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労務のキャリアビジョンはどう描くべきですか?

労務部門への転職を考えているのですが、キャリアビジョンをどのように描いていけば良いのかがわからず悩んでいます。

どんな知識やスキルを深めるべきなのか、将来的にどのような役割を担えるのか、具体的なイメージがまだ持てていません。

キャリアコンサルタントの方にお伺いしたいのですが、労務としてのキャリアビジョンを考えるうえで大切な視点や、将来のキャリアパスの例があれば知りたいです。

2人のアドバイザーが回答しています

質問日 :

※質問は、エントリーフォームからの内容、または弊社が就活相談を実施する過程の中で寄せられた内容を公開しています

キャリアコンサルタント

高尾 有沙

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一般的には基本業務の運用→企画などの幅広い業務→最高責任者や独立

労務の仕事と一口に言っても、会社によって任される範囲やミッションはさまざまです。ここでは一般的なキャリアの道筋をご紹介します。

まず、入社して1年から3年目くらいは、給与計算や社会保険の手続き、勤怠システムの運用といった基本的な業務を一人で回せるようになることを目指します。

その後、4年から6年目になると、ただ運用するだけでなく、新しいシステムの導入や、人事制度(評価・等級・報酬など)の企画、労働基準監督署への対応、M&Aに伴う労務デューデリジェンスなど、より幅広い業務に携わるようになります。この段階で、さらに経験を積むために転職を選ぶ人もいます。

また、労務の専門性を深めるだけでなく、組織開発や採用といった人事の他の分野にも活動範囲を広げていくキャリアもあります。

将来的なキャリアパスとしては、人事の最高責任者であるCHROを目指したり、社会保険労務士の資格を取得して独立・開業したりする道が考えられます。

今からでも少しずつ勉強し知識やスキルを蓄えよう

今からできることとして、社会保険労務士の資格は難易度が高く学習範囲も広いですが、少しずつでも勉強を始めておくのは非常に有効です。

また、ExcelのVBAを使って日々の業務を効率化するスキルを身に付けておくと、将来的にシステムの導入に携わる際にも役立ちます。他社の労務担当者と情報交換をするなど、人脈を広げることも大切です。

国家資格キャリアコンサルタント/アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー

田村 友朗

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基礎知識を身に付けたうえで対人能力を持とう

労務のキャリアビジョンは、組織と人を支える専門家としてどのように活動したいのかを考え描きましょう。

労働法社会保険給与計算就業規則などの基礎知識をしっかりと身に付け、それらを実際に運用する能力を持たなければなりません。

そのうえでトラブルやクレーム対応コミュニケーション能力の向上など対人能力が非常に重要になります。

経営もしくは専門性を高める道がある! 得意分野を持ってキャリア形成しよう

制度設計戦略的な人事法改正による働き方の改革といった、積極的な労務管理を身に付けられれば、経営全般に視野を広げることができるでしょう。

労務人事部門で管理職や経営の道を選ぶか、社会保険労務士等の資格を取得し専門性を高める道も開けることでしょう。

その際にはコンプライアンス、健康経営、ダイバーシティ推進など得意分野を持つことを意識して経験を積みキャリア形成してください。

以下の記事ではキャリアビジョンの具体的な説明や描き方などを解説しています。就活に向けてキャリアビジョンを考える際、「どう考えたら良いかわからない」と悩む人は、ぜひ参考にしてください。

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