この記事のまとめ
- 就活での「弱み」とは企業とのマッチ度をすり合わせる重要項目
- 就活で使える弱み一覧100選を紹介
- 自分の弱みは3ステップで見つけることが可能
- 自己分析ツール
たった3分で面接で使える"あなたの強み"がわかる!
この記事を読んでいる人におすすめ
就活で強みと併せてよく聞かれるのが、あなたの弱み。ネガティブな話題だけに、「どんな弱みを伝えたら良いのだろう」と慎重になってしまうでしょう。
強みはわかっていても弱みを把握できてない学生は多くいます。ある理由から強み以上に知っておくべきなのが弱みであり、しっかりと分析する必要があります。
キャリアアドバイザーの小松さん、平井さん、田邉さんと、自分に合う弱みの見つけ方や選考で使える例を解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
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弱みはマッチ度を擦り合わせるうえで重要! 徹底した自己分析のうえで伝えよう
就活のゴールは、いきいきと働ける自分に合う企業を見つけることです。そのためには仕事内容や社風などが自分にマッチしている必要がありますが、そのマッチ度を知るためには弱みを明確にしておくことがカギとなります。
記事では、就活における弱みの定義を解説します。これを把握しておかなければ、まったくアピールにならない回答をしてしまいかねないので、しっかりチェックしましょう。そのうえで就活で使える弱みの例100選を、一緒にアピールできる強みとともに紹介します。弱みは強みの裏返しであり、これを参考に伝えれば説得力のあるアピールになります。
ただ、例を参考にするだけでは、真に自分を表す弱みは見つけられないかもしれません。そこで、自分に合う弱みを見つける方法を3ステップで解説するので、ノートなどに整理しつつ考えてみましょう。
最後に弱みを伝えるうえでやってしまいがちな失敗を紹介するので、しっかり把握してマイナスな印象を残さずアピールし選考を勝ち抜きましょう。
長所や短所が見つからないという人は、こちらの記事で見つけ方を解説しているので、併せて参考にしてくださいね。
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そもそも就活における弱みとは
「自分の弱みを教えてください」と言われてぱっと思い浮かべるのは「朝が弱い」「数学が弱い」といった日常にまつわる弱みかもしれませんね。普段の会話であればそれでも問題ありません。
しかし、就活における弱みとは、「仕事をするうえで支障となる自身の特徴」を指します。
つまり、それがあることで作業が滞ってしまったり、遂行したとしても負担を感じたりする可能性があることは、就活で伝える必要がある弱みといえます。
企業が弱みを聞く理由
企業が弱みを聞く理由
- 自分の改善点を把握できているか確認するため
- 企業の特徴にマッチするか見極めるため
- 弱みを克服する成長意欲の有無を把握するため
マイナスな情報である弱みを、選考の場で伝えるのがはばかられる人もいるのではないでしょうか。
しかし、企業が弱みを聞くのは目的があってのこと。その目的に沿ってしっかりと答える必要があります。
ここからは、企業が選考の場で弱みを聞く理由を解説します。これを把握すれば、答えるべき弱みの方向性が見えてくるので、ぜひ参考にしてください。
自分の改善点を把握できているか確認するため
自分の長所、強みは把握できている人は多いものの、改善すべき点を理解している人は少ないものです。自信を失うのが怖い、未熟な自分を認めたくないという思いから無意識に目を背けている人もいるでしょう。
しかし、自分の改善点を把握できている人こそが成長できる人であり、活躍できるポテンシャルがある人と考える企業は多くあります。自己の冷静な分析力があるかを把握し、入社後成長できる可能性があるかをチェックしているのです。
自分の強みと弱みの両方を把握していることは、客観的・多面的に自分を見ていることになります。
この「多面的」「客観的」に物事を見る力を、企業は評価します。一つの方向からだけでは解決しないことを、多面的・客観的に見ることで解決できる可能性があるからです。
企業の特徴にマッチするか見極めるため
当然のことですが、それぞれの企業ごとに社風や事業は異なります。企業で活躍できる人材であるかを見るためには、その特徴にマッチしていることが不可欠です。
弱みは、その企業の特徴にマッチしているかを確認するために聞くものです。そして、仕事をするうえで致命的な部分がないか検討しているのです。
たとえばベンチャー企業のような変化が激しい企業で、「周囲に流されやすい」という弱みは「柔軟性がある」とも言い換えられるためマッチしているといえます。反対に「頑固」の弱みは変化に対応しにくく、マッチしないといえますね。
企業とミスマッチを起こす特徴を持っている人は、入社後苦しい思いをしてしまうため、企業の特徴にマッチするかを弱みから見極めようとしているのです。
学生は自己PRに重点的に力を入れて対策するため、等身大としての学生の魅力が現れないこともあります。
そのため、強みに比べると聞かれる機会が少ない弱みを通じ、入社後にミスマッチがないか図っていますよ。
弱みを克服する成長意欲の有無を把握するため
単に弱みを捉えているだけでなく、そこから成長しようとする意欲があるかを確認するためにも弱みを聞くことがあります。
弱みを把握していても、そこから克服しようとしない人であれば、入社後も成長するとは考えにくいですよね。
社会人は自分の得意な仕事だけを任せられるわけではありません。苦手にも向き合い、一人前の社員として成長することが期待されるため、それが可能かを知るために弱みを聞くのです。
アドバイザーコメント
小松 茂樹
プロフィールを見る企業が弱みを聞く目的は、自己客観視力の確認
社会人として求められることの一つに「自己客観視」が挙げられます。ありのままの自分の姿を客観的に捉えて、冷静に受け止めるということです。
弱みをたずねるのは、応募者に自己客観視の能力があるかどうかを確かめている行為だといえます。
自分の短所や弱みを自覚していない人、あるいは認められない人は、自分を過大評価したり、自分の弱さから目を背けたりする人物だという評価にもなりかねません。
弱みを強みに変えようとしている姿勢を示すことが重要
採用選考においては、企業側は限られた時間の中で応募者の能力や人間性に関する情報をできるだけ多く収集し、自社に相応しい人物かどうかを評価しようとします。
応募者は誰もが、選考に通過するために強みや長所をアピールするものですが、それは人物像の一面に過ぎません。欠点や短所がまったく存在しない人などいるはずもなく、誰もが長所と短所の両面を持っています。
「弱みはありません」と答えるような人を信用できるはずもなく、自分の弱さをもさらけ出せる勇気のある人にこそ、人は信頼を寄せるといえるでしょう。
ただし、言い方によっては自分の印象を下げることにもなりかねないため、表現方法は工夫をする必要があります。弱みを弱みとして認めつつ、その弱みを逆手に取って強みに変える努力をしている姿勢を示すことで、評価を得ることになるでしょう。
面接では弱みの他に「苦手なこと」を聞かれる場合があります。回答次第ではマイナスな印象を与えてしまう場合があります。以下の記事では回答のコツをまとめているので参考にしてみてください。
関連記事
面接でポジティブな印象を残す「苦手なこと」の伝え方|回答例も
面接での「苦手なことは何ですか?」というようなネガティブな質問は、答え方によって面接官に与える印象はポジティブにもネガティブにもなり得ます。記事ではキャリアコンサルタントのアドバイスとともに「苦手なこと」の見つけ方や答え方・例文などを解説するので、ぜひ参考にしてください。
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自己分析ツールで今月中に自己分析を終わらせてください
自分の弱みはわかっていても、強みは思いつかないものですよね。「これ、本当に強みって言えるのかな?」と悩んでいる多いはず。
そんな時は「My Analytics」を活用しましょう。このツールを使えば簡単な質問に答えていくだけで、あなたの強み・弱みが簡単にわかります。
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弱みを見つけるうえでの大前提
就活で伝える弱みを考える前に、押さえておくべき大前提があります。これを押さえた弱みでなければ、「一緒に働きたい」と思ってもらうことは難しくなります。
ここからは、弱みを見つける際の大前提を解説するので、参考にしたうえで考えていきましょう。
自分を大きく見せようとしない
就活では、つい自分を必要以上によく見せようとしてしまうかもしれませんが、重要なのはありのままの自分を素直に伝えることです。
企業はあなたの本当の人柄を知ったうえで、マッチ度を測りたいと考えています。
自分を大きく見せようとしても、その意図は採用担当者に伝わってしまいます。すると「本当の人柄が見えない」「発言の信ぴょう性が低い」と捉えられ、積極的に採用しようとは思ってもらえないのです。
すべてにおいて完璧な人間など存在しません。どんな人にも強みとなる長所もあれば、弱みとなる短所があります。大切なのはそれを自覚したうえで、弱みを補完する対策を講じることです。
- それでも本当の自分に自信がないので、特に弱みなどのネガティブな質問は、つい自分を大きく見せようとしてしまいます。
大きく見せようとすることも弱みとして伝えよう
「自信がない」こと自体が弱みといえますね。「自信がない」を別の表現で言い換えてみます。「失敗すると落ち込んでしまう」「決められない」「成功体験がない」などでしょうか。
これを使うと、改善策を以下のように表現できます。
「失敗すると落ち込んでしまう」→しっかり反省して気持ちを切り替える。
「決められない」→考える時間を決めて、広く情報を集めて決める。
「成功体験がない」→具体的な目標を決めて成果を自己評価する。
このように弱みを克服して強みにしようとしていることを伝えれば、自信がないこと自体があなたらしさのアピールになりませんか。
企業は完成した人を欲しいわけではありません。発展途上でも、自分の弱いところを克服しようとしている人を評価します。
ビジネスをするうえでの弱点を見つける
就活で弱みを聞かれたときは、日常生活での短所を伝えるのではなく、あくまで仕事をするうえで課題になりそうなことを答える必要があります。
たとえば「朝が弱い」という弱みはビジネスをするうえでの弱点とはいえませんが、「マイペース」であれば、仕事を進めるスピードが遅い、周囲の状況を考えにくいといったビジネス上の弱点になりますね。
企業はあなたのプライベートな人柄まで把握しようとしているのではなく、あくまで一緒に働きたいかを判断しようとしているので、伝えるのはビジネス上の弱点とする必要があるのです。
ビジネスではなくプライベートな弱みを伝えてしまう学生に対しては、質問の意図を汲み取ることができない印象を持ちます。仕事でもスムーズにコミュニケーションが取れないのではと判断される可能性があるので、注意が必要です。
長所と併せて紹介! 就活で使える弱み100選
弱みがなかなか思いつかない人もいるでしょう。そこで、ここでは就活で使える弱み100選を紹介します。
強みと弱みは表裏一体であり、併せてアピールできる強みも紹介するので、自分に合うものを探して選考の材料にしてくださいね。
ただ、弱みと強みは必ずしも一貫性を持たせる必要はありません。たとえば「弱みは飽き性、強みは明るい」など表裏一体でないアピールも効果的です。なぜなら、あなたの人柄を多面的に伝えることができるからです。
強みがまったく思いつかないという人は、この一覧を参考にしてくださいね。
弱み | 強み | |
---|---|---|
飽き性 | ⇔ | 好奇心旺盛 |
落ち着きがない | ⇔ | 活発 |
おせっかい | ⇔ | サポート力がある |
引つ込み思案 | ⇔ | 他者を尊重できる |
疑い深い | ⇔ | 観察力がある |
お調子者 | ⇔ | 明るい |
諦めが悪い | ⇔ | 忍耐力がある |
追い込まれないと行動しない | ⇔ | 逆境に強い |
鈍感 | ⇔ | 落ち着きがある |
あがり症 | ⇔ | 常に真剣 |
物事を深く考えずに決断しがち | ⇔ | 判断力がある |
遠慮がち | ⇔ | 配慮ができる |
諦めが早い | ⇔ | 物事の見極め力がある |
臆病 | ⇔ | 危機察知能力がある |
記憶力が低い | ⇔ | 過去をひきずらない |
競争心がない | ⇔ | 協調性がある |
視野が狭い | ⇔ | 物事へのプロフェッショナル意識が強い |
抱え込みやすい | ⇔ | 責任感がある |
気が弱い | ⇔ | 優しい |
頑固 | ⇔ | 妥協しない |
すぐ行動に移せない | ⇔ | 堅実 |
感情が表に出やすい | ⇔ | 愛嬌がある |
せっかち | ⇔ | 効率的 |
ストレスを抱えやすい | ⇔ | 細部に気配りできる |
寡黙 | ⇔ | 考えてから発言できる |
計画性がない | ⇔ | 臨機応変 |
神経質 | ⇔ | 几帳面 |
我が強い | ⇔ | 流されない |
空気が読めない | ⇔ | 物怖じしない |
気分屋 | ⇔ | オンとオフがはっきりしている |
ミーハー | ⇔ | 情報感度が高い |
集中力がない | ⇔ | マルチタスクができる |
継続力がない | ⇔ | 一つの物事に捉われない |
腰が重い | ⇔ | 注意深い |
口下手 | ⇔ | 口が堅い |
気にしい | ⇔ | 配慮ができる |
断れない | ⇔ | 温厚 |
堅苦しい | ⇔ | 礼儀正しい |
頑張りすぎる | ⇔ | 熱心 |
事なかれ主義 | ⇔ | 空気を読める |
現実思考 | ⇔ | 実現可能性を見極められる |
物事に関心を抱きにくい | ⇔ | 芯がある |
親しみにくい | ⇔ | 威厳がある |
信じやすい | ⇔ | 純粋 |
没頭しやすい | ⇔ | 探究心がある |
執念深い | ⇔ | 継続力がある |
承認欲求が強い | ⇔ | 周囲のニーズを把握できる |
持続性がない | ⇔ | 柔軟性がある |
世話焼き | ⇔ | 困った人に力を貸せる |
慎重すぎる | ⇔ | 丁寧 |
自分に自信がない | ⇔ | 謙虚 |
図々しい | ⇔ | 親しみやすい |
騒がしい | ⇔ | ムードメーカー |
自己主張が強い | ⇔ | プレゼン能力が高い |
鈍い | ⇔ | 細かいことに捉われない |
おしゃべり | ⇔ | 場を明るくできる |
真面目過ぎる | ⇔ | 完璧主義 |
単純 | ⇔ | 素直 |
突発的 | ⇔ | 行動力がある |
出しゃばり | ⇔ | 積極的 |
納得いくまでに時間がかかる | ⇔ | 努力家 |
流されやすい | ⇔ | 適応力がある |
周囲の影響を受けやすい | ⇔ | 感受性が豊か |
馴れ馴れしい | ⇔ | 話しやすい |
ネガティブ | ⇔ | リスクヘッジが得意 |
猪突猛進 | ⇔ | 主体性がある |
粘着質 | ⇔ | 打たれ強い |
根暗 | ⇔ | 物事を冷静に観察する |
呑気 | ⇔ | 落ち着きがある |
そそっかしい | ⇔ | 仕事のスピードが速い |
1人で行動できない | ⇔ | 周囲を大切にする |
八方美人 | ⇔ | 人間関係の構築が得意 |
独りよがり | ⇔ | 芯が強い |
引っ込み思案 | ⇔ | しっかり物事を考える |
プライドが高い | ⇔ | 高いレベルで完成させる |
心配性 | ⇔ | 信頼を得やすい |
ぶっつけ本番に弱い | ⇔ | コツコツと準備できる |
無鉄砲 | ⇔ | チャレンジ精神がある |
面倒くさがり | ⇔ | 合理的 |
前に立つのが苦手 | ⇔ | サポートが上手 |
マイペース | ⇔ | 大らか |
周りが見えなくなる | ⇔ | 集中力がある |
見栄っ張り | ⇔ | 向上心が強い |
負けず嫌い | ⇔ | 前向き |
無計画 | ⇔ | 対応力がある |
見切り発車をする | ⇔ | 挑戦心がある |
人見知り | ⇔ | 聞き上手 |
不器用 | ⇔ | 作業が丁寧 |
短気 | ⇔ | 敏感 |
他人に厳しい | ⇔ | 堂々としている |
人と話すのが苦手 | ⇔ | 思慮深い |
自己アピールが苦手 | ⇔ | 謙虚 |
考える前に発言をする | ⇔ | 裏表がない |
要領が悪い | ⇔ | 何事にも全力 |
融通が利かない | ⇔ | 誠実 |
優柔不断 | ⇔ | 他者の意見を聞ける |
楽観的 | ⇔ | ポジティブ |
理屈っぽい | ⇔ | 論理的思考力がある |
悠長 | ⇔ | 安心感がある |
ほかにも「器用貧乏」という短所も考えられます。器用貧乏の定義や短所としての伝え方はこちらの記事で詳しく解説しているので、併せてチェックしてください。
関連記事
器用貧乏とは? マッチする職種・企業から就活の進め方まで解説
器用貧乏とは、器用であることから、さまざまなことに中途半端に手を出してしまい、また他人から都合良く使われてしまい、大成しないことを指します。就活では2つの悩みに陥りがちなので、自分が器用貧乏だと思う人はぜひこの記事を参考に対策しましょう。キャリアコンサルタントと、器用貧乏な人が就活をスムーズに進める方法を解説します。
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弱みの見つけ方3ステップ

弱み一覧表から自分に合うものを探すのも効果的ですが、それが真に自分の弱みではないことがあります。たとえば、自分では弱みだと思っていても、客観的に見れば相反する特徴が弱みかもしれません。
真の弱みを見つけられれば、選考で深掘りされたときも説得力のある回答ができます。
ここからは、弱みの見つけ方を3ステップで解説します。これを参考に、自分の本当の弱みを見つけましょう。
①上手くいかなかった活動と実績を洗い出す
まずは、上手くいかなかったと感じる活動とその実績を洗い出してみましょう。たとえば以下の通りです。
上手くいかなかった活動と実績を洗い出す例
・現役時代大学受験に失敗し、浪人した
・部活動で都大会出場を目指すも一歩手前で叶わなかった
・アルバイトで先輩とうまくいかずいつも喧嘩し、精神的に疲労した
実績の大小は問いません。自分の中で苦い思い出として残っているものと結果を思いつく限りノートなどに書き出して、整理しておきましょう。
活動と実績は複数出すことが重要です。そうすることで、多面的に自分の弱みを知ることができ、結果的に企業に合わせて伝える弱みを変えることもできます。
②原因となった弱点を考える
上手くいかなかった活動と実績を踏まえ、それがなぜ上手くいかなかったのか、原因を考えましょう。洗い出した複数の活動それぞれで原因を見つけてくださいね。
上手くいかなかった活動と実績を洗い出す例
現役時代大学受験に失敗し、浪人した
→集中力が続かず1日2時間くらいしか勉強していなかった
部活動で都大会出場を目指すも一歩手前で叶わなかった
→主体的に個人練習したりすることがなく実力をつけられていなかった
アルバイトで先輩とうまくいかずいつも喧嘩し、3か月で辞めた
→頑固で自分の主張を曲げることができなかった
なぜその失敗をしてしまったのか、素直な気持ちで向き合うことで、本当の弱点が見えてきます。弱みに向き合うのは苦しいかもしれませんが、大きく見せようとせずナチュラルな気持ちで考えてみましょう。
③応募企業の特徴とマッチさせる
企業が弱みを聞く目的として、致命的になる特徴がないかを確認すると解説しました。そこで、最後に応募企業の特徴を確認し、致命傷になる弱みでないものを選ぶことがポイントです。
弱みを考えるうえでチェックすべき企業の特徴
- 仕事内容
- 社風
- 求める人物像
たとえば営業の仕事内容で「人見知り」と伝えると致命的だと捉えかねられません。致命的な弱みを伝えると、企業で活躍しにくく積極的に採用できないと考えられてしまう可能性もあるため、企業の特徴とマッチしている内容を伝えましょう。
弱みを応募企業の特徴とマッチさせる例
弱み:集中力がない
→営業職など一つの物事に集中するよりもマルチタスクを求められる仕事
弱み:主体性がない
→事務職など自ら先導するよりもサポートに回る仕事
弱み:頑固
→企画職など自分の意思を持ちしっかりと伝えることが求められる仕事
業種や職種によって、仕事に求められる姿勢や価値観が異なります。たとえば、行政や金融系業務では手堅さや確実性、広告業は独創性、webサービスではスピード感が求められます。
また、個々の企業においても、経営理念や価値観によって求める人物像が異なります。応募先の業種・職種・企業文化を分析し、弱みを考えるうえで参考にしましょう。
上手く見つけられないときは! そのほかの弱みの見つけ方
上手く見つけられないときは! そのほかの弱みの見つけ方
- 他者から言われた言葉を振り返る
- 強みを裏返す
- なんとなく苦手だと思うことから見つける
- 自己分析ツールを使う
弱みの見つけ方3ステップを実践したとしても、「上手くいかなかった活動と実績が思いつかない」「腑に落ちる弱みが見つからない」と感じる人もいるかもしれません。
そこで、ここからはほかに弱みを見つける方法を解説します。いくつかの方法を試してみて、納得のいく弱みを見つけてくださいね。
他者から言われた言葉を振り返る
自分のみで弱みを振り返ると、一つの側面しか見えないことがあります。そこで、他者の言葉を振り返って弱みを見つけることが効果的です。
普段家族や仲の良い友人によく言われることはないでしょうか。聞き流していたことであっても、それが就活で伝えられる特徴になる可能性があるので、日常的によく言われることを思い出してみましょう。
そのうえで、企業の特徴にマッチする弱みであればそれを選考で伝える材料にしてください。
たとえばせっかちだと言われるのであれば、業務のスピード感が求められる企業に伝えるなどです。
- 人によって接し方を分けているのですが、どんな人から言われた言葉が就活で伝える弱みとして効果的ですか?
どんな人からの言葉も就活で伝えられる可能性がある
家族や友人、先生など、自分をよく知ってくれている人に聞いてみましょう。具体的にどんな時にそう思ったか、エピソードや場面を尋ねてみてください。
OB・OG訪問などあまり面識にない人から言われたら、第一印象に近いフィードバックです。かえって貴重な意見かもしれません。
どちらの場合も指摘された弱みを言い換えて、強みに変換して使うことが大事です。強みに変換してみて応募先にマッチすることを、PR材料として使います。
「せっかち」を短所として伝える方法はこちらの記事で詳しく解説しています。伝えない方がいい仕事もまとめているので参考にしてみてください。
関連記事
例文9選|短所「せっかち」を魅力的に伝えるための3つの鉄則
せっかちという短所は志望企業によってアピールの仕方を工夫する必要があります。キャリアコンサルタントとともに、せっかちという短所のアピール方法を解説します。相性が良くない職種も確認して、適切にアピールしましょう。
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強みを裏返す
弱みの見つけ方3ステップでは、上手くいかなかった活動と実績から弱みを見つけ出す方法を解説しましたが、反対に上手くいった活動から強みを見つけ出し、それを裏返して弱みとして捉えることもおすすめです。
たとえば以下の通り考えてみましょう。
強みを考えて裏返す例
TOEICのスコアを半年で400点から730点に伸ばした
→要因:その期間は趣味などを我慢しTOEICの勉強に集中したから
→強み:集中力、計画性
→弱み:マルチタスクが苦手、臨機応変さがない
ただし、面接で弱みを聞かれたときは、それを根拠づけるエピソードを聞かれることがあります。そのため、強みを裏返して弱みを見つける時も、それが弱みとしてネガティブな結果をもたらした経験も見つけておくことが不可欠です。
強みを裏返して弱みを考えるときに、弱みになってしまったエピソードがないと説明が不十分になってしまうため注意が必要です。ただ単に強みを裏返して弱みを見つけるということが目的にならないように注意してください。
なんとなく苦手だと思うことから見つける
特段上手くいかなかった活動と実績が思いつかない人は、感覚的になんとなく苦手だと感じることがないか考えてみましょう。そして、その原因を深掘りします。たとえば以下の通りです。
なんとなく苦手だと思うことから見つける例
大勢の場が苦手
→自分のペースで物事を進められないから
→弱み:マイペース、協調性がない
日頃からストレスを感じる経験を洗い出し、その原因を深掘りすることで自分の弱みが見えてきます。そのうえで、企業にとって致命的な弱みでないものを見つけてみましょう。
たとえば上記の例であれば、自分のペースで仕事を進められるクリエイティブ系職種などが該当します。
自己分析ツールを使う
強み・弱みは自己分析ツールを使って見つけることも可能です。ツールを使うことで、診断などで手軽に自分の弱みを見つけることが可能です。
おすすめはPORTキャリアの自己分析ツールです。12の質問に答えることで自身の性格タイプを把握できたり、自己分析シートでこれまでの経験を綺麗に整理することができます。
ただ、自己分析ツールを使う際はすべての結果を鵜呑みにしないようにしましょう。自己認識している性格がそのまま結果に反映されやすく、自分を客観的に把握するには不足する面があるためです。
思考の整理や、自分の一面を把握するという意識で使ってみてくださいね。
こちらの記事では、強み・弱みを見つける自己分析シートを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
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簡単15分! 自己分析シートのフォーマット6選
自己分析をおこなうなら、自己分析シートの活用がおすすめ。比較的短時間で的確な分析が可能であり、時間がない学生も自己分析を十分におこなうことができます。記事では、キャリアコンサルタントと自己分析シートの作り方や活用方法を解説します。
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アドバイザーコメント
平井 厚子
プロフィールを見る失敗例を深掘りして弱みを見つける方法もおすすめ
弱みを見つける自己分析の方法として、失敗例の深掘りもおすすめです。
①起きたことを事実で書き出す
例)私は自分の言ったことで、その場の雰囲気を壊してしまうことがあります。
②失敗原因を特定する
例)それは、悪気はないのに相手を傷つけてしまうからです。
③失敗原因を引き起こした自分の言動を抽出する
例)そのような場面を振り返ると、思ったことをすぐに口に出してしまっていることがわかりました。
これが弱みになります。なぜその言動をしたか、分析します。
④自分がその言動をした理由を抽出する
例)なぜ思ったことをすぐに口にだしてしまうかというと、楽しくて調子に乗っているからだと思います。
⑤失敗を再発しないために、気づいた自分の弱みをどう克服するかを考える
例)自分のこの弱みを発見してからは、友人と楽しくしているときにも常にこの弱点を意識して、口に出す前に1秒ためてから発言しています。
弱みを伝える目的は、「自分を客観的に把握している」「改善努力を習慣化している」ことを応募先に評価してもらうためです。必ず項番⑤までを含めてください。
あなたが受けない方がいい職業を確認しよう
就活では自分に適性がある仕事を選ぶ事が大事です。適性が低い仕事に就職すると、イメージとのギャップから早期の退職に繋がってしまうリスクがあります。
そこで活用したいのが「適職診断」です。簡単な質問に答えるだけで、あなたの強み・弱みを分析し、適性が高い職業・低い職業を診断できます。
強み・弱みを理解し、自分がどんな仕事に適性があるのか診断してみましょう。
・楽しく働ける仕事がわからない人
・時間をかけずに自己分析をしたい人
選考で弱みを伝える構成
選考で弱みを伝える構成
- 弱みは何か
- 具体的なエピソード
- 改善のためにどんなことをしているか
企業から「弱みはなんですか」と聞かれた場合、わかりやすく伝えるための構成があります。これを意識しなければ、どんなに良い内容でもわかりづらくなってしまい、企業側にあなたの人柄をイメージしてもらえません。
ここから解説する弱みを伝える構成を意識して文章を作成し、すらすらと伝えられるように練習しておきましょう。
①弱みは何か

まずは「弱みは何か」という結論から伝えます。結論から伝える方法はPREP法といい、ビジネスにおける基本的なコミュニケーションです。
PREP法とは
「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論」の頭文字をとったもので、この順番で伝えるコミュニケーションの方法
結論から伝えず、たとえば「私は大学時代サークル活動で……」などと話し始めてしまっては、採用担当者は話の方向性がわからず、理解しにくくなってしまいます。
まずは採用担当者が最も聞きたい情報である「弱みは何か」を伝えましょう。
②具体的なエピソード
ただ単に弱みを伝えても、それが本当にあなたの弱みといえるのか、初対面の面接官にはわかりません。そこで、具体的なエピソードを添えましょう。
エピソードを伝えることで、説得力が増すだけでなく、どんな弱みなのかがよりわかるようになります。
たとえば「弱みはマイペースなところです」と伝えても、どんな面でマイペースなのかわかりにくいですが、「周囲の意見に左右されにくいところがある」「他者よりも物事を進めるのが遅い」などエピソードがあることで、弱みを具体的にイメージできますよね。
あなたの人柄をしっかり伝えるためにも、弱みには具体的なエピソードも伝えるようにしましょう。
相手に何かを伝える時に重要なのは「相手がわかる言葉」で伝えることです。若者言葉や専門用語はできるだけ避け、誰にでも伝わるような言葉で伝えるよう努めましょう。
固有名詞の使用が避けられない場合、まず言葉の説明をしてからエピソードを語れば、相手を話の迷子にさせずに済みます。なお、弱みのエピソードを語る場合でも、最後はポジティブな表現で締めましょう。終わり方で話の印象が大きく変わります。
③改善のためにどんなことをしているか
弱みを答える時に最も重要なのが、単に短所を答えるだけでなく、そこからどのように改善しようとしているかを伝えることです。単に弱みを伝えると、現状維持をするのみで、成長できない人と捉えられてしまいます。
企業側は入社後成長できる人材を求めていると解説しました。弱みを弱みのままとせず克服しようとしているエピソードと併せて伝えることで、入社後成長できるポテンシャルがあると捉えられるのです。
- 半年前くらいに弱みは改善しているように思うのですが、その場合面接で弱みとは伝えられないのでしょうか。
今は改善したことでも弱みとして伝えられる
伝えられますよ。むしろ、企業が弱みを訊く目的は、自分を客観的にみられるか、改善能力があるか、ということなので、努力をして結果が出たのなら、それを伝えてください。
実際にやったことなので、具体的に伝えられますね。頑固さを克服するためにどんな意図をもって、何に取り組んだのか。できればビフォーとアフターで、周りの人から言われたことの変化などがあると、説得力が増します。
選考で弱みを伝える4つの注意点
選考で弱みを伝える4つの注意点
- 「弱みはありません」は避ける
- 通常弱みと受け取られないことを伝えない
- 企業が求める人物像に反さない
- 企業の仕事に悪影響を与える弱みを伝えない
弱みを伝えるうえで学生がついやりがちな失敗があります。それを押さえなければ、企業側から評価の対象にもならないと捉えられてしまうかもしれません。
ここからは、弱みを伝えるうえで必ず避けるべき4つの注意点を解説するので、最低限これらを守ったうえで回答を考えていきましょう。
①「弱みはありません」は避ける
自分に弱みはないと考える人もいるかもしれませんが、人間誰しも弱みはあります。
そのため「弱みはありません」と回答してしまうと、「準備不足だな」「自分を過大評価する人なのでは」などと懸念されてしまうことがあります。
自分に強みしかないと考えている人も、強みは行き過ぎれば弱みです。過去の失敗経験などを思い出し、本当に弱みがないのか今一度考えてみましょう。
弱みはないと回答すると、企業は「失敗を認めない人」と感じてしまう可能性があります。仕事では周囲と協力することが必要で、会社は、自分の強みと弱みを把握して補完し合う意識を持っている人を求めていますよ。
②通常弱みと受け取られないことを伝えない
たとえば「私の弱みは集中力がありすぎることです」など、通常強みと捉えられるような表現で伝えるのも避けましょう。「弱みを聞いているのに回答になっていない」「自己分析不足」などと捉えられてしまうリスクがあります。
たとえば「集中力がありすぎる」も「一つのことしか集中できない」などと伝えると弱みとわかります。
この記事で紹介している弱み100選を参考に、自分が伝えようとしている弱みが弱みと認識されるのかを考えたうえで伝えましょう。
「〜すぎる」という表現は、一見するとネガティブに表現しているようで、何の否定にもなっていません。行動力がありすぎたり、コミュニケーション力が高すぎたりしても、実際には何も困らないでしょう。
弱みはあくまで弱みなので、負の側面として伝わるように表現しましょう。たとえば、行動力がありすぎるのを「スピードを重視するあまり軽率な行動をしがち」と言い換えると効果的です。
③企業が求める人物像に反さない
たとえば「チャレンジ精神がある人」を求めている企業で「行動力がない」「主体性がない」などの弱みを伝えてしまうと、たとえ入社しても企業になじむことはできないと懸念され、評価されにくくなります。
求める人物像に反した弱みを伝えてしまうと、採用するメリットがないと捉えられるため、それに反しない別の弱みを伝えるか、そもそも受ける企業が自分に合っているかを再度検討してみましょう。
求める人物像に反した弱みを伝えられると、正直に自己開示する学生との印象は持つかもしれませんが、それ以上に「どうして当社を志望しているのだろう」との疑問の方が強くなるでしょう。
そもそも当社の欲しい人材をわかっているのか、と思われかねません。気をつけましょう。
④企業の仕事に悪影響を与える弱みを伝えない
すべての仕事が自分の得意分野というわけにはいきませんが、主な仕事に影響のある弱みを伝えてしまうと、成果を出すのは難しいのではないかと懸念されてしまいます。
たとえばクリエイティブ系の仕事で、弱みを「固定観念にとらわれる」と伝えると致命的であり、企業側も積極的に採用しようとは思えません。
また、「人の気持ちを考えるのが苦手」「時間を守れない」など、社会人として最低限必要なことができない弱みも、仕事に悪影響を及ぼします。
社会人として基本的な力や、職種や業界に求められる力が不足しているという回答は避けた方が無難です。
- 総合職採用で、どんな仕事をするかわからないのですが、企業の仕事に悪影響を与える弱みを伝えないとするとどのように考えたら良いですか?
総合職採用で配属先がわからない人は等身大の自分の弱みを伝えよう
総合職採用の企業の面接では、採用可否だけでなく配属先を決めるためにもおこなわれます。等身大としての自分の強みだけでなく弱みを伝えることで、採用されたときにミスマッチを防ぐ部署や職種へ配属になります。
そのため、深く考えて本来の弱みとは異なることを伝えると、配属後にミスマッチになってしまう可能性があります。ミスマッチを防ぐためにも、等身大としての自分の弱みを伝えましょう。
ただし、配属先にかかわらず社会人としてマイナス評価になる弱みを伝えることは避けるように注意してくださいね。
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職種別! 弱みを伝える14例文
職種別! 弱みを伝える14例文
では、実際に参考となる、弱みを伝える14例文を紹介します。職種別にマッチ度の高い弱みを用いた例文を紹介するので、自分が希望する仕事があれば参考にして選考前に回答を考えてみましょう。
①事務系職種:慎重すぎる
①事務系職種:「慎重すぎる」を伝える例文
私の弱みは、物事に対して慎重すぎることです。コンビニのアルバイトでのレジ打ちで、以前金額を誤ってしまってから、ミスが怖くなりレジ打ちの速度が遅くなっていました。
しかし、ミスを避けるあまり、結果としてお客様をお待たせすることになってしまい、効率が悪いと気が付きました。
正確なレジ打ちと迅速なスピードを両立させるため、チェックは精算前に限定することや、集中して仕事をすることを心掛けています。入社後も、ミスのない、スピーディーな仕事をするために、慎重さとスピード感のバランスを意識したいと思います。
情景の描写がクリアで、何が問題点なのかがわかりやすい点は良いです。
ただし、「ミスのない、スピーディーな仕事をする」と「慎重さとスピード感のバランスを意識したい」がまったく同じことを指しているため、具体的にどのようにして、弱みとなる慎重さを克服するのかが伝わってきません。
たとえば「与えられた仕事は、手順を何度も繰り返し練習する」など、何をどうするのかを行動レベルで表現できるようにしましょう。
②事務系職種:内気
②事務系職種:「内気」を伝える例文
私の弱みは、内気な面があることです。大学入学時、知り合いが一人もいないラクロス部に入部する勇気が出ず、長い間悩んでいたせいで、周囲の同級生より入部の時期が遅れてしまいました。
しかし、一歩踏み出してラクロス部に入部したおかげで、さまざまな経験や学びを得ることができ、充実した大学生活を送ることができました。
今後は、内気な自分の性格を少しずつ改善し、やりたいと思うことには勇気を出して挑戦していきたいと思います。
弱みの具体的なエピソードが書かれていて、面接官に伝わりやすい例文です。より面接官に安心感を与えるためには、内気な性格を改善する方法を具体的に書くことがコツです。
③営業系職種:深く考えず行動する
③営業系職種:「深く考えず行動する」を伝える例文
私の弱みは、深く考えず行動してしまう点です。サークルでの広報活動で、新入部員を増やしたい気持ちが強いあまりに、多くの種類のSNS運営を始めたことがありました。結果、アカウントを動かしきれず、SNS運営を活かすことができませんでした。
この失敗から、目的にかかる労力やコストなど、デメリットの面も考え、行動する前にシュミレーションをするよう心掛けています。志望する営業の仕事も、自社製品を売ることだけを目的とせず、顧客のニーズに本当に合ったものを考え、おすすめできるようになりたいです。
わかりやすい例文ですね。失敗事例も、本来は意欲をもってやろうとしたんだなとプラスの要素も感じられます。失敗から学んだことと活かし方も述べられていて、好印象ですね。
④営業系職種:焦りやすい
④営業系職種:「焦りやすい」を伝える例文
私の弱みは、失敗してしまった時焦りやすいところです。カフェでのアルバイトで注文を間違えてしまった時、リカバリーしようと焦ったせいで、他のミスも連発してしまったことがあります。
今は、ミスをしてしまった時は一度深呼吸をして、まず何をするべきかをしっかり考えるようにしています。焦りやすい自分の性格を踏まえたうえで、落ち着いて考えることを念頭に置いて行動しています。
問題点と原因、対策の構造が明確でわかりやすく、よく書けていると思います。結論をポジティブに締めくくっている点も良いです。
ただ一点、「リカバリー」という言葉は平易な日本語で言い換えてください。近年よく使われる言葉ですが、本来リカバリーとは元の状態に復旧させることを指すため、誤った使用法になります。この場合は、正確には「立て直し」と言うべきです。
⑤技術・研究系職種:融通が利かない
⑤技術・研究系職種:「融通が利かない」を伝える例文
私の弱みは、融通が効かない面があるところです。ゼミでの研究で、仮説と違う結果が出てしまった時、その結果をどうとらえればいいのかわからず、論文の締切を大幅に超過してしまったことがあります。
先輩に「仮説と違っていた、という結論として書けば良い」と教えてもらい、柔軟な思考が欠けていたことに気が付きました。それからは初めから一つの結論を決めつけて取り組むのではなく、結果に対して臨機応変に対応できる考え方を心掛けています。
「締切を超過してしまった」などは数字を使って事実を書くことがおすすめです。また、臨機応変に対応できる考え方をどのように身に付けるのかを具体的に書くと、弱みを克服する説得力が生まれますね。
⑥技術・研究系職種:夢中になると視野がせまくなる
⑥技術・研究系職種:「夢中になると視野がせまくなる」を伝える例文
私の弱みは、夢中になると視野がせまくなる点です。大学時代のバレーボール部では、自分のやりたいポジションで活躍したいと思い、練習に励んでいましたが、なかなかレギュラーを取ることができませんでした。
しかし、「今のポジションが向いていない」というコーチのアドバイスと説得により、大学3年生から違うポジションで試合に出る機会が増え、活躍することも増えてきています。
私はこのことから、周囲の意見に耳を傾けることの重要さを感じ、今後は一つのことに固執し続けるのではなく、もっと柔軟に行動していこうと思っています。
わかりやすい文章です。当初自分なりの考えをもって取り組んだがうまくいかず、助言をもらって別の角度から自分を見直して努力した結果、目標を実現できたことがよくわかり、何を学んだかも明確ですね。
⑦企画系職種:飽きっぽい
⑦企画系職種:「飽きっぽい」を伝える例文
私の弱みは、飽きっぽい面があることです。大学生から新しいことに挑戦してみたいと思い、軽音サークルとスカッシュサークル、バドミントンサークルの3つに入りました。しかし、どれも参加頻度が低い幽霊部員となってしまい、好奇心だけで行動し、すぐに飽きてしまう自分の短所を自覚しました。
興味を持った物事に対し、熱意を持続させることは難しいですが、今後はモチベーションを保って取り組みたいと思っています。そのために、一度始めたことを投げ出さず、しっかり責任を持ってやり遂げられるように、中期目標と長期目標を持つことを意識しています。
情景の描写が具体的なので、どのような問題があるのかがわかりやすいです。
ただ、あまりにも赤裸々に書き過ぎてしまっているためか、あまり良い印象を受けません。仕事を任せて大丈夫かと心配になってしまいます。
目標設定をしてモチベーションを維持することが結論になっているため、序盤は「目標が見つけられずに熱意が続かなかった」くらいの表現に留めておいた方が良いでしょう。
⑧企画系職種:自己主張が強すぎる
⑧企画系職種:「自己主張が強すぎる」を伝える例文
私の弱みは、自己主張が強すぎる点です。大学の文化祭実行委員を務めていましたが、イベントを成功させたいという気持ちが強く、担当である出店部門を超えて、会計や広報部門にも意見を出していました。
一部から「予算や人員などもあるので、こちらの事情も汲んでほしい」と反発があり、私は自分が一方的な意見を押し付けていたことに気が付き、反省しました。
この経験から、自分の意見を主張する時には、相手側の環境や事情を考えることを心掛けるようになりました。志望する企画職でも、チームで働くために協調性が必要だと感じています。より良い成果を出せるよう、弱みを克服していこうと考えています。
自己主張が強いエピソードが詳しく書かれており、わかりやすい例文ですね。より説得力を持たせるためには「心掛ける」を実際に何をするのかを具体的に書くと良いです。そうすることで、協調性もある人材だとわかりますよ。
⑨IT系職種:神経質
⑨IT系職種:「神経質」を伝える例文
私の弱みは神経質な面があるところです。大学の授業でグループ課題に取り組んだ時、発表用の資料のレイアウトや表現に統一性がないことを私が指摘し、細かい点まで修正しました。
内容よりも体裁の修正に時間を取られてしまい、メンバーからも「そこまで完璧な資料じゃなくても良いのではないか?」という意見も出ました。
私はこの経験から、80%クロージングという意識を心掛けるようになりました。仕事をするうえでも、効率や生産性という面も考慮し、指摘をする前に「本当に必要な指摘か?」という思考のワンクッションを置くようにします。
エピソードが具体的で良いですが、この例の場合、問題点は神経質というよりも、目的を見失って細部にこだわってしまう点にあるように思います。
打ち出す弱みは神経質でも良いかもしれませんが、結論を80%クロージングとするなら「細部に囚われず物事の本質や目的に立ち返って考える」と締めくくった方が論点が明確になります。
なお、「神経質」という言葉の印象が強すぎるため、「几帳面」と言い換えても良いでしょう。
⑩IT系職種:理屈っぽい
⑩IT系職種:「理屈っぽい」を伝える例文
私の弱みは、理屈っぽい面があるところです。説明する時、話が長くなってしまう傾向があり、ゼミの論文発表時には、先生に「結論は?」と聞かれてしまうこともありました。
そこで、話を相手に伝えるために、結論を先にすること、理由を述べる時は事前に頭の中で簡潔な文章でまとめるよう工夫して話す練習をしています。仕事でも、相手に話をする時は的確な表現で簡潔に説明できるよう意識していきたいです。
IT系では論理的思考が求められます。簡潔にまとめるときも論理的思考を心掛けていること、的確な表現には論理的思考も含まれていることなども追加すると、もっとアピールになりますよ。
⑪販売・サービス系職種:おせっかい
⑪販売・サービス系職種:「おせっかい」を伝える例文
私の弱みは、おせっかいな面があるところです。テニスサークルの副幹事をしていた時、幹事長と会計係の仲が悪いことに気が付き、二人の仲を深めるために飲み会の席を近くにセッティングしたり、合宿で同じ班を組ませたりしていましたが、結果として周囲の人に余計な気遣いをさせてしまったことがありました。
この場合、人の相性や関係性をよく考えて、そっとしておくことが正解だったと今では思っています。自分が良かれと思って行動したことが、他の人の負担になってしまったり、かえって迷惑がられるということもあると学びました。
私はこの失敗から、今後は相手の立場になり、何を求めているのかを考えてから行動しようと思っています。
周囲に迷惑をかけてしまったことを客観視できたことが詳しく伝わる好印象な例文ですね。また、今後にすべきことも具体的に書かれているため、弱みを克服しようとする前向きな姿勢もアピールできています。
⑫販売・サービス系職種:図々しい
⑫販売・サービス系職種:「図々しい」を伝える例文
私の弱みは図々しい面があるところです。海外留学の経験から、他人に遠慮しない姿勢を身につけたいと思って行動していましたが、ある日友人から「図々しい」と評されたことで自分の態度を見直すようになりました。
確かに、自分の言動を振り返ってみると、人に頼みごとをする時に多くのことをお願いしてしまったり、自分のしたいことだけを主張してしまったりすることがあり、目指す姿と違っていると感じました。
周囲に遠慮をしない姿勢は今後も心掛けていきたいと思いますが、他の人の負担を考えたり、思いやりの気持ちを持つことを忘れないよう注意しています。
どのような図々しさがあるのかわかりやすいですが、この文章だけでは、なぜ他人に遠慮しない姿勢を良しとしているのかの理由が伝わらないため、この姿勢を今後とも貫き通すことの正当性がわかりません。
海外留学の経験はきっかけに過ぎず、遠慮しない姿勢に価値を置く動機があるはずです。このままでは図々しいという評価を受けながらも、確信犯的にそれを問題視しないような印象を与えてしまいます。
積極的な自己主張と配慮や思いやりを両立できる人だと思わせられるよう、自分の主義や価値観に対して丁寧な説明を心掛けるとより良いでしょう。
⑬クリエイティブ職:感情が表に出やすい
⑬クリエイティブ職:「感情が表に出やすい」を伝える例文
私の弱みは、感情が表に出やすい点です。ファーストフード店でアルバイトをしていた時、クレームを受け、不満な表情を隠しきれず顧客をさらに怒らせてしまったことがありました。後から店長に「むっとした感じを顔に出さないこと」と注意を受け、自分の欠点を自覚しました。
ビジネスにおいて、自分の感情を素直に顔に出してしまうと、相手を不快にさせてしまったり、不安に思わせてしまう可能性があると思っています。自分の弱みを自覚し、仕事中はフラットな振る舞いができる社会人になりたいと考えています。
弱みを克服する具体的な方法が書かれていないため、何をするのかを書くとより好印象になりますよ。たとえば、「アルバイトでは相手の立場に立って物事を考え、仕事の仕方を工夫するようになりました」などと伝えると好印象になりますね。
⑭クリエイティブ職:マイペース
⑭クリエイティブ職:「マイペース」を伝える例文
私の弱みはマイペースな面があるところです。パン屋のアルバイトで、朝が弱いという理由で遅番ばかりのシフトを選んでいました。しかし、朝番の仕事の方が忙しく、業務量が多いため、他のアルバイトとのバランスを見てシフトを入れてほしいと店長から伝えられ、自分のことばかり優先していたことを反省しました。
私は、自分の楽なことや都合ばかり優先する癖を改善し、周囲への配慮ができる社会人になりたいと思っています。協調性を持って、周囲と協力しながら仕事をしていきたいです。
よく書けています。店長からの依頼を素直に受け入れ、反省して行動を変えたこともよくわかり、今後の活かし方もしっかり伝わると思います。
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3ステップで企業とのマッチ度の高い弱みを見つけ選考を突破しよう
弱みはなかなか見つけられないと悩む学生が多いものです。しかし、3ステップで一つずつ丁寧に考えていけば、必ず企業に伝えられる弱みが見つかります。
弱み100選や例文14選も参考にしつつ、自分に合う、そして企業とも親和性の高い弱みを探して伝え、選考を突破しましょう。
アドバイザーコメント
小松 茂樹
プロフィールを見る弱みを見つける方法はさまざま! 見方や考え方を工夫してみよう
自分の弱さを認めるのは勇気がいることです。そのため、長所や強みと比べると、自分の弱みはあげにくいかもしれません。
とはいえ、すべての物事には陰と陽、光と影、表と裏があります。要はどちらから捉えるかだけの違いに過ぎないのです。
人の持つどのような特徴も、強みにもなれば弱みにもなります。まずは自分自身を深く洞察し、良くも悪くも自分が持つ特徴を数多く挙げましょう。
自分だけではよくわからない場合は、親や先生、友人などにインタビューをして、他者から見た自分の特徴を教えてもらっても良いでしょう。
アセスメントや診断ツールを使うことも有効です。自分を知る手掛かりとなる情報を数多く集めてください。
そのうえで、応募先の企業の事業内容、経営理念、ビジョンや戦略を調べ、求められる人物像を分析しましょう。そして、人物要件に合致するものは強みとして捉え、大して影響のなさそうなものを弱みとして映すと効果的です。
弱みは誠実に伝え、かつ克服する姿勢を示そう
必ずしも自分の欠点を曝け出すことが目的ではないので、弱みをいくつも並べる必要はありません。
自分の弱みを認めたうえで、それを克服するために努力をしている姿を示せば十分です。強みを多く、弱みをやや少なく出す程度のバランスで良いでしょう。
ただし、表現の工夫をすることはあっても、偽りを述べないこと。あくまでも誠実な姿勢で応募先に臨むことが大切です。
執筆・編集 PORTキャリア編集部
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記事の編集責任者 熊野 公俊 Kumano Masatoshi
3名のアドバイザーがこの記事にコメントしました
中小企業診断士/キャリアコンサルタント
Shigeki Komatsu○営業企画・マーケティング・情報システム・総務・人事・経営企画室など幅広いキャリア経験を持つ。現在はキャリア形成や能力開発に向けた企業研修や個人面談などを提供している
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/産業カウンセラー
Atsuko Hirai〇ITメーカーで25年間人材育成に携わり、述べ1,000人と面談を実施。退職後は職業訓練校、就労支援施設などの勤務を経て、現在はフリーで就職・キャリア相談、研修講師などを務める
プロフィール詳細キャリアコンサルタント/なべけんブログ運営者
Ken Tanabe〇新卒で大手人材会社へ入社し、人材コーディネーターや採用、育成などを担当。その後独立し、現在はカウンセリングや個人メディアによる情報発信など幅広くキャリア支援に携わる
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