意欲が伝わる「企業選びの軸」の回答例50選|見つけ方も解説

この記事にコメントしたアドバイザー

  • 小峰 一朗

    保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号20009724) / トラストコーチングスクール認定コーチングスキルアドバイザー / システムエンジニア・プロジェクトマネジメント・品質保証コンサルタント SNS:ブログ/note/Twitter

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  • 鈴木 洵市

    ブルーバード合同会社代表取締役 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号21041822) SNS:Instagram/Facebook

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  • 富岡 順子

    コレカラボ代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16018273)/産業カウンセラー/ワーク・ライフバランス認定コンサルタント/健康経営アドバイザー(認定番号2901967) SNS:instagram/note

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この記事のまとめ

  • 企業選びの軸は就活を進めるにあたって必要不可欠
  • 企業選びの軸を見つけるには多角的な視点を持つことが大切
  • 企業の利益を追求した軸を伝えることがコツ

毎年、多くの就活生が頭を悩ませる「企業選びの軸」。「企業選びの軸が見つかりません」「どうやって企業選びの軸を伝えたらよいでしょうか」という悩みについて多くの就活生から相談を受けます。

企業選びの軸は、自分の価値観をもとに企業を選ぶ理由の根幹となる重要ポイント。入社後に思い通りのキャリアを歩むためにも、就活の段階で決めておく必要があります。

今の段階で、企業選びの軸がよくわからなくても大丈夫です。この記事を読めば、企業選びの軸についての理解が深まり、自分にあった軸が明確になります。

キャリアアドバイザーの小峰さん、鈴木さん、富岡さんのアドバイスを交えながら企業選びの軸について詳しく解説していきます。企業選びの軸について悩んでいる人はぜひ参考にしてみてくださいね。

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目次

「企業選びの軸」は就活成功を左右する重要要素

志望動機が思いつかず、企業を上手く選べていない人の特徴で多いのは、「企業選びの軸を明確に考えていない」というもの。「企業が面接で企業選びの軸を聞く意図は何か」をふまえたうえで、自分の価値観に基づいた企業選びの軸を適切にアピールすることが就活成功を左右する要素となります。

記事では、「企業が面接で企業選びの軸を聞く意図」を説明します。その後で、企業選びの軸を考えるメリットや考え方を解説。どの業界・企業を志望していても変わらない企業選びの軸を見つける7つの方法と選考でわかりやすく伝える構成も解説します。

企業選びの軸を見つける7つの方法をしっかりおこなうと、「企業選びの軸が思いつかない」という悩みを払拭できるので、一つひとつ丁寧におこないましょう。

また、「企業選びの軸を考えるのがまだ不安……」という人のために、ほかの就活生からよくある3つの悩みとその解決案も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

そもそも「企業選びの軸」とは?

「企業選びの軸」とは、自分の価値観やなりたい姿に基づいた企業を選ぶ際の判断基準です。

「難しくていまいちイメージが湧かないな」と思うかもしれません。さまざまな企業に出会う中で、「この企業なんかいいな」「この企業は絶対に嫌だ」と思うことがありますよね。それらを明確に言語化したものが企業選びの軸になります。

小峰 一朗

プロフィール

就活では、就活生が自分の基準によって企業を選び、企業は自社の価値観で就活生を選びます。なので、就活とはお互いの価値観のマッチングとも言えるわけです。

就活の軸とは就活生側の価値観。これがあいまいだとマッチングは難しくなります。だからこそ、就活の軸を明確に言語化することはとても重要なのです。

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自分の弱みはわかっても、強みは思いつかないですよね。「それ強みって言えないよ」と思われたくない人も多いはず。

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企業が面接で企業選びの軸を聞く意図

企業が面接で企業選びの軸を聞く意図

  • 入社意欲の高さを知りたい
  • 自社に価値観が合った人材か知りたい
  • 長く働いてくれる人材かどうか見極めたい

面接で「企業選びの軸は何ですか?」と聞かれることがしばしばあります。その質問意図は一体何なのでしょうか。

質問意図を理解して答えることで、面接官を納得させ、自分をアピールすることができます。逆に質問意図を理解しないで答えると、面接官は知りたいことが聞けず、コミュニケーション能力に懸念を持たれるかもしれません。

どんな質問に対しても、相手が何を求めて質問しているのかという意図を把握することが重要です。

①入社意欲の高さを知りたい

企業選びの軸が明確な人は、そうでない人に比べて入社意欲が高いと企業は判断します。なぜなら、自分の過去や未来に基づいて、自分の性格や成し遂げたいこと、理想を明確にして企業を選んでいるからです。

「就職しないといけないからとりあえず御社を受けています」というAさん。「きちんと企業選びの軸があって、その軸に合致するから御社を受けています」というBさん。どちらが入社意欲が高いかと言ったら、もちろんBさんだと誰もが思いますよね。

つまり、企業選びの軸について聞くことで、どれだけ真剣に企業選びや就活に向き合っているかがわかるのです

②自社に価値観が合った人材か知りたい

企業選びの軸は、自分の価値観に基づいた企業を選ぶ判断基準です。自分の大切にしたい価値観と企業の大切にしたい価値観が合っていれば、双方にとってメリットになります。

恋愛をはじめとした人間関係と同じことです。価値観が合う人とは、話をしていて心地よく、いつまでも一緒にいたいと思いますよね。一方、価値観が合わない人とは、言い合いになり、一緒にいるのも嫌になってしまいます。

企業も同じで、大切にしたい価値観が企業ごとに異なるため、それぞれ違ったこだわりや想いで各社経営をしていますよね。

いかに自分の企業選びの軸が企業の価値観と合致しているかを伝え、納得させられるかどうかが重要です

③長く働いてくれる人材かどうか見極めたい

企業選びの軸が明確な人は、何をしたいかという未来が明確であり、それを実現できる企業を選択します。

入社後は実現したいことを追求するため、長く働いてくれるだろうと面接官は考えます。実現したいことが明確であれば、途中で挫折を経験してもそれをバネに乗り越えていけるだろうと想定するのです

採用には、多くのコストをかけているため、長く働き、大きな利益を生んでくれる人を採用したいと企業は考えています。

アドバイザーコメント

「企業選びの軸」は自社とのマッチ度を測る判断材料

企業が学生の企業選びの軸を知ろうとするのは、さまざまな角度から就活生を総体的に判断して、自社に合う人材かどうかの見極めが必要だからです。

企業側の立場で就職活動というイベントを見ると、企業の目的は、「優秀な学生を採用し、自社で長く活躍してくれる人材育成をする」ということに尽きます。

コストがかかるからこそマッチ度の念入りなチェックが不可欠

そこで、企業はできるだけ多くの就活生に応募をしてもらうために、就活生に対しての認知活動にコストをかけ、また選考段階でも、会場の費用、人件費、外部コンサルを利用したりとコストがかかります。

採用後は、入社した社員への研修ということでまたコストがかかります。人材採用、育成を考えている企業の立場からすると、このかかったコストの回収ができないと、採用活動がボランティア活動になってしまいますよね。

つまり、企業選びの軸を就活生に質問することで、就活生の自社へのマッチング度合いをはかり、自社に適した就活生の採用をするということが大命題となっているのです。

企業選びの軸を決める3つのメリット

企業選びの軸を決める3つのメリット

  • 就活で受けるべき企業が明確になる
  • 志望動機に説得力を持たせることができる
  • 面接官からのさまざまな質問に自信を持って対応できる

企業選びの軸を質問する面接官の意図を解説してきました。企業選びの軸という質問は学生のいくつもの側面が理解できる万能な質問です。

一方で、企業選びの軸を決めることは学生にとっても大きなメリットになります。以下で、企業選びの軸を決める3つのメリットを解説していきます。

①就活で受けるべき企業が明確になる

企業選びの軸を決めることは、つまり企業を選ぶ時に大切にしたい判断基準が決まる訳なので、それに該当する企業を受けていくことになります。つまり、自分の受ける必要がない企業も明確になるということなのです。

就活では、業界・職種研究、企業探し、エントリーシート(ES)作成、面接練習、筆記試験対策などやるべきことがたくさんあります。限られた時間のなかでおこなうには、どれだけ無駄をなくし、効率的に進められるかどうかが大切です

企業選びの軸が不明確な状態で、手当たり次第に企業を受けていては、毎日就活に振り回され疲れてしまいます。

反対に、すでに受けたい企業が決まっている場合は、企業選びの軸はわざわざ決めなくてもいいのでしょうか?

小峰 一朗

プロフィール

企業が決まっている場合も軸を明確にしておこう

すでに受けたい企業が決まっている場合でも、企業選びの軸は考えておくことをおすすめします。

企業選びの軸を作ることで、本当にその企業に行きたいのか、その企業の価値観と自分はマッチしているのかを客観的に評価することができます。それにより、面接でもしっかり自分の考えや軸をアピールできるようになると思います。

逆に、企業選びの軸がないと、面接でも軸のないブレた印象を与えてしまうかもしれません。

②志望動機に説得力を持たせることができる

企業選びの軸が明確であると、志望動機に説得力を持たせることができます。自分の価値観と企業の価値観が合致していることを示せるからです

以下の例を見てみましょう。

志望動機の例①

お客様に感動をご提供できるため、御社を志望します。御社では、四季折々の景色の堪能と心配りによってご来店されるお客様に感動をご提供されています。

志望動機の例②

吹奏楽部の演奏会で、観客へ感動を与えることにやりがいを感じ、それをバネに更なるパフォーマンスを向上させてきました。そのため、お客様に感動をご提供することを企業選びの軸として就職活動をおこなっております。御社では……

後者の方が前者に比べて説得力があると思いませんか。前者は、企業の説明が多く、顧客に感動をご提供したいということに価値を感じていなくても誰でも言えてしまいます。

一方、後者は顧客に感動を与えることが自分にとってなぜ大切であるのかを言語化することができています。企業の価値観もそれに合致しているため、活躍できることを相手も納得できるでしょう。

そもそも志望動機の考え方や答え方に自信がない人は、以下の記事も参考にしましょう。
面接の志望動機の答え方を10例文で解説! 書類と同じ対策はNG

③面接官からのさまざまな質問に自信を持って対応できる

面接では、想定外の質問をされることがしばしばあります。

しかし、企業選びの軸を明確にしていれば、さまざまな角度から質問されても対応することができます。軸を考えるにあたって、過去や未来の自分と向き合い、将来のなりたい姿が明確になっているからです。

アドバイザーコメント

企業選びの軸を決めると進むべき道が見えてくる

企業選びの軸を定めることで、自分の進みたい方向性を理解し、受けてみたいと思う企業を絞り込むことができます。

世の中にはたくさんの仕事、たくさんの企業があります。自分が何をやりたいのか、どんなことを大切にしてこれから働いていきたいのかを知っていないと、膨大な情報の中からどの企業を受ければいいのかわからなくなってしまい、選択疲れをしてしまいます。

企業選びの軸は入社後のモチベーションにも影響する

また、軸を決めずに闇雲に就活をしてしまうと、入社後に「こんなはずじゃなかった」と後悔してしまい、早期離職につながるケースがあります。反対に自己理解を通して自分の軸を知っておけば、志望する企業や仕事へのモチベーションを高めることができるのです。

面接では面接官も学生と会社の相性を見るためにさまざまな質問をします。就活の軸を通してやりたいことを一貫性を持って伝えることができると、お互いにとってミスマッチを減らすことができますね。

たくさんある選択肢の中から自分が幸せになる意思決定をするために、企業選びの軸を定めておくことが大切です。

あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「自己分析ツール」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

企業選びの軸は3パターンから考えよう

「とりあえず企業選びの軸を考えてみたけどこれでいいのかな」「企業選びの軸の定義はわかったけど、具体的にどんなものなんだろう」と疑問を抱えていませんか。

そこで、企業選びの軸の考え方について解説していきます。

企業選びの軸には以下の3つの軸があります。

企業選びの軸の種類

  • 過去に視点が当たるCan軸
  • 未来に視点が当たるWant軸
  • 絶対に譲れないMust軸

一つひとつどういう考え方なのかわかりやすく解説していきます。

過去に視点が当たるCan軸

Can軸とWant軸の違い

まずは過去に視点が当たるCan軸。

過去の出来事に対して、以下のように過去を振り返って、自分の強み(=Can)が発揮できる企業を選ぶというパターンです

  • 自分がどんなことにモチベーションが上がったのか
  • どんな状況で成果を出してきたのか
  • どんな点が強みでそれを発揮している時の自分をどう感じてきたか

「これまでに成功経験はないし、人と比べて特別自分ができることなんてないんだよな」と頭を悩ませていませんか。決して大きく成功した経験でなくても良いのです。たとえば、電車で必ずお年寄りに席を譲るという習慣も気遣いができること、つまりCanとなります。

未来に視点が当たるWant軸

未来に視点が当たるWant軸。

未来の自分を想像して、以下のように自分の将来の理想を実現することができる企業を選ぶというパターンです

  • どんな社会人になっていたいか
  • どんな仕事で活躍していたいか
  • 自分らしい働き方とはどんなものか

理想を叶えられる環境にいれば、その実現に向けて懸命に働くことができます。多少嫌なことがあっても、将来に向かって突き進んでいくことができるでしょう。

企業を選ぶにあたっては、Can軸とWant軸のどちらの方が重要なのでしょうか? また、どちらを優先させるべきですか?

鈴木 洵市

プロフィール

まずはCan軸への理解を深めよう

企業を選ぶにあたっては、Can軸を重要視した方が良いです。人間の特性として、あなたの考えのすべては、過去の経験の蓄積から総合的に判断しています。

まずは過去の振り返りを実施し、自分の特徴や強みを客観視し認識することで、目標設定のWant軸の精度が向上します。

Can軸を大事にして自己理解を深めたうえで企業選択をしましょう。

絶対に譲れないMust軸

最後は、絶対に譲れないMust軸。具体的に以下のような軸のことです。

  • 英語力を活かせる仕事であるか
  • 地元で働くことができるか
  • 育児をしながら働きやすい環境があるか

このように働くうえで、「これは絶対に譲れない」と思うことが企業を選ぶ軸になるパターンです。たとえば親の介護などの事情で地元で働く必要がある場合、企業選びにおいて譲れない条件になりますよね。

軸がいくつかある場合は、その優先度を考え、これだけは譲れないというものを選びましょう。

思いつかない人必見! 企業選びの軸の6つの見つけ方

企業選びの軸の6つの見つけ方

  • 自己分析をする
  • 業界研究をする
  • 職種研究をする
  • OB・OG訪問をする
  • インターンシップに参加する
  • 会社説明会に参加する

企業選びの軸の重要性やパターンがわかっても、実際に自分が何を軸にすれば良いかわからない人も多いのではないでしょうか。

たとえば、良い評価を得られる卒業論文の考え方だけ聞いても、具体的な書き方がわからなければ、良い卒業論文を執筆することはできませんよね。企業選びの軸についても同じことが言えます。考え方がわかってもそれを見つけるための方法を知らないと、企業選びの軸を見つけることができません。

そこで、企業選びの見つけ方について7つの方法を解説していきます。

①自己分析をする

就活で耳にすることも多い自己分析。その自己分析が企業選びの軸を見つけるうえでも非常に重要になります。

企業選びの軸のために一から何か対策をするという訳ではありません。あくまで今まで取り組んできた自己分析をもっと深掘りをして軸を定めていくというイメージです

次で解説する、企業選びの軸を見つけるために有効的な自己分析の方法も一度は聞いたことがあるか、もしくは取り組んだことがある人もいるかもしれません。改めて取り組むことで、企業選びの軸が明確化するだけではなく、自己理解が深まり、就活を有利に進めることができますよ。

鈴木 洵市

プロフィール

社会人になるにあたって非常に重要なのが、自分という人間を客観的に知ること。自己分析ができていない就活生は、自分の強み・弱み、性格などを把握できていないため、企業に響くアピールがなかなかできません。

モチベーショングラフ

モチベーショングラフ

自分の価値観を発見するのに有効的な方法がモチベーショングラフです。横軸を時の経過、縦軸をモチベーションの浮き沈みとして、グラフで表します。

モチベーションが上がったタイミングと下がったタイミングの出来事をよく思い出してみてください。その時の状況や環境、自分の取った行動などの共通点から自分の大切にしたい価値観や行動特性、避けたい状況が見えてくるはずです

たとえば、モチベーションが上がったタイミングとして「チームで何かを成し遂げ、自分がリーダーとして活躍した経験」がいくつか挙げられたとします。その場合、「リーダーとしてチームをまとめられるようなキャリアを歩めるかどうか」という企業選びの軸が見えてきます。

マインドマップ

マインドマップ

マインドマップは、自分の考えていることや価値観の深掘りに役立ちます。可視化することができるので、頭の中で考えていることが整理できますよ。

マインドマップのやり方は以下の通りです。

マインドマップのやり方

  • 中央にあるテーマに基づく出来事を書く。
  • その時に感じた感情を書く。
  • その感情をなぜ感じたのか書く。

①の「あるテーマ」は、以下の質問に当てはまる出来事を挙げてみてください。

質問例

  • 嬉しかったことは?
  • つらかったことは?
  • 自分らしさが出ていたことは?
  • 成功したことは?
  • 失敗したことは?
  • 諦めずに継続したことは? 
  • 感動したことは?

モチベーショングラフで記入した、モチベーションが上がったタイミングの出来事や下がった時のタイミングの出来事を取りあげるのも良いでしょう。

答えた出来事に対してなぜ嬉しいと感じたのか、なぜつらいと感じたのかという「なぜ?」を問いかけることで、自分の大切にしたい価値観や避けたい状況を明確化できます

ここで出てきた大切にしたい価値観や避けるために絶対に譲れない条件が企業選びの軸になるのです。

理想の自分探し

企業選びの軸の考え方で解説したWant軸を見つけるには、理想の自分探しをおこないましょう。

理想の自分を探すには、以下の質問をしてみてくださいね。

質問例

  • どんな社会人になりたいのか 
  • どんな仕事で活躍していたいか
  • 自分らしい働き方はどういうものか
  • どんな生活をしていきたいか
  • どんな人と働きたいか
  • これから挑戦したいことはなにか

理想の自分を探して、その理想が成し遂げられる企業の特徴が企業選びの軸になります

いきなり質問に答えるのは難しくて手が止まるという人は、自分の周りで憧れている人を何人かピックアップしてみてください。彼らに共通しているポイントを書き出します。すると、自分の理想とする姿を言語化しやすくなりますよ。

アドバイザーコメント

「キャリア・アンカー診断」で譲れない価値観が見えてくる

企業選びの軸を見つけるにあたっておすすめなのが、「キャリア・アンカー診断」という自己分析方法です。

キャリア・アンカーとはキャリアに関する概念で、「職業・仕事に対する譲れない価値観」といった意味合いを持ちます。この概念に基づいた40問程度の診断テストを実施すると、自分の譲れない価値観が8つのカテゴリに分類されて診断結果として提示されます。

あくまで簡易的ではありますが、手軽に企業選びの軸を見つけることができるのでおすすめです。

診断結果と他の方法を組み合わせて自己理解を深めよう

「キャリア・アンカー 診断」などで検索すると無料診断サイトがいろいろあるので、気軽に試してみてください。なお、この診断はあくまで簡易的な分類になるので、そこからさらに他の方法と組み合わせて自己理解を深めていくことが肝要です。

また、価値観とは経験から醸成されるので、当然変化していくこともあります。定期的にやりなおしてみるという視点も大切ですね。

ここまで解説した以外にも、自己分析のやり方はさまざまあります。自己分析は企業選びから選考対策まであらゆる場面で役立つため、以下の記事も参考に自分への理解を深めましょう。
自己分析マニュアル完全版|今すぐできて内定につながる方法を解説

②業界研究をする

企業選びの軸が思いつかない人は、業界研究をして、社会にどんなビジネスや仕事、働き方があるかを把握するのも有効的です。

たとえば、IT関連機器や通信サービスを提供するIT業界とモノの販売を担う小売業界では、それぞれ社会から求められる役割や顧客、働き方が異なります。「場所に囚われずに働きたい」と考えるのであれば、小売業界よりIT業界を選択する方が良いでしょう。

このように、業界ごとに社会へ提供する価値や働き方の異なりを見て、「この業界の働き方が理想的だな」「こんなサービスを提供できる業界に携わりたい」と感じる点を企業選びの軸にすることができます。業界という外部的な情報を知ることで、企業を選ぶうえで自分の大切にしたい軸を発見することができるのです。

各業界の特徴は以下の記事で詳しく解説しているので、まずはこれを読んで業界研究を始めましょう。
就職活動で役立つ業界一覧|仕事内容から動向まで各業界を徹底解説!

③職種研究をする

業界研究と同様に、知らなかった仕事や働き方である職種を知ることで、自分に合った職種を発見することができます。

職種の種類はこちらの記事で解説しているので、まずはここから気になる職種を探してみましょう。
職種の種類一覧を徹底解説! 業種・業界・職業との違いも押さえよう

いくつか興味のある職種をピックアップして、その職種に惹かれた理由を明確になるまで深掘りしましょう。そこに自分の大切にしたい価値観が隠れていることがあります。

職種から企業選びの軸を見つける具体例

「企画職をしたい」

↓なぜ?

「顧客の潜在的な悩みを解決したいから。」

↓それをしたいのはなぜ?

「自分の発想力を活かして、世の中をより便利にしていきたいから。」

↓ここからどんな企業選びの軸が良いと言える?

・「新規の商品やサービスを展開することに柔軟な企業か」
・「若手社員の意見も反映してくれる企業か」

④OB・OG訪問をする

企業選びの軸を見つける方法の1つに、理想の自分探しを解説しました。

OB・OG訪問をして将来の理想を見つけるのも1つの方法です。OB・OGの仕事や働き方を聞いて、彼らに憧れを抱き、自分のロールモデルのような存在になることもあるでしょう。

その憧れを実現できるのはどんな企業かを言語化できれば、企業選びの軸が明確になります。また、OB・OGに、自分の企業選びの軸を伝え、それが企業と合致するか、実現可能かアドバイスをもらうのも良いでしょう。

実際に働いている人からもらうアドバイスはとても参考になりますよ。合わせてOB・OGは就活でどんな企業選びの軸を立て、今それが実現できているかも聞いてみましょう。

企業選びの軸を見つけるにあたって有効な質問例

  • 就職活動時代、○○さんの持っていた企業選びの軸を教えてください。
  • 御社ではどんなキャリアを築くことができますか。
  • ○○さんが御社を選んで良かったと思うことはどのような点ですか。
  • どんな特徴を持つ人が活躍していますか。
  • 育休から復帰をされた人はどんなキャリアを歩んでいますか。
  • 会社全体としてどんな価値観を大切にされていると思いますか。

富岡 順子

プロフィール

企業にはさまざまなキャリア、ライフを持っている人が働いています。

OB・OG訪問を実施すれば、HPやパンフレットには載せきれない情報や、あなたがもっと深掘りしてみたいことについて聞くことができます。

生の声を聞くことでその企業の仕事内容や雰囲気もイメージしやすくなりますよ。

OB・OG訪問の進め方はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せて確認しましょう。
OB訪問・OG訪問は必要? 就活を有利に進める手順を完全網羅

⑤インターンシップに参加する

インターンシップに参加して、実際に社員とかかわり業務を経験することで、企業選びの軸の明確化や新たな発見をすることができます

インターンシップに参加する前は、自分の想像から「こういう環境で働きたい」「こんなことを仕事で成し遂げたい」と思っていても、実際に働いてみるとそこまで重要な軸ではなかったと気づくことがあります。

その逆も然りで、今まで魅力を感じてこなかったけれど、業務を通じて「この仕事は楽しく、自分に合っているな」と発見することもできるのです。

このように、ネットや書籍では得られない会社の雰囲気や仕事についての情報をインターンシップで得ることができます。自分の志望する企業はもちろん、視野に入れていなかった企業のインターンシップに参加することでも、新たな視点が見つかりますよ。

小峰 一朗

プロフィール

企業選びの軸を見つけるには、実際に仕事をしていく中で見えてくる「価値観」や「適性」を意識してインターンに臨むと良いでしょう。

「価値観」はそこで働く人たちが大切にしていることに共感できるかどうか、「適性」は実際やってみて向いてる仕事なのかどうか、という視点です。

そもそもインターンが何をするかわからない、どうやって参加すればいいかわからない人は以下の記事を参考にしてください。
インターンは就活に不可欠? 8のメリットと選び方を詳細解説

現在大学2年生の人は、以下の記事も参考にしましょう。2年生が参加できるインターンの見つけ方や選考への活かし方を解説しています。
大学2年生もインターン参加が常識? 本選考が有利になるコツを解説

⑥会社説明会に参加する

会社説明会で採用担当者や各職種の社員から、企業理念や仕事内容についての説明を聞くことで企業の雰囲気や特徴を掴むことができます。特に座談会や説明後の質問時間に、社員から仕事におけるやりがいやキャリアアップ、社内の雰囲気を聞くことで、会社のリアルな部分を知ることができます。

その情報から、自分の企業選びの軸と企業の価値観や仕事の働き方が合致しているか見定める材料とすることができますよ。

会社説明会の参加前に、ある程度企業選びの軸と質問内容を決めておきましょう。

アドバイザーコメント

内的要因と外的要因を整理して軸を見い出そう

企業選びの軸を見つけるのにおすすめなのが、「内的要因」と「外的要因」を知り判断するやり方です。

就職活動において「内的要因」とは、自己分析をするということです。自己分析で、今までの自分の経験から、自分自身の人物像や強み・弱みを客観的に知ることで、客観的な自己評価をすることができ、自分がどのような仕事が向いているのか、志望企業でどのように活躍できるのかと分析します。

志望度順で考えれば効率良く外的要因を知ることができる

また、「外的要因」は、就職しようと考えている志望企業を知るということ。企業の情報に触れる方法はたくさんありますが、あなたがどの企業へ就職したいかという度合いが高い順に方法を選択しましょう。志望度が高い企業であれば、参加型のインターンシップ、低い場合はインターネットや書籍などの企業研究にとどめておくような方法です。

この「内的要因」と「外的要因」を整理することで、おのずと企業選びの軸を見つけることができます。

3ステップ! 選考で企業選びの軸をわかりやすく伝える構成

選考で企業選びの軸をわかりやすく伝える構成

  • 結論(企業選びの軸は何か)
  • その軸を持っている理由
  • 入社後のビジョン

企業選びの軸の見つけ方について、さまざまな方法を解説してきましたが、ここからは、企業選びの軸の伝え方について解説していきます。

せっかく見つけた軸を相手に理解してもらえないと意味がありません。わかりやすく伝える方法を簡単3ステップで解説していきますね。

鈴木 洵市

プロフィール

選考で企業選びの軸を伝える際には、端的に「結論→理由→自分が企業で活躍するビジョン」について伝えることが重要です。

端的にまとめて回答できる学生は。熱意・準備の両面から良い評価につながります。

あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「自己分析ツール」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

①結論(企業選びの軸は何か)

まずは、自分の企業選びの軸である結論を伝えます。企業選びの軸に限ったことではありませんが、まず結論を伝えないと相手は話を理解するのに苦労し、疲れさせてしまいます

いきなりエピソードなどを語らず、「私の企業選びの軸は、自分の成長を可視化することができるかどうかです。」といったように、結論のみを伝えます。

特に注意したいのが、軸が複数ある場合です。1つ目の説明が終わったあとに、2つ目が登場してくるという伝え方は避けましょう。

最初の段階で、以下のように軸をすべて伝えましょう。

軸が複数ある場合の伝え方

企業選びの軸は、

・裁量を持った仕事ができるか
・問題解決力が活かせるか
・中小企業を支える事業に携われるか

の3点です。

②その軸を持っている理由

次に、伝えた軸を持っている理由を話します。なぜその軸を大切にしているのかを話さないと、自分の価値観や考え方が伝わらないからです。またその軸を裏づけるような自分のエピソードを用いることで、説得力を持たせることができますよ。

今は、情報が簡単に入手できるため、ネットや本で見たよくある企業選びの軸をそのまま使用することができてしまいます。

しかし、その軸はしっかりと自分の中に内在化していることを伝えないと、相手を納得させることができません。

企業選びの軸の根拠を説得力を持って伝えるためには、どんなことを盛り込めばいいのでしょうか?

富岡 順子

プロフィール

具体的なエピソードと併せて伝えよう

どうしてその軸を持ったのかを、自分の経験と結びつけて話してください。そのためには具体的なエピソードが必要になります。

今は情報が溢れているので、検索すればすぐ模範解答を見つけることができます。しかし企業が知りたいのは、どんな経験をして、どんなことを感じ、この軸を大切にしたいと思ったのかという部分です。

一つ一つの経験をロジカルにつなぎながら企業選びの軸を話すことができると、説得力が上がり、納得感を与えることができます。

③入社後のビジョン

最後に入社後のビジョンを添えましょう。軸をきちんと理解してもらったうえで、入社後のビジョンを伝えれば、面接官は学生の入社後の活躍をイメージすることができます。

面接官は、色んな学生を見て、どの学生を採用しようか迷っています。その迷いがある面接官に、自分を採用することのメリットを伝えることが大切なのです。

自分を採用することのメリットを伝えるには、入社後いかに自分が活躍し、企業に利益をもたらせるかどうかを伝えることが重要です

企業選びの軸を聞かれたときの例文50選

企業選びの軸についての理解は深まってきましたか。じっくりと考えて、自分なりの企業選びの軸を見つけていきましょう。

ここからは、企業選びの軸を聞かれたときの答え方の例文を、以下の10種類にわけて50選解説していきます。

企業選びの軸を聞かれたときの例文50選

  • 社風とのマッチ度
  • 自分の強みを活かせる
  • やりがいを得られる
  • 社会課題の解決
  • 顧客への価値提供
  • 自身の成長
  • 企業理念への共感
  • 働きやすさ
  • 社員の魅力
  • 将来性

「いまいち答え方のイメージが湧かない」「軸を見つける参考になるものがほしい」という人はぜひ確認してみてくださいね。

社風とのマッチ度

企業選びの軸となるベクトルはいろいろありますが、その1つとして挙げられるのが社風とマッチするかどうかです。社風は、自分の価値観と企業の価値観が合うかどうかの重要なポイントです。毎日働いていくのにあたって、合わない環境では苦痛になりますよね。

ここからは、社風とのマッチ度を企業選びの軸とする例文を紹介するので、社風に重きを置いている人はぜひ参考にしましょう。

富岡 順子

プロフィール

企業選びの軸として「社風」を回答する際は、志望する企業の社風をどうやって判断したかを具体的に述べましょう。

企業のHPだけではなく会社説明会、OB・OB訪問、インターンなどに参加し、実際に働く人と話してみたことを盛り込むと、志望度の高さをアピールすることができます。

社風の志望動機を考えている人は、以下の記事も参考にしてください。社風で志望動機を作成する際の注意点を解説しています。
「社風の志望動機」は注意が必要! 例文付きで受かるコツを伝授

例文①

例文①

私の企業選びの軸は、「風通しの良い環境かどうか」です。上下、横の社員間コミュニケーションが気軽に取れることで、仕事を円滑に進められると考えるからです。

高校の時に所属していた吹奏楽部では、上下関係が厳しく、下級生から上級生に意見を言うことができない雰囲気でした。その状況下に下級生の間で不満が高まり、退部届けを出す人が続出しました。

そこで、下級生から上級生へ意見を言うことができる雰囲気作りのために、定期的なミーティングをおこないました。その結果、下級生が上級生へ気兼ねなく意見を言えるようになり、演奏の質も向上しました。

御社では、社員の上下間及び他部署間交流が活発である印象を受けました。御社に入社後、積極的に社員間でのコミュニケーションを取り、さまざまな視点を取り入れたサービスの開発に取り組みます。

例文②

例文②

私の企業選びの軸は、「自分の意見が反映されるかどうか」です。自分の意見が反映され、形になることがモチベーションになるからです。

私は現在コンビニのアルバイトをやっていますが、以前は店舗運営について思うことがあっても店長に言いにくい状況でした。しかし店長が変わってから、品出しの改善案について店長に提案したところ受け入れていただき、その結果1か月の売り上げが20%上がったことがありました。

私は大きなやりがいを感じるとともに、アルバイトへのモチベーションが高まり、これまで以上に「もっと売り上げを高めよう」という視点を持って働くことができています。

御社では、一人ひとりの意見が反映されるため、やりがいを持って仕事ができると社員の〇〇さんからお話を伺いました。御社に入社した際にも、新規商品・事業の開発に対して責任を持って考え、積極的に意見を発言し、御社の成長に貢献いたします。

例文③

例文③

私の企業選びの軸は、「裁量を持って働けるかどうか」です。裁量のある仕事ができると自分の有用感が増し、モチベーションが高まるからです。

2年間続けてきたアルバイトで、店長からアルバイトリーダーに任命されました。シフト作成や接客向上トレーニング、従業員間のコミュニケーション促進活動など1人で裁量のある仕事をおこないました。アルバイトリーダーを務めるようになってから、より仕事の楽しさを発見することができました。

御社では、1人が数億円規模の契約に携わることと認識しております。そのような裁量のある仕事において、責任を持ち、モチベーション高く取り組み、御社の売り上げに貢献したいです。

例文④

例文④

私の企業選びの軸は、「社長や役員などの経営者層との距離が近いかどうか」です。経営者の思いを具現化するには、双方向的なコミュニケーションが必要であると考えるからです。

私の勤めている飲食店のアルバイトでは、週2回社長が各店舗に来店し、店舗従業員に対して企業の在り方や今後の方向性を説明します。一方、店舗従業員から社長に対して仕事における課題や不満、お客様からの要望を伝えています。そのため、どの店舗に行っても変わらないサービス展開が実現しているのです。

御社でも、社長や部長、課長、一般社員など役職に関係なくコミュニケーションが活発になされています。また、御社の「顧客第一」という社長メッセージに大変共感しております。入社後、社長の思いを具現化するために、誠意を尽くしてまいります。

例文⑤

例文⑤

私の企業選びの軸は、「チームワークを大切にしているかどうか」です。1人で解決できないことでもチームで協力すれば成し遂げることができるからです。

私は、所属するゼミで、卒業する先輩たちに送別会をしたいと考え、ゼミのメンバーに提案しました。メンバーには快く受け入れてもらい、各役割を決めて準備を進めました。多くの先輩たちから好評を得たスライドショーは決して自分だけでは作ることができない完成度の高さでした。この経験から、自分1人ではできないことも、チームであれば成し遂げられることを実感しました。

御社での仕事も、決して1人で完結することはなく、さまざまな役割の異なる職種の方が協力し合って、1つの映像作品を完成させます。自分の役割を全うしつつ、チームワークで協力し、作品のクオリティーを高められるような存在になれるよう努めます。

自分の強みを活かせる

自分の強みを活かせるかどうかは、長いキャリアを築くうえで大切です。自分の強みを活かすことで、良い成果を出すことができ、会社からは評価してもらいやすくなります。そのため、強みをどんどん伸ばすことができ、仕事を楽しいと思えるようになることでしょう。

ここからは、自分の強みを活かせるかどうかを企業選びの軸とする場合の例文について紹介します。

小峰 一朗

プロフィール

企業選びの軸として「自分の強みを活かせるかどうか」という視点はとても大事ですが、その強みを活かすことにより「さらなる成長につながる環境や機会があるかどうか」という視点まで広げて説明できるとさらに良くなると思います。

例文①

例文①

私の企業選びの軸は、「持ち前のプレゼンテーション力を活かせるかどうか」です。わかりやすいプレゼンテーションを通じて、多くの契約を獲得したいと考えています。

私は、昔から人前で話すことが得意です。学内でおこなわれたプレゼンコンテストでは、3年間金賞を受賞することができました。

御社では、コンペでプレゼンテーションをおこなう機会が多いことと存じております。入社をさせていただいた暁には、わかりやすく相手の印象に残るプレゼンテーションをおこない、契約数の拡大に寄与いたします。

例文②

例文②

私の企業選びの軸は、「強みを活かして人の悩みを解決できるかどうか」です。相手の悩みに寄り添うには、さまざまな角度からのヒアリングが重要だと考えるからです。

大学で心理学を専攻し、カウンセリング技法を学んでいます。相手の悩みに寄り添うには、自分が淡々と話すのではなく、相手に質問をして話をしてもらうヒアリング力が重要だと学びました。私はヒアリング力を磨くために、練習を重ねました。今では友人から私と話をするだけで安心するとよく言われます。

御社では、各顧客の悩みを解決する提案をすることが求められます。営業職としてヒアリング力を活かし、相手の悩みを適切に汲み取り、ニーズに合ったご提案ができるよう努めます。

例文③

例文③

私の企業選びの軸は、「マネジメント力を発揮できる環境かどうか」です。マネジメントする人の力量で、チームのパフォーマンスは大きく左右されると考えています。

私は高校生の頃から中学生のバレーボールチームの講師を務めており、30人以上の中学生を統率する経験を通じて、マネジメント力を高めることができたと自負しております。また、マネジメント力を活かしてチーム全体の力を高めることに大きなやりがいを感じています。そこで、入社後もマネジメント力を活かせるようなキャリアを歩みたいと考えています。

御社に入社させていただいた際には、チームを牽引していけるようなマネージャーを目指し精進いたします。

例文④

例文④

私の企業選びの軸は、「課題解決力で成果を発揮できる仕事かどうか」です。課題解決力を活かすことで、顧客の課題を論理的に解決することができると考えています。

私はInstagramにて情報発信をおこない、フォロワー数の拡大を目指しています。数ヶ月前、フォロワー数を増やすため、闇雲に投稿数を増やしました。しかし、1日に増えるフォロワーは10人以下でスランプに陥りました。

そこで、課題の追求とフレームワークを用いたいくつかの解決策を考案しました。解決策を1つ1つ試し、その結果をきちんと整理し、次のアクションへとつなげました。この一連の流れを2か月おこなったところ、フォロワー数が1000人増加し、現在は5000人以上のフォロワーを獲得できています。

この経験から、自分の強みは課題解決力だと認識し、この強みを発揮できる環境で活躍したいと考えています。御社に入社した際には、課題解決力を活かし、顧客の課題を解決し、信頼を高めていけるよう、尽力いたします。

例文⑤

例文⑤

私の企業選びの軸は、「チャレンジ精神を発揮できる環境かどうか」です。新しいことでも恐れずに挑戦することで、一度きりの人生に刺激を与え、やりがいを持てるからです。

大学では視野を広げるため、さまざまなことにチャレンジしてきました。具体的には、サークル活動、2社の長期インターン、週1回のボランティア活動、海外留学、学生団体の運営をおこないました。

大学以前まで、新しいことに取り組むことを避けてきたので、はじめは不安を感じていました。しかし、異なった環境で学ぶことは多く、それが刺激となり、挑戦することが楽しくなりました。

御社では、社員の方が活躍できるフィールドが多く、他部署間異動が活発であるということを説明会で拝聴いたしました。御社で、さまざまなことにチャレンジし、高いモチベーションで挑んでいきます。

やりがいを得られる

仕事をするうえで、やりがいを得られることは重要で、それがモチベーションになります。やりがいを感じられない仕事に取り組んでいる人は、何のために汗水流して働いているのかという意義がわからなくなります。

ここからは、やりがいを企業選びの軸にする場合の例文を紹介するので、参考にしてください。

鈴木 洵市

プロフィール

やりがいという言葉はよく使われるからこそ、「何についてやりがいを感じるのか」という内容を深掘りして伝えることが必要です。やりがいは表現として使いやすい反面、実はぼやけた言葉にもなるので注意しましょう。

例文①

例文①

私の企業選びの軸は、「人の夢を叶えることに直接携われるかどうか」です。誰かの夢の実現が自分の活力になるからです。

私の姉は、どうしても入社したい企業から内定を得るため、1年間就職浪人をしたのち、第一志望の企業から内定をもらいました。内定獲得に向けて必死に活動する姉の姿、そして実際に夢を叶えた瞬間を見て、自分も大きく心を動かされました。このときの姉の姿が印象的で、夢に向かって頑張る人を支えられる仕事がしたいと思うようになりました。

御社で、多くの求職者の夢を叶えられるようモチベーション高く取り組んでいきたいと考えています。

例文②

例文②

私の企業選びの軸は、「不便な生活を支えられるかどうか」です。不便な生活には人の助けが必要だと強く感じるからです。

私は、高校2年生の時に足を骨折して入院しました。その際に、普通に歩くことがままならない不便さにやりきれない気持ちになりました。そんな中、看護師さんが優しく支えてくれたことで、前向きにリハビリに取り組めるようになりました。そして私も、こうした不便な生活を強いられている人の助けになりたいと感じています。

御社では、リハビリするにあたって、患者さんとの綿密なコミュニケーションを大切にしているというお話を社員の〇〇さんからお聞きしました。入社後、患者さんが前向きな気持ちになれるよう、一人ひとりに寄り添ったサポートをおこなってまいります。

例文③

例文③

私の企業選びの軸は、「0から1にする仕事ができるかどうか」です。好奇心旺盛で新しい発見に楽しさを感じるからです。

私は、大学2年生の夏休みに、ゴミ拾いを促進するアプリを開発し、〇〇コンテストにてイノベーション賞を獲得しました。この経験から今までになかったものを自分の発想で新たに生み出す楽しさを発見しました。

御社では、毎年多くの新規サービスを企画・リリースされています。御社に入社した際には、ビジネス向けの新たなWebサービスを開発し、新しい価値提供ができるよう努めて参ります。

例文④

例文④

私の企業選びの軸は「売り上げの達成に向けて自分なりに試行錯誤できるか」です。自分の考えた売場でものが売れていくことにやりがいを感じるからです。

私はスーパーのアルバイトで、売込商品を1つ決め、独自の売場展開を考え、1ヶ月間売場づくりをおこないました。その結果、対象商品の売上は前月の1.5倍となり、達成感とものが売れることの面白さを感じました。

御社では、各店舗の社員がそれぞれ試行錯誤した売場を展開されています。御社に入社させていただいた暁には、お客様のニーズを考え、商品が売れるような売場づくりに尽力いたします。

例文⑤

例文⑤

私の企業選びの軸は、「自分の知識でお客様の課題が解決できるかどうか」です。知識をつけることに価値を感じ、それが人の役に立つことで、さらなるモチベーションの向上になるからです。

私は、大学で5つの資格を取得し、月に10冊の本や論文を読むことを習慣化しています。好奇心旺盛で自分の知らなかった知見を得ることに有意義さを感じるからです。

御社では、再来店顧客の活性化を主軸とした経営をされています。お客様の役に立つ知識は積極的に学習し、登録販売者としてお客様のお薬に関する悩みの解決及び信頼の獲得を目指し、再来店顧客の拡大に尽力いたします。

社会課題の解決

仕事を通じて、社会に貢献していきたいと考える人もいることでしょう。社会に貢献することを使命として働くことで、責任感が養われ、自分の存在意義も高まります。人生における自分の必要性や価値を見出すことができるでしょう。

しかし気をつけたいのは、どの企業も社会貢献しているということ。単に企業選びの軸を「社会貢献できるかどうかです。」と伝えても何のアピールにもなりません。どのような形で社会課題を解決し、貢献していきたいのかということを明確にします。そのために、自分の価値観に基づく成し遂げたいことをじっくり考えていきましょう。

富岡 順子

プロフィール

社会課題と一言で言っても、世の中にはたくさんの社会課題があります。

あなたが関心を抱いている社会課題は何なのか、どうしてその課題に興味を持つようになったかを具体的な経験を交えて話してください。

その課題に対して、学生時代にどのようなアクションを取ってきたかを併せて伝えられるといいですね。

例文①

例文①

私の企業選びの軸は、「環境問題の解決に寄与できるかどうか」です。環境問題の解決こそが持続可能な社会の実現には必須で、今を生きる私たちがおこなうべきことだと強く感じるからです。

アパレルショップのアルバイトで、多くの商品が在庫過多となり、廃棄していることに強い問題意識を持ちました。そこで、衣服の廃棄について調べるようになりました。生産から廃棄までに多くの二酸化炭素が排出され、環境に悪影響を与えている事実を知り、いたたまれない気持ちになったのです。

御社では、着なくなった衣服の回収サービスやサステナブルな衣料品開発事業を展開され、環境に配慮した経営をされています。御社に入社した際には、環境に配慮した形での事業運営に貢献できるよう尽力いたします。

例文②

例文②

私の企業選びの軸は、「子どもの貧困改善に携われるか」です。未来を担う若者が、家庭環境を理由に自分の選択肢を狭めることがないようなサポートをしたいからです。

大学1年生から貧困世帯の小中学生の学習支援ボランティアをおこなっています。貧困家庭で生まれ育ち、他の生徒から学習の遅れを取っている子どもたちが多くいます。

彼らは、自分たちがつらい思いをしてきたからこそ、人の痛みがわかる思いやりのある生徒ばかりです。これからの社会を担う子どもたちに、家庭環境のせいで、夢を諦めてほしくないという気持ちを強く持つようになりました。

御社では、貧困層や障がい者である子どもたちの学習及び求職者の支援をされています。入社後は、支援の活動拠点を増やすことで、多くの若者を救うことに尽力してまいります。

例文③

例文③

私の企業選びの軸は、「働きやすい環境づくりの提供に携われるか」です。

昨年の夏に、不動産会社のインターンに参加しておりました。顧客台帳や勤怠に関する書類が溢れ、それらを管理する社員が苦労しているのを目にしました。企業活動の中には、多くの無駄が潜んでいることを知り、それらを効率化して、働く人の手間を削減したいと考えるようになりました。

御社では、ITの力を駆使して業務効率を図るサービス事業を昨年から開始されました。新しい事業だからこそ、より多くの企業からの信頼や口コミを集め、事業の拡大に貢献したいと考えております。

例文④

例文④

私の企業選びの軸は、「高齢者の暮らしやすい社会の実現ができるか」です。超高齢社会である日本において、新たなビジネスチャンスを見つけ、社会への貢献を図ることが求められていると思います。

私は、よくビジネス書を読むのですが、必ず「少子高齢化」「超高齢社会」という言葉が出てきます。高齢社会を生き抜くためには、高齢者の暮らしやすい社会の実現が必要不可欠であると考えました。

御社では、介護事業をはじめ、高齢者向けの食材宅配やフィットネス、人材事業を通じて、高齢者を支えるビジネスを展開されています。今後、御社が社会からより求められる企業として、新規事業の確立や各事業規模の拡大に尽力いたします。

例文⑤

例文⑤

私の企業選びの軸は、「医療従事者の働きを支えられるかどうか」です。医療現場における働き手の確保に強い問題意識があるからです。

看護師を勤める姉が、医療現場の働き手不足により、毎日疲れ果てる姿を見て、胸が痛む思いでした。自分に合った働く環境が見つからないために、看護師の資格を持っているのに働くのを断念する人が多いという話を姉から聞いたのです。この現状に対して、人それぞれにあった活躍の場の創出と社会課題である医療の逼迫状況の改善に携わりたいと思うようになりました。

御社では、看護師に特化した人材事業を主軸とし、業界No1の顧客満足度を得ています。そのような実績のある御社で、求職者の要望や悩みに寄り添ったご提案に尽力致します。

顧客への価値提供

顧客への価値提供は、仕事の醍醐味です。企業は、顧客への価値提供を通じて、利益を上げています。そのため、顧客への価値提供を企業選びの軸として適切に伝えることができれば、有効なアピールになり得ます

しかし、社会貢献と同様に顧客への価値提供は、どの企業でもおこなっていることです。ただ「顧客へ価値を提供していきたいです。」というだけではもちろん評価を得られません。

以下の点をよく考えて、企業選びの軸をみつけてみましょう。

  • どんな顧客にどのようなことで価値を提供したいのか
  • なぜそれを自分が果たしたいと思うのか
  • その価値提供のために自分ができることは何か

小峰 一朗

プロフィール

企業選びの軸として「顧客への価値提供」を回答する際は、直接的・関節的な視点で考えましょう。

企業内には顧客と直接的にかかわる部門と間接的にかかわる部門がありますね。

直接部門は顧客への価値提供が見えやすいですが、間接部門はその価値を表現することが難しいかもしれません。そんなときは、①直接部門への価値提供から②顧客への価値提供という2ステップで表現することを意識してみると良いでしょう。

例文①

例文①

私の企業選びの軸は、「消費者に新たな出会いを創出できるかどうか」です。新たな出会いにより価値観を広げることができ、人生に彩りを与えることができるからです。

ネットを閲覧していたら、あるWebマーケティングスクールの広告に出会いました。はじめはその言葉自体知らなかったのですが、スクールでの勉強をする中で、Webマーケティングが日常に強く結びついていることを知ったのです。さらなる可能性があることを感じ、就職活動でもWebマーケティング業界を志望するようになりました。

この経験から、新たな出会いは自分の価値観を広げ、人生を変える力を持っていることに気づいたのです。

御社に入社後、ネット広告市場の拡大を図ることで、消費者により多くの新たなモノとの出会いを提供したいと考えております。

例文②

例文②

私の企業選びの軸は、「苦しんでいる人を助ける仕事ができるかどうか」です。苦しんでいる時こそ、人の助けが必要であると強く感じるからです。

昨年、祖父の他界により初めてお葬式に参列しました。喪主を務める祖母は、悲しみが溢れる中、葬儀の準備から挨拶まで多くのやるべきことに追われていました。1番つらい思いをしている人が1番大変な思いをして、祖父とのお別れの時間を十分に取れていないことにいたたまれない気持ちになりました。

その時から、苦しんでいる人こそ支えてあげたいと思うようになったのです。

御社では、葬儀代行サービスを展開し、喪主の負担軽減に取り組んでいらっしゃいます。しかし、まだ認知度が低く利用者数が少ないことが課題であると説明会時にお聞きしました。

御社に入社させていただいた際には、お客様への葬儀代行サービスのご提案をおこない、喪主の負担軽減につなげることに尽力いたします。

例文③

例文③

私の企業選びの軸は、「お客様に心が安らぐ時間を提供できるか」です。人生には休息の質を高めることが重要であると考えるからです。

昨年末、大学のレポートや実習、インターンと多忙な日々で年を越しました。その分、三が日は、御社の〇〇ホテルでゆったりと過ごしました。

窓辺から見える広大な自然とスタッフのおもてなしにより、日々の喧騒から離れ、質の高い休息を取ることができました。そのおかげで、次の日から勉強やインターン業務全ての日常生活において、高いパフォーマンスを発揮できるようになりました。

御社に入社後、お客様に人生の安らぎとなる非日常空間をお届けすることに励んでまいります。

例文④

例文④

私の企業選びの軸は、「働く人がやりがいを持って仕事ができることを支えられるか」です。働くうえで、適切な評価をされることは仕事のモチベーションを高める重要な要素であると考えています。

大学2年生の時に参加したインターン先では、評価制度が確立されていませんでした。自分よりも結果を出していない人が高い評価を得ていることを知った時に、急にやる気を喪失してしまったのです。そんな時に、御社の人事評価システムサービスを知り、働く人が公平で適切な評価を受けられることを提供したいと思いました。

御社に入社後は、各企業毎に抱えている従業員規模やニーズを汲み取ったプランのご提案に尽力いたします。

例文⑤

例文⑤

私の企業選びの軸は、「中小企業の経営を支えられるか」です。中小企業の経営を活性化することは日本経済の発展につながるからです。

私は社会に大きな影響を与える存在になりたいと思い、就活を始めました。就活をしている中で、日本企業に占める中小企業の多さに気づき、中小企業の経営を活性化することができれば、社会に大きな影響を与えることができると思いました。

御社では、中小企業に特化したコンサルティングで、トップシェアの売上実績を誇っています。各企業の利益に貢献できるようなコンサルティングをおこないつつ、さらなる新規顧客の獲得を目指します。

自身の成長

人生という貴重な時間の多くを仕事に捧げるため、成長していけるかどうかを重要視したい人も多いでしょう。

各企業が持つ成長に対する考えは、企業規模、業界、企業独自の考え方によって大きく異なります。

「成長する」と一言でいっても、どういった成長をしていきたいのかを言語化することが重要です。その成長が成し遂げられるのはどういう企業なのかを見つけ、軸にしていきます。

どういった成長をしていきたいのかを考えるには、以下の項目を考えてみるとよいですよ。

  • 3年目、5年目にはどんな役職でどのような仕事をしていたいか
  • その企業で成し遂げたいことは何か
  • スピード感を持って成長したいか
  • さまざまな経験を経てじっくりと成長していきたいか
  • 1つのスキルを伸ばしていきたいか
  • 多方面のスキルや知識をつけていきたいか

鈴木 洵市

プロフィール

企業選びの軸として「自身の成長」を伝える際は、自分にばかりベクトルが向いた回答とせず、自分の成長で企業にどのように貢献できるかという視点を踏まえた回答をしましょう。

例文①

例文①

私の企業選びの軸は、「1年目から責任のある仕事ができるか」です。スピード感を持って常に成長することが、モチベーションの源泉となるからです。

大学1年次に文化祭実行委員を務めました。しかし、実行委員の3分の1が感染症にかかってしまい、少人数体制で企画から開催準備をすることになりました。限られた人数で成し遂げなければならないからこそ、スピード感を持って成長する環境に身を置くことができました。

この環境を経験したことで、スピード感を持って常に成長できることは、自分の行動における内発的動機になることを実感しました。

御社では、1年目から経営者層と携わりながら仕事をすると伺いました。御社で、1年目からスピード感を持って成長し、いち早く企業の利益に貢献していけるよう、精進いたします。

例文②

例文②

私の企業選びの軸は、「若いうちからリーダーとして活躍できるかどうか」です。

中学でテニス部の部長を、高校で生徒会長を、大学ではゼミ長を務め、常にリーダーとして励んできました。リーダーになって取り組むことで、自分とチーム両方の成長を実感できることにやりがいを感じます。

御社では、入社3年目社員がプロジェクトリーダーを務め、若いうちからリーダーとして活躍されている方がたくさんいます。入社後、周囲に働きかけられるようなリーダーになれるよう、努力いたします。

例文③

例文③

私の企業選びの軸は、「実績に対してきちんと評価を得られるか」です。評価されることで、次なるアクションへの活力となるからです。

大学2年次に営業のインターンに取り組んでいました。インターン先では、実績を出せば出すほど評価され、より大きな仕事を任せてもらえました。最終的には、インターン生のマネジメントや人材活用の仕事まで任せてもらえるようになりました。

御社は実力主義であり、社員全員の成長マインドが高く、お互いを刺激し合いながら仕事をしていると社員の〇〇さんから伺いました。御社に入社後は、常に高い目標を持って成長していけるよう、日々努力いたします。

例文④

例文④

私の企業選びの軸は、「出産後も成長できる働き方ができるか」です。出産によってキャリアや成長を犠牲にしたくないからです。

私の姉は、出産を機に育児休暇を取得、そのあと無事に仕事へ復帰しました。しかし、出産後の社員は出産をしていない社員に比べて全くキャリアが異なっていることを復帰後に痛感し、結局自分に合ったキャリアを歩むことはできないため、昨年退職しました。

御社では、出産をして子育てをしながら働いている方が7割を占め、その方々も管理職やマネージャーを務めています。御社で出産後も諦めないキャリア選択をおこなうことで、仕事を懸命に取り組みます。

例文⑤

例文⑤

私の企業選びの軸は、「スペシャリストとして成長していけるかどうか」です。専門性を高めることで、技術力の高いサービスを構築し、企業の利益に貢献することができるからです。

大学2年次からプログラミングを学び始め、今ではより高いスキルを持ちたいと思うようになりました。

御社では、スペシャリストコースとジェネラリストコースを選択することが可能であるという説明をお聞きしました。入社後、スペシャリストとして高いプログラミングスキルを身につけ、技術力のあるITサービスの構築を目指します。

企業理念への共感

企業理念は、その企業が存在する意義そのものであり、企業の価値観を知るうえで大切な要素です。軸が企業理念と合致していることは、企業と自分がマッチしていることを伝えるのに有効です

また、しっかりと自己分析をして自分の価値観を明確にしたうえで企業理念とのマッチ度を確認できれば、入社後のミスマッチも感じにくくなります。

富岡 順子

プロフィール

どうして企業はその言葉を理念として掲げているのか、それを元にどんな事業をおこなっているのかを理解して初めて「企業理念への共感」が成り立ちます。代表者の想い、会社としてどこを目指しているのかなど全体像を掴むようにしてください。

例文①

例文①

私の企業選びの軸は、「人々に安全で快適な生活を提供できるか」です。安全と快適を両立させることで、人々の生活をより豊かにすることができると考えるからです。

世の中には便利なものがたくさんある一方、その裏には環境破壊や健康被害をもたらすものが多くあることに懸念を抱き、卒業論文のテーマにも取り挙げています。そこで、御社の「革新的な技術を創造し、安全と快適を両立させることで、人々の生活を豊かにします」という企業理念を見て強く共感しました。

御社は研究開発力の高さを強みとして、衝突回避センサーや自動運転、カーボンニュートラル実現に向けたEV車の増産をしています。

御社の高品質な商品を日本のみならず、海外への販売も拡大することで、より多くの人々に安全で快適な生活を提供していくことに尽力いたします。

例文②

例文②

私の企業選びの軸は、「潜在的なニーズを形にできるか」です。潜在的なニーズを具現化することで、大きなイノベーションを生むことができるからです。

大学で経済学を専攻し、ビジネスイノベーション論という講義を履修しました。その際に、日本企業で革新的な商品やサービスを展開する企業をグループ毎に発表しました。各企業毎の発表を聞いて、全てに共通していたことがありました。それは、顧客の潜在的なニーズを形にすることで、大きなイノベーションになるということです。

御社の「食事の提供とともに居場所を提供する」という企業理念は、まさに居場所が欲しい顧客の潜在ニーズを形にしていると考えます。御社に入社をさせていただいた際には、潜在的なニーズを追求し、今後も顧客に新たな価値を提供し続けてまいります。

例文③

例文③

私の企業選びの軸は、「誰もが働きやすい環境を提供できるかどうか」です。一人ひとりが平等に働く権利があると考えるからです。

私は、国籍が異なる両親から生まれ、日本人とは見た目が異なり、小学生の頃いじめを受けていました。その経験から、さまざまなバックグラウンドを持つ誰もが生きやすい社会を実現したいと思うようになったのです。

御社は、「多様な価値観を大切にする社会の実現をサポートする」という企業理念のもと、さまざまなバックグラウンドを持った人の人材サービスを展開しています。入社後、より良いサービスの改善を図り、誰もが働きやすい環境のご提供に励んでまいります。

例文④

例文④

私の企業選びの軸は、「当たり前の生活を支えられるか」です。当たり前の生活を守ることで、世の中に安心を提供したいからです。

東日本大震災の時に、普段当たり前のように使っていた電気や水道が使えないことに強い恐怖心を抱きました。また、当たり前の生活には、多くの人の努力で成り立っていることを感じました。この経験から、当たり前の普段の生活をつくるために、自分自身も責任のある行動をしたいと考えるようになりました。
  
御社では、「当たり前の生活を途絶えないことが私たちの使命である」という企業理念のもと、活動されています。入社後、強みである責任感を活かし、人々の当たり前の生活を支え、安心をご提供してまいります。

例文⑤

例文⑤

私の企業選びの軸は、「快適な住環境を提供できるか」です。毎日過ごす場所だからこそ、価値を提供したいと考えるからです。

私は家に帰ってくると、安心してその日の疲れを取ることができます。もちろん家族がいてくれることと同時に快適な住環境があることが最大の要因であると考えます。住環境は家族構成や人それぞれの価値観によって求めるニーズは大きく異なります。

就職活動を通じて、御社の「ー帰りたくなる住まいー快適な暮らしとくつろぎ、安らぎを提供します」という企業理念に共感しました。入社後、お客様が安らぐ住環境をご提供できるよう、尽力致します。

働きやすさ

働きやすい会社で働くことで、仕事のパフォーマンスを高めることができます。働きやすさについても人によって定義は異なります。自分にとって働きやすい会社とはどんな企業か、自分が働くことを想像して考えてみましょう。

厚生労働省によると、各省庁で社員の働きやすい環境をつくるため、以下のようなさまざまな認定や表彰、制度などがあります。

  • イクメン企業アワード
  • 働き方・休み方改善ポータルサイト
  • グッドキャリア企業アワード
  • 健康経営銘柄
  • ダイバーシティ経営企業100選

働きやすい会社とは何かを考える際の参考にしてみてくださいね。

選考で企業選びの軸に「働きやすさ」を挙げてしまうとあまり良くないのでしょうか? やる気がないと思われそうです……。

小峰 一朗

プロフィール

仕事に関する軸と併せて回答しよう

良いか悪いかで言うと断言は難しいですが、「働きやすさ」というのは仕事をするうえでの環境や条件なので、とても大切なことであり、企業選びの軸にあって当然かとも思います。もしも自分にとって働きにくい職場だったら、パフォーマンスも発揮できず、価値ある仕事なんてできないですからね。

ただ「働きやすさ」だけあれば、価値ある仕事ができるかといったらそうではありませんよね。なので、仕事そのものに関する軸とあわせて回答することが大事ではないかと思います。

例文①

例文①

私の企業選びの軸は、「自由な環境で働けるかどうか」です。自由な環境で働くことで、仕事の生産性を上げられるからです。

一昨年から大学の講義がオンライン化し、自宅やコワーキングスペース、図書館など環境を変えて学習しております。自宅での学習は、大学まで通う時間を有効活用することも可能です。さまざまな環境での学習によって、気分転換することができ、より集中することができます。

御社では、テレワークの導入と自由な場所で働ける仕組みづくりをされています。自由な環境で働くことができる御社で、高いモチベーションを持ち、仕事の生産性を上げることに尽力いたします。

例文②

例文②

私の企業選びの軸は、「自分で時間をコントロールして働けるかどうか」です。自分の意思で主体的な行動を取れることに、充実感を得られるからです。

大学1年次の授業では、講義型が中心でやるべきことが全て決まっていたため、退屈さを感じていました。一方、2年生以降のゼミ活動では、学生たち自らおこなうべきことや長期的な計画を立てることができ、充実感を持って取り組んでいます。

御社では、フレックスタイム制を導入し、社員が自由に仕事の計画を決めることができるとお聞きしました。このような環境がある御社で、主体的に考え行動し、仕事への充実感を高めることで、大きな成果を出してまいります。

例文③

例文③

私の企業選びの軸は、「育児をしながら仕事ができるかどうか」です。キャリアと家庭を両立させた人生にしたいからです。

私は、中学・高校時代に部活と勉強、大学時代にはインターンと勉強に取り組み、文武両道に励んできました。今あるリソースを最大限活用し、両立への実現を図ることに有意義さを感じました。

御社では、社内保育所の完備や時短勤務、育児セミナーなど育児と仕事の両立をしやすい環境が整っています。育児制度を活用しながら、その分企業に貢献していけるよう、キャリアを積んでいきます。

例文④

例文④

私の企業選びの軸は、「仕事とプライベートをどちらも充実させられるかどうか」です。仕事とプライベートにメリハリをつけることで、より仕事に身が入るからです。

私の所属する軽音楽部では、決められた活動時間外にも集まって練習をしていました。プライベートの時間が失われることで、自分を含めメンバー全員の集中力が低下していることに気づいたのです。

そこで、プライベートの時間と活動時間にメリハリをつけ、中身の濃い練習をしようとメンバーに提案しました。現在は、プライベートの時間を確保し、メンバー全員が活動時間中に高いモチベーションを持って練習することができています。

入社後も、プライベートを充実させることでモチベーションを高め、仕事に取り組んでまいります。

例文⑤

例文⑤

私の企業選びの軸は、「長く働けるかどうか」です。長く働くことで、会社に対して多くの還元をできるような社員になりたいからです。

私は、教員免許を取得しており、人に教えることが得意でかつやりがいを感じます。企業で働くキャリアプランとして、いつか新入社員をはじめとした若手社員の教育に携わりたいと考えています。そのためには、自分が長く働き、知識をつけることが必要です。

御社では、社員が長く働きたくなるような施策を多く取り入れ、社員の定着率が毎年90%以上と高い実績を誇っています。未来を担う若手社員が活躍する教育ができるよう、まずは自分自身が仕事で結果を出し、長期的な利益の貢献に尽力いたします。

社員の魅力

働いている社員である「人」を軸にすることもできます。企業活動は、働いている人によって成り立っています。働いている人がどんな志を持って、どのような働き方をしているかを知ることは大切です

自分の憧れる社員がいれば、自分の目指すべき姿も明確になります。働いたことがない学生にとって、社会人として働いている人の姿は参考になりますよ。

ただし、会社のHPだけで社員の魅力を感じ取ることは難しいです。OB・OG訪問やインターンシップに参加して、働いている人の魅力をよく観察しましょう。また、他社の社員と比較し俯瞰して見ることが大切です。

鈴木 洵市

プロフィール

企業選びの軸として「社員の魅力」と回答する場合は、会社全体の魅力として捉えられるような伝え方が大切です。特定の個人の話を展開すると、単なる1社員への憧れと捉えられかねないので注意してください。

例文①

例文①

私の企業選びの軸は、「社員全員が同じ目標を持って取り組めるかどうか」です。組織での活動は、メンバー全員が同じ目標を持つことで、より大きな成果を成し遂げられるからです。

大学の軽音楽サークルでバンドを組んでいます。バンドメンバーそれぞれの考える方向性の違いから、全員が納得のいく演奏ができない状況がありました。そこでミーティングをおこない、それぞれの意見を伝え譲歩し合いながら、1つの目標を決めました。

同じ目標を持って練習に励んだ結果、メンバー全員が納得のいく演奏をすることができ、観客からは多くの感動の言葉をもらいました。

御社のインターンシップに参加した際に、社員の方全員が同じ目標に向かって仕事をされていることに強い印象を受けました。入社後は、社員のメンバー全員が常に同じ目標に向かっていくために働きかける存在になれるよう、努力いたします。

例文②

例文②

私の企業選びの軸は、「競争意識の高い人が多い環境かどうか」です。競争しながら自分を高めることで、結果的にそれが企業の成長を高めることになるからです。

小学校4年生から12年間野球をしております。野球では、メンバー入りするためのチーム内競争、試合勝利のためのチーム間競争があり、どの局面でも競争がつきものでした。競争することは、自分の可能性を高めるモチベーションとなります。そんな競争する環境で育ったため、社会に出た後も競争環境の中で、自分を成長させていきたいと考えております。

実力主義で周囲との競争環境がある御社で、自分を高め、企業の成長に貢献していきます。

例文③

例文③

私の企業選びの軸は、「熱意を持って仕事ができるかどうか」です。熱意を持って仕事をおこなうことで、顧客からの信頼を得られると考えるからです。

昨年、成人式の振袖を選ぶのに何社か比較しました。最終的には、店員さんが熱意を持って、振袖選びのポイントやお店のこだわり、自分に似合う振袖を提案してくれたお店に決めました。

半年前に、OB訪問で御社の〇〇さんとお話をさせていただきました。とても熱意を持って業界や会社のこと、キャリアについてご説明していただいた時のことが今でも強く心に残っていて、こうした環境下で私も熱意をもって働きたいと感じました。入社際は、熱意を持って商品知識を身につけ、顧客にご提案することで、信頼していただけるよう、努力いたします。

例文④

例文④

私の企業選びの軸は、「社員間のコミュニケーションが綿密であるかどうか」です。組織で活動するには、常にコミュニケーションを取ることが必要不可欠であると考えるからです。

私はファストフード店のアルバイトをしております。お客様からのお申し出について、従業員間の情報共有が不適切であったため、お客様からさらなるお叱りの言葉をもらうことがありました。普段からのコミュニケーション不足で認識の違いが生じてしまったことが原因でした。この経験を通じて、日々のコミュニケーション不足が大きな失態につながることを改めて実感しました。

御社では、1on1ミーティング、アイスブレイクタイム、チャットをはじめとした情報共有ツールなどを導入し、社員間のコミュニケーションの活発化を図っています。細かい情報共有や一人ひとりとの丁寧なコミュニケーションを取り、質の高い仕事をおこなってまいります。

例文⑤

例文⑤

私の企業選びの軸は、「自分の尊敬できる存在の人がいるかどうか」です。尊敬できる存在が自分の目指すべき姿になり、モチベーション高く働くことができるからです。

私はゼミのメンバーをまとめる1つ上の先輩を尊敬していました。現在は自分がゼミ長に立候補し、メンバーをまとめています。はじめは苦戦することもありましたが、今ではメンバーから頼ってもらえる存在になりました。なりたい自分になれたのは、目指すべき姿が明確であったからだと考えます。

御社の創業者である〇〇社長は、24歳で起業をし、僅か1年という早さで300万円の売上に成功され、〇〇(商品やサービス名)で高い顧客満足度で支持されています。そんな実績を持つ山本社長に強い尊敬を抱きました。御社に入社し、〇〇社長のような顧客視点のサービスを展開していけるよう、努力いたします。

将来性

せっかく入社する会社になるため、衰退している企業ではなく、将来性のある企業に入社をしたいですよね。

今は、1つの会社で働くだけではなく、転職して自分のキャリアを形成していくことが当たり前の時代になりました。そのため、入社する会社で一生が決まるという訳ではありません。

しかし、将来性のある会社でスキルアップすることで、転職においても引く手あまたな存在になることができます

鈴木 洵市

プロフィール

企業選びの軸として「将来性」と回答する場合は、将来性を客観的に展開せずに、将来的に自分がどのように企業に貢献できるかという要素を盛り込みましょう。

例文①

例文①

私の企業選びの軸は、「中長期的な視点を持った企業かどうか」です。短期的な視点だけでは、企業の存続をしていくことが難しいからです。

就職活動を通じて、ITやAIによるテクノロジーの発展、グローバル化、働き方の変化など社会の変化が著しいことを実感しております。そのため、企業経営では短期的な成功では存続が厳しく、中長期的なビジョンを常に見直すことが大切であると考えます。

御社は、中長期的なビジョンを策定され、かつ日々社員が確認できるようにされています。入社後は、ビジョンを成し遂げられるよう、日々意識して業務に取り組んでまいります。

例文②

例文②

私の企業選びの軸は、「将来性のあるビジネスに携われるかどうか」です。将来性のあるビジネスを牽引していく存在になりたいからです。

私は答えのない課題に対して、論理的に思考することに楽しさを感じます。将来性のあるビジネスは、まだ成熟しておらず、課題や発展性のあるものが多いと認識しております。まだ答えが確立していない発展途上であるからこそ、自分が牽引していくのに、最適だと考えております。

御社のデジタルマーケティング事業は、ノウハウの蓄積がまだ浅く、今後自分が牽引していけるような存在になれるよう、努力いたします。

例文③

例文③

私の企業選びの軸は、「常に最先端のビジネスを視野に入れているか」です。最先端の画期的なビジネスを取り入れることで、世界で通用する企業になれるからです。

大学の講義で、最先端ビジネスにおける日本や海外の事例を学び、日本は海外から遅れを取っていることを知りました。今後も日本国内の少子高齢化やグローバル化が加速する中で、日本だけを視野においても企業の成長は鈍化すると考えています。

御社では、「介護×DX」による最先端のサービス展開で多くの支持を得ています。入社後は、常に最先端的なビジネスに視野を広げ、世界で通用する企業として貢献いたします。

例文④

例文④

私の企業選びの軸は、「将来性のある専門的なスキルが身につけられるか」です。将来性のある高いスキルを身につけることで、自分のモチベーションが高まるからです。

私は、大学2年生からプログラミングを学んでいます。さまざまなプログラミング言語を扱えるようになる自分の成長に対してモチベーションが高まり、さらに高いスキルを身につけたいと思うようになりました。また、今後AIや機械化がより加速する一方、人材不足の状況から、ITスキルは将来性と専門性ともに高いものであると考えております。

御社では、業界内でも有名な高いスキルを有したITエンジニアの方々が多く在籍されています。私も高いスキルを身につけ、モチベーションを高めることで企業のさらなる発展に貢献してまいります。

例文⑤

例文⑤

私の企業選びの軸は、「将来性のある企業かどうか」です。将来性があるということは、今後社会から求められていることに携われるからです。

ネットに不慣れなため、ワクチン接種の申し込みができないお年寄りをサポートする活動をゼミでおこないました。また、衣住食に関するアルバイトにもすべて取り組んできました。このような経験から、社会から必要とされる存在になる使命感は自分にとって誇りになると感じております。

御社の展開する半導体事業は、今後IT機器の発展により、社会から必要とされ、さらなる成長が見込まれると考えます。入社後は、半導体の供給力向上に取り組んでいきたいと考えております。

就活生がやりがち! 企業選びの軸のNG回答

例文をふまえて、自分の企業選びの軸は見つかりましたか。

人それぞれ価値観や考え方は異なり、企業選びの軸に正解はありません。自分なりに独自の軸を立てていきましょう。

しかし、これだけは避けておかないとマイナス評価につながってしまうというものがあります。自分の想定する軸が、次で解説するNG回答に該当していないか、最低限チェックしておいてくださいね。

好き・興味があるか

企業の商品やサービスが好き・興味があるかと言う軸は企業から評価を得づらくなります。なぜなら好き・興味があるというだけであれば、企業からすると顧客でいてくれれば十分だからです。

しかし、その好き・興味があるという気持ちが原動力となって、企業に利益をもたらすこともできますよね。大切なのは、そこまで伝えることです。

企業選びの軸は抽象的なものになりやすいため、企業の商品やサービスが好き・興味があるということに対して、より深掘りしていきましょう

抽象的な軸を深掘りする具体例

A社の〇〇という商品が好き。

↓なぜ?

オシャレなデザインが好きだから。

↓なぜオシャレなデザインのものが好きなのか?

オシャレなものを身につけることで気分が上がるから。

↓ここから言えることは?

オシャレなもので消費者の生活に彩りを与えられる仕事ができるかどうか(=企業選びの軸)

福利厚生が良いか

働きやすさを重視するため、福利厚生が良いかを軸にしようと考えている人もいるのではないでしょうか。

しかし、福利厚生とは本来、企業に利益をもたらしてくれる人材に対してあるものです。利益をもたらすことが前提にあるため、その意識が低く、単に福利厚生を享受したいという思考では、なかなか意欲が伝わりません。

決して、働きやすさを企業選びの軸とすることが悪いわけではありません。働きやすさをなぜ企業選びの軸とするのかを深掘りし、その一例として企業の福利厚生を用いるというのは良いでしょう

富岡 順子

プロフィール

福利厚生目当てのような伝え方をしてしまうと、やる気がないのではないかと判断されかねません。

仕事への意欲があり、良いパフォーマンスを発揮するために休暇制度や健康増進支援といった福利厚生が重要だと感じた経験を一緒に伝えるようにしましょう。

知名度があるかどうか

知名度があるかどうかを企業選びの軸とするのは避けましょう。なぜなら、知名度があるからといって、その企業があなたの価値観に合う企業かはわからないからです

知名度がある企業というのは、テレビCMなどの広告を出している企業や一般消費者に商品やサービスを提供するBtoC企業であることが多く、目にする機会が多いのです。

しかし、目にする機会が多いだけの企業で、自分に合った仕事や働き方ができるでしょうか。答えはNOですよね。逆に、聞いたことがない企業でも、自分に合った企業と巡り合えることもあるのです。

面接官からしても、単に知名度だけで選んでいて、働くという中身を考えられていないなとマイナスな印象につながります。

小峰 一朗

プロフィール

現状知名度で企業を選んでいる人は、「どうして知名度で選んでいるのか」と一度自分と向き合って考えてみましょう。

その理由を深掘りして、今後のあなたのキャリアにとって最適な企業選びの軸なのかどうか、という視点でしっかり考えることが大切です。

周囲が認めるか

親や親戚が認めるか、キャリアアドバイザーが良いというかなど周囲の人にどう思われるかで自分のキャリアを選択していませんか。

就職したら、当然ですが働くのは自分です。自分が納得した企業を選択しなければ、苦痛を感じながら働くことになります。面接官からしても、自分自身のことなのに、周囲が認めるかという人任せで受け身的な姿勢でいる人に良い評価をしたいとは思いません。

決して、他者にキャリアの相談をすること自体は、悪いことではありませんよ。むしろ、自分の気づかなかった視点に気づいたり、自分に合う企業を紹介してくれたりします。ただ、最終的に決断するのは自分であり、周囲が認めるかという他者を主軸とした企業選びの軸は避けましょう

アドバイザーコメント

企業選びの軸は自分の価値観をベースに考えよう

企業選びの軸を考える際は、自分の内からでてくる価値観を一番の軸に据えることが大切です。

どうしても環境や条件など外にある誰かの価値観に影響されがちですが、自分を置いてきぼりにした軸は、企業にも響きませんし、共感も得られません。たとえ、内定がもらえて働けることになったとしても、継続した働きがいを得ることは難しいと思います。

価値観が伝われば企業との信頼関係につながる

また、選考の際にも、自分の内からでてくる価値観を中心にした軸をベースとして伝えましょう。あなたの価値観が伝われば、心に響きやすく、共感を得やすくもなります。

あなたという人に共感することができれば、企業とのエンゲージメントは高まり、この人と一緒に働きたいと思われるような信頼関係を築いていくことができるはずです。そして、信頼関係を築くことができれば、内定にも一歩前進すると思います。

企業選びの軸におけるよくある悩みと解決案

本記事では、企業選びの軸の考え方や見つけ方、適切な伝え方について、例文も交えながら解説してきました。

最後に、就活生が抱えるよくある悩みについて取り上げ、その解決案を解説していきます。企業選びの軸における疑問や不安を解決して、自信を持って就活を進められるようにしましょう。

どうしても企業選びの軸が思いつかない……

面接で伝える企業選びの軸を考えるというマインドから一旦距離を置いてみることが有効的です

思いつかない原因として、「企業にとっての利益を考えなければ」と強い相手視点になっていることが考えられます。この視点自体は良いことですが、気にしすぎて軸が思いつかなくなっているのであれば、一旦距離を置いてみましょう。

たとえば、自分のなりたい理想が「モテる社会人になりたい」だとします。この段階では企業にメリットがあるとは思えませんよね。では、モテる社会人とはどんな社会人なのかを自分なりに定義します。

自分にとってモテる社会人は「仕事で結果を出して、誰にでも親切な人」だとします。「そのような人が活躍できる企業は?」と考えると、以下のような企業が当てはまります。

  • 若手から成長することができる企業
  • 過程より結果を重んじる企業
  • 気遣いができる人が多い企業

このように、最初は自分視点で考えてみると、案外見つかるものですよ。

アドバイザーコメント

難しく考えずに自分の心の声を感じよう

就活はやることがたくさんあり、「選考で企業選びの軸が聞かれるから用意しなければ」と思っても焦ってしまいますよね。ですが、この質問に答えることを目的と考える必要はありません。

まずは、「自分視点」を大切にし、これから自分がどんな風に生きていきたいか、どうありたいか、心の声を感じてみましょう。

自分のありたい姿を考えるためにも、この記事で解説したモチベーショングラフやマインドマップが役に立ちます。過去を振り返り、自分を見つめることで、自分という人間は何が好きなのか、どんな時に幸せを感じるのかを理解することができます。

そこがわかってくると、これから訪れるいくつもの選択の場面で、どんな行動を取ることが自分にとって幸せなのかが見えてきます。結果として、企業選びの軸、つまり何を大切にしたいかが明確になるはずです。

周りの声を聞いてみることもおすすめ

そうは言っても、自分1人だと自己理解もうまくいかないという人もいるかと思います。就活は1人でしなければいけないものではありません。家族や友人など他の人と話すことで見えてくる自分もあります。自己理解を深めるかかわり方をしてくれるキャリアカウンセラーの力も借りてみてくださいね。

企業選びの軸は1つに絞るべき?

企業選びの軸は、決して1つに絞る必要はありません。なぜなら、自分の大切にしたい価値観が1つとは限らないからです。むしろ、複数あった方がその企業が軸に合致することを伝えるのに説得力を増すことができます

以下の例を見てみましょう。

企業選びの軸が1つの場合

・人に感動を与えられる仕事ができるかどうか

→ウエディング業界、イベント業界、エンタメ業界など多岐に渡る

企業選びの軸が複数ある場合

・人に感動を与えられるか
・人の一生に一度きりの経験に携われるか
・若いうちにチームをまとめるマネージャーへと成長できるか

→ウエディング業界のA社に特定可能

企業選びの軸は何個程度持つことがベストでしょうか?

富岡 順子

プロフィール

2~3個程度と複数持つことがおすすめ

企業を選ぶということを考えると、2〜3個ほどか良いと思います。

自分のなかで大切にしたいものは何なのか考え言語化し、それに優先順位をつけて企業を選ぶときの参考にしていきましょう。

アメリカの心理学者エドガー・シャインは、人がキャリアを選択するときに譲れない価値観を「専門分野」「全般管理」「保障・安定」「起業家的創造性」「自律と独立」「奉仕・社会献身」「純粋な挑戦」「生活様式」の8つに分類しました。

キャリアアンカーを知るワークをおこなうと、軸は一つではないという人が多くいます。

さらにキャリアアンカーは時間と共に変化していきます。就活をするうえで自分が何を大切にしたいかを、いくつもの軸を比べ、優先順位を決めておくと納得のいく意思決定ができるようになります。

企業選びの軸が幅広い業界や企業に当てはまる……

企業選びの軸は抽象的なものであるため、軸が幅広い業界や企業に当てはまり、企業を絞っていくことができないと悩みを抱えている人は多いです。そのような場合は以下の2つの解決方法を参考にしてみてください。

①複数の企業選びの軸を掛け合わせる

前述したように、1つの軸だけだとさまざまな業界に当てはまるものの、複数の軸を掛け合わせることで、方向性を定めることができます。

②誰にどんな価値を提供したいのかを明確にする

誰に価値を提供したいかということを考えてみるのも、抽象的な軸から企業を絞っていくことができます。

具体例
「人々の生活を豊かにしたい」→抽象度が高く、さまざまな業界や企業に当てはまる

以下のように誰に価値を提供したいかを定めることで企業選びの軸が明確になります。
→「働く人の生活を豊かにしたい」
→「高齢者の生活を豊かにしたい」
→「学生の生活を豊かにしたい」
→「子育てをする主婦の生活を豊かにしたい」

自分に合った企業選びの軸を見つけて就活を成功させよう!

選考で熱意や意欲を伝えるためにも、そして自分の理想のキャリアを見つけるためにも、企業選びの軸を決めることは非常に役立ちます。就活成功のカギを握ると言っても過言ではありません。

ここまでで解説した方法で、自分に合った企業選びの軸を見つけて、後悔のない企業選択をおこないましょう。

アドバイザーコメント

企業選びの軸は現在地と目的地を結んでいる

企業選びの軸を作るということは、これまでの自分を振り返り、今の自分に向き合うということでもあると思います。

これまで自分がどういう人であったのか、今どういう人であるのか、客観的に俯瞰的に、自分を見ることであなたの現在地が見えてくると思います。その現在地からこれからの新しい自分へ、どっちにその一歩を踏み出すのか、その方向性が「軸」になるということです。

そして、どっちに行くかという方向性を決めるためには、目的地を決める必要がありますね。目的地がなければ、どこへ向かって進めばいいのかわかりません。なので、現在地が見えたら、次は目的地を決めることが大切です。現在地と目的地を結ぶ線が「軸」になるイメージです。

理想の目的地を描いてみよう

目的地とは、あなたが将来「なりたい姿」や「ありたい姿」です。ぜひ、未来の自分を、映画のワンシーンのように、鮮やかでワクワクするようなエンディングを描いてみてくださいね。

もし、一人で描くことが難しいという場合は、近くのキャリアコンサルタントなど、話を聴いてくれる専門家に相談してみることをおすすめします。頑張ってください。

あなたが受けないほうがいい職業をチェックしよう

就活では、自分が適性のある職業を選ぶことが大切です。向いていない職業に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまいます

そんな時は「自己分析ツール」を活用して、志望する職業と自分の相性をチェックしてみましょう。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、ぴったりの職業を診断できます。

適職診断で強み・弱みを理解し、自分がどんな職業に適性があるのか知りましょう。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)

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