就活でTG-WEBの英語問題があると聞いて「どのような対策をすれば良いかわからない」「自分の英語力で対応できるのだろうか」と不安を感じている人も多いのではないでしょうか。

TG-WEBの英語はほかの適性検査とは異なる独特の出題形式となっていて、問題に慣れていないと実力が十分に発揮しづらくなるため、早めに対策を始めることで高得点を目指しやすくなります。

しかし、TG-WEBの英語を初めて受験する場合、難易度や勉強方法、時間配分の仕方などに戸惑いを感じやすいものです。そのため、まずは出題形式や問題の特徴を理解したうえで、自身の英語力に合わせて対策を進めていくことが大切です。

この記事では、キャリアアドバイザーの田邉さん、高尾さん、瀧本さんのアドバイスを交えつつ、TG-WEBの英語問題の特徴や対策方法について詳しく解説します。限られた時間で効率的に得点力を上げたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。

TG-WEBの英語問題は難易度が高い！ 早めの対策が重要

TG-WEBの英語問題を対策する際は、英語の基礎力を十分に固めたうえで、問題の特徴や出題傾向に合わせて勉強方法を最適化する必要があります。問題をスムーズに解くには大学入試レベルの長文読解力が求められ、難易度が高いのが特徴です。

また、TG-WEBの英語は独特の出題形式や制限時間での解答が求められるため、TOEICなどの一般的な英語試験とは異なるアプローチが重要です。

そこで、この記事ではTG-WEBの英語問題の全体像について解説します。まずはTG-WEBの英語問題の問題の特徴や難易度を理解してから、実際の対策方法を考えましょう。また、問題形式ごとの例題と解答のポイントを解説します。自身の英語力に合わせてどのような対策をすれば良いのか考える際の参考にしてみてください。

そして記事の後半では、TG-WEBの英語問題の対策方法や、高得点を獲得することで採用担当者が持つ印象についても解説します。TG-WEBの英語問題が選考にどのような影響を与えるか理解したうえで、準備を進めていきましょう。

英語問題以外のTG-WEBの対策もおこないたい人は、こちらの記事をチェックしておきましょう。TG-WEBの基礎知識や確実に突破するためのコツについて解説しています。

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まずはここから！ TG-WEBの英語問題の基礎知識

TG-WEBの英語問題には、TOEICなどの一般的な英語試験とは異なる独特の問題構成があるため、基礎知識を理解しておくことが重要です。

ここでは、TG-WEBの英語問題の基礎知識を解説します。これらの情報を理解することで、自身の英語力に合わせた効果的な対策方法を見出しやすくなるため、実際の対策を始める前にTG-WEB英語の特徴を把握しておきましょう。

TG-WEBの英語問題の内容

TG-WEBの英語問題では、2つの長文問題が出題されます。長文問題の設問は、以下の3種類です。

上記の問題を解くうえで共通することは、長文の内容を正しく理解したうえで、選択肢から文章の流れに合う表現や、内容が一致するものを見極める力が求められる点です。

単なる読解力ではなく、単語や慣用句の知識なども必要なので、問題形式ごとに対策をおこないましょう。

難易度

TG-WEBの英語問題は、英語力だけではなく時間内に効率よく問題を解く力も必要とされるため、難易度が高くなっています。具体的に必要な英語力は、大学入試の長文問題をスムーズに解けたり、TOEICで700点以上を取ったりできるレベルといわれています。

制限時間内に2つの長文を読み解き、全10問を解答する必要があるため、素早い読解力と正確な理解力の両方が求められるのです。

特にTG-WEBの英語問題では、文章の細かなニュアンスを理解したうえで、言い換えや空欄補充、内容合致の問題に取り組まなければなりません。そのため、大学入試やTOEICの問題に慣れている人でも、限られた時間内での解答に戸惑い、本来の実力を発揮できないケースがあります。

なお、TG-WEBには新型・従来型がありますが、英語問題は内容が同じなので、型に合わせた特別な対策は必要ありません。

問題数と解答時間

TG-WEBの英語問題は、1つの長文問題につき、5つの小問が出題されます。TG-WEBの英語問題では長文が2つ出題されるため、合計で10問を解答することになります。

そして、制限時間は15分なので、長文を2つ読むことを考慮すると、15分より短い時間で10個の設問に解答しなければなりません。そのため、1問あたりの解答時間は実質1分程度となり、効率的な時間配分が求められます。

ただし、長文の難易度や内容によって読解に必要な時間は変わってくるため、問題を解きながら柔軟に時間配分を調整する必要があります。

TG-WEBの英語問題とほかの適性検査との違い

さまざまな適性検査があり、それぞれ英語問題の出題内容や問題数などの特徴が異なります。SPIは基礎的な英語力を測る問題から長文読解まで幅広く出題され、中学～高校レベルの英語力があれば対応できます。

一方で、玉手箱は論理的読解と長文読解が出題され、SPIより問題の難易度が高く、全24問を10分で解かなければいけないのです。そして、TG-WEBの英語問題はSPIと玉手箱と比べて試験時間が長く、問題数も少ないため、適性検査のなかでは、1問あたりに時間をかけやすいといえます。

ただし、TG-WEBは大学入試レベルの長文読解が2つ出題されるため、SPIや玉手箱の英語問題よりも各設問の難易度が高くなっています。

TG-WEBに加えて、SPIや玉手箱の英語対策もおこないたい人は、こちらの記事をチェックしておきましょう。SPIの英語問題の難易度や例題、玉手箱の英語問題で把握すべき2つの出題形式について解説しています。

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プロに聞く！ TG-WEBの英語問題を導入する企業と導入しない企業の違い

TG-WEBの英語問題を導入する企業には、ほかの企業とは異なる特徴があります。TG-WEBの英語問題を初めて解く際は、企業がなぜこのテストを導入しているのか理解していないと、その企業が求める人材像であることを十分にアピールできない可能性があるのです。

ここではキャリアアドバイザーの田邉さんに、TG-WEBの英語問題を導入する企業としない企業の違いについて詳しく聞きました。TG-WEBの英語問題を受ける前に、企業の採用における意図を理解しておきましょう。

英語を使った仕事に就くことを検討している人には、こちらの記事がおすすめです。英語のレベル別に目指せる仕事や未経験でも英語を使った仕事に就くためのポイントを解説しています。

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解いてみよう！ TG-WEBの英語問題の例題

TG-WEBの英語には、言い換え・空欄補充・内容合致という3つの問題形式があります。これらの問題形式に慣れることで、本番でも落ち着いて解答できるようになるため、事前に例題を解いて対策しておくことが重要です。

ここでは、TG-WEBの英語問題の例題を解説するので、現時点での英語力を測るために一通り解いてみましょう。

例題①言い換え

Over the past decade, remote work has dramatically transformed how people view their careers. Traditional office settings required employees to commute daily and maintain rigid schedules. However, technological advancements have (　) this work style, enabling professionals to work from virtually anywhere.

The widespread adoption of remote work has brought both opportunities and challenges. While it offers increased flexibility and improved work-life balance, working alone has led to the growing effect of loneliness among workers, raising concerns about mental health and teamwork.

例題②空欄補充

例題③内容合致

The rise of social media has significantly changed how teenagers communicate and socialize. Before social media platforms existed, young people primarily maintained friendships through face-to-face interactions, phone calls, and group activities at school or in their neighborhoods. Today, most teenagers spend several hours daily on social networking apps, sharing photos, messages, and updates about their lives.

Recent studies have shown that while social media helps teenagers stay connected with friends, it has also created new challenges. Many young people report feeling pressure to maintain a perfect online image. Additionally, cyberbullying has become a serious concern in schools worldwide. Despite these issues, social media continues to shape how the younger generation builds and maintains relationships.

Researchers have found that teenagers who balance their online and offline social interactions tend to have healthier relationships. Schools are now developing programs to help students use social media responsibly while maintaining strong in-person connections. As technology continues to evolve, finding this balance will become increasingly important for future generations.

4ステップ！ TG-WEBの英語問題の対策方法

TG-WEBの英語問題の対策は、闇雲に勉強を始めるのではなく、自身の英語力を正確に把握したうえで、必要な対策を順序立てて進めることが大切です。これにより、TG-WEBの英語問題を効率的に対策できます。

ここでは、TG-WEBの英語問題の対策方法を4ステップで解説します。これらのステップを順番に実践することで、限られた時間で最大限の対策効果を得られるようにしましょう。

①TG-WEBの最新の勉強教材を選ぶ

TG-WEBの英語問題は、出題形式や内容が年々変わるため、古い教材で対策すると実際の試験と異なる傾向の問題を解くことになってしまう可能性があります。TG-WEBの英語問題が解説されている対策本は、以下のとおりです。

なお、店頭やインターネットで勉強教材を選ぶ際は発売時期をよく確認しましょう。最新版が発売されていたとしても、前年度の対策本も同時に店頭に並んでいることがあるため、注意が必要です。

②一度解いてみて自身の英語レベルをチェックする

勉強教材を用意したら、まずは時間を計りながら一通り問題を解いてみましょう。これは、現在の英語力を正確に把握し、今後の対策方針を立てるために重要なステップです。この時点では高得点を取ることにこだわる必要はなく、「長文の内容を制限時間内に理解できているか」「どのような問題が苦手なのか」を見極めることに集中しましょう。

たとえば、制限時間内に長文を読み終えられない場合は、長文を読むスピードを上げるために問題を繰り返し解いたり、単語の意味がわからず文章が理解できないことが多い場合は、語彙力を強化したりすることが必要です。

このように自身の英語に関する苦手分野を早めに把握することで、残りの準備期間でより効率的な対策がしやすくなります。

③点数アップに必要な単語や文法を勉強する

自身の英語レベルを把握したら、苦手分野に焦点を当てた勉強を始めましょう。TG-WEBの英語問題では、ビジネスや時事的な内容の長文が出題されることが多いため、これらの分野で頻出する単語や表現を優先的に学習することが効果的です。

たとえば、経済や技術に関する用語、グローバル化や環境問題に関する表現などを重点的に覚えていきます。文法に関しては、特に言い換え問題で重要となる同義表現や、長文読解で文章の展開を理解するために必要な接続詞の使い方を確認することが大切です。

また、空欄補充問題では文脈に合わせて適切な語句を選ぶ必要があるため、前後の文のつながりを意識して長文を読むことに慣れましょう。これらの基礎固めをしっかりとおこなうことで、本番での高得点を獲得することにつながります。

④繰り返し解いてTG-WEBの英語問題に慣れる

TG-WEBの英語問題に必要な基礎力を固めたら、実践的な問題演習を重ねていきましょう。TG-WEBの英語問題では15分という限られた時間で2つの長文を読み解く必要があるため、時間を意識した練習が重要です。毎回時間を計りながら問題を解くことで、効率的な時間配分が身に付き、本番でも焦ることなく解答できるようになります。

また、解答後は必ず間違えた問題の解説を確認し、なぜその選択肢が正解なのかを理解することが大切です。似たような文章表現が使われた問題が出題されたときに、同じミスを繰り返さないようにするために必要だからです。

特に言い換え問題では、正解の選択肢と本文の該当箇所を比較して、どのような表現が同じ意味を持つのか整理していきましょう。

このように、単に問題を解くだけではなく、解説をしっかりと理解してから次回に活かすことで、着実な実力向上を目指せます。

苦手でも大丈夫！ TG-WEBの英語問題で高得点を取る7つのコツ

TG-WEBの英語問題には、得点力を上げるために重要なコツがあります。英語が苦手な人でも、コツを身に付けることで、高得点を取れる可能性が高まるのです。

ここでは、TG-WEBの英語問題で高得点を取る7つのコツを解説します。これらのコツを意識して問題を解いていくことで、制限時間内により確実に得点できるようにしましょう。

①設問を読んでから長文を読み進める

TG-WEBの英語問題では、まず設問に目を通してから長文を読むことが高得点のカギとなります。設問で何を問われているかを事前に把握することで、長文を読む際に重要な情報に効率よく注目しやすくなるためです。

特に内容合致問題では、問われている内容に関連する部分を意識しながら読むことで、制限時間内により答えを見つけやすくなります。また、言い換え問題でも、設問で示された表現が本文中のどの部分と関連しているかを探しやすくなります。

さらに、空欄補充問題では前後の文脈を意識した読み方ができるため、より適切な選択肢を選びやすくなるのです。設問を先に読むことで15分という制限時間を効率的に使い、それぞれの問題で問われている内容を意識しながら長文を読むようにしましょう。

②わからない単語があっても諦めない

TG-WEBの英語問題は、ほかの適性検査と比べてレベルが高いため、見慣れない単語が出題されることが多くあります。しかし、長文のなかで一つの単語が理解できないからといって、必ずしも全体の意味が取れなくなるわけではありません。多くの場合、前後の文脈やその単語の周辺にある表現から、おおよその意味を推測することが可能です。

特に長文読解では、見たことはあるけど意味がわからない単語があるたびに、その意味を思い出そうとしていると、制限時間内に全体を読み終えることができなくなってしまいます。

そのため、わからない単語があっても立ち止まらず、まずは文章全体の流れを理解することに集中しましょう。その単語が設問を解くために重要かどうかは、全体を読んでから判断できます。

③長文は主語を意識して読む

TG-WEBの長文を正確に理解するためには、各文の主語を意識して読むことが重要です。英文では主語が文の意味を大きく左右するため、誰が・何がその行動や状態の主体となっているのかを明確に把握することで、文章の展開を正確に追いやすくなります。

また、代名詞が使われている場合は、それが何を指しているのかを正確に理解する必要があります。特に、「This」「That」「They」などの代名詞が指す内容を誤解すると、文章全体の理解を間違えてしまう可能性があるのです。

このように、主語と代名詞を意識して長文を読むことは、長文の内容を正確に理解するための基本的なスキルでもあるため、意識して身に付けましょう。

④接続詞をヒントにしながら読み進める

TG-WEBの英語長文では、接続詞が文章の展開を理解するための重要な手がかりです。特に、以下のような接続詞は、前後の文の関係性を示すキーワードとなります。

たとえば、「However（しかし）」という逆説の接続詞が出てきた場合、その後には前の文の内容と対比される情報が続くことが予想できます。また、「therefore（したがって）」という接続詞の後には、前の文から導かれる結論が述べられることが多いため、文章の流れを理解しやすくなります。

このように、接続詞に着目して読み進めることで、たとえ一部の文章が完璧に理解できなくても、全体の文脈を把握しやすくなるのです。

⑤パラフレーズを見逃さない

TG-WEBの英語問題では、本文中の表現を別の言葉で言い換えたパラフレーズを使った設問が作られることが多くあります。そのため、本文を読む際は言い換えられやすい表現に注意しましょう。

たとえば、「The business grew rapidly（事業が急速に成長した）」という表現が、設問では「The business developed significantly（事業が著しく発展した）」というように言い換えられることがあるのです。

また、「She became a doctor（彼女は医師になった）」という表現が「She chose a medical career（彼女は医療の道を選んだ）」と表現されることもあります。このように、同じ意味を持つ異なる表現に着目しながら読むことで、言い換え問題で得点しやすくなります。

⑥文中から答えを探すことを意識する

TG-WEBの英語問題では、選択肢を直感的に選ぶのではなく、必ず本文中から根拠となる記述を見つけたうえで解答することが重要です。一見正しく見える選択肢が、実は本文の内容と完全には一致していないケースが多いためです。

たとえば、「This technology improved productivity（この技術は生産性を向上させた）」という記述がある場合、「The efficiency was enhanced（効率が改善した）」という選択肢は一見正しそうですが、本文で具体的にそう述べられているかを確認する必要があります。

また、明らかに誤っている選択肢を消去法で除外していくことも有効な方法です。このように、選んだ答えの根拠を本文中から明確に示せるかどうかを意識して解答することで、より得点しやすくなります。

⑦難しい問題は捨ててわかりそうな問題を確実に解く

TG-WEBの英語問題では、制限時間の15分以内に全10問を完璧に解くことは難しい場合があります。そのため、難しい問題に時間をかけすぎて、本来解けるはずの問題まで時間切れになってしまうことは避けなければなりません。

特に、内容の理解が難しい長文や、複雑な言い換えが必要な問題があった場合は、いったん保留して先に進むことも重要な戦略です。確実に正解できそうな問題から解いていき、残り時間に応じて難しい問題に取り組むようにしましょう。

また、完全な確信が持てない問題でも、消去法を使って可能性の高い選択肢を選ぶことで部分点を狙いやすくなります。

プロに聞く！ TG-WEBの英語で高得点を取ることで採用担当者が持つ印象

TG-WEBの英語問題で高得点を取ることは、選考でどのように評価されるのか気になっている人も多いのではないでしょうか。選考において英語力の評価は重要な要素の一つですが、企業によって重視する度合いは異なります。

ここではキャリアコンサルタントの高尾さんに、TG-WEBの英語で高得点を取ることで採用担当者が持つ印象について詳しく聞きました。実際の選考で英語力がどのように評価されるのか理解して、効果的な対策を進めていきましょう。

TG-WEBの英語問題を解く際の注意点

TG-WEBの英語問題には、試験対策をおこなう際や受験するときに注意すべきポイントがあります。特に不正行為は厳しく監視されていて、これらに気を付けなければ本番でどれだけ得点しても、すべて無駄になってしまう可能性があるのです。

ここでは、TG-WEBの英語問題を解く際の2つの注意点について解説します。これらの注意点を理解したうえで、適切な方法で試験対策を進めていきましょう。

Web上で販売されている解答集は答えが正しいとは限らない

Web上では本番のTG-WEBを受けた人が情報をリークしている解答集を販売していることがあります。これらの解答集は、実際の試験問題を受験者が記憶を頼りに再現したものであることが多く、必ずしも正確な内容とは限らないため注意が必要です。

また、TG-WEBは定期的に問題が更新されているため、古い解答集では現在の試験傾向を正確に把握できない可能性があります。

そのため、対策する際は信頼できる出版社から発売されている公式問題集や、実際の英語長文問題集を使用することが重要です。間違った解答で練習を重ねてしまうと、本番でまったく役に立たない状況に陥る可能性があることを理解しておきましょう。

オンライン監視型の試験では不正行為がバレやすい

対策が間に合わず、本番でカンニングしながら回答したり、友人と一緒に回答したりするなどを考える人もいるかもしれません。

しかし、監視型のTG-WEB eyeが導入されている場合、AI（人工知能）による厳格な監視がおこなわれているため、不正行為が発見されやすくなります。受験中は端末のカメラを通じて常に監視されていて、自身の顔や手元の様子、パソコンの画面上での不自然な動きまで検知されるのです。

たとえば、以下のような行為は、すべてAI（人工知能）によって検知され、企業に報告されてしまいます。

上記のようにスマホで単語を調べたり、参考書をカンニングしたりするような不正行為が発覚した場合、その時点で試験が無効となり、以降の選考に進めなくなる可能性もあるため、真摯な態度で試験に臨むことが重要です。なお、計算用のメモは許可されているケースもあるので、必要に応じて活用しましょう。

TG-WEBの英語問題を繰り返し解いて確実に高得点を取ろう

TG-WEBの英語問題は、15分以内に全10問に解答する必要があるため、一般的な英語の試験とは異なる対策が必要です。特に長文を2つ読んだうえで解答する必要があるため、出題形式に慣れるために練習を重ねましょう。

また、志望企業のグローバル展開の状況や求める英語力のレベルを理解したうえで、長文読解力や語彙力、速読力それぞれの対策をおこなうことが重要です。

さらに本番のTG-WEB英語問題で実力を発揮するためには、繰り返し問題を解いて慣れるための計画的な準備を進めていきましょう。志望企業の内定を獲得するための一つの通過点として、本記事を参考にTG-WEB英語問題を対策してみてください。

記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO（非営利団体）での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan（キャリアカウンセラートレーニングプログラム）を修了

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