この記事のまとめ
- 「第二新卒はやばい」は誤りであり、対策すれば希望の企業に転職可能
- 企業は第二新卒を採用することに不安はあるがメリットも見込んでいる
- 選考では早期退職に至った背景を自責思考で説明することが重要
今第二新卒という肩書をどのように感じているでしょうか。「やばい人だと思われるのではないか」「歓迎してくれる企業はあるのだろうか」というように、早期に会社を辞めたことに引け目を感じて、自信が持てない状況の人は少なくないですよね。
たしかに新卒で入った会社を早期に退職するリスクは大きく、世間からのイメージも必ずしも良いとは言えません。しかし、転職に成功している元第二新卒の社会人は大勢います。第二新卒をひと括りにしてやばいというのは間違いです。
この記事では、キャリアアドバイザーの永田さん、三好さん、平井さんのアドバイスを交えつつ第二新卒の実態と転職活動を成功させるコツを解説します。第二新卒に対するマイナスなイメージを払拭する方法を習得しましょう。
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やばいかどうかは自分次第! 第二新卒はキャリアの再構築が可能
確かに第二新卒が一概に「やばい」というわけではありませんが、「第二新卒が良くないなんて考えは古い」と両断するのは危険です。むしろ、やばいと思われる理由に向き合うことが、第二新卒の就活を成功させるヒントとなります。
この記事では、第二新卒のやばいイメージを形成している原因を、第二新卒視点と、企業視点からそれぞれ明らかにします。そのうえで、第二新卒として転職活動を成功させる方法を解説します。
社会人経験が浅いという、一見すると弱点であるような第二新卒の特徴は、キャリアを再構築するという点で大きな強みです。強みを余すことなく発揮するためにも、第二新卒に対する理解を深めましょう。
- 実際、第二新卒ってやばい存在だと思いますか?
前職をやめた理由によって評価は分かれる
「やばい」にはいろいろな意味が含まれると思いますが、考えが甘すぎる、非常識だと思うかどうかという意味だとすると、前職を辞める理由次第、と言えるでしょう。
辞める理由によってはそのように思うでしょうし、また、そのように思わない場合もある、ということです。
1社目で社会人基礎力、ビジネスマナーなど、組織で活躍するための基本の力を培っていると考えられる第二新卒は、企業によっては新卒よりも即戦力として期待する存在にもなり得ます。
第二新卒の転職の方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて参考にしてくださいね。
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そもそも第二新卒とは?
第二新卒という用語を、離職や転職を意識し始めたときに初めて知った、という人は多いのではないでしょうか。世間にはそこまで浸透していませんが、転職市場ではよく耳にする言葉です。実際どのような人たちを指すかというと、以下のように定義されます。
第二新卒とは
一般的に、大学を卒業後、新卒で入社した会社を数年のうちに離職、もしくは在職しながら転職活動をおこなっている求職者。求人をおこなっている企業ごとに定義に多少違いがあり、ざっくりと20代若手を指すこともある。
新卒の会社から離職するまでの期間は、3年以内と定義することが多いです。3年以内に辞めるとなると、辞める決断をするには早すぎると思う人も少なくありません。
大前提として、早期退職という事実が、第二新卒の良くないイメージにつながっているケースがあることを押さえておきましょう。
第二新卒の定義は、卒業後の就業年数が2〜3年程度経ち離職した人という認識が一般的ではないかと思います。企業の採用のスタンスにもよりますが、大卒であれば24~25歳で、大学院卒であれば26~27歳あたりですね。
第二新卒の定義について、詳しくはこちらの記事で解説しています。自分が第二新卒に該当するかどうかチェックしてくださいね。
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既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
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転職市場における第二新卒の実態
第二新卒がやばいというと、余程無謀なことをしている人や、常識から外れたことをしている人のように聞こえてしまいます。しかし実際、第二新卒は珍しい存在ではありません。
ここでは転職市場における第二新卒の実態を理解して、第二新卒がやばい存在なのかということを検証していきます。
第二新卒の割合
厚生労働省が集計している新規学卒者の離職状況で、第二新卒の数と割合を確認することができます。
令和3年大学卒業者を例に挙げると、437,277人の就職した人のうち152,430人が3年以内に離職しています。これは割合にすると、令和3年に大学を卒業して就職した人の34.9%です。
約3人に1人が3年以内に離職していると考えれば、第二新卒が珍しい存在ではないことがわかります。
企業における第二新卒の採用状況
転職サイトの募集要項では、社会人経験4年以上や、法人営業経験3年以上のような応募条件が記載されている場合があります。このような企業は条件からわかるように、第二新卒の採用に積極的ではない可能性が高いです。
しかし一方で、第二新卒可・第二新卒歓迎という文言もよく目にします。第二新卒を積極的に採用している企業も多数あります。
アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る第二新卒を採用する企業は増加傾向にある
民間人材会社の調べでは、2009~2013年の転職決定者数の平均を1とした場合、2019年の20~24歳の転職決定者数は4.4倍に、2020年は3.46倍になっています。全体の転職決定者数は2019年で2.72倍、2020年で2.0倍ですから、20~24歳の転職決定者数の伸びは際立っています。
20代向けの転職サイトでは、総合商社、金融、大手メーカー、ディベロッパーなどの会社も求人を出しています。
第二新卒に対する不安を解消させられるような姿勢が重要
新卒採用だけでは採用予定数がまかなえないこと、新卒入社でも3年以内に3割が退職する現状をターゲットに採用計画を立てていることが、第二新卒採用拡大につながっていると見て良さそうです。
ただ第二新卒に対する企業の不安は、解消されたわけではありません。結果として最初の職場が合わなかったとしても、在籍中に何を身につけたのか、応募先で何をしたいのかは明確に伝える努力が必要です。
第二新卒で大手企業を狙いたい人は、こちらの記事で対策方法や第二新卒で応募できる大手企業を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
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既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
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強みを活かそう! 第二新卒になるメリット
強みを活かそう! 第二新卒になるメリット
- 就職活動の反省を転職活動に活かしやすい
- ポテンシャル重視の中途採用で受かりやすい
- 即戦力としてのプレッシャーが少ない
新卒で入社した会社をやめようと考えている人の中には、周囲の人から「すぐ辞めるのはもったいない」「3年は続けた方が良い」と反対されることも多かったかもしれません。もしくは、やめる本人自身が、早期退職することに対して、情けなさや後ろめたさを感じることもありますよね。
しかし、早い段階から転職活動を始めることで、得られるメリットがあるのも事実です。ここでは、第二新卒として転職活動をおこなうメリットとなる側面を解説します。転職しようか迷っているという人は、デメリットの側面と併せて参考にしてください。
①就職活動の反省を転職活動に活かしやすい
第二新卒者にとって、就活をしていた過去はつい最近の出来事ですよね。就活を振り返り、もっとこうすれば良かったと後悔していることもあるでしょう。
就職活動と転職活動は共通する部分が多いため、反省を活かせる場面が多々あります。たとえば、面接前にもっと企業研究をしておけば良かったという後悔が残っていれば、転職活動で活かすことが可能です。
就活をしていた記憶が古くなればなるほど、当時の記憶も薄れていきます。記憶が鮮明なうちに動き出すことで、選考対策の経験を活かしやすいのです。
②ポテンシャル重視の中途採用で受かりやすい
中途採用の募集要項では、第二新卒歓迎、もしくは未経験歓迎と掲げる企業も少なくありません。また、応募条件を30歳以下というように、若手に限定している場合もあります。
このような企業では、経験やスキル、実績よりも、求職者の人柄や素養などのポテンシャルを重視する方針で採用をおこなっています。そのため、若くて経験が少ない第二新卒は、ポテンシャルの高さをアピールできれば採用されやすいといえます。
若くて経験が少ない第二新卒は、経験に基づく仕事への先入観や思い込みが少ないと考えられています。新しいことを受け入れる素直さがあり、柔軟に吸収する人材は、高いポテンシャル評価を得られるでしょう。
③即戦力としてのプレッシャーが少ない
30代以降の中途採用は、前職で培ったスキルや実績を重視される傾向にあります。この場合、入社後はすぐに経験を活かして即戦力として働くことが期待されています。
一方で、第二新卒はポテンシャル重視で採用される場合がほとんどです。企業としても、第二新卒が入社して一定期間は、育てることに注力する前提で採用をおこなっています。
つまり、第二新卒の教育期間は、仕事を覚えることに集中させてくれる企業が多く、すぐに即戦力の活躍が期待される採用に比べると、プレッシャーが少ない点がメリットといえるでしょう。
やばいって本当? 第二新卒になるデメリット
やばいって本当? 第二新卒になるデメリット
- 即戦力を求められる中途採用では受かりにくい
- 働くことへの意欲が低そうと不安視される
- 金銭的に厳しい転職活動となることも
メリットが多い第二新卒ですが、やばいと言われるだけあってデメリットも大きいのが事実です。第二新卒である以上、ここから解説するデメリットを覚悟したうえで、転職活動をおこなっていかなければなりません。
また、新卒で入社した会社に在職中で、退職しようか迷っている人は、転職で叶えたいことと天秤にかけて、デメリットと向き合いましょう。ここでは、デメリットを軽減させる方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。
①即戦力を求められる中途採用では受かりにくい
入社してすぐ即戦力としての活躍を求められる中途採用では、仕事に必要なスキルがすでに備わっていることが前提にされがちです。また、目に見えてわかる実績が多いと有利になるなど、仕事における経験をアピールしなければなりません。
入社してから間もない第二新卒は、スキルを身に付ける途中段階であったり、成果を上げる機会がまだ少ないという人がほとんどですよね。そのため、即戦力を求められる中途採用では受かりにくくなっています。
一方で先に解説したとおり、前職での経験よりもポテンシャルを重視する採用は、第二新卒が有利な採用といえます。各企業の採用方針がどちらに該当するかは、採用サイトの募集要項や応募条件などから、確認することができますよ。
第二新卒は中途採用枠と同様に、新卒採用枠での応募も可能な場合があります。新卒採用枠で応募する際は、新卒の学生と同じ土俵に乗るということ。
社会人経験のない新卒を採用する意向が強い企業に、社会人経験のある第二新卒がどのように強みを伝えることができるか。戦略を立てて臨む必要があるでしょう。
②働くことへの意欲が低そうと不安視される
第二新卒に対して、早期に仕事を辞めたという点からマイナスなイメージを抱いている人は少なくありません。家族や友人、そして転職活動で出会う採用担当者などから、「働くことへの意欲が低くて忍耐力がない」「転職しても長続きしないのではないか」と懸念を持たれることもあります。
そのため、選考の過程で、またすぐに辞めるのではないかという採用担当者の不安を払拭するようなアピールが有効です。アピールの方法は後述していきます。周囲の理解が得られるかどうか悩んでいる人も、伝え方のコツは同じなのでぜひ参考にしてください。
- 新卒で入社した企業から転職したいのですが、内定をもらったときにお祝いをしてもらったというのもあって、両親や親戚に合わせる顔がありません……。
理解を得られるように転職理由をしっかりと掘り下げて説明しよう
大変責任感が強いですね。転職したい気持ちが本物なら、両親や親戚にきちんと転職理由を説明してみましょう。
入社した会社の何が思っていたことと違うのか、どこまで努力したのか。ここで退職するとして、在籍中に経験したこと、習得したことは何か。
新しい会社では何を実現したいのか。新卒就活を振り返って反省点を整理し、転職活動ではどう活かせると思っているのか。
などなど、1番身近な人たちの理解を得る説明ができれば、転職活動で採用担当者に「なるほど」と思ってもらえる可能性も高くなります。
③金銭的に厳しい転職活動となることも
入社後3年未満で退職をした場合、退職金が出ない企業がほとんどです。また、社会人歴が少ない分、まだ貯金も貯められていない人も少なくないでしょう。これらの状況から、離職期間が長いと、金銭的に厳しくなる可能性が考えられます。
金銭面に余裕がないという人にとっては、在職しながら転職活動をおこない、離職期間を0日にして、収入がない月を最短にするのが理想的です。この場合、在職しながらの転職活動で、体力的に厳しい側面もあります。また、面接日の調整が難航することも懸念されます。
しかし、離職期間が長引いて、金銭的に余裕がなくなり、焦りから決断を急いでしまえば、入社した会社とのミスマッチを繰り返すことになりかねません。親に相談して援助してもらったり、計画的に節約するなど、あらかじめ対策を立てる必要があります。
アドバイザーコメント
三好 真代
プロフィールを見る転職前に自分を客観的に振り返ろう
初めて社会人として働き始めたころ、あなたは新しい仕事にどんな気持ちで取り組んでいたでしょうか。そのときのあなたは、今のあなたの姿を想像していたでしょうか。
現職で経験した事実を客観的に振り返りましょう。自分の感情と切り離して振り返ることがポイントです。そしてその事実を通してどのような自分自身に気づき、どのような自己成長が確認できるでしょうか。社会人を経験する前と経験した後を比較し「自分の変化」を確認しましょう。
自分の経験をどのように捉えるかがポイント
今の会社で経験してきたすべてのことは、今の会社に入社したからこそできた経験です。その経験を「どのように捉えるか」が、転機に遭遇しているあなたの方向性を定める重要な判断材料となります。そしてその「捉え方」はあなたが自由に決めることです。
もし今の場所で十分に試行錯誤した、やれることはやった、今の環境では自分の未来が想像できないと感じるなら、次のステージに向けた準備が進んでいると考えても良いでしょう。
しかしもしそうでない場合は、第二新卒のメリットを活かしきれない可能性があります。転職して実現したいことは何か。なぜ今の場所ではそれができないと言えるのか。自分自身と十分に対話を重ね、後悔のない選択をしましょう。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。
これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。
また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。
既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。
やばいと思われるのはなぜ? 第二新卒が抱かれやすいマイナスイメージ
やばいと思われるのはなぜ? 第二新卒が抱かれやすいマイナスイメージ
- 何をやっても長続きしなさそう
- 向上心が低そう
- 主体性がなさそう
- マナーが身に付いていなさそう
- コミュニケーション能力に問題がありそう
- 即戦力にはならなさそう
第二新卒が一概に「やばい」とは言えないものの、マイナスイメージを抱かれやすいのも事実。早期離職となる応募者に対して、離職理由を聞く前から、ネガティブな印象や懸念を抱く採用担当者も少なくありません。
ここからは、第二新卒が抱かれやすいマイナスイメージを解説していきます。選考でこれらのイメージに該当しないことをアピールできれば、「第二新卒はやばい」という印象を払拭できます。選考対策の準備として、まずは第二新卒に対する客観的な評価と向き合いましょう。
①何をやっても長続きしなさそう
最初の会社をすぐに辞めたということは、「辞めることに対するハードルが低く、何をやっても長続きしなさそう」「転職してもすぐに辞められてしまうリスクが高い」と思われるケースがあることは覚悟しておく必要があります。
入社してもすぐに退職するという事態は、採用担当者がもっとも回避したいことです。そのため、選考において、志望企業で長期的に働く覚悟を見せることが重要となります。
企業にとっては1人を採用するのも大変なことで、重大な決断として内定を出します。それなりにリソースを割いてやっと人材を確保するので、すぐ辞められてしまうと、採用担当からすると精神的に辛いという側面もあります。
②向上心が低そう
業務内容がきつかったという理由で早期退職する人は一定数いるため、採用担当者としては、応募者もそれに該当するのではないかと疑うことになります。
向上心がある人は、仕事におけるきつい局面も乗り越えるモチベーションがあります。一方で、モチベーションが低いと耐えることは困難です。
きつい業務に耐えたり、乗り越えることなく辞めてしまったということは、向上心が低いのではないかと思われてしまうこともあります。
③主体性がなさそう
前職への不満から早期退職を決める人も少なくないのが実態です。第二新卒が抱く不満として想定されるのが、「業務内容を教えてもらえない」「上司や先輩が不親切だった」といった内容が挙げられます。
前職の教育体制に問題があった可能性はもちろんありますが、採用担当者は応募者の仕事に対する姿勢に問題があったのではないかと考えることがあります。学生気分が抜けず、仕事に対して受け身だった。つまり、主体性がなさそうというイメージにつながります。
最初の就職先で何か問題があったとしても、それを解決しようとせずに退職したのではないかとの印象を企業は持ちやすいのです。在職中に自ら課題をみつけて解決のために行動していた経験があれば、ぜひアピールしましょう。
④マナーが身に付いていなさそう
新卒の就活では、ポテンシャルを見据えた採用となり、基本的にビジネスマナーの有無は重要視されません。一方で、第二新卒が応募する中途採用枠では、一定のビジネスマナーが求められます。
そこで社会人経験が長い応募者と比較された場合に、「マナーが身に付いていないのではないか」という懸念につながるケースがあります。
⑤コミュニケーション能力に問題がありそう
早期離職の原因やきっかけは、ネガティブなものが多く、特に職場の人間関係は離職理由として多く挙げられます。人間関係は、自分一人の努力ではどうにもならない問題ですが、採用担当者が本人に問題があった可能性を考えることもあるでしょう。
本人のコミュニケーション能力に問題があり、周囲とうまく関係を築けなかったとしたら、自社に入社しても、同じ理由で辞めることになりかねません。それだけでなく、職場の雰囲気が悪くなる可能性もあります。
⑥即戦力にはならなさそう
繰り返しになりますが、第二新卒は、仕事を覚える途中や、スキルを身に付ける前に会社を辞めてしまったため、即戦力としては期待できません。
新卒の社員と近い形で、教育期間を設けたり、フォロー体制を用意しなければならないという、企業からするとデメリットな側面もあります。
- 第二新卒でも即戦力として扱ってもらう方法はありますか?
成果を出せた理由を言語化して説明できるようにしよう
在職中の経験を、取り組みプロセスを中心に整理してください。たとえば営業職なら売上成績も大事ですが、どんな意図でどんな行動をしたか。その結果はどうだったか。改善点は何か、といったプロセスをきちんと伝えます。
採用担当者は、営業としての基本的な発想や行動ができているにもかかわらず結果的に受注できなかった人と、受注できていても何をやって受注できたかを説明できない人とでは、前者を評価します。
営業としての基本動作ができているなら、採用後に再現性のある行動ができると判断するからです。
やばいだけではない! 企業が第二新卒を積極採用する理由
やばいだけではない! 企業が第二新卒を積極採用する理由
- 教育コストを削減できる
- 企業の風土になじみやすい
- 業務内容や知識の呑み込みが早く教えやすい
- 長期的な活躍が期待できる
先に第二新卒がやばいと言われる理由を解説してきました。第二新卒に対するマイナスイメージは確かに存在します。一方で、企業にとっては第二新卒を採用するメリットもあります。
そのため、第二新卒を積極採用している企業は少なくありません。企業にとってのメリットは、第二新卒が転職活動をするうえでの強みになります。選考を有利に進めるためにも、企業が第二新卒を積極採用する理由を理解しましょう。
①教育コストを削減できる
新卒として入社したとき、入社式の直後から研修に入った人もいますよね。新卒の社員に対しては、ビジネスマナーやネットリテラシーなどの社会人としての基礎を教育する必要があります。
その点第二新卒は、すでに基本的な研修や教育を終えているため、新卒の社員に比べて教育コストがかからないというメリットがあります。
第二新卒が社会人としての最低限のマナーを習得している点は、強みの一つです。新卒採用のような導入研修をする必要がないという点では企業にとってもメリットになります。
それだけに転職活動でマナーに合わない言動をすると、一気に評価が下がる可能性もあります。
②企業の風土になじみやすい
社会人経験が長いと、スキルや実績を重ねていくと同時に、所属する会社の文化や慣習に染まっていて、転職したときに転職先の企業の文化になじむまでに時間がかかってしまいます。これは企業と求職者の双方にデメリットとなります。
第二新卒であれば、そもそも前職での経験が浅いため、比較的企業の風土が浸透しやすく、業務の教育や指示がしやすいことが期待できるのです。
③業務内容や知識の呑み込みが早く教えやすい
第二新卒は、新しいことを教わったときに、素直に呑み込める人が多いため、教育がしやすいというメリットがあります。
経験値が高いと、前職での知識が返って邪魔になって、前職と異なる業務や新しい知識を覚えにくいことがあります。また、若い方が記憶力が高い傾向にあるため、呑み込みの早さを期待するのです。
やはり若い分、長期勤続によるキャリア形成をしやすいという点は企業にとってメリットですね。30代だと経験は豊富であっても、固定観念が邪魔になってしまう場合もあります。
その点で、第二新卒者の社会的な未熟さを逆に利用し採用することで自社の理念や強みを十分に教育できるメリットがあります。
④長期的な活躍が期待できる
第二新卒は、若くて社会人としての将来が長いため、自社に定着してくれれば、長期的な活躍が期待できます。新卒と同様に、若いうちにさまざまな業務経験を積んでもらって、将来的に幹部候補生として育てたいと考える企業も存在します。
既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう
既卒の就活では、限られた選択肢の中から自分に合った仕事を見つけることが重要です。しかし、本当に自分に合った仕事とは何か、見つけるのは簡単ではありませんよね?
そこでおすすめなのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの個性や強みに最適な仕事、そして、あなたが就活でアピールできるポイントが分かります。
自分に合った仕事を見つけ、自信を持って就活を進めるためにも、 ぜひ就活を始める前に「適職診断」を試してみてください。
マイナス印象を払拭! 第二新卒特有の落とし穴を回避する方法
第二新卒として転職活動をする以上、マイナスなイメージを抱かれることは避けて通れません。そのため、マイナスイメージを払拭する対策が重要です。
5つのステップを踏むことで、早期離職に至った背景を、説得力を持って採用担当者に説明できるようになります。一つひとつ時間をかけて、まとめていきましょう。
①就職活動時の軸や志望動機を振り返る
入社してから間もなく、転職を検討し始めたということは、就活で選んだ企業とはミスマッチだったといえます。ミスマッチの原因を突き止めるために、まずは就職活動を振り返りましょう。
また、就活の記憶が新しい第二新卒の選考では、就活の軸や、入社の決め手を問われる場面が多くあるので、面接での回答としても用意しておく必要があります。
企業に提出した志望動機の下書きやデータが残っていれば、ぜひ確認してください。また、就活中に使用していたメモ帳や、セミナー、合同説明会で受け取った資料なども役に立ちます。当時の自分の思考や行動を、詳細に思い出しましょう。
- 第二新卒の採用で新卒の就活のときのことを聞いてくるのには、企業のどのような意図があるのですか。
過去を掘り下げて人間性を理解するため
1番の意図としては、「どんな人間性かを理解するため」と言えます。やはり前職のこともある程度聞くとは思いますが、第二新卒者は社会人経験が浅いために前職の内容だけだとどうしても不十分になってしまいます。
そのため、学生生活ではどうだったのかという点や、新卒採用された時の就活の軸は何だったのかなどを聞いておくことで、企業側と応募者の間の相互理解を深めようとしています。
②転職前の企業でのやりがいを説明できるようにする
第二新卒は、仕事に対して意欲的ではないというイメージを持たれがちな傾向にあります。そこで、前職でのやりがいが説明できれば、仕事に対して前向きな姿勢や、主体的に取り組もうとしていた点が評価され、消極的なイメージを払拭することができます。
前職でのやりがいやモチベーションを問う質問も頻出なので、わかりやすく説明できるように用意しておきましょう。
仕事のやりがいを回答する例
顧客との距離が近づいたと実感することがやりがいでした。幸運なことに、顧客から感謝の言葉を伝えられたり、直接お礼を言われることも多かったため、日頃からやりがいを感じながら働いていました。
特に、「お仕事お疲れ様」や「この後も頑張ってね」といったお声をいただけると、自分自身に興味を持ってもらえたと感じました。
そこから指名につながることも多かったため、わたしだからこそできるサービスを実現できたのではないかと自信にもなりました。
企業が第二新卒を採用するメリットは「すでに働いてきた経験がある」ということです。どのような点にやりがいを持って働いてきたかを聞くことで、自社でもやりがいを感じながら働いてもらえる人物かどうかを確認していますよ。
③退職理由を前向きに言語化する
退職理由は他責ではなく自責にすることが基本です。他責とは、自分以外の人や環境に責任があるとする考え方で、たとえば「残業が多いこと」や「給与が低い」などの理由があります。
人間関係のトラブルや、職場環境に対する不満はどこへ行っても発生する可能性があるため、次の企業でも似た理由で辞めかねないと不安視されます。
「残業が多いこと」が理由であれば、「限られた時間内で効率良く働きたい」「メリハリを付けてワークライフバランスを実現させたい」というように、自分を主語にして言い換えると前向きな表現になりますよ。
退職理由を前向きに言語化する例
- 残業が多い→限られた時間内で効率良く働きたい、メリハリを付けてワークライフバランスを実現させたい
- 給与が低い→実力主義の環境で働きたい、成果を出すことにこだわりたい
- 業務が定型的→裁量を任せられる仕事がしたい
ここでは、マイナス印象を払拭する自己分析の方法を解説します。自分の過去の行動の理由や目的を時系列順に整理し、言語化する作業です。
一概に第二新卒と言っても、入社後からどの程度の期間勤めていたか、どういった経緯で辞めたのか、それによってイメージはかなり変わってきます。
退職理由があいまいだったり、面接時にも志望理由がはっきりしない場合には「本当に雇っても大丈夫だろうか」という不安を抱くでしょう。
転職理由は面接で必ずと言って良いほど問われる頻出の質問です。こちらの記事を参考にして、明確な転職理由が述べられるよう準備しておきましょう。
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④転職で叶えたいことを挙げる
退職理由にもつながりますが、転職で叶えたいことを挙げるのもマイナス印象を払拭するのに有効です。ここで重視するべきなのは、就活時からの心情の変化が説明できるかという点です。
企業としては、就活時に悩み抜いたうえで入社を決断したはずなのに、早期退職するにいたった経緯が気になります。就活時の軸と見比べ、その軸が変化した理由をいえるようにしましょう。
こちらの記事では、新卒向けに就活時の軸の見つけ方や選考時の伝え方を解説しています。第二新卒の転職でも数ある企業の中から自分に合った会社を見極めるには、企業選びの軸が参考になるのでぜひ参考にしてください。
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企業選びの軸は就活が成功するかどうかを左右する重要な要素です。企業選びの軸の見つけ方や選考でわかりやすく伝えるための構成をキャリアコンサルタントが解説します。例文を交えて解説するので、参考にして就活を成功させましょう。
記事を読む
- 正直に言うと、学生の頃は早く就活を終えたかったので、よく考えずに内定を受諾してしまったという背景があります。これは選考で正直に伝えても良いですか。
プラスな言い方にしたうえで就活時の反省点も正直に伝えよう
社会人経験もない学生の頃、社会人として働き始めたらどうなるかは想像できないことも多く、最後は「何とかなるさ」という勢いで内定を受諾する学生も多いでしょう。
そういった考え方は就職活動において必要なことです。「楽観性」や「冒険心」という強みとして表すこともできますよ。
たとえば、前職には「何とかなるさ」と持ち前の楽観性を発揮して飛び込みました、というように「よく考えずに」を言い換えてみてはいかがでしょうか。
そして充分な情報収集ができていなかったことを反省し、次こそは長く働きたいと考えていること、楽観性を強みとして発揮していきたいこと、などを自分の表現で「正直に」伝えましょう。
⑤将来のビジョンを明確にする
第二新卒で多いのが、成長意欲は高いが、将来のビジョンが描けていないという人です。具体的に、どんなキャリアを歩んで、どんなポジションで、どんなビジネスパーソンとして働きたいという将来像が説明できなければ、成長意欲にも信ぴょう性がありません。
手始めに考えられるのは、第一線で活躍し続けるのか、チームメンバーを束ねる管理職を目指すのかということです。どちらかを選択し、それを実現させるキャリアを考えると良いでしょう。
こちらの記事では新卒向けにキャリア形成の目的や方法を解説していますが、考え方のコツやビジョンを具体化させる方法は第二新卒にも通じます。ぜひ参考にしてください。
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第二新卒の強みを活かして転職活動をする方法
第二新卒の強みを活かして転職活動をする方法
- 長期的に勤めて企業の将来を担う覚悟を伝える
- 志望企業への再現性を意識した自己PRにする
- 転職エージェントを利用する
マイナス印象を払拭する対策をしたら、次はそこから加点になるようなアピールが用意できなければ採用につながりません。
先に企業にとって第二新卒を採用するメリットも大きいと説明しました。その強みを活かせば効果的なアピールになります。第二新卒の強みを活かして、堂々と転職活動を進めましょう。
長期的に勤めて企業の将来を担う覚悟を伝える
第二新卒は、20代という若さが転職市場で強みになります。社員として働ける未来が長いということは、それだけ活躍できる期間が長いということです。次の企業では長期的に働くという覚悟を伝えられれば、企業の将来を担う社員として期待ができます。
そのためにも、転職で叶えたいことや転職活動の軸を問われたときは、はっきりと答える必要があります。
堂々と明確に答えることで、一時的な感情や前職から逃げるためではなく、長期的なキャリアのために転職活動を必ず成功させたいという想いが伝わります。そのときに、「次の会社では長期的に働きたい」というように転職で叶えたいこととして、覚悟を伝えるのも良いでしょう。
採用には費用がかかります。採用後もしばらくは給与などの雇用にかかる費用に比べて、貢献度合いは少ないと判断されます。企業としては採用と育成に投じたコストを回収できるまでは、勤続してほしいと考えるものです。
志望企業への再現性を意識した自己PRにする
第二新卒は在職期間が短いとはいえ、間接的にでも次の仕事に活かせる経験やスキルはあるはずです。
自己PRでは、前職で発揮できた強みや培ったスキルをアピールし、最後に転職先での再現性を示しましょう。企業としても第二新卒を採用するメリットを感じやすくなります。
たとえば、顧客アンケートの結果で50人中6位になったという成果をアピールするのであれば、それまでの過程に再現性が見出せます。
「優秀な先輩を徹底的に観察した」「顧客の特徴によって接し方を変えた」など工夫して取り組んだことは、仕事が変わっても通じるものです。再現性のあるエピソードを伝えることで、会社でどのように活躍できるのかがイメージしてもらいやすくなりますよ。
再現性を含む自己PRの作り方は、こちらの記事で解説しています。新卒向けの記事ですが、「そもそも自分の強みがわからない」という人は第二新卒も必見の内容なのでぜひ参考にしてください。
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転職エージェントを利用する
第二新卒に特化した転職エージェントは数多く存在します。そこでは、第二新卒を積極採用している企業を多数紹介してくれます。エージェントを利用することで、採用のチャンスのある企業に多く出会うことができるのです。
それだけでなく、選考対策のフォローも受けられます。第二新卒と言っても、前職への在職期間や離職理由などによって、重点的におこなうべき対策には違いがあります。求職者一人ひとりをサポートしてくれるエージェントを利用することで、隙のない選考対策がおこなえますよ。
中でも第二新卒のサポートに注力しているキャリアパーク! For20’sがおすすめです。ぜひ気軽に相談してくださいね。
第二新卒の肩書きをプラスに活かしキャリアを前進させよう
第二新卒はやばいと言われるだけあって、本人にとっても、採用する企業にとってもデメリットの側面は確かに大きいです。しかし、良くないことばかりではありません。
第二新卒の強みが活きるポテンシャル重視の採用は、さまざまな企業で実施されています。これに合わせて、第二新卒の可能性も広がっていきます。
選考では、第二新卒のマイナスなイメージを払拭し、そのうえで強みを活かして、本当に叶えたい目標へと、キャリアを前進させましょう。
アドバイザーコメント
永田 修也
プロフィールを見る第二新卒であることに引け目を感じる必要はまったくない!
ぶっちゃけてしまうと、私も第二新卒経験があります。高校卒での就職だったので年齢には違いがあるのですが、1社目に入社した会社をすぐに退職してしまい、また改めて就職活動をしました。そして、現在35歳。最終的には5社ほど転職を繰り返しました。
その経験を踏まえて伝えたいのは「第二新卒は何の問題もない」ということです。確かに、希望する企業によってはよく思わない面接官もいるでしょうし、うまく就活が進まない場合もあります。
自分らしさを発揮できる仕事探しを始めよう
とはいえ、企業との出会い、人との出会いは巡り合わせです。どこでどんな出会いが待っているかわかりません。希望する職種だけではなく、人生の終盤には最終的に思いもよらない仕事に就いている可能性だってあります。
1社目をすぐに辞めてしまったからと言って気に病む必要などまったくなく、むしろ自分に本当に合った会社を見つけるためのチャンスだと捉えるぐらい強気でも良いかもしれません。
時間に限りがある人もいるでしょうが、せっかく自由になった時間を有効的に活用し、本来の自分の力が120%発揮できる会社探しをしてみてください。応援しています。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
> コンテンツポリシー記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
キャリアコンサルタント/メンタル心理カウンセラー
Syuya Nagata〇自動車部品、アパレル、福祉企業勤務を経て、キャリアコンサルタントとして開業。YouTubeやブログでのカウンセリングや、自殺防止パトロール、元受刑者の就労支援活動をおこなう
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/atWill代表
Masayo Miyoshi〇幅広い領域においてキャリアコンサルティングの経験を積み、行政や企業向けのキャリア研修PG開発、講師業などにも携わる。対個人・対組織の支援を両輪でおこなっている
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
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