新卒のSPIも転職時のSPIのWebテスティングも大して変わりません。ただ、新卒ではSPIの結果が重視されるのに対して、転職ではSPIよりもこれまでの実務経験のほうが重視されます。

転職では実務経験が重視される

65分のSPIは制限時間が65分ということであり、能力検査35分と性格適性検査30分で構成されています。

能力検査は、いわゆる言語・非言語問題です。英語は一般的には出題されません。

言語は空欄補充、熟語の成り立ち、文節の並べ替え、長文読解、非言語は推論、場合の数、確率、集合、損益算、速度算、割合の計算、年齢算、通過算、整数の整理が出題されます。

Webテスティングの場合、非言語では電卓の使用が認められています。なお、それぞれの問題数については非公表になっています。

一方、性格検査は約300問あります。日常生活における思考や行動に関する質問が出題されますが、回答にあたっては嘘はいけません。

企業に良く見せるために普段の自分とは異なる回答をした場合、採用後にミスマッチが起こる可能性があります。自分の直感を頼りに素直にそのまま答えましょう。

中途採用向けのSPIについて、65分のSPI問題の内容は、言語・非言語・性格適正検査の構成になります。

中途SPIでは通常、英語は出題されることはありません。しかし例外としては、外資系やグローバル企業では、英語テストが別途課されることもあります。

募集要項や案内メールに「英語試験あり」と書かれていないか必ず確認をしてください。

特に対策しておく必要がある問題としては、言語問題では読解力・文法力の同義語・反義語・文の並び替え、非言語問題では速さ、割合、損益、集合などの計算問題です。

対策として有効なポイントは、中学数学やビジネス国語が有効ですので、そんなに大きく新卒と難易度は変わりませんが、解くスピードと正確さが求められます。

すべてで速さと志望企業との相性を意識しよう

1問あたり60～90秒で解くことができるように意識して、解いていきましょう。

性格検査も企業によっては重要視している企業もあります。

一貫性のある回答を心がけていくこと、リーダーシップ志向、協調性、慎重さなど企業ごとに重視する資質が異なるので、志望企業の風土とズレないように意識することも重要です。

1つに問題に固執せずに速度を意識して進めていきましょう。