アドバンテッジインサイトの例題24問と解き方! 就活の専門家がアドバイス

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高尾 有沙
キャリアコンサルタント
Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味。キャリア相談の傍らWebテスト対策のサポートをおこなう

アドバンテッジインサイトは、言語分野と非言語分野で合計12種類の問題から構成される適性検査です。

この記事では、Webテストの支援経験を持つ高尾さんとともにアドバンテッジインサイトの解き方のコツを解説します。各問題パターンの典型的な出題形式と効率的な解き方を学んでいきましょう。

記事の後半では、24問の練習問題を用意しています。言語・非言語の両分野に幅広く取り組むことで、アドバンテッジインサイトで求められる総合的な学力を養っていきましょう。

問題を解く前に確認! アドバンテッジインサイトのコツ

アドバンテッジインサイトの概要

  • 問題パターン:同義語、対義語、慣用句、文章読解、語句の用法・文の並べ替え、割合、速度、仕事算、場合の数、確率、推論・条件整理、図形・空間把握
  • 1問あたりの時間:言語約33秒、非言語約80秒
  • 出題頻度:テストセンター(あり)ペーパーテスト(あり)Webテスティング(高)
アドバンテッジインサイトを解くときのコツをわかりやすく教えてください!

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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どれか1つはNG! 全12種類のパターンを網羅的に把握しよう

アドバンテッジインサイトは、知的能力だけでなく、働くうえでの行動特性(EQ)を測る側面が強いテストです。

この記事では言語分野5種類、非言語分野7種類という非常に幅広いパターンが網羅されています。

最大の特徴は「限られた時間で多種多様な問いに答える」点にあります。1つの解法に固執せず、まずはこの記事で紹介されている例題を通じて「どのような形式で、どの程度のスピード感が求められるのか」を体感しましょう。

各分野の基礎をバランスよくさらっておくことが、本番での焦りを抑える最大の対策になります。

アドバンテッジインサイトの例題24問|高尾さんによる解き方の解説付き!

ここからは、アドバンテッジインサイトの例題をWebテストのプロによる解説付きで24問紹介します。言語分野5種類と非言語分野7種類を2問ずつ用意しているので、アドバンテッジインサイトの全出題範囲を網羅的に学習できます。

アドバンテッジインサイトに初めて取り組む人や、言語・非言語のどちらかに苦手意識がある人は、「問題を解く前に確認! アドバンテッジインサイトのコツ」で各パターンの基本的な解法を理解してから練習問題にチャレンジしましょう。

問題1(難易度:★★★☆☆)

問題

次の語句と最も近い意味を持つものを選べ。

「斟酌する」

選択肢


正解:A
「斟酌(しんしゃく)」とは、相手の事情や心情を汲み取って手加減や配慮をすること。
したがって、「配慮する」とほぼ同義である。「評価する」は物事の価値や善悪を判断することであり意味が異なる。「軽視する」は価値がないものとして軽く扱うことであるため対義語に近い。「辞退する」や「誇張する」も意味がまったく異なる。相手の立場をおもんぱかるという意味を持つ語句を1つ選ぶことがポイントである。

高尾 有沙

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「斟酌(しんしゃく)」は、ビジネスや公的文書で「相手の事情を考慮して判断する」という意味でよく使われます。

ポイントは「考慮・配慮」といった前向きな文脈を理解すること。「軽視する」は対義語、「評価する」は客観的な判断を指すため、主観的な配慮を含む同義語は「配慮する」が最適です。

また、「忖度(そんたく)」は近年ネガティブな文脈で使われやすいため、本来の「推し量る」という意味で混同しないよう注意しましょう。

問題2(難易度:★★★☆☆)

問題

次の語句の対義語として最も適切なものを選べ。

「放漫」

選択肢


正解:A
「放漫」は締まりがなくいい加減である様子を意味する。
特に資金管理や経営方針などが計画性に欠けている状況でよく用いられる。これに対する対義語は、手堅く危なげがない様子を示す「堅実」である。
「緊縮」は予算などを切り詰めることを意味し、対義語としては不適切。「厳格」や「慎重」は物事に対する態度を示すため、意味合いが異なる。したがって最も適している選択肢はAとなる。

高尾 有沙

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「放漫」は無計画で締まりがない様子を指し、対義語には「手堅く確実」な「堅実」が最適です。

危なげない「堅実」は放漫の「いい加減さ」との対比に相応しいでしょう。一方、「緊縮」は予算削減等の「動作」を指すことが多く、状態を表す「放漫」の対義語としては「堅実」に軍配が上がります。

こうした性質を表す言葉の対義語問題では、言葉の持つ「重み」や「ニュアンスの範囲」が一致するものを選ぶのがコツです。

問題3(難易度:★★★☆☆)

問題

次の慣用句の意味として最も適切なものを選べ。

「水をあける」

選択肢


正解:A
「水をあける」は競技などで相手に大きく差をつけることを意味する。
かつて船の競走で、相手の船との間に水面が広くあいたことに由来するといわれている。
選択肢Dの「相手の邪魔をする」は「水を差す」、選択肢Cの「事態をうやむやにする」は「水に流す」の意味であり、混同しやすいダミーである。したがって正解はAとなる。

高尾 有沙

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慣用句の問題では、「水」を使った別の表現が選択肢に並びます。

「水をあける(差をつける)」と混同しやすい「水を差す」や「水に流す」は、頭の中だけで覚えようとすると混乱しがちです。対策のコツは、ボート競技で後続との間に「水面があく」様子を視覚的にイメージすること

語源の背景をセットで理解しておけば、本番の緊張感で紛らわしい選択肢が並んでも迷わずに正解を選び抜くことができます。

問題4(難易度:★★★☆☆)

問題

次の文章を読んで、設問に答えよ。

近年、優れたリーダーシップを発揮するためには、専門的な業務遂行能力だけでなく、他者の感情を正確に読み取り、適切に対応する感情知性、すなわちEQが重要だといわれている。
従来のマネジメントでは、論理的な思考力や意思決定のスピードが最も重視されてきた。しかし、多様な価値観を持つメンバーで構成される現代の組織においては、一人ひとりのモチベーションを高め、チーム全体で課題に取り組むことが求められている。
そのためには、リーダー自身の感情を統制し、メンバーとの信頼関係を築く力が必要不可欠なのである。

本文の内容として正しいものを選べ。

選択肢


正解:C
本文の第1文に、優れたリーダーには専門的な業務遂行能力だけでなくEQが重要であると述べられている。
したがって、両方の能力が求められているとするCが正しい。Aは従来重視されてきたのが論理的な思考力であるため誤り。Bは「思いのままに操る」という部分が本文の内容と合わない。Dは現代の組織において優先されるべき内容が逆になっている。Eは感情を統制するべきなのはリーダー自身であるため誤りである。

高尾 有沙

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現代のマネジメントでは「論理(IQ)」に加え「感情知性(EQ)」が重視されるという今日的なテーマを扱った問題です。

文章は平易ですが、選択肢の作りが巧みです。正解のCを選ぶには、本文が「専門能力を否定せず、それに『加えて』EQが必要」と述べている点を見抜く必要があります。Aの「論理より専門能力を重視」という記述は、本文で両者を従来型とセットにしている点と矛盾します。

読解問題では、このように「要素間の関係(対比か、追加か)」を正確に読み取ることが、選択肢を排除する最大の武器になります。

問題5(難易度:★★★☆☆)

問題

次の文中の( )に入る最も適切な語句を選べ。

新規事業の立ち上げにあたり、市場調査のデータを( )に分析する必要がある。

選択肢


正解:D
「緻密」は細かいところまで注意が行き届いている様子を表し、「緻密に分析する」という風に使われる。
「厳密」は基準などを厳しく適用する様子。「詳細」は細かく詳しいことだが、分析の精度や質の高さを表す文脈では「緻密」が最も適している。
「克明」は細部まで念入りな様子だが、記録や描写に使われることが多い。「濃密」は密度が高いことであり不適切。したがって正解はDとなる。

高尾 有沙

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「緻密に分析する」という表現は、ビジネス統計や調査の文脈で最も頻出する組み合わせ(コロケーション)です。

類似語の「厳密」はルール適用、「詳細」は細かい内容、「克明」は事実の記録に適しますが、分析の「精度」や「細部への目配り」を強調するなら「緻密」が最適です。

この種の問題は辞書的意味だけでなく、普段の文脈や言葉の相性といった「言語感覚」を問うています。日頃から良質なニュースや記事を読み、言葉の相性を学ぶことが有効です。

問題6(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに答えよ。

ある商品を定価の30%引きで買ったところ、定価より2,400円安くなった。この商品を定価の15%引きで買うといくらになるか。

選択肢


正解:C
定価の30%が2,400円にあたるため、定価×0.3=2,400という式が成り立つ。これを計算すると、定価=2,400÷0.3=8,000円である。
求めるものは定価の15%引きの価格であるため、8,000×(1-0.15)=6,800円となる。定価を求めるだけで満足してしまい、8,000円を選ばないよう注意が必要。
割合の問題では、どの金額が基準となっているかを意識するとスムーズに解くことができる。

高尾 有沙

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「30%引きで2,400円安くなった」という情報から、即座に「定価の0.3倍が2,400円」と見抜くことが重要です。

計算式は2,400÷0.3=8,000円。ここからさらに15%引き(×0.85)を計算しますが、Webテストでは定価を求めた時点で満足し、選択肢Aを選んでしまうミスが非常に多いです。

設問が「何を」求めているかをしっかりと理解し、最後まで気を抜かないことが高得点の鉄則です。

問題7(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに答えよ。

Pさんは自動車で時速48kmで走って50分かかる目的地へ、帰りは雨が降っていたため時速30kmで移動した。帰りの移動にかかった時間は何分か。

選択肢


正解:C
行きの距離を求めてから帰りの時間を計算する。
時速48kmは分速に直すと48÷60=0.8kmである。したがって目的地までの距離は0.8×50=40kmとなる。
帰りは時速30kmなので、分速は30÷60=0.5kmである。これより、帰りにかかった時間は40÷0.5=80分である。
速さの比(48:30=8:5)から、かかる時間の比は逆比の5:8になると考えて計算することもできる。その場合、50×8÷5=80分とわかる。

高尾 有沙

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距離を求めてから時間を出す基本解法も正解ですが、中上級者は「比」を活用します

速度が48:30=8:5なので、かかる時間はその逆比の5:8になります。行きが「5」にあたる50分なので、帰りの「8」は80分と瞬時に導き出せます。

この「逆比」の考え方は、数値が複雑になればなるほど、ほかの受験者と差をつける大きな武器になります。

問題8(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに答えよ。

PとQの2人でデータ入力をすると12日で終わる。Pだけでおこなうと20日かかる。Qだけでおこなうと何日かかるか。

選択肢


正解:D
全体の仕事量を1とする。1日あたりの仕事量は、PとQの合計が1/12、Pのみが1/20である。
Qのみの1日あたりの仕事量を求めるため、PとQの合計からPの仕事量を引く。すなわち1/12-1/20=5/60-3/60=2/60となり、約分すると1/30である。
したがって、Qだけでおこなうと30日かかることがわかる。20日から12日を直接引いて8日とするのはよくある間違いなので注意が必要である。

高尾 有沙

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仕事算で多い間違いは、日数を引き算して「8日」としてしまうパターンです。

仕事算は「時間の長さ」ではなく、「単位時間あたりの作業効率」で考える必要があります。全体の仕事を「1」とおき、PとQ合計の効率(1/12)からPの効率(1/20)を引く分数のステップを確実に踏みましょう。

通分の正確さが求められますが、この「分数で考える型」さえ身に付ければ、条件が増えてもパズル感覚で解けるようになります。

問題9(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに答えよ。

P、Q、R、S、T、Uの6人が一列に並ぶとき、PとQが隣り合わない並び方は何通りか。

選択肢


正解:C
6人の並び方は全部で6×5×4×3×2×1=720通りある。PとQが隣り合う場合は、2人を1つのかたまりとして考えると、5人の並び方となるため5×4×3×2×1=120通りある。PとQの並び方が2通りあるため、120×2=240通りとなる。全体から隣り合う場合を引けば良いので、720-240=480通りとなる。隣り合う場合の数をそのまま解答として選ばないよう注意すること。

高尾 有沙

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6人の並び替え 720通りから、PとQを1セットと考えた 240通り(5!×2)を引く「補集合」の考え方が最も効率的です。

「隣り合わない」パターンを直接数えようとすると時間が足りなくなります。

Webテストの場合の数では、こうした「逆から考える」アプローチが時間を短縮する最大のテクニックになります。

問題10(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに答えなさい。

4人でじゃんけんをしたとき、1人だけが勝つ確率はいくらか。

選択肢


正解:B
全員の手の出し方はすべてで3の4乗となり、81通りある。このうち1人だけが勝つ場合を考える。まず勝つ1人の選び方が4通りある。次にその勝者がどの手で勝つかがグー、チョキ、パーの3通りある。残りの3人は勝者に対して負ける手を出すため、手の出し方は1通りに決まる。
したがって、1人だけが勝つ組み合わせは4×3×1=12通りとなる。ゆえに求める確率は12/81となり、約分して4/27となる。

高尾 有沙

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じゃんけんの問題は、まず分母を固定します。この問題では81です。

1人だけが勝つ場合を求める際は、まずは「誰が勝つか」の4通り、次に「どの手で勝つか」の3通りを掛け合わせる必要があります。残りの負ける3人の手は一意に決まるため、考える必要はありません。

この「勝ち手の3通り」を掛け忘れるミスが非常に多いため、常にセットで考える癖をつけましょう。

問題11(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに答えなさい。

5人(A、B、C、D、E)でおこなった徒競走の順位について、以下の条件がわかっているとき、確実にいえることはどれか。なお、同着はいないものとする。

・BはAより順位が高い。
・CはEより順位が低い。
・DはEの直後の順位である。
・BとEは連続した順位ではない。
・CはAの直前の順位である。

選択肢


正解:C
条件を整理する。CはAの直前であり、Eの直後がDである。また、CはEより順位が低いため、順位が高いほうからE、D、C、Aの順番に並ぶ。
BはAより順位が高く、かつEと連続しない。もしBが1位だとEと連続するため条件を満たさない。
したがって、Bが入る場所はDとCの間である3位に確定する。これにより、1位がE、2位がD、3位がB、4位がC、5位がAとなるため、BはDの直後の順位であることが確実にわかる。

高尾 有沙

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推論問題のコツは、頭の中で解かず、条件を視覚化することです。

C-A(直前)、E-D(直後)といったブロックを作り、それらをパズルのように組み合わせていきます。Bのように「連続しない」という否定的な条件は、最後に配置を確定させる際の重要なヒントになるのです。

図を書き出すことで、見落としによるミスを劇的に減らすことができます。

問題12(難易度:★★★☆☆)

問題

次の問いに答えなさい。

正八角形の1つのおもな内角の大きさは何度か。

選択肢


正解:C
多角形の内角の合計は180×(n-2)で求めることができる。正八角形の内角の合計は180×(8-2)=1,080度となる。
正八角形はすべての内角の大きさが等しいため、内角の合計を頂点の数である8で割ることで、1つの内角の大きさがわかる。
したがって1,080÷8=135となり、正解は135度と導き出せる。外角の合計が360度であることを利用し、360÷8=45度(1つの外角)、180-45=135度と求めることもできる。

高尾 有沙

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正多角形の内角を求める際、公式(n-2)×180÷nより外角を利用するほうが圧倒的に速くて正確です。

どんな正多角形も「外角の合計は360度」と決まっているため、正八角形なら360÷8=45度と一瞬で外角が出せます。内角と外角を足せば180度になるので、180-45=135度と導けますよ。

Webテストは1秒を争うため、こうした「計算量を減らす裏道」を知ることが他受検生と差をつける武器になります。

問題13(難易度:★★★★☆)

問題

次の語句と最も近い意味を持つものを選べ。

「敷衍する」

選択肢


正解:C
「敷衍(ふえん)」とは、意味のわかりにくいところを、言葉を補ってわかりやすく言い換えたり詳しく説明したりすること。
したがって、「詳しく説明する」とほぼ同義である。「要約する」は文章などの要点を短くまとめることであり対義語に近い。「普及させる」は広く行き渡らせることであり、意味を広げるという字面から勘違いしやすい選択肢である。「先延ばしにする」や「厳しく批判する」もまったく意味が異なる。

高尾 有沙

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「敷衍(ふえん)」はTG-WEBやアドバンテッジインサイトで頻出の難解語です。

ポイントは「普及させる」に惑わされないこと。これは「詳しく説明する」という説明の「深さ」を指します。正反対の「要約する」が選択肢に混ざっている点にも注目です。

難解語の問題では、意味がわからない場合でも「これは反対の意味ではないか?」と疑うことで消去法の精度を上げられます。

問題14(難易度:★★★★☆)

問題

次の問いに答えなさい。

5人でじゃんけんをしたとき、ちょうど2人が勝つ確率はいくらか。

選択肢


正解:A
全員の手の出し方はすべてで3の5乗となり、243通りある。このうちちょうど2人が勝つ場合を考える。
まず、勝つ2人の選び方は5人から2人を選ぶ組み合わせであり、5×4÷2=10通りある。
次にその勝者2人がどの手で勝つかが3通りある。残りの3人は負ける手を出すため、手の出し方は1通りに決まる。
したがって、条件を満たす組み合わせは10×3×1=30通りとなる。求める確率は30/243となり、約分して10/81となる。

高尾 有沙

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5人の中から勝つ2人を選ぶ5C2 = 10通りと、勝ち手の3通りを掛けます。

確率の問題では、このように「まず人を選び、次に事象(手など)を選ぶ」という二段構えの思考が必要です。

じゃんけんの確率は頻出ですが、人数が増えてもこの基本構造は変わりません。例題を通じて、立式のパターンを頭に叩き込んでおきましょう。

問題15(難易度:★★★★☆)

問題

次の問いに答えなさい。

6つのタスク(L、M、N、O、P、Q)を順番に処理する。以下の条件がわかっているとき、確実にいえることはどれか。

・LはMより前に処理する。
・NはOの直後に処理する。
・PはQより前に処理する。
・MとPは連続して処理する。
・NはMより前に処理する。

選択肢


正解:D
条件を整理する。NはOの直後に処理し、かつNはMより前であるため、OとNはともにMより前に処理する。
さらにLもMより前に処理するため、Mの前には少なくともO、N、Lの3つのタスクがある。
MとPは連続して処理し、PはQより前である。もしPがMの後ろなら、Mは4番目、Pは5番目となり、Qは6番目となる。
もしPがMの前なら、Mの前にO、N、L、Pの4つが並ぶためMは5番目となる。
この場合もPの後ろにQが入る枠は6番目しかない。
したがって、どの場合でもQは一番最後に処理することが確実にわかる。

高尾 有沙

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複数のタスク順序を問う問題は、頭の中だけで考えず「L < M」のように記号化して書き出すのが鉄則です。

本問の情報をつなぐと、Mの前には少なくとも3つ(O, N, L)が並ぶとわかります。順位をすべて確定させる必要はなく、選択肢の「確実にいえること」を検討するのが効率的です。

どのパターンでも最後の一枠が同じ要素(Q)になる「構造的な空き」を見抜く練習が、難易度の高い推論を突破する力になります。

問題16(難易度:★★★★☆)

問題

次の問いに答えなさい。

内角の合計が外角の合計の4倍になる正多角形がある。この正多角形の1つの内角の大きさは何度か。

選択肢


正解:C
どのような多角形でも外角の合計は360度である。そして、この正多角形の内角の合計はその4倍のため、360×4=1440度とわかる。
多角形の内角の合計は180×(n-2)で求めることができるため、180×(n-2)=1,440という式が成り立つ。
これを解くとn-2=8となり、この図形は正十角形であるとわかる。正十角形の1つの内角の大きさは、内角の合計を頂点の数である10で割ることで求められる。ゆえに1,440÷10=144度となる。

高尾 有沙

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「内角が外角の4倍」という情報から、内角:外角=4:1、つまり全体(180度)を5分割したうちの1つが外角(36度)だと一瞬で判断できます。

ここから外角の和360÷36=10角形と導くのが最速です。

図形問題は「角度の比 = 分割数」ととらえる視点を持つと、驚くほどスムーズに解けるようになります。

問題17(難易度:★★★★★)

問題

次の語句の対義語として最も適切なものを選べ。

「姑息」

選択肢


正解:B
「姑息」は根本的な解決ではなく一時の間に合わせにする様子を意味する。対義語は、物事の根本に立ち返って原因を取り除くことを意味する「抜本」である。
現代では「卑怯」と同じ意味で誤用されることが多いが、本来の語義とは異なるため対義語にはならない。
「恒久」はいつまでも状態が変わらないこと、「根本」は物事が成り立つおおもとを指すが、一時的な対処に対する対義語としては不適切である。
したがって最も適している選択肢はBとなる。

高尾 有沙

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この設問は、言語分野で正答率が分かれるポイントです。

「姑息=卑怯」と誤用されがちですが、本来は「一時しのぎ」を意味します。そのため、対義語は「正々堂々」ではなく、根本から解決を図る「抜本(ばっぽん)」になります。

試験では、受験生の勘違いを見越したダミー(堂々、卑怯など)が配置されるため注意が必要です。

こうした「誤用されやすい言葉」は、一度正確に覚えれば得点源にできます。本番前に慣用句や熟語の正しい意味を再確認しておきましょう。

問題18(難易度:★★★★★)

問題

次の慣用句の意味として最も適切なものを選べ。

「木で鼻をくくる」

選択肢


正解:B
「木で鼻をくくる」は、相手の相談などに対して無愛想に冷淡にあしらうことを意味する。
本来は「木で鼻をこくる」であり、紙の代わりに木札で鼻をかむと痛くて不快であることから転じた言葉である。
言葉の響きから不機嫌になることや、無理にこじつけることだと誤解されやすいが、正しくは冷淡な態度をとる様子を表す。ゆえに最も適切な選択肢はBである。

高尾 有沙

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選択肢には「匂い」や「こじつける」といった響きに引きずられたダミーが並びますが、惑わされないことが重要です。

難解な慣用句こそ「語源のイメージ」をセットで覚えることで、本番でも迷わず正解を選べるようになります。

問題19(難易度:★★★★★)

問題

次の文章を読んで、設問に答えよ。

予測困難な事業環境に直面する現代の企業において、組織のレジリエンスを高める取り組みが急務となっている。
レジリエンスとは、単に逆境に耐えるだけでなく、困難な状況から速やかに回復し、さらなる成長へとつなげる柔軟性のことである。この力を培う基盤として注目されているのが、組織内の心理的安全性である。
自らの意見や懸念を率直に発言しても、不当な評価を受けないという確信がメンバーに共有されている状態があってこそ、失敗を恐れずに新しい物事に挑戦できる。
ただし、心理的安全性は単なる生ぬるい職場環境を意味するものではなく、高いパフォーマンスの基準にもとづく厳しいフィードバックが共存して初めて、その真価を発揮する。

本文の内容として正しいものを選べ。

選択肢


正解:C
本文の後半において、心理的安全性が確保された環境のもとで新しい物事に挑戦できることと、高い基準にもとづく厳しいフィードバックが共存して初めて真価を発揮することが述べられている。
したがって、これらが両立する必要性を説くCが正しい。
Aは「いかなる困難にも屈しない」という部分が、柔軟な回復力を意味するレジリエンスの説明と合わない。Bは「厳しい評価を避け」という部分が本文の主張と矛盾する。Dはフィードバックを受け入れないとしているため誤り。Eは心理的安全性を否定しているわけではないため不適切である。

高尾 有沙

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近年のWebテストでは最新ビジネス用語を題材にした読解が増えています。最も注意すべきは「自分の知識で解かない」ことです。

たとえば「心理的安全性」を「摩擦のない関係」と混同しがちですが、本文では「厳しいフィードバックとの共存」を説いています。

正解は「本文の中」にしかありません。抽象的なテーマほど先入観を捨て、筆者が定義する言葉の範囲(本問では「回復力」と「厳格な基準」の両立)を正確に追うことが重要です。

問題20(難易度:★★★★★)

問題

次の文中の( )に入る最も適切な語句を選べ。

今回のプロジェクトの失敗は、事前の情報収集が( )であったことに起因している。

選択肢


正解:A
「杜撰」は物事のやり方がいい加減で、誤りが多い様子を意味する。「事前の情報収集が杜撰であった」という文脈に最もなじむ。
「怠慢」はなまけて職務を怠ることなので、「職務怠慢」のように使う。「散漫」は注意力が散っている様子。「冗長」は無駄が多いうえに長いこと。「粗悪」は品物の質がひどいこと。
ゆえに、取り組みがいい加減であったことを示すAが正解となる。

高尾 有沙

プロフィール

プロジェクトの失敗原因で「準備不足」を指す「杜撰(ずざん)」がポイントです。

注意散漫な「散漫」や、なすべき事をしない「怠慢」も失敗要因ですが、収集方法自体が「粗末で誤りが多い」文脈には「杜撰」が最も適しています。「杜撰な管理」「杜撰な計画」など、ビジネスの不祥事等で使われるネガティブな定型表現をセットで覚えましょう

こうした「特定の状況での典型表現」をストックすれば、テストセンター等の高速処理環境でも迷わず正答を選べます。

問題21(難易度:★★★★★)

問題

次の問いに答えよ。

原価に40%の利益を見込んで定価をつけた商品を、定価の20%引きで販売したところ、利益は1,080円であった。この商品の原価はいくらか。

選択肢


正解:A
原価をX円とおいて方程式を立てる。原価に40%の利益を見込んだ定価はX×1.4となる。これを20%引きで販売したため、売価はX×1.4×(1-0.2)=X×1.12となる。
利益は売価から原価を引いた金額であるため、X×1.12-X=1,080という式が成り立つ。これを計算するとX×0.12=1,080となり、X=1,080÷0.12=9,000円が導き出される。
計算の途中で求められる定価や売価を最終的な解答と混同しないよう注意して取り組むことが大切である。

高尾 有沙

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この問題は原価・定価・売価の関係整理が鍵です。

原価をX円とすると、定価は1.4X、20%引きの売価は1.12Xと表せます。「売価-原価=利益(1,080円)」より1.12X-X=1,080、つまり0.12X=1,080の方程式が導けます。

Webテストでは多段階計算が頻出するため、数値化するよりXを用いた一本の式にまとめることで計算ミスのリスクを減らし、時間を短縮することができます。

問題22(難易度:★★★★★)

問題

次の問いに答えよ。

ある区間を行きは時速4kmで歩き、帰りは同じ道を時速6kmで走ったところ、往復で合計1時間15分かかった。この区間の片道の距離は何kmか。

選択肢


正解:B
片道の距離をXkmとして方程式を立てる。1時間15分は75分なので時間に直すと1.25時間となる。行きの時間はX÷4、帰りの時間はX÷6であるため、X÷4+X÷6=1.25という式ができる。左辺を計算すると12分の5X=1.25となり、X=3が導き出される。
したがって片道の距離は3kmである。往復の平均の速さを単に足して2で割ったり、往復の距離である6kmを答えとして選んだりしないよう注意が必要である。

高尾 有沙

プロフィール

速度の問題で最も間違いやすいのが「平均速度」です。

行き4km、帰り6kmを単純に平均5kmとしてはいけません。速度により「かかった時間」が異なるため、距離を最小公倍数(12km)と仮定するのがコツです。

行き3時間、帰り2時間で往復24kmを計5時間で移動したと考え、24÷5=4.8km/hが正解です。

常に「合計距離÷合計時間」という定義に立ち返ることが、正確に正答を導くための近道です。

問題23(難易度:★★★★★)

問題

次の問いに答えよ。

X、Y、Zの3人で取り組むと8日で終わる作業がある。XとYの2人で取り組むと12日かかり、YとZの2人で取り組むと18日かかる。Yだけでおこなうと何日かかるか。

選択肢


正解:E
全体の仕事量を1とする。1日あたりの仕事量は、3人の合計が1/8、XとYの合計が1/12、YとZの合計が1/18である。
まず3人の合計からXとYの合計を引き、Zの1日あたりの仕事量を求める。1/8-1/12=3/24-2/24=1/24である。
次にYとZの合計からZの仕事量を引くと、1/18-1/24=4/72-3/72=1/72となる。
したがって、Yだけでおこなうと72日かかることがわかる。

高尾 有沙

プロフィール

3人の合計値から、既知の2人の数値を引くことで、未知の一人の作業量を特定していくパズル的な問題です。

仕事算の応用編ですが、やるべきことは1/8-1/12=1/24(Zの量)といった単純な分数の引き算の繰り返しです。

慌てず、誰がどの作業量を持っているのか、メモを取りながら正確に進めることが、最終的な正答への最短ルートです。

問題24(難易度:★★★★★)

問題

次の問いに答えよ。

大人3人と子ども4人が1列に並ぶとき、大人3人が連続して並ばない並び方は何通りか。

選択肢


正解:D
全体の並び方は7×6×5×4×3×2×1=5,040通りある。
ここから大人3人が連続して並ぶ場合を引く。大人3人を1つのかたまりとして考えると、全体で5つの並び方となるため5×4×3×2×1=120通りある。
大人3人の並び方は3×2×1=6通りあるため、120×6=720通りとなる。
したがって5,040-720=4,320通りと導き出せる。
選択肢Aの1,440通りは、大人がだれも隣り合わないように子どもと子どもの間に入る場合の数であり、これと混同しないよう注意が必要である。

高尾 有沙

プロフィール

大人3人を1つのかたまり(セット)として扱い、全体で「5要素」の並び替え 120通りを考えます。

そこにセット内の大人3人の並び替え 6通りを掛け合わせ、全体から引くことで正解が導けます。

大きな数字(5,040通りなど)を扱うため、筆算の精度が試されます。落ち着いて「全体の枠組み」と「内訳」を分けて考える習慣をつけましょう。

アドバンテッジインサイトを対策する際のポイント

アドバイザーのリアル・アドバイス!12種類のパターンを制すギアの切り替え術

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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本テストの攻略には、言語・非言語それぞれの特性に合わせたギアの切り替えが必要です。

①言語分野
「同義語・対義語・慣用句・文章読解・語句の用法」の5種が出題されます。

知識の有無がストレートに得点に響く語彙問題は、悩んでも答えは出ません。1問数秒のペースで即答し、論理的思考が必要な文章読解に時間を貯金する戦略が有効です。

②非言語分野
「割合・速度・仕事算・場合の数・確率・推論・図形」の7種が出題されます。

これらはSPI等と共通する項目が多いものの、よりスピーディーな処理が求められます。特に「推論」や「条件整理」は時間を奪われやすいため、例題で「確実に言えること」を見抜く論理的プロセスを体に馴染ませておきましょう。

計算問題は上2桁の概算で選択肢を絞り込むなど、実戦的な工夫が鍵を握ります。

全体を通して、苦手な分野を放置しないことが重要です。12種のパターンを網羅的に確認し、自身の弱点を特定したうえで、類似の問題を反復練習することをおすすめします。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了

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