度:★★★☆☆)
問題
提示されたいくつかの条件から、登場人物の得点順位や位置関係を論理的に導き出し、最も適切なものを1つ選びなさい。なお、同じ点数の者はいないものとします。
P、Q、R、S、Tの5人が受けた試験の得点について、以下のことがわかっている。
1.Rの得点は、QとSの得点の平均に等しい。
2.Pは1位だった。
3.Tは4位だった。
このとき、Rの順位は何位と推測されるか。
選択肢
正解:C
条件1より、Rの得点はQとSの平均であることが確定するため、順位は必ず「Q―R―S」または「S―R―Q」の順になり、Rは三者のなかで中間の順位となる。条件2と3より、1位がP、4位がTと確定するため、空いている順位は2位、3位、5位の3つである。
ここに「Q、R、S」の三者を当てはめると、必然的に中間の数値である3位にRが入ることになる。
したがって、QとSが2位と5位のどちらであっても、Rの順位は3位で確定する。
よって、正解はCである。
TG-WEBの推論(順位)問題では、問題文を隅々まで読むことが不可欠です。
本問の「同点者はいない」という記述は極めて重要で、これがないと平均値の解釈が変わってしまいます。問題文を最大の条件として把握しましょう。
もう1つのコツは視覚化です。1位と4位が確定していれば、残り3つの配置はすぐに判明します。「問題文」と「視覚化」が重要なポイントですね。
問題12(難易度:★★★☆☆)
問題
提示された2つの命題がともに真であるとき、論理的に導き出せる最も適切なものを1つ選びなさい。
「運動を習慣にしている人は、質の良い睡眠をとっている人である」「質の良い睡眠をとっている人は、日中に眠気を感じない人である」という2つの命題が成立するとき、正しいものは次のうちどれか。
選択肢
正解:D
命題1は「運動〇→睡眠〇」であり、この対偶は「睡眠×→運動×」である。命題2は「睡眠〇→眠気×」であり、この対偶は「眠気〇→睡眠×」である。つまり、「眠気〇→睡眠×→運動×」が成り立つため、Dが正解となる。
論理・命題の問題では、真・偽・逆・裏・対偶などの命題用語が頭をよぎります。
専門的に慣れている人は問題ありませんが、そうでない人は定義を思い出しながら解くと時間がかかります。効率良く解くコツは、選択肢に違和感があるかどうかです。設問が正しいとして、違和感のある選択肢を外していきます。
本問で最も違和感がないのは、三段論法が成立している選択肢のEです。選択肢Dも成立しますので、問題文にある「最も適切な」ほうを選んで選択しましょう。
問題13(難易度:★★★☆☆)
問題
提示された数列の規則性を読み取り、指定された番目までに特定の数字が何回現れるかを求め、最も適切なものを1つ選びなさい。
数字が4、5、6、7、6、5、4、5、6、7、6、5、4、5、6、7……と並んでいるとき、はじめから数えて444番目までに5はいくつあるか求めよ。
選択肢
正解:C
(4、5、6、7、6、5)の6つの数字が周期的に繰り返されている。444を6で割ると、444÷6=74となり、ちょうど74周期分並ぶことになる。1つの周期のなかに「5」は2つ含まれているため、全体の個数は74×2=148となる。余りが出ないため、周期内の個数を正確に数えて、全体の周期数を掛けることで正解が導き出せる。したがって、答えは148個であり、正解はCとなる。
数列の問題では、ルールの素早い見極めが大切です。
特にTG-WEBは、数学的な数列よりパターン認識を問う傾向にあります。本問は6個1組の周期数列で、総数444が6の倍数であるため、ルールさえわかれば単純に解けます。
ただし、このように割り切れるのは稀で、多くは数列の途中で終わります。その場合は、最後のグループに何個含まれるかを調べて対応しましょう。
問題14(難易度:★★★★☆)

問題
平面上にある図形が、直線に沿って滑ることなく回転移動するとき、特定の点が描く軌跡の形状として最も適切なものを1つ選びなさい。
一辺の長さが2aの正方形があり、その一辺を直径とする半径aの半円が外側についた図形がある。この図形の半円の弧の頂点を点Pとする。この図形が直線の上を滑らないように、右方向に1回転したとき、点Pが描く軌跡として正しいものはどれか。
選択肢
正解:B
まず、Bを接点とし、BCが直線と重なるまでBPを半径とする弧を描く。次に、弧CDが直線の上を走るが、この時の点Pは半径aの弧を描く。DAが直線と重なると、次はAを接点とし、APを半径とする弧を描く。よって、最終的にPが描く軌跡は、2種類の円弧がつなぎ合わさった形となる。よってBが正解となる。
この問題は、TG-WEBに頻出の転がり運動(ローリング運動)の軌跡です。
「滑らず一辺を接地して転がす」のがポイントで、角で回転する際は円弧を描きます。正方形と半円の複合図形でも考え方は同じです。
この型を覚えれば複雑な図形も瞬時に推測可能になります。特に、地面との接点から点Pまでの距離の種類を数えるだけで、計算せずとも正解を選べる裏技が有効です。
問題15(難易度:★★★★☆)

問題
同じ大きさの小立方体を積み上げて作った大きな立方体を、特定の3点を通る平面で切断したとき、切断されずに元の形のまま残る小立方体の個数を求めなさい。
同じ大きさの27個の小立方体を組み合わせて、一辺が3個ずつの大きな立方体を作った。この大きな立方体の上面の左手前の頂点をA、上面の右奥の頂点をB、底面の左奥の頂点をCとする。この3点A、B、Cを通る平面で立方体を切断したとき、切断されることなく元の形のまま残る小立方体の個数として正しいものを1つ選びなさい。
選択肢
正解:C
切断面は正三角形ABCとなる。立方体を上から3段に分けて、各層で切断される小立方体を数える。
1段目は、頂点AとBを含む辺を通るため、対角線上の3個と、それに接し且つC寄りにある2個の合計5個の小立方体が切断される。
2段目は、1段目の切り口の下から続き、中央を通る3個が切断される。
3段目は、頂点Cに向かって収束するため、1個のみが切断される。
合計で切断される小立方体は5+3+1=9個である。全体の27個から切断された9個を引くと、27-9=18個が元のまま残る。
したがって、正解はCである。
TG-WEBの立体積み重ね問題では、最短で数える方法の見極めが重要です。
設問で問われる「切断されない小立方体」を直接数えるのは困難なため、総数から切断される数を引く「補集合」の考え方を取り入れましょう。
複雑な問題も視点を変えて単純化すれば劇的に解きやすくなります。
ただし、切断される数を出して満足し、最後に総数から引くのを忘れるケアレスミスには要注意です。
問題16(難易度:★★★★☆)

問題
提示された立体を1つの平面で切断したとき、その断面の形状としてあり得るものの組み合わせとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
一辺の長さがaの正六角柱がある。この正六角柱を1つの平面で切断するとき、断面の形としてあり得るものをア〜オの中からすべて選び、それらを含んでいる選択肢を1つ選びなさい。
ア:正三角形
イ:長方形
ウ:五角形
エ:正六角形
オ:八角形
選択肢
正解:D
正六角柱の切断において、断面の形状は切る角度と位置によって多様に変化する。
底面に垂直に切ればイの長方形になり、底面に平行に切ればエの正六角形となる。また、1つの頂点付近を斜めに切り落とせばアの正三角形(あるいは二等辺三角形)を作ることができ、側面の数や角度を調整することでウの五角形も作成しうる。
しかし、元の面が側面6枚と底面2枚の計8枚であっても、1つの平面で8つの側面すべてを同時に切ることは物理的に不可能なため、オの八角形はあり得ない。
したがって、正解はDとなる。
正六角柱の断面問題は、「底面に平行」「側面に垂直」「斜め」の3パターンを想像すれば形がわかります。
断面は底面の多角形を大きく超えにくく、正六角形なら三角形、四角形、五角形、六角形が可能です。
この単純な事実を本番でも忘れず、選択肢にある「構造上あり得ない形」を論理的に除外できるかどうかが、この問題のすべてとなります。
問題17(難易度:★★★★☆)


問題
示された投影図(正面、背面、右側面、左側面から見た図)を分析し、その立体を真上、あるいは真下から見たときの形状として最も適切なものを1つ選びなさい。
3辺の長さが4、2、2の合同な直方体を3つつなぎ合わせて1つの立体とし、それを前・後・右・左から見たとき上記の図のようであった。
この立体を下から見た図として正しいものはA~Eのうちどれか。
選択肢
正解:A
投影図より、辺の長さが4、2、2の合同な直方体3つをつなぎ合わせてできた立体は以下のようなものであるとわかります。

投影図問題のポイントは、前後左右の図から立体の上下関係をイメージすることです。
3つの直方体がつながる形状では、重なりや見えない部分の把握が鍵となります。前後左右の図の「幅」と「高さ」を突き合わせれば、パーツの空間配置を特定できるでしょう。
複雑なパズルに見えても、実際はパーツが占有するグリッドを特定する消去法にすぎません。
問題18(難易度:★★★★☆)
問題
提示された条件にしたがって紙を折り曲げ、切断した後に広げた際、特定の形状の紙が何枚できるかを求めなさい。
縦1cm、横128cmの細長い紙がある。この紙を、横の長さがちょうど半分になるように同じ方向へ折り曲げる作業を6回繰り返す。このとき、紙の大きさは縦1cm、横2cmになる。この状態で、紙を中央で1回切断し、1辺が1cmの正方形が2つ重なった状態にする。切断された紙をすべて元通りに広げたとき、縦1cm、横2cmの長方形の紙は全部で何枚できるか。
選択肢
正解:C
紙を折り曲げる回数と、重なる枚数および折り目の数の関係性を考える。1回折ると2枚重なり、折り目は1つできる。2回折ると4枚重なり、折り目は3つできる。
一般にn回折ると、重なる枚数は2のn乗枚、折り目の数は「2のn乗-1」個となる。6回折った場合、重なる枚数は64枚、折り目は63個である。
折り目の部分を切断せずに広げると、そこは2つの正方形がつながった長方形となる。したがって、広げたときにできる長方形の枚数は、折り目の数と一致するため63枚となる。
折り紙問題は2のべき乗で考えると整理しやすくなります。
6回折る場合は2^6で64枚になりますが、両端の半ピースが条件に合わず除外される点に注意が必要です。このように、折るごとに倍になる性質を意識すれば計算が簡単になります。
非言語問題では2のべき乗がよく出てくるので、2,4,8,16,32,64,128,256,512,1024くらいまでを頭に入れておくと、こうした問題にスムーズに対応できます。
問題19(難易度:★★★★☆)
問題
正多面体の性質にもとづき、指定された数値の合計として最も適切なものを1つ選びなさい。
正八面体の辺の数と、正二十面体の頂点の数の和はいくつか。
選択肢
正解:B
正多面体の性質を利用して計算する。まず、正八面体の面の形は正三角形なので、辺の数は「3×8÷2=12本」となる。
次に、正二十面体の面の形も正三角形であり、辺の数は「3×20÷2=30本」となる。オイラーの多面体定理「頂点の数-辺の数+面の数=2」にもとづくと、正二十面体の頂点の数は「30-20+2=12個」と導き出せる。
したがって、求める和は12+12=24となるため、正解はBである。各立体の特徴を正確に把握しておくことが重要。
多面体の問題では、頂点や辺の数を暗記している人は少ないですが、面の数はわかります。
正二十面体は正三角形が1つの頂点に5個集まるイメージから、頂点数が12個だと想像できるでしょう。正八面体はピラミッドを2つ合わせた形なので、辺は12本です。正多面体は、正三角形、正四角形、正五角形が美しく配置されています。
5種類しかないのでイメージで覚えておくことは大切です。
問題20(難易度:★★★★☆)
問題
A〜Eの5人が試験を受け、そのうち何人かが合格した。A〜Dの4人がそれぞれ2つの発言をしたが、各人とも「一方は本当で、もう一方はウソ」を述べていることがわかっている。発言内容を分析し、合格した人の組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。
A「合格したのは1人だけである。私は合格していない」
B「Dは合格した。私は合格していない」
C「Bは合格した。合格したのは2人である」
D「Aは合格した。私は合格していない」
選択肢
正解:E
Aの「合格したのは1人」が本当だと仮定すると、A自身が合格者となるが、その場合Dの発言が2つとも本当になり矛盾する。したがって、Aの「合格したのは1人」はウソであり、「私は合格していない」が本当である。
次に、Aが合格していないことから、Dの「Aは合格した」はウソとなり、「私は合格していない」が本当とわかる。
また、Dが合格していないため、Bの「Dは合格した」はウソであり、「私は合格していない」が本当となる。
そして、Bが合格していないので、Cの「Bは合格した」はウソであり、「合格したのは2人」が本当となる。
以上より、合格していないのはA、B、Dであり、合格者は残るCとEの2人である。
推論(ウソつき)問題は、ウソのパターン把握が重要です。
本問は「真偽両方あり」と「一部が発言」という複雑な組み合わせです。特に5人中、発言者が4人という点を見落とすと矛盾が生じるため、メモには全員分を表記する注意が必要です。
条件同士の食い違いに注目し絞り込むことで、効率良く正解にたどり着けます。
問題21(難易度:★★★★☆)

問題
提示されたトーナメント表と4つの説明文から、各対戦の勝敗と位置関係を論理的に導き出し、選択肢の中から正しいものを1つ選びなさい。
以下4つの説明文とトーナメント表から判断して、正しいものは次のうちどれか。
説明文1:QはPに勝った。それは2回戦であった。
説明文2:NはMと対戦した。それが何回戦かと勝敗は不明である。
説明文3:OはQに負けた。それが何回戦かは不明である。
説明文4:OはMに勝った。それが何回戦かは不明である。
選択肢
正解:B
トーナメント表から、3勝して優勝したのは「エ」、1勝して2戦目で敗退したのは「イ」と「ウ」、そして初戦で敗退したのが「ア」であることがわかる。
まず、説明文1と3から、2回以上勝利しているQは優勝者の「エ」で確定する。
次に、説明文3で「OはQに負けた」とあり、説明文4で「OはMに勝った」とあることから、1回勝って決勝でエに敗れたOが「ウ」だと特定できる。
さらに説明文4から、そのウ(O)が初戦で倒した相手であるMが「イ」となり、最後に説明文2で「M(イ)はNとも試合をした」と記されているため、消去法でNが「ア」であることが導き出され、正解はBと導き出せる。
推論(勝負)の問題は、勝ちか負けのいずれかが成立するため、整理の仕方が重要です。
トーナメント表では、複数回試合をおこなうチームが限られている点に注目しましょう。本問も複数回試合をしたチームが整理の起点になります。同一チームに関する複数の条件をまとめて考えれば位置関係が絞り込まれます。
勝敗そのものだけでなく、どの段階で対戦するかという構造に注目することで、効率良く整理できる問題です。
問題22(難易度:★★★★☆)
問題
提示されたいくつかの条件から、登場人物の趣味と旅行先の組み合わせを論理的に導き出し、選択肢の中から確実に正しいと言えるものを1つ選びなさい。
A、B、C、Dの4人の趣味は水泳、料理、読書、登山のいずれか1つであり、同じ趣味の人はいない。先日、4人はそれぞれフランス、イタリア、ドイツ、スペインのうち一箇所に旅行に行った。ただし、同じところへ行った人はいない。趣味と旅行について以下のことがわかっている。
【ア】水泳が趣味の人はフランスへ行かなかった。
【イ】Aはイタリアへ行った。
【ウ】Bの趣味は水泳か読書である。
【エ】ドイツへ行った人の趣味は読書である。
【オ】料理を趣味にしている人はBかDである。
【カ】Aの趣味は水泳でも読書でもない。
このとき、正しいと言えるものは次のうちどれか。
選択肢
正解:A
まず趣味を確定させる。条件オより料理はBかDだが、条件ウよりBは水泳か読書なので、料理はDで確定する。
条件カよりAは水泳でも読書でもなく、料理もDなので、Aの趣味は消去法で登山となる。
Aが登山、Dが料理、Bが水泳か読書なので、残るCの趣味が水泳か読書になる。
条件エよりドイツ行きは読書の人、条件イよりA(登山)はイタリアなので、残る行き先はフランスとスペインである。
条件アより水泳の人はフランスではないため、水泳の人はスペインへ行ったことになる。
よって、自動的に読書の人がフランスへ行く。Bが読書ならBがフランス、Cが水泳ならCがスペインとなり、選択肢Aが正しい。
推論(対応関係)は、表を作るのが解答への近道です。
人、趣味、国と3つの要素がある本問では、2つを縦横の軸にし、残りを表内に埋めつつ不適合を消していきます。条件を当てはめても一意に確定しない場合がありますが、設問の「確実に正しいもの」という指示が重要です。
推論では必ずしも一意に決まらず、表がすべて埋められない場合も出てくるので、確実に正しいと言えるものを選びましょう。
問題23(難易度:★★★★☆)
問題
ある暗号の法則性を読み解き、指定された単語を表す暗号として最も適切なものを1つ選びなさい。
ある暗号で「E3N5」が「くも」、「O1G1A1」が「さかな」を表すとき、「さくら」を表すのは次のうちどれか。
選択肢
正解:B
ローマ字の母音「a、i、u、e、o」を1〜5の数字に置き換えた暗号である。
「さかな(sakana)」の母音がすべて「a」であり、暗号「O1G4A1」の数字がすべて「1」であることから、1=a、2=uであることがわかる。
次に子音の対応を見ると、「さかな」の「さ」は「O1」、「かな」の「か」は「G4」である。「さくら(sakura)」の最初の音は「さ」なので「O1」から始まり、2つ目の音は「く」である。「くも(kumo)」の「く」が「E3」であるため、2つ目は「E3」……と推論していくが、選択肢を見ると「さ」の「O1」で始まるものが3つある。
ここで「さくら」の「ら」に注目すると、未知の子音だが母音は「a」なので末尾は「1」となる。
選択肢の中で「O1」で始まり、かつ「さかな」の子音「G、A」や「くも」の子音「E、N」と重複しない「M1」を「ら」と判断し、Bが正解となる。
暗号のロジックに一般規則はなく、深追いは禁物です。
本問では数字が母音を表すと推測できますが、子音の法則が破綻している場合、解明に時間を奪われます。攻略のコツは、獲得した情報だけで選択肢を絞ることです。「さくら」なら母音「131」の並びを確認し、合致する選択肢が1つなら即決しましょう。
ロジック探しに時間をかけるより、判明した情報で正解を選ぶのが鉄則です。
問題24(難易度:★★★★☆)
問題
提示された条件にしたがって、可能な組み合わせの総数を求め、最も適切なものを1つ選びなさい。
8人の部員の中から、2人のペアを2つ作ってテニスの試合をおこなう。このとき、対戦する2つのペアの組み合わせは全部で何通りあるか。
選択肢
正解:A
まず8人から最初のペアとなる2人を選ぶ方法は8C2通りである。次に、残った6人の中から対戦相手となる2人を選ぶ方法は6C2通りである。これらを掛け合わせると8C2×6C2=28×15=420となる。
ただし、この計算では「ペアA対ペアB」と「ペアB対ペアA」を別のものとして数えている。対戦の組み合わせとしてはこれらは同一であるため、2つのペアの入れ替えを考慮して2で割る必要がある。したがって、420÷2=210通り。正解はAである。
TG-WEBは時間との戦いであり、シンプルかつ効率的に解くのが得点アップのコツです。
人数・組み合わせの問題でも、人を選ぶ視点が重要になります。本問では、まず8人から4人を選び、その4人がペアを組む3通りを考えます。シンプルに考える練習を重ねましょう。
どの単位で人を選ぶか最初に決めることで、無駄な計算を避け効率良く解答できます。
TG-WEB「非言語」を対策する際のポイント
主要なWebテスト「SPI」について知りたい人はこちら
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執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi





アドバイザーのリアル・アドバイス!ビジュアル化がカギ! 書き出して可視化しよう
2級キャリアコンサルティング技能士/全国経理教育協会 社会人常識マナー検定2級
森田 智比呂
プロフィールを見る非言語の攻略には「視覚化」と「パターンへの当てはめ」が不可欠です。受検時には必ずメモとペンを用意しましょう。
たとえば、展開図や回転体などは頭の中だけで処理せず、紙に素早く図を描くのが最速です。ビジュアル化で問題を把握し、選択肢の消去法を併用して機械的に処理する訓練を積んでください。
推論の論理整理も紙に書くのが1番であり、自分に合った図の書き方を見つけるのがおすすめです。
概算を使って答えを導く時間を短縮させよう
もう1つ重要なコツは「概算」です。図表や計算問題は正確さより「大まかな数値での絞り込み」を優先し、効率的に時間を確保しましょう。TG-WEBは「いかに速く、典型問題の解法を引き出せるか」の勝負です。
一見複雑なパズルに見えても、その裏にある論理的構造を見抜けば、短時間での解答は十分に可能でしょう。