転職のタイミングはいつが正解? 目的に合わせた最適な時期を解説

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この記事にコメントしたアドバイザー

  • 横山 慶一

    インテグラルキャリア研究所所長 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント/1級キャリアコンサルティング技能士 SNS:X(旧Twitter)/LinkedIn

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  • 柴田 登子

    libero firm代表 保有資格:国家資格キャリアコンサルタント(登録番号16034907)/2級キャリアコンサルティング技能士(第21S17401472号)/公認心理師(登録番号:55348)/トーストマスターズインターナショナル日本語スピーチコンテスト全国1位(2013、2019年) SNS:Facebook

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  • 谷所 健一郎

    キャリアドメイン代表 保有資格:キャリア・デベロップメント・アドバイザー(登録番号CDA130542) SNS:X(旧Twitter)/Facebook

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この記事のまとめ

  • 目的別! 自分にぴったりの転職のタイミングを解説
  • 今すぐ転職するべき? 第二新卒で転職をするメリット・デメリットを把握しよう
  • 転職までのスケジュールを図でインプットしよう

就職後しばらく働いてみると、今後の生き方や働き方について、改めて見直したい気持ちが芽生えてきた人も居るかもしれません。その際、「転職を考えているけど、今するべきなのかわからない」「最適なタイミングで転職したい」と、転職の時期に悩みや不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。

転職のタイミングを掴むことで、転職活動をスムーズにできたり、より良い条件で転職ができる場合があります。転職はライフプランにかかわる大きな選択なので、そのときの自分の状況や将来像に合わせた適切なタイミングを見極めることが重要です。

この記事では、自分にとっての転職のタイミングはいつなのか、どのタイミングで準備を始めれば良いのかなどを、キャリアアドバイザーの横山さん、柴田さん、谷所さんのアドバイスを交えつつ解説していきます。転職のタイミングに悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

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後悔しないために転職のタイミングは目的に合わせて選ぼう!

働いてみて自分の適性がわかったり、他にもやりたいことが見つかったりすると、誰しも今後のキャリアについて考え直すことがありますよね。そこで転職を視野に入れた時、まず一番に悩むのは転職のタイミングであるという人は多いのではないでしょうか。

人それぞれ転職がスムーズになったり、より条件の良い転職ができる可能性のあるタイミングがあります。それはその人の立場や業務内容、今後のキャリアプランによっても変わってくるので、ここで自分の転職タイミングはいつが最適なのかを確認してみてください。

この記事では、転職をするおすすめのタイミングを目的別に解説。第二新卒として転職をする場合のメリットとデメリットも紹介しているので、納得のいく転職活動を始めることができます。また、今転職活動を始めるべき人の特徴や、準備期間を含めたスケジュールを図解し、転職のタイミングを決めるお手伝いをします。

自分にぴったりの転職タイミングを見極め、後悔のない選択をしてくださいね。

横山 慶一

プロフィール

自分の人生を振り返ると、若い皆さんでも「運が良かった」と感じた経験があると思います。「運」を引き寄せるにはその時を狙うアンテナを張り巡らせることも重要です。

転職活動においては、そのアンテナを張り巡らせることが「タイミングを計る」という行動になります。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

企業の事情を踏まえたおすすめの転職タイミング

企業の事情を踏まえたおすすめの転職タイミング

  • 求人が増える2~3月や8~9月
  • ボーナス支給後の6~7月や12~1月
  • 失業手当給付期間

前提として、最近は通年採用をする企業が多いので、いつであっても転職をすることは可能です。

ただ、企業の事情に合わせた時期に転職活動をすることで、効率の良い転職ができたり転職に際して生じる負担を軽減できる可能性があります。明確にこのタイミングで、という希望がない人はぜひこの時期を検討してみてください。

求人が増える2~3月や8~9月

2~3月や8~9月は企業の出す求人が増える時期です。多くの企業で4月と10月には半期の切り替えがおこなわれるので、それに伴って人事異動が発生し、人員補充のための求人が出されます。

求人が増えると選択肢が増え、より希望の条件に近い仕事を探しやすくなります。採用枠が広がる分チャレンジできる機会も多くなるので、狙い目といえるでしょう

2~3月は4月入社が狙える

4月に入社をすると、新入社員と合わせて研修を受けられる可能性があります。研修を通して基本的なビジネスマナーや業務フローを学べるので、未経験の職種にチャレンジするときはこの時期を狙うのがおすすめです

また、たくさんの同期と一斉にスタートを切ることができるので、職場になじみやすく連帯感が生まれやすいというメリットもあります。企業側も多くの新入社員を受け入れるために準備をしている時期なので、受け入れ態勢が整っているのもこの時期に転職をする魅力といえるでしょう。

柴田 登子

プロフィール

日本の企業は4月の年度始まりが主流です。多くの仕事がそこを起点に展開されるので、4月入社だと職場の1年の流れに始めから組み込まれます。そのため、何かのプロジェクトに途中から投入されて戸惑う、といったことも少なくて済みます。

8~9月は10月入社が狙える

8~9月は中途採用に向けての求人が増える時期です。下半期が始まる10月に向け、人員補充や強化のために採用活動が活発になります。

このタイミングは社内での人員配置が変わりやすく、部署移動をしてきた人や他の中途採用の人と一緒にスタートを切れることが多くあります。4月ほどではないにしろ、研修の体制が整っていたり職場になじみやすいメリットもあります。

また、人員補充や強化の意味合いでの募集は、企業側も新卒に比べ即戦力を重視した採用活動をおこなっている場合が多くあります。前の職場である程度のスキルを身に付け、それをさらに活かしたい場合や、スキルアップをしたい場合はこの時期を狙うのがおすすめです。

谷所 健一郎

プロフィール

下半期がスタートする10月は、比較的中途採用者が多く入社するため、入社後一人で孤立することが少なく、スタートがしやすい時期です。ただし欠員や増員のための募集が多いので、短期間で戦力になることが求められる場合が多くあります。

ボーナス支給後の6~7月や12~1月

転職の時期を考える指標として、ボーナス支給のタイミングも視野に入れてみてください。転職をすると生活環境が変わるので、出費が多くなる可能性があります。それらの費用を補うためにも、ボーナスを受け取ってからの6~7月、12~1月のタイミングはおすすめです。

失業手当給付期間

万が一会社が倒産してしまった場合や、やむを得ず転職先を決める前に退職することとなった場合は、失業手当の給付期間内に転職先を決めることをおすすめします。

手当をもらえるタイミングは自己都合での離職か、会社都合の離職かによっても異なりますが、支給期間は、被保険者だった期間が1年以上10年未満なら90日です。その間に次の就職先を見つけられるようにスケジュールを組むことが重要となります

どうしても失業手当給付期間内に転職先を決められなかった場合はどうすれば良いですか?

横山 慶一

プロフィール

焦らずに将来を見据え納得のいく転職活動をしよう

失業手当が切れると不安になるかもしれませんが、それが転職活動に直接支障をきたすわけではありません。これからの将来を見据えて、本当に自分の行きたいところを探しましょう。

なぜ転職を決意したのか、明確な思いがあったと思います。その初心を忘れずに活動してください。くれぐれも転職活動自体に後ろ向きになってしまわないよう、目標意識を忘れずに一日一日を過ごしてくださいね。

アドバイザーコメント

外資系企業への転職は変則的な年度始まりに注意

外資系企業を志望する人は、転職タイミングが国内企業と異なるので注意しましょう。

外資系企業の会計年度は12~翌年1月であるところが多く、4月開始の日本企業と違うことから、中途採用のタイミングも1月1日入社の案件が多くあります。そのため採用活動は10~12月を目安にし、1月入社を目指すのがおすすめです。同時期に入社する仲間も多いため社内ネットワークを構築しやすくなります。

また、1月入社をすることで社内の会計年度の1年の流れを最初から体験できるため、翌年からの業務を円滑に進めやすいというメリットもあります。

採用が極端に少ない時期は避けるのがおすすめ

一方で外資系企業の採用が極端に少ない時期もあります。特に欧米の会社では7~9月に長期の休暇を取る従業員が多いため、その時期は積極的な採用活動をおこなわない、または選考に時間がかかる恐れがあります。

この時期に書類選考をなかなか通過しないときは、少ない案件に多くの候補者が殺到している場合もあるため、タイミングを後ろにずらして10月以降に活動するのがおすすめです。

ボーナス支給後や、人気な入社月は転職者が多いため、退職したい企業の人材不足と重なり、退職を引き留められることがあるかもしれません。そんなときは、次の記事を読んでみてくださいね。
会社を辞めさせてくれないのは違法? 退職を成立させる手順を解説

目的別! 第二新卒のおすすめの転職タイミング

人それぞれキャリアアップやキャリアチェンジなど、転職をする目的は違いますよね。その目的によって転職活動に有利に働く時期が変わります。

ここからは目的別の転職に最適なタイミングを一つずつ解説していくので、自分に合った時期はいつなのかを確認してみてくださいね。

谷所 健一郎

プロフィール

転職をするときは、目的に合わせてタイミングを考えることが重要です。たとえば、プロジェクトの途中で転職すればメンバーに迷惑がかかります。

また、キャリアチェンジを考えている場合は、関連しない職務の経験を積むより、できるだけ早く転職した方が時間を有効活用できる可能性があります。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

キャリアアップを目指して転職する場合

キャリアアップを目指して転職する場合

  • プロジェクト終了後
  • 昇進後
  • 資格取得後

今自分が持っているスキルを活かし、さらに活躍できる職場へ転職することが目的の場合は、ある程度の役職を持った経歴があったり、プロジェクトを成功させた功績があると、転職活動が有利に進みやすくなります

今の職場である程度の成果を挙げられる見込みがある場合は、それを達成してからの方がおすすめです。下記で事例をふまえ詳しく解説していきます。

①プロジェクト終了後

現在の職場で進行中のプロジェクトがある場合、終了後に転職をするのがおすすめです。プロジェクトの成功のために努力したことや、成功によって職場に貢献した経験談は、同じ職種はもちろん異なる職種であってもアピールできるポイントとなるので、うまく活用しましょう

また、プロジェクトの途中で人員が不足してしまうと、その穴埋めなどの必要性が出てくるため、これまで一緒に仕事をしてきた仲間に負担をかけてしまいます。トラブルの原因になる可能性もあるので、抱えている仕事を終わらせてから新たな気持ちで転職活動に挑みましょう。

②昇進後

職場の環境や昇進制度によっては、入社後数年で役職を与えられる場合もあるでしょう。もし昇進の見込みがある場合は、それが転職後の職種に活きる役職であれば、昇進後の転職がおすすめです。

たとえば前職が接客業の場合、副店長や店長の役職についていればマネジメント経験として幅広い職種にアピールすることができます。特に第二新卒の転職は、スキルや経験よりも人柄や素養を重視されるポテンシャル採用が主流です。若手でマネジメント経験がある人は少ないので、他の第二新卒のライバルと差を付けられる貴重な要素になります。

マネジメントスキル以外の職務経験でもかまいませんが、ある程度のスキルや役職があると希望の職種に転職できる可能性が高くなりますよ

現職で昇進した場合、どれくらい仕事をしてから転職するのが良いですか?

柴田 登子

プロフィール

昇進後の転職はキャリアプランに合わせて検討しよう

昇進後の転職タイミングは転職先で与えられるポジションによって異なります。

同じ役職での採用を希望するのであれば、そのポジションでの実績ももちろんチェックされます。そのため、昇進後すぐに転職するよりも1~2年体験してからの方が良いと思われます。

しかし、転職後に管理職としての役割を求められていないのだとしたらその限りではありません。自分が転職したいタイミングで移っても新しい職場で困ることはないでしょう。

ただしその場合も「昇進したばかりですぐに辞めるのは何かあったのかも」と転職先の会社に疑われないためにも、なぜ今のタイミングで転職しようと思ったのか、明確な理由を準備しておきましょう。

③資格取得後

希望の職種に資格が必須な場合や、資格が有利に働く場合は、資格取得後に転職活動を始めるのがおすすめです。

資格の勉強をしながら転職活動をするのも効率的ですが、転職活動を始めると、場合によっては働きながら企業研究や面接対策に時間を割く必要が出てくるので、勉強に十分な時間を確保するのが難しくなります

そのため、資格の難易度が高かったり試験合格の目途がはっきりと立たないときは、一度現在の職場で仕事を続けながら資格取得に専念すると良いでしょう。

キャリアチェンジのために転職する場合

まったく別の職に就きたい、今とは違った業界にチャレンジしたいなどの場合にも、適した転職時期があります。

特に未経験の仕事にチャレンジするときは、新しいスキルを身に付け、実績や経験を積む必要があるという点でスタートを切るタイミングが重要です。下記でより詳しく解説しているので、キャリアチェンジを検討している人は参考にしてみてください。

未経験職種の転職についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。

未経験からIT業界の転職で役立つ5つの実情|企業選びのコツも紹介
未経験でもエンジニア転職は可能? おすすめ職種や求人の見極め方

20代のできるだけ早い段階

転職を考えている人の中には、そもそも20代のうちに転職をして良いのか悩んでいる人も居るのではないでしょうか。結論から言えば、20代のできるだけ早いうちに転職をするのがおすすめです。

社会人経験が浅い求職者に対しては、企業側もスキルや能力より、人柄や素養などを重視する可能性が高くなります。そのため、特に未経験の職種にチャレンジするときは、早めに転職活動を始めた方がスムーズに選考を進められる可能性がありますよ。

同じ業種でのスキルアップのために転職をするときは、ある程度今の職場で実績を残してからの方が有利になりやすいでしょう。ただ、前職の勤務が長くなるほど高い能力が備わっていると捉えられやすくなるので、即戦力となることを期待される傾向があります。採用のハードルも高くなる点も把握しておきましょう。

アドバイザーコメント

転職は「天の時、地の利、人の和」でタイミングを見極めよう

私を育ててくれた恩師は「天の時、地の利、人の和」という言葉を教えてくれました。

何か物事を動かそうとするときには、「今だ! と心から思えるタイミングかどうか(天の時)」「それを成し遂げるための環境や状況がそろっているかどうか(地の利)」「周囲の親しい人たちはそれを理解して協力してくれるかどうか(人の和)」の3つがそろっていなければならないというのです。

転職は人生の中でも大きな出来事になるかもしれませんので、タイミングを見極め、納得のいく選択をしたいものです。この3つがすべてそろっていないと、納得のいく転職は難しいと思います。

タイミングは自らの努力で生み出そう

まずは、なぜ転職をするのかを明らかにしましょう。ステップアップしたいという意思があり、周囲の人たちから応援をしてもらえる、そんなタイミングを見極めるのが重要です。

また、ただアンテナを張っているだけではなく、自らそのタイミングを生み出していく意欲を持ち、積極的に努力することも大切です。そうすれば、自然と「運」を引き寄せることができるでしょう。

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

私生活の都合で転職する場合

キャリアでなく私生活の都合を理由に転職する場合は、長期的な視点で転職活動のスケジュールを立てる必要があります。特に結婚や出産といった大きなライフイベントに伴った転職は、職場だけでなく私生活での環境も変わるので、それを見越した転職のタイミングを検討しましょう

結婚前後のライフプランに合わせたタイミング

大きなライフイベントの一つに、結婚があります。結婚後の新生活が始まる前に新しい職場に慣れておきたい場合や、育休や産休に対する周囲の理解を得やすくするために早く人間関係を構築しておきたいという場合は、結婚前の転職がおすすめです。

一方、結婚後の生活環境の変化に合わせて職場を選びたい、転職先の職場とのミスマッチを減らしたいなどの場合は、結婚後の方が実情に即した転職活動ができます

出産の前 

出産に関しては、女性の場合は産休を申請する必要が出てきます。育休に関しては男女問わず取得が必要となる可能性があり、出産前後は会社の制度やチームメンバーに頼らざるを得ない場面が増えるでしょう

そのため、精神的、肉体的な負担やトラブルのリスクを減らすことができるよう、出産前に転職し、転職後1年程度は仕事に集中し、職場内での信頼関係を築いてから出産を考えるのがおすすめです。もしくは、育休取得後の、周囲に頼らざるを得ない状況が少なくなった時期に転職しましょう。

転職時期の見極め方はこちらの記事でも解説しているので、併せて参考にしてみてください。
第二新卒に該当するのはいつまで? ベストな転職時期を見極める方法

アドバイザーコメント

環境変化が与える私生活への影響に着目して時期を選ぼう

結婚直後は生活環境が変わるため、業務に支障が出ないか懸念する採用担当者も居ます。そのため選択肢の一つとして、自分からはあえて結婚について触れずに、結婚前に転職してしまう方法もあります。

結婚の時期が迫っている場合は、結婚後少なくとも数カ月経過し、環境に慣れた時点で転職すると良いでしょう。

出産予定がある場合は、現職で産休や育休を取得後、仕事に復帰して転職するのがおすすめです。転職をしてすぐに産休や育休を取得する状況では、採用されることが難しいだけでなく、環境変化が体調に悪影響となるかもしれません。

私生活の事情に合わせたタイミングの検討で転職活動をスムーズにできる

病気などの理由で休職中の場合は、休職期間中の転職活動に対し不信感を抱く採用担当者もいるので、職場に復帰後しばらく勤務したうえで転職するのが良いでしょう。どうしても職場復帰が難しい場合は、病気がほぼ完治し業務に支障を与えないことを応募企業に伝えましょう。

親の介護などのための転職であれば、介護の体制が整った段階で転職すべきです。また転居を伴う場合は、できる限り転居前に現地の転職イベントや人材紹介会社を活用して、転職した方が良いでしょう。

第二新卒はベストタイミング? 第二新卒で転職する3つのメリット

第二新卒の3つのメリット

  • 社会人経験をアピールできる
  • 若手ならではのポテンシャルをアピールできる
  • 新卒では応募できなかった職種も応募可能になる

ここまで20代の転職は早めのうちにするのがおすすめという解説をしてきましたが、実際に第二新卒と呼ばれるタイミングでの転職は、社会人経験やポテンシャルをアピールできたりなど、メリットが多くあります。

ここからは第二新卒で転職する3つのメリットを解説するので、今がベストな時期かどうか悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

①社会人経験をアピールできる

第二新卒は、新卒に比べて数年の社会人経験があります。仕事をするうえでのノウハウや即戦力となるようなスキルを身に付けるには少し短いですが、基本的なマナーやビジネススキルは身に付いていると言えるでしょう。

たとえば、言葉遣いや名刺交換などの基本的なビジネスマナーは、新卒には一から指導しなければなりませんが、第二新卒にはすでに身に付いている場合が多くあります。

企業側としても教育コストの削減につながるので、これまでの社会人経験をアピールすることで転職活動に有利に働く可能性があります

②若手ならではのポテンシャルをアピールできる

前述の通り、第二新卒の採用はポテンシャル採用といい、即戦力となるスキルや能力よりも人柄や素養といった潜在的な能力を求められる傾向があります。

中途採用ではスキルを求められる傾向にありますが、第二新卒はポテンシャルで勝負できるケースが多く、挑戦しやすいといえます

③新卒では応募できなかった職種も応募可能になる

転職を視野に入れて求人サイトなどを見ている時、未経験でも応募可能な求人であっても「社会人経験必須」などの記載があるものを見たことがあるのではないでしょうか。最近は企業も中途採用の比率を増やしていたり、中途採用しか募集をしないという場合もあります

企業によっては新卒採用に重きを置いている場合もあるので、第二新卒は新卒に比べ選択肢が狭くなっているように思えますが、一方でこういった中途採用向けの募集に応募できるという点で選択肢が広がります。

第二新卒での転職を成功させる方法についてはこちらの記事でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。
第二新卒の転職必勝法|納得のいくキャリアを見つける3つのコツ

アドバイザーコメント

第二新卒に期待されるのは社会人としての伸びしろ

第二新卒は、新卒に比べ少しだけ社会人経験があるのが強みです。2〜3年程度と短い期間であっても、初めて社会に出て経験したことで得る学びは非常に多く、一気に成長することができます。企業が第二新卒を採用する場合、この伸びしろに着目することが多くあります。

第二新卒は新卒に準じた教育、育成をする場合が多く、将来性を期待されているのです。

第二新卒での転職は自らを成長させるためのリセット

また、自分自身にとっても実際に一度就職して社会人としての経験を積み、改めて仕事選びをするということは、人生の中で決して無駄なことではありません。むしろ有意義なリセットができると考えて良いと思います。

ただし、この転職が現状への不満や逃避であってはなりません。今の会社が嫌だから転職するのであればステップアップはできない可能性が高いうえに、場合によってはいつまでも就活をする就活慣れのループに陥ってしまいます。

転職前の経験を活かしてステップアップする意識で就活をしてください。このような姿勢は必ず面接担当者に伝わり、評価されます。

横山さんからのコメントのように、第二新卒の転職では気をつけるべきことがあります。仕事がうまくいかないから転職を決めた人は、一度次の記事を読んでみてくださいね。仕事がうまくいかないときの対処法について解説しています。
仕事がうまくいかないあなたに|状況別の対策と心を休めるコツを解説

既卒就活で後悔したくない人は、適職診断からはじめよう

既卒の就活は新卒と違い、選べる職業に限りがあります。そのため、簡単に就職先を決めると入社前とのギャップから早期退職につながる恐れがあります。

これから既卒就活をはじめる人は、まず「適職診断」を活用しましょう。適職診断では、簡単な質問に答えるだけであなたの強み・弱みとぴったりの職業がわかります。

また、どのような職業を選んだらいいか就活軸も見つかるため、これから就活を始める今に取り組むのがベストです。

既卒就活で後悔しないためにも、今すぐ診断してみましょう。

入社後3年以内は早すぎる? 第二新卒で転職するデメリット

上記では、第二新卒で転職するメリットについて解説しました。一方で、早期離職を懸念されたり、即戦力採用の際は引けを取りやすかったりと、留意しておくべきデメリットも発生します。

これらのデメリットも、メリットと同様に転職のタイミングを検討するうえで指標の一つとなります。ここから第二新卒で転職するデメリットを解説するので、参考にしてみてくださいね。

早期離職を懸念されるリスクがある

入社後あまりにも早いタイミングでの転職となると、企業は「自社に入社した後もすぐに辞めてしまうのではないか」と早期離職を懸念する可能性が高くなります。

企業は採用活動や教育に多くの時間とコストを割いているため、採用した人がすぐに辞めてしまうのは大きな損失につながります

こういった懸念を抱かれるリスクを少しでも減らすため、特別な理由がなければ、新卒で入社した会社に1年以上は勤務した方が、転職活動がスムーズになる傾向にあります。

仕事をすぐに辞めてしまうと、ネガティブな印象を残してしまうのではないか不安になることもありますよね。以下の記事では仕事を辞めるメリットデメリットを解説しているので参考にしてみてください。
専門家が解説|仕事をすぐ辞めることへの迷いを解消する7ステップ

入社後1年未満でどうしても転職がしたいときはどうすれば良いですか?

谷所 健一郎

プロフィール

転職理由のポジティブ変換で印象アップを狙おう

どうしても転職がしたいならば、迷わずに行動してください。転職理由が人間関係や労働環境にあっても、前向きな転職理由に言い換えて伝えると良いでしょう。

現職と違う仕事に就きたいために短期間で辞める場合は、現職を経験することで希望職種に興味を持ったと説明することもできます。

企業が求めている人材として戦力になると判断されれば、短期間で辞めても転職が可能です。志望企業に入社したい思いに加えて、汎用できるスキルと就きたい職種に関連した勉強をしていれば、積極的にアピールすると良いでしょう。

即戦力を必要としている企業では引けを取りやすい

中途採用の求人の中には、第二新卒が応募可能であっても即戦力を必要としているものがあります。こういった企業に応募する際は、ライバルが経験を積んだ人である可能性も高く、引けを取りやすくなりがちです。

また、「未経験者歓迎」の表記がある募集でも、応募者の中に経験者がいると選考を突破するのが難しくなる傾向にあります。即戦力となれるほどのスキルがない場合は、あらかじめその職種についての勉強をしたり、資格を取っておくのがおすすめです

アドバイザーコメント

「辞めグセ」にご用心!

新卒での就職は誰でも最初から順風満帆なわけではありません。学生から社会人になって同じ組織に所属する人の幅が年齢や経験とともにとても広くなります。ですからどんな人でも「こんなはずではなかった」と思うものなのです。

就職先とのミスマッチが原因であるケースももちろんありますが、たいていの場合は就職初期にありがちな戸惑いによるものです。だとしたら最初の会社でその時期を乗り越えずに第二新卒として別の会社に勤務しても、再び同じように迷いが生じます。

そうなるとまた「こんなはずではなかった」と考えるようになり、結果再度早期離職を繰り返すパターンに陥ります。いわゆる「辞めグセ」がついてしまうのです。

今辞めるべきかの判断は慎重に

新卒採用は就活市場においてもっとも採用人数が多く、かつ経験やスキルがなくても「可能性」だけで採用してもらえる機会です。

そのため、第二新卒での就職活動やその先の転職はどんどん狭き門になっていきます。安易に第二新卒がある、と考えずにもうしばらく辛抱した方が良いのかどうかをよく検討してみてください。

タイミングに迷っている人必見! 今転職すべき人の3つの特徴

今転職すべき人の3つの特徴

  • 転職の軸が明らかである
  • 現職で成果を出しこれ以上学びたいことがない
  • 異業種・異業界に挑戦したい

ここまで第二新卒が転職をするタイミングについて、転職目的の視点から最適な時期を解説しました。ここからは、今が転職のタイミングと言える人が持つマインドや特徴について解説していきます。

転職をしたいという確固とした意思はあるものの、踏み切るべきタイミングが今なのかがわからないという人は、この中に自分に当てはまるものがないか確認してみてください。

①転職の軸が明らかである

「生活が苦しいので現職よりも月5万円以上は良い給与の場所で働きたい」「今の職場ではスキルを活かしきれないので、より活躍の場がある企業に行きたい」など、具体的な転職の軸がはっきりと決まっている場合は、転職を検討するタイミングとして今がおすすめです。

仕事選びや会社選びで何を大切にするかが明確に決まっていると、転職活動をするうえでも納得感のある選択をすることができます

反対に、ぼんやりと「転職したいな」と思っているのみであれば、転職の軸を明らかにしてから動き出しましょう。退職理由や転職理由は面接で必ず聞かれるので、軸が定まっていないとしっかりと答えることができません。また、転職の軸は自分に合った転職先を見定める指標にもなるので、転職後のミスマッチを防ぐことができます。

転職の軸は、これまで働いてきた職場で実現できなかったこと、不満に感じたことを洗い出すことで見つけることができます。これまでの会社でしたかったことは何か、今後どんな風に働きたいから転職をするのかなどを自分の中で深掘りしてみましょう。

基本的な就活の軸の探し方はこちらの記事でも紹介しています。新卒向けの記事ですが、企業選びの基準を見つけるという点で第二新卒の転職にも役立つので、参考にしてみてくださいね。
就活の軸一覧90選! 納得できる企業選びの基準の見つけ方も解説

②現職で成果を出しこれ以上学びたいことがない

現職で一定の成果を出し、これ以上学びたいものがなくなってしまった場合も、転職を検討するタイミングとして適しています。

今持っているスキルをさらに磨きたい、能力を極められる環境に身を置きたいなどの目的がある場合は、思い切って職場環境を変えることで新たな学びを得られることもあるでしょう

早いうちに動き出すことでより経験や実績を積むことができるので、今の職場に居る目的が見つからないという場合は選択肢の1つとして今からの転職を検討してみてください。

部署異動すればスキルアップできそうなものの、目途が立たない場合は転職をした方が良いでしょうか。

横山 慶一

プロフィール

社内で希望を叶えられるようチャレンジすることも大切

私は、大手企業で働き、早期に卒業して独立しましたが、社内でも行きたい部署の希望を出し、異動できるよう画策しました。

大手企業ではなかなか難しいことと思われますが、今日では多様な人材が適材適所で活躍できるように育成を図る企業も増えています。

まずは社内で積極的に希望部署に異動できるような努力をしてみてはいかがでしょうか。社内で希望が叶わなくても、その努力は必ず転職活動に活かすことができます。まずは社内からチャレンジするのも選択肢の一つです。

③異業種・異業界に挑戦したい

「今とまったく違う仕事をしたい」「違う業界で働きたい」という理由で転職をする場合も、それがどんな仕事なのかが明確であれば今が転職のタイミングと言えます。

未経験であればそれだけ挑戦のハードルも高くなりますが、前述の通り未経験職種ほど早めに動き出した方が転職活動がスムーズになる可能性もあります。今と別の仕事がしたいという強い希望があるのであれば、早めに行動を起こすのがおすすめです。

アドバイザーコメント

職場環境を変えるために転職をするのもあり

新卒採用では総合職としてさまざまな業務を経験していくことが多いのですが、中途採用は通常特定の職種や職務で募集をするケースが多いので、現職では携われない未経験の職種に就きたい場合は、すぐに転職をするのがおすすめです。その他次の場合も、今が転職活動を始めるタイミングと言えます。

①労働環境が劣悪な場合

労働環境や労働条件が劣悪な場合で、改善の見込みがないならば我慢せずすぐに転職すべきです。短期間で辞めても転職できない、あるいはどの企業も同じだと上司から言われても、職場環境を変えられるということに価値があります。

我慢をして体調を崩してしまえば転職活動も難しくなるケースがあるので、そうなる前に転職活動を始めるのが良いでしょう。

②人間関係がうまくいかない場合

労働環境と同様に人間関係がうまくいかない場合も、転職を視野に入れて良いかもしれません。改善の余地があれば継続して勤務するという選択肢もありますが、多くは人事異動でかかわることがなくならない限り難しいでしょう。

一人で悩まず信頼できる先輩や上司に相談をしても改善できなければ、我慢をしながら仕事をするのではなく、環境を変える意味でも転職を検討してみてください。

③転居を伴う異動が難しい場合

他にも転居を伴う異動が個人的な事情で難しく、上司と相談をしても異動しなければならない場合は、地域限定のエリア採用をおこなっている企業や、転居が伴う異動を強制しない企業へ転職するのがおすすめです。

転職したい気持ちはあるものの、不安や怖さから行動に移せない人もいますよね。怖いと思う原因と向き合い、段階的に解消すれば怖さは軽くなります。詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。
転職が怖い原因17個を徹底分析! 怖さを軽くする方法も解説

要確認! 準備期間をふまえた理想の転職スケジュール

準備期間をふまえた理想の転職スケジュール

転職を考え始めた時、一番に懸念するのは転職を始めるタイミングや要する時間であるという人も少なくないでしょう。転職活動は始めてすぐに完結するものではないので、準備期間をふまえ、情報収集から内定獲得までに3カ月ほどを想定しておく必要があります。

目的に合わせていつ行動を始めるべきなのか、何をするべきか、しっかりと計画を立てて行動することでその後のキャリアプランやライフプランを明確にしやすくなります。

上の図を参考に、具体的にスケジュールを立ててみましょう。

柴田 登子

プロフィール

転職活動が長期化すると、気合が入らず結果が出るまでに時間がかかる可能性があります。それに加えて「どうせ転職するのだから」と今の仕事にも集中できず、あれもこれも中途半端になってしまう場合もあります。

転職活動は3カ月で結果を出す、など自分なりに期限を設け、メリハリをつけて臨むようにしましょう。

第二新卒の転職活動は目的を定めて最適な時期に始めよう!

第二新卒としての転職を視野に入れた時、人それぞれ転職活動を始めるのに適した時期やタイミングは異なります。自分がなぜ転職をしたいのかを明確にし、それに合った時期に行動を起こすのが転職活動を順調に進めるカギです。

キャリアプランやライフプランに合わせた長期的な視点で人生設計をし、後悔のない決断をしてくださいね。

アドバイザーコメント

後悔しない転職をするための3つのポイント

後悔しない転職をするためにおすすめなのが、現状のセルフチェックです。1つずつ解説していくので、自分が意識できているかどうかを確認してみましょう。

まず、転職はポジティブなものかどうか、仕事が大変、人間関係がうまくいかないなどネガティブな動機でないかを考えてみてください。逃避的な思いから転職を考えていると、うまくいかない場合が多くあります。転職をするうえで重要なのは、ステップアップしていこうという明確な思いを持つことです。

2つ目は、妥協の結果転職するのではなく、欲しがられる存在として活動をすることです。お願いして採用してもらうのではなく、入社を望まれるようなアピールポイントを発見してください。

3つ目は、自分が抜けることで今の会社に与える影響を考えて行動することです。転職によって少なからず前の会社に負担を強いてしまう可能性があることに十分配慮し、周囲の人たちの理解を得ましょう。それができる人は将来的にも高く評価される可能性が高いと言えます。

転職は自分だけのことではない

転職は自分勝手では良くありません。周囲に与える影響が大きいので、全体に目を配ることが大切です。この配慮をできるかどうかが、「第二新卒」と呼ばれる社会人経験者を採用する意義とも言えます。

しっかりと周囲の人たちの理解も得て、自分が納得できる形で転職活動をおこなってください。後悔のない選択ができるよう応援しています。

執筆・編集 PORTキャリア編集部

明日から使える就活ノウハウ情報をテーマに、履歴書・志望動機といった書類の作成方法や面接やグループワークなどの選考対策の方法など、多様な選択肢や答えを提示することで、一人ひとりの就活生の意思決定に役立つことを目指しています。 国家資格を保有するキャリアコンサルタントや、現役キャリアアドバイザーら専門家監修のもと、最高品質の記事を配信しています。

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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi

高校卒業後、航空自衛隊に入隊。4年間の在籍後、22歳で都内の大学に入学し、心理学・教育学を学ぶ。卒業後は人材サービスを展開するパソナで、人材派遣営業やグローバル人材の採用支援、女性活躍推進事業に従事。NPO(非営利団体)での勤務を経て、「PORTキャリア」を運営するポートに入社。キャリアアドバイザーとして年間400人と面談し、延べ2500人にも及ぶ学生を支援。2020年、厚生労働大臣認定のキャリアコンサルタント養成講習であるGCDF-Japan(キャリアカウンセラートレーニングプログラム)を修了
全国民営職業紹介事業協会 職業紹介責任者(001-220824001-02942)
国家資格キャリアコンサルタント

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