Q
就活生から人気の就職先はどこですか?
大学生から就職先として人気の企業を教えてください。
大企業や高収入な企業は人気が高そうだなと予想しているのですが、そのほか人気の企業にはどのような特徴があるのでしょうか。
※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています
知名度が高く規模が大きい企業
マイナビと日本経済新聞の両社共同で調査した2024年卒版就職企業人気ランキングによると、大学生に人気の企業は、文系では1位ニトリ、2位東京海上日動火災保険、3位JTBグループでした。理系では1位ソニー、2位味の素、3位三菱重工といったランキングでした。
どの企業も多くの人が名前を知っている大企業といえます。そして給与水準は企業規模と相関関係があり、企業の規模が大きくなるほど給料も高くなる傾向があります。
企業規模が大きいということはそれだけ「儲かっている」ので、その分社員への還元もしやすく、当然の結果といえるでしょう。また、人気の企業は福利厚生が充実していたり、職場環境が良く離職率が低い傾向があるともいえます。
「働きやすさ」が好循環を起こす
やはり「働きやすい」というのが会社を選ぶときの大事なポイントの一つですが、離職率が低いというのは、社員が気持ち良く働いており、続けてこの会社で働きたいと思えている人が多いということです。
そういう職場では社員が能力を発揮しやすいので、成果も挙がりやすく、成果が挙がれば会社が儲かり、会社が儲かると給料にも反映されるという好循環ができあがるわけです。
そのような企業は人気が集まり、多くの学生が応募します。多くの学生が応募するので企業は優秀な学生を選びやすくなり、優秀な学生がたくさん入社した会社はさらに成果を挙げやすくるのです。
知名度が低くても働きやすい「隠れ優良企業」もあります。一般に知られている優良企業は応募者が殺到するため、選考を突破できるか不安になりますよね。そのような人は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
こちらの記事では、大企業の定義や大企業で働くメリット、入社前に留意する注意点を解説しています。大企業を目指す人はチェックしてみてください。
知名度は低くてもベンチャー企業に注目する学生が増えてきています。人気のベンチャー企業を知りたい人は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
こちらのQ&Aでは、就活生に人気の業界についてキャリアコンサルタントが回答しているので、併せてチェックしてください。
人気ランキングは必ずしも企業選びの参考になるわけではない
「人気がある」こととあなたの就職はどう関連するのかを考えてほしいです。他人が選ぶ「人気」にはあなたの意思はまったく入っていないのに、それを知っても意味がないと思いませんか?
まず、企業の文理別の人気企業ランキングは定期的に就職情報サイトなどに掲載されています。しかし私はその情報はかなり一時的な情報に左右されるもので、あまり意味がないと考えています。
たとえば日本航空は2010年に一度経営破綻をしていますが、マイナビの人気企業ランキングでは破綻の前年である2009年に文系人気企業の5位にランクされています。
2017年に子会社が破綻した影響で1兆円近くの巨額赤字を計上した東芝も、2014年までは複数年続けて理系人気ランキングのトップ10に入っていたのです。
学生に人気なのは知名度が高く国内シェアが高い大手企業
報道される人気ランキングに入る企業は知名度があり、国内シェアの高い大手企業です。ここで企業名を上げることには意味がないと考えていますが、文系では旅行代理店や商社、理系では食品やICT、通信などのシェア上位企業が人気です。
しかし質問の本質的な回答としては、他人の人気など気にせず、あなた自身が気に入った企業を探すべきです、とお答えしておきます。
まずは自己分析を徹底し、自分が何をやりたいのか考えるのがベストです。以下の記事で自己分析の方法を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
やりたいことがわからない人は、以下の記事でやりたいことを見つける方法を解説しています。既卒・第二新卒向けの記事ですが、新卒の場合も参考になるので併せて確認してください。
就活で業界を絞るには自己理解と業界理解が不可欠です。以下の記事を参考に、後悔しないよう就職先を絞っていきましょう。
あなたが受けない方がいい企業を今すぐ知りましょう。
就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます。
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