面接でマスクは外すべき? コロナ禍就活でも好印象を残す秘訣

この記事のまとめ
- 面接でマスクはつけたままがコロナ禍就活の基本マナー
- 面接でのマスク着用の有無は事前連絡で確認しておこう
- マスクをしたまま面接をする場合は「話し方」と「表情」のコツを押さえることがカギ
新型コロナウイルス感染症の影響によって、現在はマスク着用が当たり前となりました。「面接でもマスクをつけた方がいいのかな」「どんなマスクをつけるべきかわからない」という悩みの声が多くの就活生から寄せられます。
これまでの就活マナーとは異なり戸惑う就活生が多いからこそ、面接官への好印象につなげるためには、面接でのマスクのマナーを正しく押さえることが大切です。
この記事では、キャリアアドバイザーの早川さん、柴田さん、鈴木さんのアドバイスを交えつつ解説します。面接を控えている人、マスクの着用に悩む人はぜひ実践してみてくださいね。
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面接でマスクをつけるときは印象面での配慮が大切
新型コロナウイルス感染症の流行により、マスクの着用が世間一般のマナーとなりつつある現在は、面接でもマスクをつける場面がほとんどです。マスクをつけると表情が見えづらかったり、声が聞こえづらかったりなどデメリットもあります。それを払拭するために、印象面での配慮が大切となってきます。
記事では、面接官への印象を良くするために、面接の場にふさわしいマスクの色や素材、形を解説します。あなたの受ける志望企業にふさわしく、そして自分の魅力を最大限引き出せるマスク選びができるようになりますよ。
そのうえで、他の就活生と差別化をして面接官に少しでも良い印象を残すための6つの事前準備と話し方のコツも説明します。「たかがマスクくらいで……」と思わずに、一つひとつ丁寧に対策をしていきましょう。
39点以下はアウト!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
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コロナ禍就活は「マスクをつけたまま」が基本マナー
新型コロナウイルス感染症の流行以前は、面接では基本的にマスクを外すことがマナーとされてきました。しかし、現在はコロナ禍。厚生労働省の新しい生活様式には、基本的感染対策として「マスクの着用」が記載されています。
そのため、コロナ禍における就活は「マスクをつけたまま」が基本マナーと言えます。もちろん、企業によって対応は異なる部分もありますが、特別な指示が無い限りは面接中もマスクをしたまま臨むようにしましょう。
感染防止への姿勢が見られないと、危機管理能力が低い学生や組織に順応できない我の強い学生と捉えられる可能性も否定できません。
マスクの着用以外にも、面接のマナー全体について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてくださいね。
面接マナーを攻略! 不合格を避ける基本からWeb対策まで完全網羅
アドバイザーコメント
鈴木 洵市
プロフィールを見るマスクを着用していないだけで評価が下がる場合もある
面接では、時節柄必ずマスクを着用して臨むように心掛けてください。
「マスクをして顔を隠すのは失礼なのでは」と不安になる就活生もいるかもしれませんが、マスクを着用したまま面接をおこなった場合でも、基本的に何か問題になることはありません。
また、マスクの着用が必須だと感じている面接官に当たった場合、マスクを着用していないだけで評価を下げてしまう可能性があります。これまで準備してきた面接対策の努力が無駄になってしまう恐れもあるので気を付けましょう。
面接でのマスク着用は状況に応じた対応をしよう
マスク着用が基本なものの、表情を見たいと思っている企業も中にはあります。
こうしたマスクを外して面接を実施したいと考えている企業については、面接開始時に企業側よりマスクを外すように促されるので、安心して面接に臨んでくださいね。「基本はマスクを着用し、アナウンスがあれば外す」と覚えておきましょう。
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面接のマスクの有無は事前に確認しよう
事前連絡をするとき | 日程調整の段階で確認する |
事前連絡できないとき | 面接の冒頭で断りを入れる |
コロナ禍の現在、面接中もマスクをつけたまま臨むことが新たな基本マナーです。とはいえ、面接のマスクの有無は事前に確認しておくことが大切です。
企業に対する配慮としてはもちろんですが、マスクの有無を確認することでその企業の採用スタンスなども見えてくるため、どのような心構えで面接に臨むべきか見えてきますよ。
- 今はコロナ禍でマスクが当たり前だと思うので、わざわざ聞かなくても良いと感じます。断りなしにマスクをつけていたら、面接官からの評価は下がりますか?
問題ないが、事前確認をするメリットはある
時節柄マスクを着用することは当然と言っても良い傾向にあります。そのため、面接中断りなしにマスクを着用することで評価が下がることはまずないので安心してください。
ただし「面接時のみマスク取り外しOK」という会社も稀にあるので、念のため「マスクはそのまま着用していてよろしいでしょうか」と事前確認を取ると良いでしょう。
事前連絡をするとき:日程調整の段階で確認する
面接のマスクの有無は、日程調整の段階で確認することがおすすめです。事前に連絡を入れて、マスク着用に関する不安を無くしておきましょう。
特に面接中はマスクを取る企業の場合、「パーテーションがあるのでマスクはできれば外していただきたいです」「冒頭で一瞬、お顔を見せてもらうかもしれません」などと事前に聞くことができていれば、身だしなみや心の準備をしておくことも可能です。
事前確認のメール例文
TO〇〇〇〇@theport.jp
CC△△△△△@portcarrier.com
件名【面接当日のマスクの有無について】〇〇大学 港太郎
株式会社〇〇
採用ご担当△△様
お世話になっております。
5月16日(水)14:30から一次面接に参加させていただきます、○○大学○○学部○○ 港太郎です。
本件は、表題の通り面接当日のマスクの有無についてご連絡させていただきました。
新型コロナウイルス感染症予防対策のため、当日はマスクを着用してお伺いさせていただきたいと考えておりますが、面接中のマスクの着用はどのようにすればよろしいでしょうか。
貴社としての方針がございましたら、ご教示いただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、何卒よろしくお願いいたします。
―――――――――――――――
港 太郎(みなと・たろう)
○○大学○○学部○○学科○年
携帯電話:080-○○○○-○○○○
メール:minato@○○○○○○.ab.jp
―――――――――――――――
もし、確認をするタイミングが前日や当日の朝になってしまう場合は電話で確認をしましょう。メールだと面接までに読まれない可能性があるため、時間が無いときは電話が確実で安心です。
電話の例文
お世話になっております。明日16日14時より一次面接に参加させていただく○○大学○○学部 港太郎と申します。
本日は、面接時のマスクの着用有無について確認をしたくご連絡させていただきました。採用ご担当者の○○様はいらっしゃいますでしょうか?
(採用担当者にかわる)
お世話になっております。明日16日14時より一次面接に参加させていただく○○大学○○学部 港太郎と申します。
本日は、面接時のマスクの着用有無について確認をしたくご連絡させていただきました。
明日の面接は、コロナ感染予防対策のため、当日はマスクを着用してお伺いさせていただきたいと考えております。面接中はどのように対応すればよろしいでしょうか。
電話でマスク着用の有無を訊ねる際は、忙しくなりがちな始業・就業時間間近、お昼休み前後の30分あたりは避けたほうが安心です。
また、最近の社内電話は携帯など固定でないものが多いため、先方が出ても移動中だったりします。必ず「今お話ししてもよろしいでしょうか」と相手の都合を確認しましょう。
事前連絡できないとき:面接の冒頭で断りを入れる
面接までにマスク着用の有無について確認をすることができなかったときは、面接会場にはマスクをつけて行き、面接の冒頭で断りを入れるようにしましょう。
マスク着用の有無について確認する流れの例
- マスクを着けたまま企業へ訪れる
- マスクを着けたまま受付などを済ませて入室し面接開始
- 「○○大学○○学部○○の港太郎と申します。本日はよろしくお願い致します。」と挨拶する
- 「感染症予防の観点から、本日はマスクを着用したままで問題ないでしょうか」と聞く
面接官の了承を得たうえでマスク着用をすると、自分と面接官がマスクに対する共通認識を得られるため、安心して面接に臨めますね。
- マスクを外して笑顔で話した方が印象が良くなると思います。マスクを外したい場合、それを面接官に聞いても良いのでしょうか?
理由を伝えたうえで聞くのはOK
接客・販売業やインストラクター職への応募など自然な笑顔が必須条件である場合や、口腔衛生関連業界の面接には、マスクを取ってアピールしたいときもあるでしょう。
そのような時は、面接開始時に「接客に最適の持ち前の笑顔を見てもらいたい」「歯並びの良さ、歯の手入れが行き届いていると伝えたい」など理由を先に伝えてから、マスクを少しだけ外してもよいか尋ねてみましょう。
許可を貰わずにいきなりマスクを外すと、どんなに良いアピールポイントであっても配慮が足りないと思われるかもしれないので気を付けてくださいね。
39点以下はアウト!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信を持っていますか?
少しでも不安に感じる人はたった3分で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”と“改善点”が明確になります。
もし39点以下を取ってしまった人は内定獲得には厳しいラインです。今すぐ診断で面接力をアップし、効率よく企業からの内定を手に入れましょう。
・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人
面接対策に最適!頻出質問の答え方を収録した回答集です。
面接のマスクを選ぶときの基本ルール
色 | 白や薄いブルーで無地が無難 |
素材 | 不織布がおすすめ |
形 | 立体マスクでも問題ない |
面接で着用をするマスクに明確なルールはありませんが、あくまでも選考の場ということを忘れてはいけません。スーツや髪型にもマナーがあるように、面接にふさわしいと言えるマスクの基本ルールが存在します。
もちろんマスクだけで合否が決まるとは限りません。しかし面接で話す内容が良かったとしても、顔の半分を覆うマスクが基本ルールに則っていないと、良い評価を得られないかもしれません。
必ず、面接のマスクを選ぶときの基本ルールを押さえて、面接官からマイナス評価を受けないように対策をしましょう。
色:白や薄いブルーで無地が無難
最近は、さまざまな色のマスクが流通していますが、面接で着用するマスクは、白や薄いブルーで無地のものが無難です。
黒色など濃い色は、面接官によっては派手な印象を持たれることもあるため、避けるようにしましょう。また、ワンポイントであったとしてもロゴやキャラクターのあるデザインは避けた方が安心です。
- 薄い色のマスクなら、ピンクやオレンジなど好きな色でも問題ないですか?
マスクは無難な白色がおすすめ
マスクの色については、できる限り無難な色選びをしてください。薄い色でも、ピンクやオレンジはオシャレの為に色付け加工がされているマスクです。
一時のマスク不足の時は仕方がありませんでしたが、現在はマスクも潤沢に入手することができます。
面接で白色のYシャツを着用するように、マスクもできる限り白色を選ぶことをおすすめします。
素材:不織布がおすすめ
素材は、市販されている不織布が最もおすすめです。他にもウレタン、布地などを選んでも基本的には問題ありませんが、飛沫対策の観点から不織布以外の素材に抵抗を感じる面接官もいます。不安であれば不織布を選びましょう。
避けるべき素材としては、フォーマルな印象になりづらいものです。レースやデニム、ニット、革などは避けましょう。
マスクを発売しているメーカーやアパレル業界の面接では、マスクの色や柄などで多少個性を出しても良い傾向にあります。
また、アパレル業界などでファッション自体が審査項目の1つになるような業界については、マスクもファッションの一部として、服装と統一感のある選び方を心掛けましょう。
形:立体マスクでも問題ない
マスクの種類
- 平面マスク(ガーゼマスク)
- プリーツ型マスク
- 立体型マスク
マスクの形状は大きく分けて3つのタイプがあります。基本的にどの種類のマスクをつけても問題はありません。
最も一般的なのはプリーツ型マスクです。また、立体型マスクは、マスクと口元に空間ができるため、息苦しさや喋りにくさが緩和されますよ。
面接のマスクを選ぶときに意識するべき2つのこと
面接のマスクを選ぶときに意識するべき2つのこと
- 企業の雰囲気に合わせてマスクを選ぶ
- 自分の顔に合っているかサイズを確認する
面接のマスクを選ぶときの基本ルールを押さえたうえで、さらに意識するべき2つのことがあります。
マスクは細かな点ですが、顔の半分ほどを覆うため面接官があなたに抱く印象は大きく変わってきます。この2つを意識すると、マスクでマイナス評価を受ける可能性をグッと抑えることができますよ。
①企業の雰囲気に合わせてマスクを選ぶ
就活においてスーツや髪型にはある程度決まった形があるため、選びやすいですよね。マスクは多種多様なため、いわば私服面接のような難しさがあります。
たとえば服装などのルールが厳しい企業であれば、マスクも白の無地などシンプルなものが好まれ、自由な社風の企業であればマスクの自由度も高かったりと、企業の雰囲気によって適切なマスクは異なります。
事前に社員がどんなマスクをつけているか確認し、企業の雰囲気に合わせてマスクを選ぶことで、その企業にマッチした印象となるようにしましょう。
その企業の説明会やインターンシップに参加して社員のマスクを確認したり、OB・OG訪問でマスクについて聞くなどもおすすめです。
服装などの自由度が高い会社の場合は、社員が柄物のマスクをつけている場合もあるかもしれません。
だからといって就活生がその会社の説明会や選考に参加する時に柄物のマスクを着用することはなるべく控えましょう。
業界によっては不織布マスクが必須の場合もある
マスクの素材として、不織布のほかウレタンなどでも問題ない企業もあります。しかし、業界によっては感染防止の観点から不織布マスクが必須の場合もあるため注意が必要です。
必ず不織布マスクをするべき業界としては、医療業界が挙げられます。病院によってはマスク着用をしないと院内に入れないところもある通り、感染症対策を徹底するという意味でも飛沫量のカット率の高い不織布マスクをして面接に臨みましょう。
医療業界以外においても、面接の際は特別な理由がない限り不織布マスクをしていくことがおすすめです。どこの業界にも布製やウレタンのマスクに抵抗がある人は一定数います。
マスクに対する認識は人それぞれで、どのような考えを持った面接官に当たるかわからないため、誰もが抵抗のない不織布のものを着用すると安心ですね。
②自分の顔に合っているかサイズを確認する

マスクは顔の下半分を覆います。メラビアンの法則があるように、面接時は「見た目の印象」によって評価が左右されることもあります。そのため、視覚情報である表情が良く見えるように、自分の顔に合っているかサイズのマスクであるか確認しましょう。
メラビアンの法則とは?
言葉の内容と表情、声のトーンなどが矛盾をしてメッセージが発せられたとき、人は「視覚情報:55%」「聴覚情報:38%」「言語情報:7%」という割合で影響を与えていることを示した心理学上の法則のこと。
大きすぎても表情が見えませんが、小さすぎても口元の空間が少なく話しづらくなってしまうため、ジャストサイズを選んでくださいね。

引用:一般社団法人 日本衛生材料工業連合会「マスクの効果と選び方編」
マスクの大きさについては、スーツのフィット感と同様に着こなしが面接時のイメージに影響します。
小さい場合は、面接中に鼻を出した形でのマスク着用となり、大きい場合は、回答中にズレをなおす作業に目を取られてしまうため、自分の顔の大きさに合ったマスク選びが重要です。
39点以下はアウト!面接を受ける前に面接力を測定しよう!
内定獲得のためには、面接での印象が大きなポイントとなります。あなたは自分の面接に自信を持っていますか?
少しでも不安に感じる人はたった3分で面接力を把握できる「面接力診断」を活用しましょう。簡単な質問に答えるだけで、“あなたの強み”と“改善点”が明確になります。
もし39点以下を取ってしまった人は内定獲得には厳しいラインです。今すぐ診断で面接力をアップし、効率よく企業からの内定を手に入れましょう。
・面接でなぜ落ちたかわからない人
・自信を持って、面接に臨みたい人
面接対策に最適!頻出質問の答え方を収録した回答集です。
マスクをつけた面接に臨むための6つの事前準備

マスクをつけて面接に臨むためには、事前におこなうべき準備が6つあります。今から解説する6つの事前準備をしっかりと押さえて、不安をなくし万全の状態で面接に臨むようにしましょう。
「普段からマスクをつけて生活しているから問題ないだろう」と考える就活生もいるかもしれません。しかし、面接は選考の場。自分を面接官に最大限アピールできるように事前準備をしてくださいね。
マスクに限らない面接全般の準備はこちらで解説しています。面接前に併せて確認しておきましょう。
面接の準備完全版|あなたを最大限に魅せる17の土台作り
①予備のマスクを用意しておく
面接当日は何が起こるかわかりません。面接直前に「マスクの紐が切れてしまった」「マスクが汚れてしまった」など不測の事態に陥る可能性も十分にあります。
予備のマスクを用意しておけば、サッと取り換えるだけで済みます。慌てて買いに行く手間も防げるため落ち着いて面接に臨めますよ。
②メガネが曇らないように対処しておく
メガネをつけている就活生は、面接中にマスクによってメガネが曇らないように対処しておきましょう。メガネが曇ってしまうと、自分自身だけでなく面接官もそこに意識が向いて面接に集中できないかもしれません。
メガネに曇り止めを塗ると安心して面接に臨めます。もし曇り止めを買う時間が無いという人は、警視庁が公表するマスクを付けてもメガネが曇らない方法を参考にしてくださいね。
マスクを付けてもメガネが曇らない方法
- マスクの上部を内側に折り曲げる
- マスクの内側に四つ折りにしたティッシュを添える
- もし面接の途中でマスクのせいでメガネが曇ってしまったらどうすれば良いですか?
自然な流れで拭いてもOK
面接中にメガネが曇った状態で話を続けると面接官に違和感を抱かれてしまいます。
また、無理にそのまま話を続けると、マスクで顔の下半分が隠れているうえに目元まで見えなくなるため、面接官にほとんど顔を覚えてもらえないかもしれません。
そのため、自然な流れでメガネを外したり拭いたりすることをおすすめします。ただしあくまでも面接の最中のため、あまり念入りになりすぎて話が長時間中断してしまうことがないように気をつけてください。
③顔に髪がかからないヘアスタイルにする
コロナ禍以前から就活で髪型は大切ですが、マスクを着用する現在は表情の見える髪型の重要性が増しています。
ただでさえマスクで顔の半分が隠れてしまう中、さらに髪の毛で顔が見づらいと面接官の印象に残らなくなってしまいます。髪型にはくれぐれも注意して、なるべく表情が相手にわかるようにしましょう。
繰り返しになりますが、マスクは顔の下半分を隠しているため、面接官は就活生の表情が読みづらくなってしまっていますね。隠していない顔の上半分、つまり目や眉毛がよく見えるように髪がかからないヘアスタイルにしましょう。
男性であれば前髪を眉と同じ高さにしたり、おでこを出すようにセットすると表情がよく見えます。 女性であればななめに分けてピンで留めたり、眉と同じ高さで横に流すようにしましょう。
④顔が見えないため、目元をひと工夫する
マスクで顔の下半分が隠れているため、面接官の視線は顔の上半分である目や眉毛に向きやすくなります。そのため、男女ともに眉毛を綺麗に整えておきましょう。眉毛ひとつで目元の印象が大きく変わってきます。
自分で眉毛を整えることが不安な人は、眉毛サロンや理容室に行くと整えてもらえますよ。
マスクをしているからこそ目元が目立ちます。メイクをする人は、華美なアイシャドウは避けるようにしましょう。
また、目元だけで明るい印象を与える必要があるため、ビューラーを使ってまつげを上向きにして瞳に光を取り込み、つけすぎない程度にマスカラを用いてカールさせると良いですね。
⑤マスクを外す可能性もふまえて身だしなみを整える
面接では、「一瞬マスクを外して顔を見せてください」と面接官から言われる可能性もあります。またお茶を出されて飲む場面もあるかもしれません。つまり、マスクを外すタイミングが来ても良いように、マスクで隠れている鼻から下の身だしなみを整えておくことが大切です。
メイクをする人であれば、口元にもファンデーションや口紅をつけておきましょう。また髭が生えている人は剃っておくと安心です。
さらに、マスクの下は意外と蒸れて汗をかきやすいです。鼻の頭や鼻の下、顎に汗がついている場合は、面接前にハンカチで吹いて清潔感を保ってくださいね。歯も磨いていき、最低限の身だしなみは必ず押さえましょう。
面接中など企業でマスクを外すタイミングがあるとき、マスクをテーブルに置くことは避けてください。衛生面から不快に感じる面接官もいます。
必ずマスクケースや手持ちのカバンに入れてくださいね。
⑥面接直前にマスクの汚れやつけ方を確認する
面接直前には、マスクが汚れていないか、つけ方に問題ないかを確認しましょう。朝からつけているマスクだと、食べ物のシミがついていたり、毛羽立ちが目立ってしまっているかもしれません。
また、マスクから鼻が出ている就活生も中にはいます。気にしない面接官もいるかもしれませんが、正しくマスクを着用できていないとそれが気になってマイナス印象になったり話の内容に意識を向けられないかもしれません。マスクは相手への配慮ということを忘れないでくださいね。
面接直前のマスクのチェックリスト
- マスクに汚れがついていないか
- マスクの毛羽立ちが目立っていないか
- 耳のゴムが伸びていないか
- 鼻までつけているか
アドバイザーコメント
柴田 登子
プロフィールを見る事前に装着感を確認し最適なマスクを選んでおこう
面接のときに着けていくマスクは、必ず事前に装着感をチェックしてください。
まずはサイズに気を配りましょう。大きすぎるものを用意して顔からはみ出ると、子どもっぽい印象を与えてしまいますし、小さすぎるのもなんとなく違和感を持たれやすくマスクに目が行ってしまいます。
また、マスクは物によって、内側に水滴がつきやすかったり、眼鏡をかけた時に曇りやすかったりします。これらを事前にチェックしておきましょう。
面接官目線で見られ方の確認も忘れずに
マスクをつけた顔がどのように見えるのか、事前にしっかり鏡を見ておくのも良いですね。同じ白でも比較的顔が明るく見えるもの、顔が引き締まって見える形のものなど、数種類を比較しておくのがベストです。
長時間話していると口にマスクの布が貼り付いてしまい、話しにくくなってしまうマスクもあります。面接時間が長めに設定されていたり、自分が話す場面が多そうだと予想されたりするときには、立体型などの口元にマスクがつきにくいものを選ぶようにしましょう。
マスクがあるから話しにくい、アピールしづらいと思うかもしれませんが条件はみんな同じです。むしろ他の人よりも念入りに準備し、周りと差をつけましょう。
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マスクをつけた面接で好印象を残すコツ
マスクをつけると表情が見えにくくなるため、印象面での配慮が必要です。表情が見えにくいからこそ、声や表情、身振り手振りを工夫しなければ、あなたの人柄が伝わりにくくなってしまいます。
今から解説する、マスクをつけた面接で好印象を残すコツをぜひ実践してみてください。マスクをつけているからこそ意識するべき内容となっているため、一つひとつ実践し周囲を一歩リードしましょう。
普段よりもはっきり大きめな声で話す
マスクをつけた人の声は、こもってしまって聞こえづらいと感じたことがある就活生も多いのではないでしょうか。マスク着用により口の動きが見えないことや、マスク着用により音声自体が影響を受けるため、普段よりもはっきり大きめな声で話すようにしましょう。
口を普段よりも1.5倍ほど大きく開けることと腹式呼吸を意識すると、声が通りやすくなります。もし、面接官から聞き返されても焦らずに対応してくださいね。
また、面接官からの質問が聞き取れないときは「申し訳ございません。聞き取れなかったためもう一度お伺いしてもよろしいでしょうか」と丁寧にお願いしましょう。
マスク着用時は少し大きい声を出す必要がありますが、ただ大きな声を出せば良いということではありません。
マスクの下で口をあまり開かないまま大きな声を出すと、かえって聞き取りづらくなるため、口をしっかり開いて相手に声を届けることを意識してくださいね。
声に抑揚をつける
マスクをつけた面接では、表情が読み取りづらいです。そのため、強弱のない話し方をすると面接官は学生の話のどこに力点があるのか判断が難しく、内容を理解しにくくなってしまうかもしれません。
声に抑揚をつけたり、ワントーン高い声で話すようにしましょう。抑揚をつけるためには、面接官にどこを最も伝えたいのか、あらかじめ面接で話す内容を整理しておくことが大切です。
大切なキーワードを伝えるときには、その前後に「間」を置きましょう。
「私は(間)粘り強さ(間)これを強みとしています」と前後の単語と少し感覚をあけ、キーワードをゆっくりと話すと、声を大きくしなくても強調ができ、しかも印象に残りやすくなります。
顔全体で笑顔を作る
マスクをつけているからこそ、それでもでもわかるように表情を工夫できるかどうかが大切です。「目は口程に物を言う」ということわざがある通り、面接官に自分の思いを伝えるためには目の表情を意識しましょう。
マスクで見えない口元もしっかりと笑うようにして、目じりが下がるように顔全体で笑顔を作るとあなたの人柄が面接官に伝わりやすくなります。同時に、眉毛の動きも意識して、眉毛の上げ下げもするとマスクをつけていても豊かな表情になります。
顔全体で笑顔を作るには、口角を常にあげておくことがコツです。また口元が見えないため、真剣なまなざしは逆に目つきが悪いという印象を抱かれる可能性もあります。事前に鏡を見てマスクをつけた状態の笑顔作りの練習をしてください。
アイコンタクトやジェスチャーを忘れない
マスクをつけた面接では、アイコンタクトやジェスチャーを忘れないようにしてください。特に面接官が複数いるときは、面接官の目をしっかりと見ましょう。
繰り返しになりますが、マスクをつけていると表情がわかりづらいです。そのため、話しをしている面接官としっかりとアイコンタクトを取り、「話を聞いていますよ」「あなたの話に興味がありますよ」といった意思表示をしましょう。
面接は選考の場であり、コミュニケーションの場。身振り手振りやジェスチャーをつけて、話しの強調したい部分や自分の理解度を伝えることはコミュニケーションを円滑にします。
相手の目を見ることが苦手な学生は、面接官の目の近くの部分を見るようにしましょう。たとえば眉や鼻の上の部分を見れば、面接官もあなたとアイコンタクトがとれていると感じるはずです。
あいづちは大きめにする
マスクをつけた面接では、通常の面接よりも表情やリアクションがわかりづらいです。
面接官が学生に対してなにか説明をしたときに、反応がないと「この学生は話を理解しているのかな」「話を聞いているのかな」と不安になってしまいます。
マスクをしている面接では、うなずきやあいづちの回数を増やし、大きめにすることで話を聞いている意思表示をしましょう。
話を聞いているとアピールすることに一生懸命になりすぎて、うなずきやあいづちのタイミングが話す人の言葉のタイミングとずれている人がいます。
単語の真ん中でやみくもにあいづちを打つと「ちゃんと最後まで聞いていない」と言う印象を抱かれてしまうため、話の区切りや間のタイミングを狙うように心掛けましょう。
Web面接のときはマスクを外して面接に臨もう
対面の面接ではマスク着用が新たなマナーですが、オンラインで受けるWeb面接はマスクを外すのが基本です。面接官は学生の話す内容だけでなく、表情を含めた話し方などで総合的に人物評価をしています。
Web面接は多くの就活生がマスクを外して臨みます。そのため、マスクをつけてWeb面接に臨んでしまうと、他の就活生の表情はいきいきとわかりやすい一方で、あなたの表情は目元しか見えないためプラスの評価は得づらくなってしまうでしょう。
さらに、Web面接は通常の面接よりも音声が聞き取りにくいため、円滑なコミュニケーションを取りたいと考えるのであればマスクを外したほうが良いですよね。
カフェなど人が周囲にいる場所で面接を受ける場合、マスクを外して面接中に店員に注意されるのは避けたいですよね。Web面接を実施して良いか、先に事前確認をしておきましょう。
面接でのマスクは基本マナーと話し方を押さえて合格を掴もう!
ここまで解説してきた通り、面接でマスクを着用する際には印象面での配慮が大切です。
面接でのマスクの有無について事前に確認したり、話し方にも気を遣ったりと、面接官への配慮を心掛ければ好印象につながります。
面接でマスクをつける際は「たかがマスク」と侮らずに、マスクは相手への配慮ということを念頭に置いてください。そして、今回解説した面接でのマスクの選び方や話し方のコツを実践して、不安をなくして面接に臨み合格を掴みましょう。
アドバイザーコメント
早川 峻
プロフィールを見るマスク着用だからこそ注意すべきポイントへの配慮が欠かせない
面接でマスクを着用する際のポイントについては理解できましたか。以前は面接時にマスクをつけると面接官に失礼だと言われていましたが、コロナの影響で完全に逆になってしまいました。
ここまでの記事を読んでわかる通り、マスクを着用することで注意すべきポイントはたくさんあります。特に相手が抱く印象については注意が必要です。面接官もマスクをつけている場合、お互いの顔の下半分が隠れてしまうわけなので、スムーズなコミュニケーションが難しくなります。
また自分が思っている以上に表情が相手に伝わらなかったり、声が聞こえなかったりします。面接官もこうした難しい状況であなたの表情を読み取ろうとしているのです。
面接官に「伝える」ことを意識しよう
面接ではどれだけ良い話ができても、また自分の表情が良かったとしても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。マスクを着用していても相手に良い印象を残せる、今回の記事でまとめたポイントを十分に確認して面接に望んでくださいね。
マスクがいらない世の中になって、皆さんが笑顔で社会人生活を送れるようになることを切に願っています。
39点以下は危険!あなたの面接偏差値を診断しよう
面接に対して不安を抱いている人は多いです。「他の就活生より準備不足じゃないかな」と気になりませんか。
そんな時は、あなたの面接偏差値を診断できる「面接力診断」がおすすめです。面接力診断を使えば、簡単な質問に答えるだけで自分の弱みとその対策を解説付きで把握できます。
今すぐ活用して、志望企業の面接を突破しましょう。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
この記事にコメントしたアドバイザー
早川 峻
アナザーストーリー代表取締役/セブ留学アカデミー運営 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号21009815)/TOEIC955点 SNS:Twitter/note
続きを見る柴田 登子
libero firm代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16034907)/2級キャリアコンサルティング技能士(第21S17401472号)/公認心理師(登録番号:55348)/トーストマスターズインターナショナル日本語スピーチコンテスト全国1位(2013、2019年) SNS:Facebook
続きを見る鈴木 洵市
ブルーバード合同会社代表取締役 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号21041822) SNS:Instagram/Facebook
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