本企画について
「噂や評判に、プロの確実な視点を。」をテーマに企業選びや意思決定の支援をする企画です。漠然とした不安には「確度の高い事実」を、意思決定には「キャリアの専門家による視点」を提供することを目指します。
「NECフィールディングはやばい?」
60年以上の歴史を誇るNECフィールディングは、大手NECグループに所属するIT企業です。しかし、企業について調べると、「激務でやばい」「会社に変化がない」といったネガティブな噂もヒットします。
ただ、噂と実態は必ずしも一致しているとは限りません。そこで、この記事では同社が「やばい」と言われる理由について、就活のプロが解説しています。気になる情報について、一緒に読み解いていきましょう。
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1分でわかるNECフィールディング
NECフィールディングとは
「デジタル環境から人の暮らしまで」守り続けるNECグループのトータルサポートサービスカンパニー。60年以上の保守実績と高い技術力を強みに、幅広い分野のICTシステムの導入から運用、保守までをワンストップで提供。お客さまの課題解決に寄り添い、社会の当たり前を支える。
| 会社名 | NECフィールディング株式会社(NEC Fielding, Ltd.) |
| 従業員数(単体) | 4,239名(2025年3月末) |
| 本社所在地 | 東京都港区 |
| 主な事業 | ICTシステムのコンサルティングから設計、構築、保守、運用に至るICTシステムのライフサイクル全領域をカバーしたワンストップサービスを提供。さらに、医療・介護機器、その他各種機器の設置、修理・保守サービスを提供し、お客様システムをトータルにサポート。 ・ICTシステムのコンサルティング、設計、構築、保守、運用サービス・医療・介護機器、その他の各種機器・装置の設置、保守、修理サービス・ICTシステム導入時の関連諸工事に関わる設計、構築、施工、監督、請負・障害時のコール受付から部品配送、保守、修理のアウトソーシングサービス・オフィス用品の販売、及びカタログとインターネットによる通信販売 |
| 売上高(単体) | 1,740億4,000万円(前年同期比2.61%)(2025年3月期) |
| 営業利益(同) | 25億4,400万円(同12.96%)(同期間) |
| 企業HP | https://www.fielding.co.jp/ |
| 新卒採用HP | https://www.fielding.co.jp/job/?utm_source=home&utm_medium=header&utm_campaign=recruit |
「NECフィールディングがやばい」と言われる3つの理由|プロが読み解く
「NECフィールディングがやばい」と言われる3つの理由
NECフィールディングが「やばい」と言われるおもな理由を3つ紹介していきます。それぞれの実態について、具体的なデータとキャリアコンサルタントの解説を載せているので、参考にしながら読み進めていきましょう。
①プレッシャーのかかる激務だから
NECフィールディングは、おもにICTシステムの運用から保守までを担う企業であり、その職種柄、プレッシャーのかかったり、激務となったりするタイミングがあるようです。
まず、同社はサービスの一つとして、24時間365日のサポート対応を打ち出しています(※1)。そのため、職種によっては夜間や休日に勤務が発生する可能性があるということです。
また、システムの運用、保守を担うために、トラブルが発生した際には緊急対応が求められることもあり、人によってはプレッシャーを感じる要因になっているのかもしれません。
ただし、同社の平均残業時間は14.1時間(2024年度実績)(※2)と公表されており、情報通信業界の平均16.5時間(※3)を下回っています。そのため、激務が常態化しているわけではなく、局所的に忙しくなったり、プレッシャーを感じたりする瞬間があるという理解をしておくのが良いでしょう。
※1 NECフィールディング 運用監視サービス
※2 NECフィールディング 福利厚生
※3 厚労省 毎月勤労統計調査 令和6年分結果確報
プロのアドバイザーはこう分析!NECフィールディングでは激務になるタイミングがある
NECフィールディングの激務は、「日常的に長時間働く」というよりも、「特定のタイミングで業務が集中する」と理解するのが適切です。
残業時間が平均で20時間前後で推移している点から見ても、恒常的に激務が続く会社とは言いにくいでしょう。
一方で、繁忙期や突発対応の場面では負荷が高まります。たとえば、システム障害や機器トラブルが発生した際は、顧客の業務継続に直結するため、夜間や休日を含めて迅速な対応が求められます。
また、年度末や大規模な機器更新、システム入替の時期には案件が重なり、通常より業務量が増える傾向があります。
さらに、24時間365日のサポート体制を担う職種では、シフト勤務や待機対応が発生することもあり、働き方の面で負荷を感じる人もいます。
激務は時間だけでは測れない! 責任も重さで判断しよう
残業時間の数字だけで判断するのではなく、緊急対応や責任の重さを伴う仕事かどうかという観点で理解することが重要です。
業務量には波があるため、自分で優先順位をつけ、計画的にコントロールしていく力も求められます。就活生としては、こうした環境で主体的に働けるかを意識して判断することが大切です。
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自分に合う職業・合わない職業を知ることは、就活において非常に重要です。しかし、見つけるのが難しいという人も多いでしょう。
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②保守的で変化のない社風だから
60年以上の歴史がある大手グループ企業で、24時間体制の運用保守を担う会社と聞くと、昔ながらのお堅い社風を想像する人もいるのではないでしょうか。
NECフィールディングの社風について公式サイトでは、「社員の動きが活発」「活気のあるオフィス」といった紹介がされていたり(※)、また、同期同士で仲が良いことも特徴として挙げられていたりします。実際に、社員向けに全国各地でBBQや野球観戦など、あらゆるイベントを開催しているようです。
また、同社の社員インタビューによると、挑戦を奨励する文化という意見が複数確認できることから、必ずしも「保守的」や「変化がない」会社ということではないことがわかります。
社員が語る社風について
社員①システムインテグレータ
「当社の上司や仲間は『挑戦する人』の想いを受け止めて、しっかりと背中を押してくれる」
社員②システムインテグレータ
「たとえ未経験でも、挑戦する姿勢を歓迎する職場だと私は実感していますので、ぜひ恐れずに当社に飛び込んできてください。」
プロのアドバイザーはこう分析!一般的なイメージには当てはまらない社風がある
NECグループ全体で見ると、世間で言われる「保守的」や「変化がない」といった印象は、私は感じません。
一時期あるNECグループ企業と仕事をしていましたが、地域活動に積極的だったり、ジョブチャレンジ制度に応募して自分の実力を試すために異動する人がいたりと、むしろ挑戦的な社風だと思いました。
社風は長く経営するための取り組み姿勢ともいえる
こうした老舗企業は母体が大きい分、生き残りが大変で必死に努力しています。
大手はどうしても価格が高くなりがちですが、それは優秀な社員による「高付加価値」があるからです。単なる価格競争ではなく、技術や信頼で勝負をしているのです。
社会インフラを担う企業として、慎重にならざるを得ない場面もあるでしょう。でも、本当に変化がない企業なら、新しい技術に取り組むこともないはずです。
60年続いているということは、60年前の姿のままでなく、脱皮を繰り返して常に新しい姿でいるからこそ、今も大手として続いているのだと思います。
③配属が希望通りにならないから
NECフィールディングでの配属先については、社員個人のスキルや適性、本人の希望等をふまえて決定するとしています(※)。ただ、配属先によっては異動や転勤の可能性があり、その点が配属が希望通りにならないという懸念を生む原因として考えられます。
若手社員194名を対象とした「初期配属が希望通りだったか」についてのアンケートでは、4分の3以上の社員が「そう思う・ややそう思う」と回答をしており、配属についての満足度は高い傾向にあるといえます。


ただ、配属に満足のいっていない社員もいるため、一定、成長やキャリア形成のための手段として、希望通りにいかない仕事でも引き受ける気持ちを持っておくことが大切となるようです。
※ NECフィールディング 新卒採用・募集要項
※ NECフィールディング 若手アンケート
アドバイザーからワンポイントアドバイス一人ひとりの希望を叶えても現場が正常に稼働できない
NECフィールディングのようなフィールドサービス系企業では、全国の拠点や保守需要に合わせて人員を配置するため、本人の希望よりも現場の稼働バランスが優先されることがあります。
たとえば、データセンター系を希望していた学生が、繁忙拠点のオンサイト保守に配属されるケースなどです。
また、入社時点ではスキルよりポテンシャル重視で配属が決まり、OJT前提で幅広い領域に振り分けられる点もミスマッチの一因です。
希望が通らないこともある! 志望理由は明確にしておこう
一方でITインフラ業界全体として、新卒一括採用+全国最適配置の流れは強く、DX人材需要の偏りから希望通りにならないことは一定起こり得ます。
不安な場合は、なぜその領域を希望するのかを業務レベルまで具体化し、面談で伝えることが重要です。配属はスタート地点なので、そこでの経験が次のキャリアの選択肢を広げることも多いですよ。
あなたが受けないほうがいい職業を診断しましょう
就活を進めていると、自分に合う職業がわからず悩んでしまうことも多いでしょう。
そんな時は「適職診断」がおすすめです。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強みや性格、価値観を分析して適職や適さない職業を特定してくれます。
自分の適職や適さない職業を理解して、自信を持って就活を進めましょう。
企業が発信している情報から実態を把握しよう
激務や社風、配属ガチャなどの噂について、具体的な数値や社員の声を参考にすることで、実態との違いを確認することができます。
自分が気になる企業について調べる際には、企業側が公式に出している資料やデータをもとに、正しい情報を読み解くようにしましょう。
アドバイザーからワンポイントアドバイス評価ポイントがわかりづらい点を知っておこう
記事以外で就活生として押さえておきたい点は、「仕事の成果や提供している価値が、ややイメージしにくい場合がある」という点です。
NECフィールディングの仕事は、新しいサービスを生み出すというよりも、企業や社会で使われているシステムが止まらないように維持し、必要に応じて対応することが中心です。
そのため、トラブル発生時に迅速に対応することや、問題が起きないように事前に対処することが評価される仕事です。
このような仕事は、「何も問題が起きない状態を保つこと」自体が成果になるため、目に見える結果としてはわかりにくいと感じる人もいます。
自分が何をしたいか・どこにやりがいを感じるのかを考えよう
一方で、自分の仕事が企業の業務や社会の仕組みを支えていると実感できる点は、大きなやりがいでもあります。また、顧客と長くかかわりながら信頼を積み重ねていく働き方も特徴です。
そのため、自分は仕事を通してどのような価値を提供したいのかという視点が重要になります。
就活生としては、「目に見える成果を積極的に出したいのか」「仕組みを支えることにやりがいを感じるのか」を考えることで、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi






3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/キャリアシンク・オフィス代表
Yoshinori Nomura〇IT業界・人材サービス業界でキャリアコンサルタントの経験を積む。培ったノウハウをもとに、その後はNPO支援団体として一般企業人の転職相談・就活生への進路相談を担う
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/2級キャリア技能士
Misako Sugihara〇石川県金沢市を拠点に15年にわたり就職支援に携わる。2年前からは転職支援も手掛けている
プロフィール詳細国家資格キャリアコンサルタント
Gaku Baba〇製造メーカーやITベンチャーの企業人事に従事する傍ら、キャリアエージェントとして数多くの転職希望者の支援も実施。幼児教育事業も展開するなど、幅広い年代のキャリア支援に携わる
プロフィール詳細