本企画について
「噂や評判に、プロの確実な視点を。」をテーマに企業選びや意思決定の支援をする企画です。漠然とした不安には「確度の高い事実」を、意思決定には「キャリアの専門家による視点」を提供することを目指します。
「システナはやばい」
「激務で体育会系」
システナへの就職を考えている人にとって、企業に対するマイナスな評判は不安の種です。しかし、悪い評判は必ずしも正しい情報だとは限りません。
この記事では、システナが気になっている人に向けて、「やばい」といわれる理由と、企業の実態、情報の読み解き方について、就活のプロであるキャリアコンサルタントとともに解説しています。
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1分でわかるシステナ
システナとは
幅広いITビジネスを通じてトータルソリューションを提供する企業。大手・中堅企業を中心にクラウドやAIシステム、インフラ構築などのITサービスを提供するほか、IoTや自動車制御、社会インフラ、業務システムなど多彩なシステムの設計・開発をおこなう。さらに、「Canbus.」をはじめとする自社オリジナルサービスも展開。
| 会社名 | 株式会社システナ(Systena Corporation) |
| 従業員数(連結) | 5,921名(2026年4月1日現在) |
| 本社所在地 | 東京都港区 |
| 主な事業 | ・次世代モビリティ事業 ・プロジェクトマネジメントデザイン事業 ・デジタルインテグレーション事業 ・IT&DXサービス事業 ・ビジネスソリューション事業 ・DX&ストック型ビジネス事業 |
| 売上高(連結) | 836億2,100万円(前年同期比8.7%増)(2025年3月期) |
| 営業利益(同) | 120億6,700万円(同24.2%増)(同期間) |
| 企業HP | https://www.systena.co.jp/ |
| 新卒採用HP | https://recruit.systena.co.jp/2027/ |
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「システナがやばい」と言われる7つの理由|プロが読み解く
「システナがやばい」と言われる7つの理由
「システナはやばい」と言われる根拠を客観的なデータを用いて紐解きます。システナが属する情報通信業界に詳しいキャリアコンサルタントからの解説を参考にしながら、自分自身と合っている企業なのかを考えて読んでみてください。
①激務と言われているから
本当に行きたい企業であっても、激務という噂を聞いてしまうと気になってしまうものです。
情報通信業界は忙しいと思われがちですが、システナの2025年度の平均残業時間は9.8時間(※)となっています。情報通信業界の平均残業時間が16.5時間(※2)のため、激務というほど忙しい環境ではないことがわかります。
| 年度 | 平均残業時間 |
|---|---|
| 2016年3月期 | 24.0時間 |
| 2017年3月期 | 26.0時間 |
| 2018年3月期 | 20.0時間 |
| 2019年3月期 | 17.0時間 |
| 2020年3月期 | 20.0時間 |
| 2021年3月期 | 13.5時間 |
| 2022年3月期 | 12.6時間 |
| 2023年3月期 | 10.8時間 |
| 2024年3月期 | 9.3時間 |
| 2025年3月期 | 9.8時間 |
また、残業時間は年々減少傾向にあります。システナは「短時間勤務」や「勤務時間インターバル制度」(※3)などの柔軟な働き方を導入したことで、最も忙しかった時期から、残業時間を半分以下に抑えられていると考えることができます。
システナの働き方の事例
- フレックスタイム制度
- 変形労働制
- 短時間勤務
- 時差出勤
- 勤務時間インターバル制度
- テレワークのためのノートパソコン等の機器支給
- 公共交通機関の運休及び大幅な遅延発生時の対応ガイドラインを設定し、従業員の安全を優先
※1 システナ 労務データ
※2 厚労省 毎月勤労統計調査 令和6年分結果確報
※3 システナ 会社情報
➁体育会系の社風だから
IT業界で体育会系の社風というのは珍しく、志望している人にとっては腰が引ける要素になるのではないでしょうか。
システナについて調べると、確かに「体育会」「社訓を叫ぶ」などの情報が見受けられます。企業から公表されているわけではありませんが、採用ページでは社風を「明るく元気」と評していたり、マナーや礼儀を重視する文化があることが述べられています(※)。
特徴的な社風は、ミスマッチを防止する策としても考えることができます。あらかじめ知っていたほうが、入社後にギャップを感じることもなく、また同じ価値観を持った人たちが社内にいることで、安心感を持つこともできる可能性が高いです。
アドバイザーのリアル・アドバイス!数字と社風の印象は必ずしも一致しない
「体育会系」という評判を目にして、「自分には合わないかも」と不安になる人は少なくないと思います。その慎重さは、自分を大切にしようとする健全な感覚ですから、どうか安心してください。
元システムエンジニアの私は、つい理詰めで考えすぎる癖があるのですが、そんな私から見ても、この企業は「労働環境」と「社風」を分けて眺めることをおすすめしたいのです。
公開データでは、月平均残業は約9.8時間、有休取得率は81.6%。業界平均を上回る、むしろ安心材料と言える数字です。
噂をそのまま受け取ってしまうのはもったいない
一方で「綱引き大会」や「唱和」といった結束を重んじる文化が残っているのも事実です。「やばい」の正体はここにあるようですね。
SE時代、熱量の高い先輩たちの「仕事をやり切る責任感」に、私は幾度も助けられました。大切なのはノリではなく、その奥にある誠実さなのだと思います。
噂だけで道を閉じてしまうのは、少しもったいないです。
まずは「この仕事をやってみたいか」を自分に問い、もしYESなら、社員の人と直接話して、その熱量が自分にとって心地良いかを肌で確かめてみてほしいのです。皆さんが納得して選んだ一歩を、そっと応援しています。
③給与が低いから
情報通信業界は他業界と比較して平均給与が高いため、給与が低いという評判を懸念に思う人もいるのではないでしょうか。
システナの平均年収は一時期は500万円台だったものの、直近5年間では450~480万円台を推移しています(※1)。情報通信業界の平均年収は約659万円(※2)となっているため、データ上は確かに給与が低いといえます。
| 年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
|---|---|---|
| 2016年3月期 | 513万4,456円 | 34.0歳 |
| 2017年3月期 | 513万355円 | 33.9歳 |
| 2018年3月期 | 501万9,708円 | 33.6歳 |
| 2019年3月期 | 507万9,865円 | 33.4歳 |
| 2020年3月期 | 519万200円 | 33.1歳 |
| 2021年3月期 | 488万4,706円 | 32.0歳 |
| 2022年3月期 | 484万3,810円 | 31.1歳 |
| 2023年3月期 | 458万4,713円 | 30.2歳 |
| 2024年3月期 | 460万8,390円 | 29.9歳 |
| 2025年3月期 | 473万6,988円 | 30.7歳 |
同業界の平均年齢が40.8歳(※3)であることをふまえると、システナは30.7歳と社員が比較的若いことがわかります。一例として給与は勤続年数に比例して上がっていくことがあるため、平均年齢が低いシステナは給与の額が低く出る傾向にあることが考えられます。
※1 システナ 有価証券報告書
※2 厚労省 毎月勤労統計調査 令和6年分結果確報
※3 令和6年賃金構造基本統計調査の概況
アドバイザーからワンポイントアドバイスシステナで高収入を目指すには二つの選択肢がある
平均年収470万円台という数字だけを見て「給料が低い」と切り捨ててしまうのは、少しもったいないですね。この数字の背景には、平均年齢が30歳前後という圧倒的な「若さ」が隠れています。
システナで高収入を目指すためのキャリアパスは、大きく分けて「マネジメント」か「最先端技術のスペシャリスト」の二択です。
特にDXやAI、自動運転(モビリティ)といった注力分野で、若いうちにPM(プロジェクトマネージャー)を経験すれば、30代前半で600万〜800万円のレンジに到達することは十分可能です。
実際、会社としても離職防止のために「過去2年で17%の賃金アップ」という、業界内でも類を見ないほど大胆な投資をおこなっています。
自主性の高い人は高収入に近づくことができる
「最初から高い給料がもらえる」ことを期待するより、「未経験から最短距離で市場価値の高いスキルを身につけ、自らの実力で給与をもぎ取りに行く」ことです。
そんなハングリー精神がある人にとっては、むしろチャンスの多い環境といえます。
④大量採用で誰でも受かるから
「誰でも受かる」という噂があることで、人手不足への懸念からやばい企業なのではないかと思う人がいるかもしれません。
確かに、システナが大量採用をしているのは事実です。2021年度から2024年度にかけて、162名だった新卒採用人数が、最大808名まで急増しました(※)。また、学歴や学部、IT経験等の指定を設けていないことも「誰でも受かる」と言われる理由の一つです。
| 年度 | 新卒採用人数 |
|---|---|
| 2016年3月期 | 86名 |
| 2017年3月期 | 158名 |
| 2018年3月期 | 173名 |
| 2019年3月期 | 173名 |
| 2020年3月期 | 162名 |
| 2021年3月期 | 363名 |
| 2022年3月期 | 577名 |
| 2023年3月期 | 808名 |
| 2024年3月期 | 798名 |
| 2025年3月期 | 363名 |
ただ、2025年度は363名に減少したため、今後は今までほどの人員拡大をおこなっていくことはない可能性が高いです。
企業が採用人数を増やしている場合は、事業拡大に向けた先行投資、IT人材の不足への備えなどあらゆる事情が考えられるため、一概に「やばい」と判断しないようにしておきましょう。
プロのアドバイザーはこう分析!採用拡大は経営面と給与面にプラスにはたらく
採用人数が多いことのメリットとしては、経営の安定を感じることができるため、昨今の経営不信による倒産のリスクがない企業として見れることです。
また、売上金額もある程度、担保されているということから比較的に他企業よりも給料水準が高いということがメリットになります。
一人ひとりの成長面は個人に委ねられる傾向にある
デメリットとしては、きめ細やかな教育体制ができておらず、集団教育にまとめる傾向が強くなることです。
さらに、その後のOJTの体制が現場に求められることがあるため、配属された部署によっては、人の育成面で課題が生じるかもしれません。
また、人数が多いということは出世競争が激しくなる傾向も強く、役職の枠も人数の制限があることから、出世を意識している人は、そのような点にストレスを感じることがあります。
⑤業績が伸びているから
システナは直近10年間で業績を伸ばしています。2016年度が426億9,500万円だったところ、2025年には836億2,100万円と2倍近くに伸長していることから、業績は好調だといえます(※1)。
| 年度 | 売上高 |
|---|---|
| 2016年3月期 | 426億9,500万円 |
| 2017年3月期 | 462億5,500万円 |
| 2018年3月期 | 543億2,000万円 |
| 2019年3月期 | 597億4,200万円 |
| 2020年3月期 | 645億5,200万円 |
| 2021年3月期 | 608億7,100万円 |
| 2022年3月期 | 652億7,200万円 |
| 2023年3月期 | 745億2,600万円 |
| 2024年3月期 | 769億4,000万円 |
| 2025年3月期 | 836億2,100万円 |
システナは成長の見込める事業分野を複数保持していることから、安定的に業績を伸ばせていると予測できます。
加えて、企業の中期経営計画(※)にも目を通すことで、企業の将来性についてある程度の目安を知ることができるので、参考にしてみましょう。
| 年度 | 売上高予想 |
|---|---|
| 2026年3月期 | 896億円 |
| 2027年3月期 | 947億円 |
| 2028年3月期 | 1,027億6,000万円 |
※1 システナ 有価証券報告書
※2 システナ 中期経営計画
⑥中途採用が多いから
一緒に働く人たちの年齢が気になることで、新卒採用と中途採用の割合を知りたいと思う人は一定数いるかもしれません。
システナは年によってばらつきがあるものの、採用全体における中途採用の割合が高い傾向にあります(※)。
| 年度 | 全体採用人数 | 中途採用人数 |
|---|---|---|
| 2016年3月期 | 362名 | 276名(76.24%) |
| 2017年3月期 | 339名 | 181名(53.39%) |
| 2018年3月期 | 370名 | 197名(53.24%) |
| 2019年3月期 | 425名 | 252名(59.29%) |
| 2020年3月期 | 410名 | 248名(60.49%) |
| 2021年3月期 | 603名 | 240名(39.80%) |
| 2022年3月期 | 857名 | 280名(32.67%) |
| 2023年3月期 | 1,089名 | 281名(25.80%) |
| 2024年3月期 | 1,082名 | 284名(26.25%) |
| 2025年3月期 | 697名 | 334名(47.92%) |
中途採用が多いことで、会社に経験のある人間が増え、専門知識やノウハウが蓄積されやすいというメリットがあります。若手か経験者か、どちらが多い環境のほうが合っているかを考えて、自分の活躍できる職場を選びましょう。
⑦離職率が高いから
離職率が高いと、求職者は企業に対して「入っても続かないのではないか」という不安を持ってしまいます。
システナの有価証券報告書によると、離職率は毎年10%を超えている(※1)と記載されており、情報通信業界の平均9.8%(※2)を上回る数値となっています。
企業側は対策として、賃金の引き上げと社員のモチベーション向上のための評価制度を図っており、過去2年間で17%の賃金アップを実現しています。
離職率の数値だけでなく、企業が社員の離職を防ぐためにどういった行動を取っているかも含めて判断すると良いでしょう。
※1 システナ 有価証券報告書
※2 厚労省 令和6年雇用動向調査結果の概況
アドバイザーからワンポイントアドバイス企業の本質は数字だけに表れるわけではない
「好条件の企業なのに離職が起きる」、この問いは、就活で数字を読み解く力がついてきた証拠です。ぜひ一緒に、その裏側を覗いてみましょう。
たとえばシステナは、月平均残業約9.8時間、有休取得率81.6%と労働条件は際立って良好です。
しかし、ソフト面に目を移すと、エンゲージメントスコアはやや低めです。「綱引き大会」や「社訓の唱和」など結束を重んじる文化が、ある人にはエネルギーに、別の人には静かな負担になるのです。この乖離こそが、離職の正体です。
まずは理想の職場環境を思い描いてみよう
私自身、SE時代に「続けよう」と思えたのは、派手なイベントではなく、上司がふと「お疲れさま」と声をかけてくれた一言でした。人を職場に留めるのは、案外そうした小さな対話なのかもしれません。
離職率の数字に振り回される前に、自分は「熱量の中にいたいタイプ」か、「静かに技術と向き合いたいタイプ」か、その形を知ることが何よりの羅針盤になります。
システナは働きやすさが整った企業だとわかる
激務といわれていても、実際の残業時間は業界平均よりも短かったり、誰でも受かると言われていても、採用人数を減らしている年度もあったりと、実際のところは数値やデータで見なければわかりません。
企業に対する噂の中身を正確なデータを使って調べることで、より納得のいく企業選びにつなげましょう。
アドバイザーのリアル・アドバイス!システナはホワイトな体育会系企業である
この会社の最大の特徴は、「ホワイトな労働条件(ハード)」と「超体育会系の社風(ソフト)」が同居している点にあります。
「残業月9.8時間」という驚異的なホワイトさは、IT業界では間違いなくトップクラスの働きやすさです。しかし、その環境を支えているのは「社訓の唱和」や「元気な挨拶」といった、ある種、古風で熱い結束力です。
システナに適性があるのは、まず「仲間と一緒に熱くなりたい」タイプです。サークルや部活動のように、みんなで目標に向かって声を掛け合う環境が好きな人におすすめできます。
また、「IT未経験から這い上がりたい」タイプの方にも向いているでしょう。
大量採用は「門戸が広い」ということでもあります。手厚い研修と、熱量の高い先輩たちのサポートを活かして、ゼロからエンジニアになりたい人には良い環境だと思います。
やばいと感じるのはミスマッチの証拠である
一方で、注意すべき点もあります。というのは、「静かにコードだけを書いていたい」タイプには合いづらい可能性があるという点です。
IT企業にありがちな「自由・個人主義」を期待しすぎると、毎朝の唱和やイベントのノリに疲弊してしまうリスクがあります。
「やばい」と言われる理由は、情報のミスマッチにすぎません。 もしあなたが「ワークライフバランスを確保しながら、熱い仲間と切磋琢磨したい」と本気で思えるなら、システナはこれ以上ないほど「美味しい」選択肢になります。
最後は、ぜひ説明会やインターンで、社員の皆さんの「目の奥」が笑っているか、その熱量が自分にとって心地よいものかを肌で感じてみてください。応援していますよ。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi





3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント
Arisa Takao〇第二新卒を中心にキャリア相談を手掛け、異業種への転職をサポートする。管理職向けの1on1やコンサルティング業界を目指す新卒学生の支援など年齢や経歴にとらわれない支援が持ち味
プロフィール詳細国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Yukio Minami○理系大学院修了後、SEとして医療系システムに従事。私立高校に転職後は進路指導やキャリア教育に携わり、カウンセリングなどを通して生徒一人ひとりに合わせた支援をおこなっている
プロフィール詳細国家資格キャリアコンサルタント/キャリア・デベロップメント・アドバイザー
Koji Tanii〇大手メーカーで設計、品質管理に従事。キャリアチェンジののち、高校・大学の就職講師として活動。障がい者の就職や恋と仕事の両立を実現させるコンサルティングなど幅広い支援をおこなう
プロフィール詳細